『空模様』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
男と別れた。
すぐ手が出るDV野郎だったから清々した。
頬をぶたれたから水をぶっかけてやり返して、目の前で自分のスマホを割ってアイツとの繋がりを断ってやった。早足でアイツから離れていく間、ずっと肋骨が痛かった。
その足で飛び込んだカラオケで、六時間ぶっ通しで一人で歌った。アニソンばっかり延々六時間。声が枯れたけどスッキリした。
お腹が減ったから特大ハニートーストとストロベリーシェイクを頬張った。
カラオケを出ると日が落ちていた。
空の半分が紫で、半分が灰色だった。
空とビルの境目に星が一つ、輝いている。
生暖かい風が吹いた。
駅に着いたら竜巻注意情報が流れていた。
「·····ぷっ」
なんだか急におかしくなって、思わず吹き出した。
天気も、私の情緒もぐちゃぐちゃで、ワケが分からない。
なんとなく家に帰りたくなくて(アイツが待ち伏せしてたら嫌だし)財布を見た。
うん、と頷く。
私はその足で新幹線の切符売り場に向かった。
空はもう真っ黒で、暗い雲の合間に星がチカチカ瞬いていた。
END
「空模様」
空模様
空を表す綺麗な言葉
幽天:冬のうす暗い空模様
茜空:朝焼けや夕焼けに染まる空
朝朗:ほのぼのと空が明るくなるころ
秋高し:空気が澄んで高く感じられる秋空
まだまだたくさんあるらしいが、
1番好きなのは何かと言われると
「黄昏時」だ。
かたわれどきとも言うらしい
自分はこの空を見るためだけに毎日同じ時間に外に出る
上を見ると水色の空が広がっているのに
水平線の方を見るとオレンジ色で
綺麗にグラデーションされている
水色とオレンジは自分の中では真反対のような色だと思うのに
なぜこんなにも綺麗にグラデーションされるのかわからない
知りたいと思うけど知ってしまったら
毎日の楽しみ、習慣がなくなってしまうと思う
人生最後の日にこの真相が知れたらいいと思った
空模様
は変わりやすい
私の心は
もっと、変わりやすい
かも
相手の心は
・・・
😵💫😊😵💫😅
馬鹿みたいに晴れた日に限って、何もかもに苛立ちを覚えて、心の中で悪態をつきまくる。
表情に気遣う気もさらさら起きず、恐らく凶悪な顔をしていたはずだ。
普段、善良なこの私が、こうも攻撃的な気分になる事に自分でも驚き、同時に人間とは怖いもんだな。と思う。
こういう時に他人とトラブルが起きて、全てのタイミングが悪いと事件になったりするんだろう。
心の空模様は大荒れでした。
夕方の空模様は毎日違う顔をしている。
紺碧と真紅のカクテルの時もあれば、
思わず瓶に閉じ込めたくなるような水色やピンク、紫のパステルの時もある。
毎日そんな夕空を眺めると今なら空、飛べるかもって思う。
その時間がとても愛おしい。
時津風が、波止場の小舟を揺らした。
真艫を受けた小舟は、風に誘われるがまま大河の入口へと向かう。
大河の入口までもう間近という時、小舟が止まった。
小舟の先に繋げられた舫綱がミシミシと鈍い音を立て、岸から離すまいとしている。
その光景にどうしようかと迷いながらも、劣化でささくれ立つそれを取り敢えず握ってみる。
舟と風の重さがのった綱が、ギリギリと手に食い込んでいく。
痛みに顔を顰めていると
「もうその網は使い物にならんぜ」
いつの間にか現れた金の妖が、側で笑っている。
妖の長い金の鬣が風に煽られ、周囲に金色を撒き散らす。
「良い風じゃねえか。今なら舟に間に合う。この風にのりゃあ遠くへ行けるだろうよ」
金の妖はそう言うと、緩慢な動作で空を仰いだ。
妖に釣られて空を仰ぎ見ると、どこまでも澄んだ青空が広がっている。
天気上々、吹き抜ける風、良好。
金の妖の言う通り、今が乗り時なのだろう。
そんな事を思いつつ空を見上げ、風に身を任せていると、体の内側が澄んでいくような感覚がする。
「乗りてぇ風ってのはコレじゃねえのか?」
金の妖が笑いながら問いかけてくる。
ああ、どこまでも見透かす妖め。
「…乗りてえ風に、遅れたヤツは」
ポツリと呟くと、
「間抜けってんだ」
金の妖が言葉を引き継ぎ、ニヤリと笑った。
妖が笑むのと同時に、手の中の綱を杭から引き千切る。チクチクと痛む綱を握りしめ、綱の先にある小舟へと向かった。
踝が浸かるほどの浅瀬を小走りで駆ける。
パシャパシャと軽やかな音は次第に消え、重たい水の塊が太ももを叩き、終には腰の高さまで迫る水が行く手を阻む。
前へ進もうとする体を押し留めようとせんばかりに、波のような水が体を襲ってくる。
手から綱が離れ、絶対絶命と思った瞬間。
伸ばした手が小舟の縁を捉えた。
水を含んで重い体を持ち上げ、舟に雪崩込む。
息を整える暇もなく、舟の端へと向かう。
舟の先には、岸を恋しむかのように綱が風に揺れて、川面を叩いている。
濡れ鼠となっていることも忘れて、無我夢中で小舟からソレを取り外した。
もう役に立たないソレは、所々が解れて見窄らしい。河へ向かって思いっきりソレを投げ捨てると、ポチャンと軽い音がした。
劣化した綱は、暫く川面をくるくると漂っていたが、河の渦に巻き込まれ、姿を消していった。
その光景にほっと息をつき前を向くと、
「じゃあな、行ってきやがれ」
金の妖の声が、背後から響いた。
一人を乗せた小舟が、大河へ向かって進んでいく。
天気上々、気分快晴。
前途不明なれど、迷いなし。
吹き抜ける風に、小舟は大河の流れに乗ったのだった。
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空模様
アズールの悩み
アズール視点
あぁ…僕らしくもない…モストロラウンジのシフト表作りでミスなんて…
これも全部あの人のせいだ…
【ある日のこと…】
セ「若様!姫様!!このセベク・ジグボルト、お昼時となりましたので馳せ参じました!」
そう、セベクさんの大声が食堂に響き渡ったのが始まりだった…
ヴ「セベク!声が大きいです!もう少し音量を下げて…」
シ「そうだぞセベク…」
レ「ふふ、2人とも今日もありがとう、今日はどこ座ろうかしら?あとリリアはどこなの?」
マ「あぁ、リリアなら昨日夜遅くまでゲームをしていて仮眠を取ってくるらしい」
ヴ「父様がいない、ということは本日は私が姫様の護衛をさせていただきますね」
セ「む…そうなのか!それなら僕とシルバーは若様の護衛をします!」
あぁ…今日はヴァルツさんが護衛をするのか…
レイアさんには触れるなよ…おっと僕らしくないな
僕も席を取らないと無くなってしまうから早く行こう
レ「あら?アズール?」
「あぁレイアさん!朝ぶりですね…どこも怪我してないようでよかった」
レ「アズールは心配しすぎなのよ、この私よ?怪我なんてするはずないわよ」
「それもそうですねぇ…あ、レイアさん、御髪に糸くずが…」
本当は糸くずなんてついていなかった
「えぇと…ここですね」
僕はレイアさんに近づき、糸くずを取る振りをしながら
ギロッ
背後にいたヴァルツさんを睨んだ
僕だけの許嫁だ、傷つけることは許さない
そう言わんばかりに
ヴ「っ…!」
「はい取れましたよ、レイアさんは身だしなみをこまめにチェックされた方がいいと思います、それでは僕はまだモストロラウンジの仕事が残ってるので…」
レ「えぇ、ありがとうアズール、また放課後に会いましょう、ヴァルツ、私たちも行きましょ?…ってどうしたの?顔色少し悪いわよ?」
ヴ「っ…!す、すみません…!」
マレウスさんは兄だからともかく…ヴァルツさんやセベクさんは僕のレイアさんに近づきすぎだ…大して何も出来ない癖に…
どうやったらあいつらを美しいレイアさんから離すことができるんでしょうね?
そんな事を考えながら午後の授業も過ぎ去って行った…
あ…分かった…!
僕はペンを置いて立ち上がった
モストロラウンジを清掃中のジェイドとフロイドがこちらを向いたけどそんなことは気にしていられない
「ふふ、ふふふ…ついに分かりましたよ…レイアさんを悲しませず他の男からも守り僕だけを見てくれる方法…!」
モブA「結局レイア・ドラコニアどこにいったんだろうな?」
モブB「おいその話はここで話したらいけないだろ?妹を寵愛してたマレウス・ドラコニアがショックを受けて部屋に引きこもったまま出ないくらいなんだから…」
僕は2人の話を聴きながらいつも食べるより少し多く学食のからあげを取る
ふふ、彼女の居場所は僕にしかわからないんですよ?
いつもは晴れなのに、今日の空模様は豪雨に雷の重ねがけだった。理由は僕なのだけれど。
権力者が僕に冷たい。
話しかけても『今忙しいから』、演奏を聴きに来てと誘っても『後じゃダメ?』なんて言ってくる。
どう考えても僕のことを軽んじているような発言にしか思えない。
で、ムカムカイライラしていたらなんか魔法みたいなのが使えるようになっていていた。たぶん、元神様候補の力だ。
「…………演奏者くん!」
若干怒っているのか頬を膨らませながら権力者がやってきた。
「天気、戻して! てか、なんでこんなんにしてんの?」
「……きみが僕のこと軽んじるからだろう」
「…………忙しかったら忙しいって言うでしょ。恋人でもないんだから、すっごい優先する理由もないし」
「じゃあ付き合おう」
「………………は?」
彼女を独占する理由が欲しくて僕はそう言った。
空模様
仕事へ向かう途中、小雨が降っていて
久しぶりに傘をさした。
仕事が終わって外に出ると
雨はやんでいたが
地面がかなり濡れていた。
中に居ると過ぎた空模様を知らない。
癇癪を起こしたような通り雨だったのか
シクシクと長い雨だったのか。
通り過ぎた空模様は
うっすら跡を残し進んで行く。
余談_φ(・_・
娘の心模様。
もうすぐ二学期がはじまる。
私が仕事から帰ってくると
ベッドでぐっすり寝ていた。
机の上は、学校の課題をやろうとしたのか
少ししたのかわからない荒れ具合で
プリントが畳まれて置いてあった。
療養を優先している今、登校や課題は
リハビリ目的とはいえ、良い刺激になるのか
ただの負担になるのかわからない。
わからないから、試してみる。
試してみないと、わからない。
女心と秋の空、なんていうけど。
実際は山の天気くらい荒々しいんだよ。
後ね、言葉の一つ一つ大事にしてっから、適当言われたり、2人でするのを楽しみにしてたこと勝手に1人で取られたりすると胸糞悪いんだわ。
本日の空模様とまんま同じ。
この雨で地が固まるならいいけどさ。
先にこちらが地盤沈下しそうだわ。なんなら土砂崩れ起こすわあほんだら。キレてる理由くらい自分で考えて自分から非を認めて謝れやたこ。
空模様。
今までに見たことがないほど美しく見えた。私のマイナスな気持ちを吸い取ってくれるみたいに心が軽くなった。
生きている動物のマイナスな気持ちの色を吸い取ってみんなが寝ていて、見られてないときに空で混ざって夜の空は黒くなるんだね。
また朝になってみんなと一緒に過ごす時、綺麗な青色の笑顔を見せて、私たちを幸せにしてくれてるんだね!
でも雨の時はどうしても笑顔になれないくらい辛い事があったんだよね。きっと。
だから雨、嫌だなーなんて言わないであげてね。みんなも辛くて、辛くて涙が出ちゃう時、泣くのやめてよ。なんて言われたら悲しいでしょ。
だからいつも笑顔の人がいつも幸せに楽しく過ごしてる様に見えるのは昔に思い出したくないくらい辛い事があったんだよ。辛い時がトラウマなの。いつも笑顔の人が当たり前に笑ってるんじゃ無いのよ。みんなが見てない時に泣いてるの。笑顔じゃ無いの。
テーマ[空模様]
かんかん照りが続く、最近の真夏ぶりにしては、ずいぶんと久しぶりの曇り空だった。
それでも気温は高く、日差しが無い分蒸し暑い。
「やっぱり夏は夏だなぁ」
そうしみじみと暑さを噛み締めながら、冬になればこの暑さもどこか恋しくなるのだろうと、益体もないことを考えるのだった。
作品No.141【2024/08/19 テーマ:空模様】
バスを待つ
空を見たら
虹がかかっていた
朝から見られて
なんだか幸せな気持ちになった
数分後
次第に迫ってくる灰色の雲
バスに乗り込んでしばらくして
雨が降り出した
そのまま
目的地に着くまで
雨は降り続けていた
空模様って
わからないものだな
今日は雨が降っていました。
外に用事がある時の雨は好きになれないです。
だけど,なんの用事もなく家にいる時間
静かな家の中から聴く雨の降る音は
不思議とオレンジや橙色に灯っている火を連想させ
落ち着かせてくれます。
昨日の空模様は
ちょっと灰色で
明日の空模様は
濃い灰色で
明後日の空模様は
きっと青色に虹色だよ
この空、なんだかいつかの私のようで、心が苦しい。
【No. 27 空模様】
空模様。最近、災害が多くて、ほんと気になる空模様。
特に警報が出ている時じゃなくても、仕事の帰り道にみた空の雲の状態やら、少しでも赤い空だと災害が起こるのでは?と、気持ち落ち着かない。
やはり、心が不安定になってる。
空模様と女心なのだ。
空見るだけでなんか気分明るくなるのほんとに不思議。
学校から見える部活終わりの空はほんとに綺麗で、ずっと忘れたくない。
雲の名前とかもっと勉強してみたいなー。空見る度にあれ何雲だ!ってなるの楽しそうだよね笑最近夏らしい空模様でなんか落ち着く。入道雲ってなんかエネルギー感じるんだよなー。
秋晴れ。
小さい頃伯父と伯母と高野山に遊びに行った。
が、ここで私は車酔いを起こした。
いつまでも続く激しいU字カーブ、伯母に借りた携帯で直視する動画、すっからかんの腹…
思い出せば、全部車酔いを引き起こす要因だった。
山頂について、なんとかふらふら震える足で入ったうどん屋さん。
車で酔っていたとはいえ、お腹は空いたので一人前のきつねうどんに食らいつきました。
美味しかった。子供舌にもわかる昆布出汁が、秋が深まり冷え込んだ体に染みた。
後に伯母に聞くと、
「うどんを食わせたら、青白かった顔が一気に戻っていった。」とのこと。空腹とは恐ろしい。
元気になった私はひとしきり観光した。
帰り道、民家で営むカフェがあった。
店主は気の良いおばちゃん。明るい性格の伯母とはすぐ打ち解けて、子供にはよく分からない世間話を延々としていた。時々、こちらにも話を振ったりはしていたが。
わたしはその間、オレンジジュースを飲みながら、ぼーっと、早く帰りたいなぁと思っていた。
が、テラス席から目に入った空が綺麗だった。
今日一日を見守っていた秋晴れ。
車酔いをした私、観光ではしゃぐ私、お土産屋で妹への土産を選ぶ私。その全てを高野山の上から包んでいた秋晴れ。
春でも夏でも冬でもない、秋の晴れが美しい。
【空模様】
窓から見える空は遠くの山に雲がかかっていた
あと数時間もすればここ一体に夕立が降るだろう
テーブルの向こうに座る君はうつ向いたまま
話し合いはいつしか沈黙となり涙雨が振りだした