空が泣く』の作文集

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空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/16/2022, 1:24:39 PM

もうすぐ死体になるような気がする。

もうすぐ ... 仮にそれは5日後であれ30年後であれ私にとってのもうすぐという意識であり ... 逆に、何打って変わった生涯でなくでも今私がもうすぐという感触を得ている事を私自身が主旨としているのだろう。

死体になる日まで何の期待も欲望も無いという場合なのであろう。

人は死を肯定してくれる瞬間を探し迷いながら日を捲り続けているのだと思う。

若い日、死は面前に無いが時という時を重ねては重ね老いも深くなれば気がつく事がある。

幾つもある。気になる物事を気にならないように施し務める事の連結というだけなのであると気付く。此れに恋も同じ。逆に愛はそうした感触また感情の全て削ぎ落とされた状態をいうのかも知れない。肌を滑る指先が誘う悪戯のような悦楽感を真実の愛は汚らわしさと捉えているのだと私は念う。愛は浄らかなる真水の如しものなのであろう。甘ければ毒。苦くても辛くても残念ながらやはり無論毒。愛は酸素のようでもあろう。無味無臭であってこそ愛だ。

もうすぐ死体になるような気がする。

それは私がこの世の一切に興味の悉くを失ってしまったからだ。

欲望の成れの果てという向こう岸でなかっただけ有難いが違う見方をすればそちらの方が気楽というジャンキーな幸せに包まって生きるという事を滲ませ誤魔化せられ続けられるのかも知れない。但、私はそういう得意になるオオバカヤロウが一番嫌いなのである。本当は世の中の為になり最も他に迷惑を掛けないのはそうしたオオバカヤロウなのだが私は一番嫌いなのである。

私はもうすぐ死体になるのだと思う。

私はこの世の中がきっと今、誰よりも嫌いなのだと思う。

この世の中に在って求めるものは何一つ無い。

唯一つすら無いのだ。

9/16/2022, 1:23:08 PM

あの子からもうすぐ帰ると連絡が入ったのでお茶を淹れる準備をしていた頃。ざぁっと地面を叩く音が響く。夕立だろうか。刹那、頭の中にある映像が流れ込む。

そうだ、あの子は雨が降ると時々泣いてしまうんだった。一度泣き出すと雨が止まない限り泣き続ける。

それを思い出した瞬間、玄関の戸ががらりと音を立てる。それと共に啜り泣いているであろう音も耳に入る。嗚呼、きっとあの子だ。

あの子は昔から、優しくて、感受性が人より豊かで、周りと少し価値観が違う子だった。

雨が降ると気分が沈むなどはよく聞く話だが、彼女の場合は
「お天道様が泣いている」
と言うのだ。雨が降っている状況を目の前にしてそんな事を思った事は生きてきた中で一度もなかったから、初めてその事を聞いた時は酷く驚いたのを覚えている。そんな風に物事を感ぜられる人がこの世に居たのかと。

そんな時、私は彼女を抱きしめてやることしかできない。そんなことでは彼女が泣き止まないと知っていても。

昔から、彼女のお天道様のような笑顔が好きだ。雨雲は彼女には似合わない。
「今日は、空が泣いていますね。」
返事の代わりに私の裾をぎゅっと握る彼女。愛おしい。愛おしい彼女の涙は今すぐにでも枯らしたいのに。

ねぇ、お天道様。私よく陰湿で地味とよく言われるのですが、貴方が笑って私を照らしてくれてるのが一番好きなんです。だから、そろそろ泣き止んではくれませんかね。

9/16/2022, 1:22:09 PM

【空が泣く】
空が泣いている

一瞬にして骸の山が積み上がった
その上で

時には赫く 
時には黒く

また 時には
宇宙まで連なった真っ白なきのこ雲を背負って

ぽろぽろとぽろぽろと
汚されてしまった涙を零しながら

木や花やそして 私たちの時間を溶かしながら

少しずつ されど少しずつ

空は泣いている

9/16/2022, 1:22:07 PM

043【空が泣く】2022.09.16

「空が泣く……って、そりゃあ、雨が降るってことだろ?」
いったいそのなにが不思議なことなのか、意味有りげな口調で切り出したアイツを、オレはそうさえぎった。
「そうですよ。たしかに雨ではありますね」
「雨ではありますね……って、なんだよ、そのふくみのある言い方は」
アイツは落ち着きはらってモンブランにフォークを刺した。一口食べた。美味で美味でたまらない、とでもいうふうに目をとじながら。オレもしかたなく、アイツが手土産で持参したモンブランを食った。たしかに、美味かった。きっとこれが高級洋菓子店の味ってヤツだ。しかし、オレは話の続きが気になり、パティシエの妙技の極みを味わうどころではない。
結局、アイツは一口一口、味わいを堪能するが如く、ゆっくり無言でモンブランを食べ続けた。つまり、オレは、アイツが全部平らげるまで待たされたってわけだ。
「教えたら一緒に来てくれますか」
コーヒーをすすりながらアイツはオレの目を真っ直ぐ見た。
「かなり過酷な探検にはなると思います。だからこそ、この話は、キミにもちかけようとおもいました」
オレはポーカーフェイスを保つのも忘れ、うっかり片側の口角を持ち上げて反応してしまった。アイツが言うのなら、その過酷は掛け値なしの過酷だ。
「オレ以外の誰も行けないところなら、何処へだって、オレは行く」
オレは急に生きている実感が湧いてきた。
「教えろ。どこでどんな雨が降るんだ」
アイツは地図と古文書のコピーを取り出し、とある箇所を指さした。
「ここに……空が泣くと黒い雨が降る、と書いてあります。実際に涙のように塩味もする、とされています。この現象は現実に起きているのか、起きているとしたら黒い塩味の雨の成分は何なのか、調査をしたいのです」
古文書の文字は見たこともないような絵文字だった。いったいどうやって解読できたのか、アイツのIQの高さについては、オレも脱帽するしかない。しかし……
「過酷と言う割には、調査したいことが、妙に……ショボくないか?」
すると、アイツがニヤリとした。
「それは表向きの口実です。ホントに潜入したいのは……」
知性をたたえた、と褒めるしかない端正な唇をオレの耳元に寄せてアイツが囁いた単語に、オレは目を見張った。
「正気かよ!?」
「正気ですよ。私はいつでも正気だったでしょう」
ソファにゆったりと腰掛けなおして、アイツは再び言った。
「一緒に来てくれますか……もちろん、来てくれるのでしょう?」
こういうときのアイツは、むかっ腹がたつほどイケメンだと思う。
「行くよ。とうぜん行くさ」
たぶん、いまのオレの表情は、ギラギラとニヤニヤでたぎり立っているはずだ。
「で、報酬は?」
アイツは小切手を取り出し、サラサラと数字を書き付けた。それはとんでもない桁数の法外な数字だった。

9/16/2022, 1:20:11 PM

空を見て誰かが言った。
「空が泣いてるね。」

そうだね。そういう風にも見えるよね。

でも晴れたような笑顔をしながら泣いてる人もいるんだよ。

草木のようにその涙が必要な人もいるんだよ。

9/16/2022, 1:08:13 PM

溢れ落ちる星たちを
誰一人とめるものはなし

ただ夜空だけが
それを見ていた


溢れる星の
落ちゆく星の
その一生の
その瞬きを


お題:空が泣く

9/16/2022, 1:08:08 PM

空が泣く
私は、
空を頼りに生きています。
空が晴れだと
空の写真を日々撮っている
君と一緒の世界
に生きている。
それだけで気分が上がる
長生きしてね

9/16/2022, 1:07:53 PM

今夜もまた雨。犯罪率は増加。街はボロボロだ。ここは負け犬の街。都会で一山当てられなかった奴らが行き着く、愛すべきゴミ溜めだ。大なり小なり、大抵の都会にはこういう所がある。だが、最も暗い闇は強い光によって生まれる。世界で最も治安の悪いスラム街は、世界最大の都市が保有している。ギャングの抗争、悪ガキどもの悪戯、薬物に武器の売買。あらゆる名前の犯罪がこの街に集結している。証拠はすぐに雨水が洗い流す。この雨を天の恵みという者もいれば、悪魔の災いと呼ぶ者もいる。どちらでもない。この雨は恨みだ。殺された者、奪われた者、犯された者。全ての犠牲者の涙が招いた復讐心の塊だ。涙は降り続く。病を呼び、街を壊していく。誰もが救いをもとめている。警察には任せておけない。俺がこの街を救う。どんな手段を使ってでも。

9/16/2022, 12:56:21 PM

明け方の5時。
ざあざあとした雨の音で目が覚めた。
夏の終わりの雨は朝から夜まで降り続けて、僕の心にも雲をかけるかのようだった。

全てがしっとりとしていて、気持ちの悪さを気にしないようにしながら制服に袖を通す。予備の靴下もしっかり持ってから。家に鍵をかけて、駅まではしっかり降っていたけれど。

学校の最寄りの地下鉄。傘をさす用意をしながら階段を登って地上に出ると。

そこではもう雨はやんで。きらきらした朝だったよ。


空が泣く

9/16/2022, 12:53:09 PM

空が泣く

空が泣いているといえば涙雨のことかな。
俺は出かけるときは雨が多いので雨男と言われる。
誰か俺のために泣いてくれてるのかな。
それか誰かが俺のことを呪ってるのかな。
前者であってほしいな。
前者であってほしいな。
俺のために泣いてくれる人がいることほど
ありがたいことはない。
そういう人が現れる、そんな人になりたい。

9/16/2022, 12:51:06 PM

空が泣く

私が泣くと空が泣く。
私が嬉しいと空も嬉しそう。

9/16/2022, 12:48:30 PM

落ちるなら
早く落ちて

空からの涙


流した後は、きっと。





「空が泣く」

9/16/2022, 12:45:05 PM

寝ている間に空が泣いた
海が笑った
朝日を指差し、月を齧る

9/16/2022, 12:41:41 PM

アタシが意地悪だから
すぐ泣かせちゃう

あのね?
嫌いだから意地悪しちゃうんじゃないの
その反対なの

あのね?
すごく困ってる その顔が好きだからなの

泣くの我慢してる ほら その顔

ぎゅっ!って握ってる手
あ もう泣きそう 泣きそう

ごめんね
空 ごめんね
大好きなの ホントだよ?

《 空が泣く 》

9/16/2022, 12:28:00 PM

________________

雨が降るときみが泣いてる証

晴れてるときみが笑ってる証

空が泣くのはきみが哀しい想いを

しているから。ねぇいつまでも

わたしを暖かい光で照らしてよ。

そしていつまでも傍に居て。
________________

Theme:空が泣く

9/16/2022, 12:27:59 PM

空は孤独…、だろうか。

私は詳しくないけれど――本当に詳しくない、残念だけど――この地球にあるあの青い空を、他の星で見たことがない。

あったとしても、ずぅっと遠く…声の届かない所なんじゃないかな。
自分と同じでないものばかりあふれた世界は、うん、…きっと孤独だ。

あ、いや、でも私たちがいるのか。

ちっぽけでなんの頼りにもならないけど、それでも空には私たちがいる。植物や、他の生き物だっている。
もしかしたら、雲とは親友かもしれない。

それなら、空は孤独じゃない。

雨は悲しいんじゃなくて、雲の上のパーティーが楽しすぎて思わず降らしてしまうのかも。

雷はおこってるんじゃなくて、太陽とのお喋りが嬉しすぎてパチパチしてしまうのかも。

それなら安心だ…。空は孤独じゃない。空は泣いてない。空は…ずっと元気に笑ってる。

9/16/2022, 12:25:49 PM

空が泣く____


空が泣く

貴方が笑えるように

風が歌う

貴方に聞こえるように

雲は揺れる

わたしの心のように


あわく、脆く。

それでも強く

今は歌う

ただ、あなたに届くように


虹がかかり

そして、繋がる。


____紡ぐ

9/16/2022, 12:24:21 PM

重苦しい灰色の空は、俺の心情を代弁しているかのようだった。

あれは事故だったんだ──

何度も言い聞かせてはみるものの、心はそれを頑なに受け入れようとはしない。

当然だ。俺達は仲間の一人を殺してしまったのだから……。

殺した? 違う、俺達に殺意なんてなかった。あれは事故だったんだ。

ならばどうして、あいつの死体を隠すようなことをした──?

深い深い穴の中にあいつを埋めた。

今更ながら自分のやったことの重大さに手が震えだす。

隠蔽──死体遺棄──そんな恐ろしい言葉が頭の中を占領し、小刻みに震える手に死体となったあいつを持ち上げた時の感触が蘇る。

ぽつりぽつりと水滴が顔に落ちてきたかと思えば、激しいにわか雨になった。

空が泣く──というフレーズが、ふと思い出される。

空が、俺の代わりに後悔の涙を流している──そんな風に思えてならなかった。


テーマ【空が泣く】

9/16/2022, 12:15:53 PM

空が泣く


贔屓の若手噺家さん
実力あり、イケメン、芸道へ邁進する気概
見ていて、立派です!


出番は少ないから、たまの高座にはいそいそと出かける
その度、雨降り
空が泣いている!

そうなんです!
雨男!彼は雨男なんです!


めったに着ないスカートの裾は、
びしょびしょ
こっちが、泣きたいわ!

9/16/2022, 12:15:18 PM

あぁまただ 空が涙を落とす日が多くて困る
この涙につられ私も涙を流してしまうではないか…

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