空が泣く』の作文集

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空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/17/2023, 8:59:12 AM

【空が泣く】
 泣き方を知らない君の代わりに空が泣いている。ぼんやりそう思った時、ぎこちなく目元に触れられた。
「なんで君が泣くの」
「泣いてないよ」
「…そう」
 反論すると君はそれ以上言及せずに、ただこちらの前髪を撫でつけた。不慣れだが愛情深いその手つきに胸が軋む。ごめんねと、呟きを聞いた気がした。

9/17/2023, 8:49:05 AM

〘空が泣く〙
泣いてくれ泣いてくれるな我儘で自業自得はわかっちゃいるが

9/17/2023, 8:39:20 AM

妄想昔話 1話 (狐の嫁入り2)

時は1459年(長禄3年)
いまの宮崎県にある小さな村の話

この村では
嫁入りは夕刻に行われ
提灯を持った人たちが列を連なり
嫁ぎ先に向かったそうです。

小さな村なので誰が結婚するか
みんな知っていましたが
誰も結婚する予定のない日なのに
行列の灯が見えることがありました。

そしてこの灯が見えるときは
雲一つない空なのに
突然雨が降るという不可解な現象が
起こったのです。

この灯を村の人々は
狐が嫁入りの最中に灯す
狐火によるもので
天津神が不吉なことが起こるのを
雨を降らせることで
お知らせになるのだと考えました。

"空泣き"だとか"狐の嫁入り"と言って
恐怖の対象として語り継がれていたのです。

村の一部の人間は
不吉な存在である狐を恐れ
いじめたり殺す者もおりました。

人間と狐族の関係は冷え切っていたのです。


次のテーマにつづく
"空が泣く"

9/17/2023, 8:32:51 AM

空が泣く


君は何でも「いいよいいよ」って許す人

「空のように広い心」を持ってる優しい人

ってよく言われてるけれど

それは「許し」じゃなくて「諦め」だって

僕は知ってる。

だから君だって、泣くことくらいあるよね。

9/17/2023, 8:31:29 AM

【空が泣く】

どんよりと重い空気
辺りは暗くなり 生暖かい風が吹き抜けて行く

飽和しているのは明らか
なのに事態は中々変わらない

吐き出してしまえば良いのに
ホラ 一緒に泣いてあげるよ
手を伸ばし 優しく促す

雫が頬を伝うと同時に
君も ポツリと水滴を漏らし始めた

9/17/2023, 8:22:24 AM

空が泣くと、あいつを思い出す

幸せな日々をありがとう、と
あいつは天国で笑っている


「空が泣く」

9/17/2023, 8:03:17 AM

太古の彼方から 
慈しみ 包まれた想いは
忘れ去られ 
大地から 
立ち昇る毒に 蝕まれ
嘆きの雫が 
降り注ぐ


         ―「空が泣く」―

9/17/2023, 7:59:56 AM

お題
『 空が泣く 』





『ねぇ、』



「ん?」



曇り空が広がる空を見つめながら親友は話す




『雲ってさぁ、感情あるのかなぁ?』



哲学的なことを私に問いかける


「さぁ、?でもなんで??」



さぁ、とか言いながら少し気になる


『だって、雲って泣くじゃん』


「あー、」



確かに、と思った
続けて私は言う


「でもさ、それって雲じゃなくて空の感情じゃない?」

「今の曇り空もきっと空の感情を表しているんだよ」



『確かに!太陽も月も空にあるもんね!』



こんな話の答えは自分自身しか知らない


本当に物や空にも感情があるのなら


ひとりの生き物として見守ってみたい

9/17/2023, 7:43:58 AM

【空が泣く】


神様のところで雨を降らすのが、今の仕事。その前のことはよく分からない。気づいたら雲の上にいた。
「雨、降らしてみる?」
神様に聞かれて、ジョウロを渡された。
(これでまけばいいの?)
雲の上からは色んなものが見えた。
「いい人がいたら、教えてね」
神様はそう言ったけど、それ以上は教えてくれない。だからどうやって探すのか、「いい人」がどんな人なのか、探してどうするのか分かんなかった。でもどうも、「いい人」が見つかったら、雲の上にはいられなくなるらしかった。
(ずっとこのままじゃダメかな)
神様のお手伝いで、雨を降らせる。気楽で、結構自分向きかもと思っていたのに、さよならしなきゃならないのは、残念だった。だから、そんなに熱心に探してたわけじゃない。でも、「いい人」は見つかった。ずっと呼ばれていたような、不思議な感じだった。
「神様、いい人、見つけた」
報告すると神様は、「ああ、よかったね」と、にっこり笑った。
「そうだ。ジョウロ、持っていってもいい?」
「まだまだ使うからね、置いていって」
「また、誰かが来るの?」
頷いた神様がじっとこちらを見る。
「行ってらっしゃい」

9/17/2023, 7:22:45 AM

赤い星のクリスマスツリー


僕がコネチカットの住宅街で生まれた年、一つの超大国が15の共和国に分裂して、崩壊した。クリスマスは悲しい日だったのさ。だけど、家族のみんなはクリスマスの日、つまりキリストの誕生日に生まれた僕を『神聖な子ども』としてそれはもう素敵な名前をつけてくれたよ。

「もう共産主義は終わりだ!」とゴルバチョフが嘆いて、ソ連最高会議幹部所を立ち去ったかどうかは定かじゃない。でも、ほとんどのアメリカ人や自由主義経済の国民は「ああ、ようやく冷戦が終わったんだな」と胸を撫で下ろして、クリスマスを祝ったことだろう。

だけど、僕が10歳になった九月のことさ。コネチカットのすぐ近くのニューヨークで、二つのビルにハイジャックされた飛行機が突っ込んだ。父さんも母さんも「パールハーバーだ、世界戦争だ」とブラウン管テレビの画面の中で炎上する二つのビルを観て叫んでいた。

それから、今度はテロとの戦いの時代が始まったことは、言うまでもない。アメリカには、常に『敵』がいて、なんだかんだ常に戦争してる。それで僕はどうしたかって。大学を中退した後海兵隊に入隊してイラクへ向かった。そこでタリバンと戦ったよ。フロリダ出身のマイクとは戦友になった。彼、いいヤツだった。だけど、胸に赤い星のバッジをつけたタリバン兵士にAKライフルで射殺されてしまった。

そんなことがあって、僕はもう赤い星がトラウマになっちまった。帰国の許可が降りたので、またコネチカットの自宅に戻ったけど、戦争後遺症というヤツさ。夜中に叫んだりして家族を困らせたから、ニューヨークに独り暮らしすることになった。

ああ、そうだ。赤い星についてだけど、あれ、共産主義のシンボルなんだってさ。ニューヨークの昔ながらの住宅街はクリスマスの飾り付けで忙しそうにしてたけど、そういや僕が借りている家の近所のクリスマスツリーのてっぺんの星が赤色だったな。
なんで金や黄じゃなくて赤にしたんだろうな。ソ連崩壊を皮肉ったのかもしれないし、飾り付けたヤツがただ無神経なだけだったのかもしれない。

僕はそのクリスマスツリーが不愉快で仕方ない。

9/17/2023, 7:05:28 AM

消えない傷がある。
 心を抉ったいくつもの言葉がある。
 帰る家がある。
 普通の生活がある。
 ないものねだりである。
 取り戻せない過去がある。

 後悔してももう遅い。
 ズタズタになった家族の絆はもうもとには戻らない。
 
 目の前で、幸せそうに話す父子。

 うちの父親は、こんなふうには言わないのに。
 ……というのを母親に言ったら、また罵られるのだろうな。



 もし何かが違っていたら。




 こんな未来もあったんじゃないか?

9/17/2023, 6:56:20 AM

空から降り注ぐ土砂降りの雨は、今朝からずっと止まないままだ。

 悲しみをずっと内に抱えながら、とうとう耐えきれずに泣き出してしまったかのような、その激しく打ち付ける雨粒を、僕は窓辺からそっと眺めていた。

 僕の代わりに泣いてくれているのだろうか。

 そう思ってしまうほどに強く耳に響く雨音に、僕は何だかつられて泣いてしまいそうだった。



【空が泣く】

9/17/2023, 6:34:43 AM

晴れているのが一番


けれど

曇り 土砂降り 嵐 雷 吹雪

どんなに荒れていたとしても


心を閉ざすより 見せて欲しい


貴方がくれた言葉

9/17/2023, 6:34:21 AM

※数日間書いてなかったので、色々短めアラカルトをお楽しみ下さい。


カレンダーをめくる度に楽しみになる。

もうすぐお父さんが帰ってくる。

年に1度、この1週間だけ帰ってくるんだ。

早く会いたいなぁ。


そう思っていた、あの日。

僕は純粋だったんだ。

大人の事情も知らないで。

自分勝手なことばかり思って。

そんな僕もいつか家庭を持つのだろうか。

ふと見た夕焼けが目に染みた。


■テーマ:カレンダー


・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

あの日の初恋なんかと比べ物にならなかった。

こんなに激しい恋があるなんて。

あぁ、貴方が既婚者でなければ、なんて。

こんなこと思うなんて思ってもなかった。

あぁ、貴方を攫いたい、なんて。

そんなこと思うなんて思ってもなかった。

今日も私の葛藤が脳裏で行われる。

どの道でも報われない恋とは知りながら。


■テーマ:本気の恋


・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

僕はこの町で1番高い場所に行った。

公園の上の方。

実は僕は家出をした。

両親がうざくて。将来が嫌すぎて。

今思えば、とても子どもだった。

でもこの家出は良い経験になったかもしれない。

夜明け前の青っぽいオレンジっぽい空の下。

僕は確かに生きているんだ。


■テーマ:夜明け前


・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

命が燃え尽きるまで、やりたいことをやる。

だから、私は今の職業よりも
楽しくて自由な職に就く!

そして、趣味を存分に楽しむ!!

1度きりの人生なんだから!!!


■テーマ:命が燃え尽きるまで


・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

君からのLINEを待ってる。

ずっと未読スルーだけど。

でもいつか来てくれるって信じている。

誰に何を言われようが。

例え、目の前に君の遺影が飾っていても。

僕はずっと、君からのLINEを待ってる。


■テーマ:君からのLINE


・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

空は透き通っているのに、空が泣いた。

空が泣いたのはほんの一瞬だった。

そのあとの虹のかかった空は綺麗だった。


■テーマ:空が泣く

9/17/2023, 6:29:53 AM

空が泣く…?
あまり聞いたことない
空が泣くってことは
天気が悪く曇りになるのか
   雨が降るのか
   雷が鳴るのか
意味的にいっぱいと考えちゃう
他になんかあるのかな?

空が泣く

9/17/2023, 6:12:08 AM

空が泣く


今にも雨が降ってきそうな空。
空が泣きそう。

そんなある時、毎日の気分は空模様に左右されることが多いと気づきました。最近、年齢と共にますますそうだと思います。

そして、自分で不機嫌な顔をしているのは、周りまで陰気にしていて、辞めたいと思うようになりました。


空が泣いてても、それに左右されない自分を目指したいと思うこの頃です!

9/17/2023, 6:11:18 AM

〜空が泣く〜
空が泣いていた
ふと視線を落とすと私が泣いていた
空は私の鏡のように映していく
ある時空が暗かった
空が心を閉ざしていて
私の心はばらばらだった
今は青く輝いている
ありがとう空
ありがとう私

9/17/2023, 5:50:23 AM

常識を生きている。
みんなが思い浮かべるような、常識を。
会話も、行動も、常識を。
それを毎日繰り返す。
そうやって生きてきた。
だから、今日も

『常識の1日』

のはずなのに。
常識から外れそうな心は涙のひとつさえこぼさなくて。
ああ、でも

空は泣いている。


【空が泣く】

9/17/2023, 5:43:40 AM

心の繋がり消えることなく、愛の歌も虹色に輝いていた。尽きることのない命の営みに、憐憫の思い重なる時、空がそっと涙を流す。歌声が聞こえる。誰もが、絶え間なく何かに思いを馳せるように。空もまた見ているのだろう。

9/17/2023, 5:31:30 AM

「お父さん、助けて…。私、殺しちゃったの…」 深夜の2時過ぎ。震える声の娘から電話がかかってきた今年の春から、大学生になったばかりの一人娘からだ。大学は、自宅から通える距離にあったが、 「大学生なんだから、独り立ちしたい」と懇願されて、自宅から車で10分ほどのマンションで一人暮らしすることを許した。電話の向こうで、娘が泣きながら説明を続ける。「暑かったから、ちょっとだけ窓を開けて寝ていたの…。そしたら、あいつが入ってきて…。私、逃げたのにあいつが追いかけてきて…。お父さん、助けて…私、あの虫けらを殺してしまったの…」 俺は、娘を落ち着かせ、車で娘のマンションに向かった俺は、娘のマンションにつくと、墨汁の入った水鉄砲で、監視カメラのレンズを黒くふさいだ。そして、娘の部屋のドアを小さくノックし、部屋に入る。室内は、争いの激しさを物語るように散乱していた。ーこういうリスクは、想定しておかなければいけなかった。やはり、娘の一人暮らしは、認めてはいけなかったのだ。俺は、床に転がる虫けらを、どのように始末するか考えた。心臓がバクバクするのが、自分でもわかる。しかし娘が泣いているのを放っておくことはできない。そしてゴム手袋をはめ、虫けらをティッシュでくるんだ。このままトイレに流してしまうのが一番だろう。何重かにした袋にくるんでも、ゴミ箱にこいつがいたら、娘は、安心できないだろうから。トイレがつまってしまうのは怖いが、仕方ない。俺は、あえて、にらむような表情で娘に言った。「虫けら」って、文字通りの「虫けら」なのか?ゴキブリの死骸も自分で始末できないなら、一人暮らしなんて、やめてくれよこんなことで、真夜中に、いちいちパパを呼び出さないでくれ!」

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