『空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
・空が泣く
よく、アニメやドラマで悲しいことがあると
雨が降ることがありますよね
それは、空の涙なのか……
あるいは……
「空が泣く」
空が泣く…。
たぶん、雨が降る的な意味なんだろうか?
初めて見た表現かも。
もし雨が降るという意味合いなら、素敵だな。
好きかも。
《感情とリンクする空》
(刀剣乱舞/乱藤四郎)
その日、乱藤四郎はとにかくツイていなかった。
馬当番では馬に髪を食べられ、昼餉は苦手な物が出て、
気分転換に万屋に足を運んだが、欲しかった品が売り切れ、挙句帰り道は雨が降っていた。
「今日は上手くいかないなぁ〜.....」
嘆く乱の気持ちは、まさしく今の天気と同じく泣きそうだった。
「空も泣いてるのかなぁ.....」
乱は、燻る気持ちを吐露しながら雨が止むのを待つことにしていた。
暫くすると万屋街を繋ぐゲートに見慣れた人影が現れた。
「いち兄!?」
「乱が1人で万屋に行ったと聞いてね。傘も持たなかっただろうから迎えに来たよ」
それは粟田口兄弟の長兄・一期一振だった。
乱は大好きな兄の姿を見ると、先程までの心の曇りがすぐに無くなった。
「いち兄を独り占め〜!」
「こらこら。ちゃんと傘を差さないと濡れてしまうよ」
「はーい♪」
空は涙を流すように雨が降っている。
けれども涙と同じなら、いつか笑うように晴れるために流す涙と思えば、雨も悪くは無いと思えた。
無気力だ。
やりたいことがなくなった。
生きることが辛いのならやめてしまえ
火の不始末を起こさないコツは
火を使わないことだ
空が泣く、そんな事あるかな。あんなにいつもニコニコ笑顔で眩しいのに。 でも空にも気持ちが曇ったり泣いちゃう時もあるみたい。私も悲しくて泣いちゃう時もある。きっと空にもあるよそんな日がね。
空が無く、どんな事が起こるかな。ほんとの空は青くて白い雲で眩しいのに。でも空の青は冷静だったり悲しみって意味もあるみたい。でも誠実、自由、そんな意味もある。きっと空を見て貴方の人生は貴方の自由って事を伝えてくれてるのかもね。
今、辛いかもしれないし、楽しいかもしれないけど絶対言えるのは自分は、自分にしか分からないことだらけだから自分を1番信用して限度守って自由に生きてね。って事を
冷たい雫で頬に尽き。その雫は静かに地面へと落ちた。周りの人々が傘を差し歩道を渡り、車は道路に出来た水溜まりな水を跳ねながら雨の中移動をする。ただ1人、私はその場に止まったままだった。私は普段嫌いな雨に感謝した。そして同時に天気は私の気持ちを表してくれるのだと…愛する人をなくした私。そんな私の涙を表すかの様に、共に空がなく
お題 空がなく
今にも泣き出しそうな空の下で、貴女はにこにこと笑ってご伴侶と歩いていました。傘を片手に持ち、もう片方の手はご伴侶と仲良く繋いで、幸せそうに歩いていました。
そんな日が何度もあったことを、俺はよく覚えています。
いつか貴女のご伴侶が亡くなった後で、貴女は空を見上げて思い出すことでしょう。
こんな空の下で、確かに私はあの人と幸福に歩いていた、と。
#空が泣く
母が死んだ。
母は自然をこよなく愛す人だった。
自然に触れ自然のことをいつも気にかける。
周りからは変人がられることも少なくなかった。
自然の中にいる母は、娘の私から見ても美しかった。
そんな母が、今亡くなった。
そして、最悪なことに外は雨だ。
いや、きっと自然をこよなく愛した女はきっとそれと同じぐらい自然に愛されていたのだろう。
だって、今日の雨は少ししょっぱい気がしたから。
テーマ「空が泣く」
わたしがないてるんじゃないよ
そらがくらいの
ただ、それだけよ
その日。
全世界に向けて魔王から、「逆鬼根絶」が宣言された。
「逆鬼?」
「イカれた鬼だよ、根絶か…まあそれが安全なんじゃね」
「120万匹くらいいるらしいけど…」
「魔王が動くんだ、まあ絶滅じゃねえの」
「鬼の権利って認める方向だったよね?急になにがあったんだろ…?」
その宣言は少なからず、世界中の人々を動揺させた。
そしてその宣言はもちろん、私達の耳にも伝わってきた。
「逆鬼…根絶?」
「え、僕…」
ヨアは、逆鬼の証拠であるグラデーションの角に不安そうに触れながら、号外記事を見つめた。
「…っ駄目だよ、殺させない」
「ニュー」
「だって、そうじゃん!私達頑張って共生の道を探してるのにこんなのってない」
グッ、と息を飲む。
「魔王だって…いい人だって聞いたよ、きっと分かってもらえる」
「そう…だよね、そうだといいな」
いつの間にか暗雲が空を覆っていた。
灰色の雲に混じって、ほとんど見えない夕日の光が反射した赤い雲が空を下げている。
生ぬるい化物の吐息のような風が私達を舐めて息が詰まる。
心臓がバクバク音を立てだして、それに共鳴するように遠い空からザアァァァという音が近づいて来た。
空が泣く
5歳になったばかりの、孫との会話が楽しい。
何で?や、どうして?の質問も沢山してくる。その度に、少し立ち止まって一緒に考えたり、会話の中で自分なりの答えを導きだしている様子だ。
最近の気候変動で突然の雷雨の日に、二人で雨宿りをしていた。
雷が鳴って、怖いと顔を歪めた小春は、「すごい音だね〜怖いよ小春。でも何でこんな大きな音がするんだろう…お空が怒っているのかな…。」
続けて雨が降ってきたら、「お空が泣いているんじゃない?」と無邪気な発想で私を癒してくれる。
「そうだね、お空が泣いているんだね。」と私も答える。
「どうして、お空が泣くんだろう…。あ!ケンカしちゃったからかな。」
「そうだね、大ゲンカしちゃったのかもね。」
ゲリラ豪雨で道行く人達は皆大変そうだ。
雨宿りをしながら、こんな長閑な会話をしているのが不思議な程だ。
子供の力って偉大だなぁ。とつくづく思う。
明日の天気予報は晴れマーク。小さな天使からどんな言葉が飛び出すやら…と想像したら笑みがこぼれた。
こうして私の目尻の皺は増えていく。
泣きたいのは私の方だよ
君が泣いたって私の悲しみは減らないんだから
だけどね
洗い流すことはできるかも
あなたの涙に私を重ねて
一緒に泣くの
そうしたら少しはマシになるかもね…
あーあ こんな予定じゃなかったのに
人生思い通りになんていかないんだなぁ
大空よ 大粒の涙を
私に浴びせてください
諦めるための涙を 私に
空が泣く
まるで僕の気持ちを代弁しているかのようだ
どんよりとした空からひと粒、ふた粒
それはあっという間に大降りになって
僕の全身を、周りの景色を濡らしていく
僕はあんまり感情が昂ぶるタイプじゃないから
こんな時にどうすればいいかわからなくて
泣こうにも涙が出てこなかった
だからこの天気は、ありがたかった
雨よ、どこまでも僕を濡らしておくれ
愚かな僕のために
僕のせいで悲しい思いをしたあの人のために
僕の代わりに、あの人の代わりに
その感情を全て僕にぶつけておくれ
泣く空に投げた指輪
雨粒となって河床の宝となりゆく
空の涙が雨ならば
最近の雨は何なのだろう
しとしと降る泣き方も
ポツポツ降る泣き方も
バラバラ降る泣き方も
ザーッと降る泣き方も
サーッと過ぎる泣き方も
雷雨ともなれば大泣きだろうか
ただの、人の身には計り知れないものなのか
でも、私は雨が好きなのです
あなた(空)が泣いていることが好きなのではなく
あなた(空)の泣いたそのあとの
水に映える新緑の
水をたたえる紫陽花の
水のしたたる紅葉の
水面に映るその空の
その、さまがとても好きなのです
雲の切れ間より覗く空も
陽の向かい虹が立つその空も
雲が散り月を現すその空も
その、さまもとても好きなのです
だから私は雨が好き
…でもどうか、豪雨ばかりはご容赦くださいね
#空が泣く
「いつまで泣いてんだこのくそナードがぁッ!! もう一週間だぞ!! 一週間!! テメェがウダウダ泣いてるせいでこっちは買い物ひとつ満足にできねぇ、わかってんのか!?!??? そうやって他人様の迷惑も考えず自分のことばっかり!! 世界でいちばん可哀想です、って顔しやがって!! だからテメェはくそナードなんだよ!! 聞いてんのか、え!?!???」
「うん、落ち着いて。梅雨に対してそんなにブチギレないで。空に向かって大声でキレ散らかしてるのハタから見たらだいぶ狂人だから。なんなら僕までヤバい目で見られてるのちょっといたたまれなすぎるから」
「だってぇ〜〜。今週ずっと雨ですよ。せっかく先輩と遊園地行く予定だったのにぃ。雨のせいで全然デートできない……。泣きたいのはこっちですよ」
「……じゃあ、うちで一緒に映画見ない? 僕そういうの詳しくないからオススメ教えてよ」
「……! せんぱぁ〜い!! しゅき!!」
20240916.NO.53「空が泣く」
「空が泣く」
空、泣かないで。泣かなくても大丈夫。泣いたらせっかくの可愛いお顔が台なしだよ。でも僕からしたら、泣いてる空の顔も可愛いよ。これからが不安だよね……でも大丈夫僕もここから空のこと見てるから安心してね。大好きだよ……
#空が泣く
雨が本格的に降り始めた
家から適当に持ってきた折りたたみ傘が役に立った
「くらい」
小学生ぐらいの女の子が
母親の手を握って言った
「くらい、くらい」
2人は歩きながらそう言っていた
確かに周りは暗かった
なんだかこっちまで気分が重だるくなってくる
「はぁ…」
思わずため息を吐いた
すると先頭を歩いていた女の子が駆け寄ってきて言った
「くらい、だめ」
すかさず母親がやってきた
「ごめんなさい」
どうやら外国人の方のようだ
一生懸命、日本語を話そうとしていた
「Ok!Thank you.」
あまり英語が得意でなかった私は
精一杯の言葉で取り繕った
すると彼女は安堵の表情で頭を下げて去っていった
女の子はちらりと振り返り笑った
2人が去った後、私は思った
もしかして、あの子が言っていたのは
『暗い』じゃなくて『Cry』だったのではないかと
ふと空を見上げる
暗い空は少しだけ、笑っているような気がした
#空が泣く
街の色が変わる
風の色が変わる
空の色が変わる
僕の世界が変わる
知らぬ間に
気づかぬうちに
あんなに熱かった全てが
あんなに煌めいた時間が
なぜだろう
何を見失ったのだろう
ちぎれてゆく雲が
薄く広がってゆく
泣けもしない
追いかけることもできない
僕を憐れむのか…
今にも泣き出しそうな空が
僕を包む
【僕の代わりに空が泣く】
好きだった
本当に好きだった
君と並んで
ふたりでこの道を歩いていけたなら
それ以上の幸せなんてなかった
心が悲しみに染まりすぎて
涙もろいはずの僕の目からは
涙は一滴も流れなかった
その日は
まるで僕のことを見通してたかのように
天気予報の雨が的中した
悲しくてたまらないはずなのに
僕はまったく泣けなかった
そんな僕の代わりに
激しい音を立てて空が泣いていた
恋愛詩人よしのぶ
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