『突然の君の訪問。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「突然の君の訪問。」
頼んだ覚えがないのに宅配のお兄さんが映っている。
ああ、ふるさと納税の果物か。季節は移ろうものね。
僕が店長をしているコンビニに
突然の君の訪問
あまりの驚きと混雑の中
お互いに気付いてはいたのに
事務的な対応しか出来なかった僕を
許して欲しい。
でも元気そうな姿をみれたのは嬉しい。
今度はもう少し人の少ないときに
ぜひ、訪ねてきてね。
何年ぶりだろうか
君に会えたのは
あの頃はあんなに会っていたのに
怒られるまで電話していたのに
今では連絡先もわからない
会えなくなってから何があったのかもわからない
でも君がここにいるのなら
あの頃みたいにバカな話も胸がときめく話も
あの頃話した夢の続きも
きっとできる
泣きたいなら抱きしめるよ
やっと会えたのだから
『突然の君の訪問。』
忘れた頃にやってくる。
夢に出てきた君は
幼稚園の時から変わらず噂ばなしを振ってくる。
「〇〇らしいよ」
嬉しそうに僕のところに報告しに来る。
目を覚ました僕は
今までと違い、今見た夢を忘れるために
携帯に手を伸ばした。
インスタで君のプリクラが流れてくる。
それを眺めて、いつのまにか眠りにつく。
そして、目が覚めたら何故か泣いていた。
不意打ちサプラーイズ!
ほど嫌なものは無いのよ
心の準備が無さ過ぎて
喜べた記憶が無い…
(突然の君の訪問。)
**「突然の君の訪問」**
静かな秋の夕暮れ、町外れの小さな家に一人の青年が住んでいた。彼の名は雅人(まさと)。雅人は物静かで、一日のほとんどを書斎で過ごし、執筆や読書に没頭する日々を送っていた。彼の生活は単調で、季節が移ろうことにさえ無関心になっていた。
そんなある日、雅人がいつものように机に向かっていた時、突然、玄関のドアがノックされた。彼は驚きながらも、誰かが訪れることを想像できずにいた。こんな辺鄙な場所に来る人は、めったにいなかったからだ。
雅人がドアを開けると、そこには長い髪を風に揺らしながら立つ女性がいた。彼女の名は彩花(あやか)。雅人の幼馴染だったが、もう何年も音信不通だったため、その姿を見るのは久しぶりのことだった。
「雅人、久しぶりね」と彩花は微笑んだ。
驚きと喜びが交錯する中、雅人は彼女を家に招き入れた。二人はしばらく無言で向き合い、懐かしい思い出が胸の中に蘇ってきた。
「どうして突然ここに?」雅人はようやく口を開いた。
彩花は少し視線を落とし、静かに答えた。「ただ、君に会いたかったの。昔のことを思い出して、もう一度あの頃のように話がしたくなって。」
二人は夕暮れから夜が更けるまで、過去の思い出や、今までの生活、夢や後悔について話し続けた。時が経つにつれて、雅人は忘れていた感情が蘇り、心が少しずつ温かくなるのを感じた。
「君は変わらないね、彩花」と雅人が言った。
「変わってしまったのは、私たちの周りの世界だけかもしれないね」と彩花が答えた。その言葉に、雅人は「諸行無常」の真理を感じた。彼女との再会が、時の流れがもたらす変化を改めて思い起こさせたのだ。
深夜、彩花はふと立ち上がり、帰る時間だと言った。雅人は名残惜しさを感じながらも、彼女を玄関まで見送った。
「またいつか会おうね」と彩花は微笑んで言った。
「そうだね、またいつか」と雅人も答えたが、心の中ではもう会えないのではないかという予感がよぎった。
彩花が去っていった後、雅人は再び書斎に戻った。しかし、今までの単調な生活に戻ることができないことに気づいた。彼女との再会が、彼の心に何かを刻みつけていたのだ。
その後、雅人はしばらく彩花のことを思い続けたが、やがて再び日常に戻り、彼の生活は以前と同じように静かで平穏なものになっていった。ただ、あの日の夜、突然の訪問者が彼の心に残したものは消えることなく、彼の執筆にも影響を与え続けた。
雅人は「諸行無常」の真理を受け入れ、変わりゆく世界の中で、自分自身もまた少しずつ変化していることを理解した。そして、彩花との再会が彼にとって、時間の流れを超えて心に残る大切な瞬間であったことを悟ったのだった。
6月の暑い日の夜。君は突然わたしの部屋にやってきた。それも玄関ではなく窓から。夜になって部屋の明かりを点けたら、開けたままの窓から音も立てずに入ってきたのだ。失礼な訪問をした挙句、いきなりわたしの足を刺すとはご挨拶だね。おかげで病院に行く羽目になったよ。
ところで君は何て名前だったのかな。先生はわたしの赤く腫れた足を見て「蚊ではない。良くない虫に刺されたね」って言っていたけど。明るくして部屋に招いたわたしも悪いね。気を付けるね。
〜 side A 〜
「来ちゃった」
玄関の前で笑うその人は、2年前に別れた元恋人だった。
「来ちゃった、っていうか、来ちゃダメでしょ」
「だって頼れる相手、他にいなかったんだもん」
「また喧嘩したの?」
「まあ、そんなところかな」
その人には、恋人がいた。
別れて1年と半年が経った頃に突然やってきて、僕じゃない新しい恋人との相談をしにやってきた。
その日から、何かあると僕の家に来るようになった。
「それ、飲むなら上がって」
「ありがと」
数本の缶チューハイとおつまみが入ったビニール袋を指すと、部屋に上がって2人で晩酌する。
ここまでが、いつもの流れ。
「そっちは、彼女さんと上手くやってる?」
「まあ、そっちみたいに喧嘩はしてないよ」
「そっか、いいな〜」
開けた缶を見つめて寂しげに笑う君。
新しい恋人が好きで仕方がないのだということは、今までの話を聞けば分かる事だった。
「彼女さんって、どんな人だったっけ?」
「綺麗な人だよ。月、みたいな。皆から大丈夫って思われがちな人なんだけど、本当は守ってあげないといけない人。」
「ベタ惚れじゃん」
どこを見渡しても、恋人がいる痕跡の無い部屋。
必死に作り出したのは君とは正反対の彼女像。
僕に恋人が居ないことは君にバレてはいけなかった。
だから、君に気づかれなくてよかった。
僕は、君の相談をのる名目でしか君に会えないから。
〜 side B 〜
会う理由がなきゃ会えない関係性。
優しい貴方なら、受け入れてくれるという賭け。
ただ、そばに居たいだけだった。
別れて1年経った頃、コンビニで見かけた貴方は綺麗な女の人といた。私とは似ても似つかないその人と話す貴方の顔をみて、私は、会う口実を一生懸命探した。
「私も、喧嘩なんかしたくなかったんだけどな」
それは、私の本音だった。
小さい喧嘩の積み重ね、耐えきれなくなったのは私の方で、我儘すぎるくらい自分勝手な理由だった。
「喧嘩するのだってさ、2人にとっては大切なことだよ」
「ありがとう、彼女さんと幸せになってね。」
心から、貴方が幸せになれますように。
素直な貴方の本音と、嘘つきな私の本音だった。
〜 side C 〜
入社してきた彼を見て、時が止まった気がした。
一目惚れっていうものを、人生で初めて知った。
真面目に仕事をする姿も、笑った時に見える八重歯も、困った時に片方だけ下がる眉毛も好きだった。
だから、髪が短くて小柄な人を見かける度に視線を持っていかれているあなたを見て、大切な人がいることに気がついてしまった。
「大切な人って、どんな子?」
所詮は過去の人、勝てると思った。
でも、私の質問にふわっと優しく笑って、愛しそうな顔をする彼を見て、気づいてしまった。
「太陽みたいな人です。」
「太陽?」
「自分のことは自分で守れるような、強い人なんです。明るくて、ひたむきで、暖かくて、僕が居なくても大丈夫なんだなって、それでも守ってあげたいと思ってました。」
「その人のこと大好きなんだね」
私の想いがいつか消えて、心から応援できるようになった時、私は彼女に会ってみたいとそう思ってしまった。
《突然の君の訪問。》
幻でもここに来てくれたなら
幸せだろうな何を話そう
丸坊主あきらめ半分夏休み
網戸に参上ミヤマクワガタ
♯突然の君の訪問
#17 突然の君の訪問
今日は朝から天気が良かった。
昔飼っていた猫のタマは
こんな日にはいつも縁側でお昼寝してたっけ。
ふと昔飼っていた猫のことを思い出した。
タマは私が小学生の時に
学校の帰り道に捨てられていた。
まだ小さな子猫だったから捨てられた恐怖で
人を見るととても怯えていた。
だから慣れるまではそっとしておいたら
時間とともに甘えてくるようになってきた。
私が縁側で休んでいると
落ちてくる葉を頑張ってキャッチして
私の膝の上に置いては、枕みたいにしてたな。
なんだか懐かしくなり、
久しぶりに縁側でゆっくりしたくなってきた。
すると心地良い暖かい風がふわりと頬を撫でた。
「心地良い……寝ちゃいそう……」
気がつくと日が落ち始めて、空は赤く染まっていた。
「え、やばっ、もしかして寝てた?!」
立ち上がろうとすると、
膝の上に落ち葉が1枚
そっと置かれていることに気がついた。
「そうか、君もここで昼寝をしていたんだね」
しぐれ
突然の君の訪問。
突然の電話 寝惚けて受話器を取れば
信じられない まさか君の声がする
訳もわからず 驚いてるこの耳に
愛しい君が 僕の部屋に来るという
POAROのきみがくる大好き。
突然の君の訪問。
小学生のころ
居留守ごっこというのがあった
みんなで友だちの家に集まったとき
嫌われ者の子を呼び出し
全員で無視をするというものだった
めんどくさいことをするなと当時は思ったが
おかげで居留守というものを知った
私のことを理解してほしいとは思っていない
君は好きなときに行きたいところに行けばいい
扉を開けるかどうかは私の好きにするから
私は田舎育ちだから、幼い頃から
いきなり、近隣住民が来るなんて
日常茶飯事だった…
その手には、新鮮な野菜だったり
旅行に行ったお土産だったりと
「突然の君の訪問」からは
どちらかと言うと恩恵を受けた事が
多かったと思う…
人が来るとお茶とお茶菓子はセットで
庭先や縁側でひとしきり談笑をする
そんな親の姿を見ながら育ったので
いきなりに人が来ても案外とWelcomeで
対応する事が身についている
そして、そのふるまいは娘に伝わり
今は、小学生の孫にまで伝染しつつある
「ばぁば、暑いから早うお茶出しよ」と
普通に言葉が出る…
希薄な世の中だからこそ、人を大切に
するべきだと思う。
突然に訪問者が来たっていいじゃないか
「あの人に会いたい、話したい」と
顔を思い出し会いに来てくれる事は
決して悪い事ではないのだから…
突然の君の訪問
外で会うのは構いません。
遊びに一緒に行きたいです。
でも、自宅だけはだめです。
すごくすごく散らかっているから。
そんな私、見せたくないから。
私だけの秘密。
だから、だめ。
またきっと来るんだろうな。
それはなんとなく分かってた。
今までもそうだったから。
ふらっと距離をとっては、ふらっとまた近寄ってくる。
何を考えているのか、私とどうなりたいのか、良く分からない。
自由気ままに、何事もなかったかのように。
また君はふらっとやってくる。
あぁ、また私は君を忘れられないな。
【突然の君の訪問。】
今日は何かあったのだろうか、車の修理の依頼が沢山入っていた。
社長や、同僚、社員と今日出社しているメンバーで会社の外にまで使用して修理をしていく。
休憩をするタイミングもないし、修理をするために必要な素材の減りも早くて、その点は社長が走り回っている。
このタイミングで体験者がいなくて良かったとは思う。お客さんが少ないよりはいいかもしれないが、これだけひっきりなしに依頼が来ることも珍しい。教えながら対応すると、急いでいるお客さんの迷惑になりかねない。それもクレームの一つだ。
数時間が過ぎ、流石にお客さんの波が落ち着いた頃だった。
「今日はなんなんやー!!」
社長が疲れた声で叫ぶ。他の作業も手が回らないレベルの忙しさだったので、副業持ちのメンバーは各々別の業務に向かい始めた。
色々ある中、彼女と同僚のふたりがお店番をすることになる。
先程と打って変わって、お客さんの足が落ち着きぼんやりしてしまう。
するとシャッターの音が鳴り響き、聞き慣れた声が耳に届く。
「こんばんはー!!」
声の方を見ると、恋人が仕事で使う車で入ってきていた。
「あ、いらっしゃいませ!」
嬉しくて笑顔で迎える。疲労しきっていた身体だったが、大好きな青年が来てくれたのが嬉しくて、疲れが吹き飛んだ気がした。
「任せるね。私、向こうで足りないもの作っているから何かあったら呼んで」
「うん、ありがと」
同僚が気を利かせて、離れた作業台に行った。
振り返って青年と目が合うと、お互いに笑っいあった。
「お疲れ様です。修理は久しぶりですね」
「そうだね、最近は病院でまとめてやることが多かったからさ。専属メカニックさんに見てもらいたくて!」
「任せてください!」
そう伝えると、工具を使って手際よく修理を開始した。
「もう少しで仕事を終わりにしようと思うんだけれど、いつ終わりそう?」
青年は、彼女の近くに歩み寄って、体育座りをしながら声をかける。
彼女は手を動かしながら返事をする。
「あー……今、みんな出ちゃっているから……。ワンオペにさせちゃうので、誰かが戻ったら……」
「あ、そっか。じゃあ、俺。先に帰るね」
「すみません」
「ううん、いいよー」
家でも出来そうな何気ない会話を交わしながら修理を終わらせると、彼女は請求書を用意する。いつものように「お仕事お疲れ様。先に帰ってゆっくりしてください」というメモを添えて渡した。
青年がそれを受け取ると、しっかりとメモまで確認しつつ彼女へ支払いを済ませる。
「ありがとね」
「はい、またウチで」
すれ違いざまに青年から彼女の指に、指を絡めたかと思うと、離れ難いと伝えるようにゆっくり離す。
「残りの時間も頑張ってね」
「はーい、気をつけて帰ってくださいねー!」
青年を見送ったあと、同僚の元に向かう。
突然来てくれた恋人の訪問に元気を貰いながら、残りの時間も頑張ろうと思った。
おわり
百四、突然の君の訪問。
学生の頃、アパートを引っ越す事になった。
不動産屋が、次の人を連れて来た。少し年下の男の子だった。
私は挨拶をして、外に出た。
1週間くらい経って、その子が突然尋ねてきた。
要領を得ないが、どうやら又会って欲しいらしい。
いったい、どういうことだろう。
よく聞いてみると、本棚が良かったと言う。
奥の部屋の窓の前に本棚が2台置いてある。
中には、推理小説がいっぱい。
彼は、推理小説ファンだったのか。
突然の君の訪問。
驚き目を見開いたのと同時に、
ああ、
こんな君の姿を独り占めできて嬉しいな
と思い 鼓動が速くなるのを感じた。
この時ふと 考えてしまった
今君も、私と同じ気持ちだったらな
#9
そのときは突然に訪れる
君のために
努力する日々は凄く楽しいけど
本当に結果が出るのかって
悩んじゃうときもあって
そうやって考えているときも
時は進んでいるのだから
君が
訪問しに来るときも
来るのかな
「突然の君の訪問。」
訪問ってあまり日常で使いませんよね。
なんか恋愛系の書きたかったので
それっぽくしちゃいました︎💕︎
↑
絵文字使ったらなんか文字おかしくなった(笑)
(文字おかしく見えるの)私だけかな...
恋愛って追いかけるのが
楽しいんですよね〜
いざ告白されたら冷めちゃうっていう謎現象。
恋愛って興味深いなあ(笑)
ヤモリがね
沢山いるよのベランダに
中に入って来るのは
遠慮願いたい