『空を見上げて心に浮かんだこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
こんなに暑いのに、蝶々は木々の合間をヒラヒラ飛んで、アシナガバチは葉から葉へ我が子に与える為の食料探しに励んでいる。
ジョロウはせっせと巣のメンテナンス中だし、蟻んこは列をつくって皆で何かを運んでいた。
虫は元気だなぁ、と冷房の効いた室内から窓の外を眺めながら、地球って虫の惑星だよなぁ、と、ぼんやり思った。
ふと網戸を見ると、大量の蚊が大変迷惑な出待ちをしている。
だがしかし蚊、テメェはダメだ。 去ね。
網戸に向かって殺虫剤をプシューと盛大に吹きかけた。
テーマ「空を見上げて心に浮かんだこと」
この世界はどこにいても空は繋がってるとよく聞く。
でも繋がっている先に同じ景色は見えない。
みんな見る景色は違うのだ。
それは人生の目標、将来の夢全てが違う。
追い込むことも大事だが周りをみてごらん。
空に手は届かなくても周りを見れば素晴らしい景色は広がってるさ。
「ねぇ、人は死んだら星になるんだって」
「そうか、それは寂しいな」
「え、なんで、キラキラしてきれいじゃん!」
「ここからだと近くに見える星も、宇宙ではめちゃくちゃ離れてるんだよ。孤独で仕方ないだろうな」
「ふふ、私がもし星になったら昼も夜も君のこと、見ててあげるよ」
……ねぇ、君は本当に見てくれているの?ちっぽけな僕を見つけられたの?
/「空を見上げて心に浮かんだこと」
この世界は広くて自由で案外素敵
『空を見上げて心に浮かんだこと』
虹のはじまりを追いかけた
ふわふわの雲はどんなあじ
背伸びをしたら届きそうな
水色はいつも心の中にある
ずっと大切に持つんだよと
ボクに囁いたのは誰だっけ
泣きたくなるような空の色
雲と混ざり合って化学反応
幾つもの色が大人へ導いた
ボクらは小さな存在でなく
あの広い空と同じ色を持つ
キミを見て思い出したんだ
『空を見上げて心に浮かんだこと』
#空を見上げて心に浮かんだこと
幼い頃、空に浮かぶ雲は誰かが描いたものだと思っていた。
自分よりも何倍も大きな大きな人が、大きな画用紙いっぱいに青い絵の具を垂らして、白い絵の具で雲を描く。
そして、描き上がったら空に画用紙を広げる。
でも、自分からそんな場面は見えなかったから、きっとお空の上でそういうお仕事をしている人が居るのだと思っていた。
それを今日の青空を見て思い出した。
あの時は純粋だったな。
大人になって、要らない知識も増えた自分ではもう考えられないその思考に、あの時の純粋さが眩しくて、少し寂しくなった。
夕方なのに空が明るい。
殺人級の日差しに蒸されながら何となく働いて、定時上がりの解放感と少しの気だるさを持って何となく電車に揺られて家まで歩く。
そんな夏日にふと気がついたのだ。
同時に、空というものが視界いっぱいに飛び込んでくることにも気がついた。
空は広い。空は世界中で繋がっている。
至極当たり前な言葉を、視覚で、肌で感じた。
途端に怖くなってきた。
空の広大さがちっぽけな私を飲み込んでしまうんじゃないか。
空が明るい時間が長くなってきた。
このまま夜が来なかったらどうなってしまうんだろう。
テーマ【空を見上げて心に浮かんだこと】
空を見上げるとさっきまで色々考えていたのにそれがスーと消えて嫌なことも悲しかったことも全て消えて楽になった。
空を見上げるのもたまにはいいかもしれない。
もう連休も残り1日…
夜更かしも今夜で終わり…
明日は火曜日の準備をしなければ…
最近お疲れ気味で
まったりしたいけれど
家族と居ると
なかなかそうもいかないよね
そんな
アンニュイな気分
油にまみれて育ててくれた
あなたの笑顔です
あなたの笑顔を思うと
優しくなります
あなたは
何時もこわい顔して
仕事していたのに
思い出すのは笑顔…
晴れ渡る空にも
月明かりが素敵な夜にも
空を見上げて
あなたの笑顔を思う
混迷の世でも
来る明日が少し堪えがたくても
あなたが残した笑顔は
どんな日でも
どんな夜にも
希望を見て
明日に幸せを…
そう思えるよ
ありがとう
またこの時季に…
会いましょう
いや…
何時も見守ってくれて
親父ありがとう
東北の雨が早く終息しますように!
「隕石とか降ってこないかなー」
ふと空を見上げてそんなことを呟く。
もし隕石が降ってきたら、天変地異が起こったら、学校に行かなくても済むのに。
でも空は嘘みたいに真っ青で、雲ひとつなくて。
あーあ。今日も普通の一日になりそうだなー。
大きな大きなため息を一つ吐いて、私は一歩を踏み出した。
目を閉じた
すると音が鮮明に聞こえ始める
川のせせらぎ
風の揺らぎ
木々の葉
蝉の声
遠くで聞こえるは飛行機の音
様々な音が心地良い音楽となり
鼓膜を揺らす
目を開け
僕は飛び石の上でステップを踏んだ
『空を見上げて心に浮かんだこと』より
空を見上げた時、
心にはあなたの顔が浮かぶ。
あなたは親友のような人。
僕が小さい時からずっと遊んでくれて、
僕が来るのを首を長くしていつも待っててくれる。
いつもそのシワシワの手で頭を撫でられるのが嬉しかった。
いつの間にかあなたの背を抜いていた。
だんだん、弱々しくなっていくあなたを見るのが辛くて、
仕事を言い訳に会いに行くのをやめた。
仕事の休憩中1本の電話。
母からだった。
嫌な予感がした。
『ばあちゃんが亡くなった。』
そう言われた時、悲しかった。
でも、辛い時もずっと笑ってたあなたを思い出して、
僕も笑った。
一緒に見た空、雲。
今でも空を見るとあなたを思い出す。
【空を見上げて心に浮かんだこと】
#82
「はぁ〜好きぃ〜〜……」
「また、隣のクラスの子か?懲りねぇなお前も」
呆れる俺にまたじゃないもんとこいつは不貞腐れたように言った。3ヶ月前、こいつは好きな人が出来た。隣のクラスにいる女だ。パッと見地味で根暗そうだがこいつにはそれが良いらしい。
隣のクラスの子を好きになってからこいつはどこかちょっとおかしい。女好きだったこいつは女遊びをやめ、サボり常習犯だったのが真面目に授業を受け出す。
「でもな。何も無い空に向かって好きぃ〜〜なんて言ってもよ。友人としてかなり引くわ」
「え〜?だってさぁ〜ふふふ……あの空、まるであの子の瞳みたいで澄んでて綺麗なんだよ!」
それを心から思っていても言うな。
ニヤニヤくふふと笑うこいつに俺は鳥肌を立てながらも教室の窓から空を覗いた。空は雲ひとつ無い青空。風流だとか美だとかを大事にしているやつはこれを「綺麗」だと、「美しい」だというのだろうが、俺にはいつも通りの普通の空にしか見えない。
「はぁ〜〜〜〜〜……早く放課後になってさ。」
「……おう。」
「あの子に会って、告白して、そしてデートして……結婚もしたいな……」
「……それを心から思っていても言うな。」
俺は先程口にしていなかったことを遂に言った。
それに。
「まだお前、あの子と1度も話せてないって自分で言ってただろ。」
気が早いんだよ。コイツ。
ここにいるのは美大受験を目指している高校生や浪人生だ。美大の実技試験を乗り越えるために練習を重ねる。
「今日は空を見上げて心に浮かんだこと、浮かんだ光景を描いてみましょう。なんでも構いません。好きなように描いてください」
絵に正解はない。それでも、受験に合格する絵というのは決まっている。どんなお題を出されても私たちは合格する絵というものを探す。
狭い部屋には絵の具の匂いがこもっている。とりあえず、なにも考えず絵の具をパレットに出していく。まだどんな光景を浮かんでいなかったが、とにかくなにかを描かなければならない。
紫を伸ばす。ピンク、藍色とグラデーションの背景を描いてく。流れる川とその上の橋を走る電車。川沿いには学校帰りであろう男女が立っている。
実にありきたりなものを描いてしまった。これでは講師から良い評価は得られない。それでも私にとっては大切な景色だった。
美大受験を目指すと決めてから、彼氏と会う頻度が減った。そのうち愛想尽かされて別れることになるだろうとは思っていた。案の定その時はやってきて、別れ話をしたのがこの河川敷だ。
お互いの夢を目指すことを決意して、円満な別れ方をした。その時に大学進学後、お互いにまだ好きだったらもう一度付き合おうと約束をした。そんな思い出のある河川敷。
ありきたりな絵になってしまったが、講師にどんな文句も言わせたくなかった。詰め込めるだけの技術を詰め込んで完成したその絵は今までで一番の傑作だった。この絵をあの人に見せるつもりはない。それでも、同じ景色をあの人も思い浮かべていたらと願った。
『空を見上げて心に浮かんだこと』
今雨降ったら洗濯物終わるな。びっしょびしょになるな。やべーなあ。以上。
雨空を見上げて
卒業式の日は雨が降っていた。
空が泣いていて、
私も泣いていた。
悲しかった。
貴方とわかれてしまうことが、
もう、会えなくなることが。
辛かった。
――
雨の日は空を見上げる。
あの日のことを思い出すために。
たしかに悲しいし辛い。
だけど、忘れちゃいけない。
忘れた時が本当の別れになってしまいそうだから。
空を見上げて心に浮かんだこと
普遍
晴れててよかった
夏でよかった
春でもよかった
雨でもよかった
なんでもよかった
今は今
※空を見上げて心に浮かんだこと
楽しい日も
悲しい日も
辛い日も
空には関係ない。
朝日が登って
雲が動いて
雨が降って
時々虹がかかって
太陽が沈んだら
月と星が輝く。
わたしの
感情なんて
存在なんて
こんなに
ちっぽけなんだなぁ。
#空を見上げて心に浮かんだこと
なんでこんなに、駄目なんだろうなあ
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空を見上げて心に浮かんだこと