【僕の代わりに空が泣く】
好きだった
本当に好きだった
君と並んで
ふたりでこの道を歩いていけたなら
それ以上の幸せなんてなかった
心が悲しみに染まりすぎて
涙もろいはずの僕の目からは
涙は一滴も流れなかった
その日は
まるで僕のことを見通してたかのように
天気予報の雨が的中した
悲しくてたまらないはずなのに
僕はまったく泣けなかった
そんな僕の代わりに
激しい音を立てて空が泣いていた
恋愛詩人よしのぶ
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9/16/2024, 11:43:49 AM