秋と言えば美味しい食べ物が増える、急に冷え込む、なんだか寂しい気持ちになることが多い。空気が澄んでいて、外を歩くのにはちょうど良い。暑い夏に溶け込んでいた思考が、秋では輪郭がはっきりする。そして、自分を大切にしよう、愛していこうという気持ちが強くなる。家族や恋人を中心に回っていた生活を、少し変えてみたりもする。急激な気温の変化で身体がついて来れずに、体調を崩してしまうことが多い。それでも、私は秋のどこか胸を締め付けられるような雰囲気が好きだ。例え苦しくなっても、苦しくなることが秋の醍醐味に思えてくる。最近はストレスと食べすぎで戻してしまったり、うまく眠れなかったりするけれど、そんな自分自身を責めずに、受け入れていきたい。
今はスマホを壊して、紅葉を眺めながら好きな人とご飯を食べたい。TwitterもInstagramも疲れてやめてしまった。スマホがあるせいで、メンタルがよろしくない方向にいってしまう。様々な情報に嫉妬の嵐で、どうしようも無い。日々の出来事をわざわざ呟いたり、写真にあげたりする時間が無駄だと思ってしまう。私はいいねが貰えないと気持ちが下がる。そんなんなら、辞めてしまえばいいよね。

食欲の秋

スポーツの秋

読書の秋

夜中の秋

楽しいこと

いっぱいの秋

太る秋

自然が美しく秋

【秋】

　　　この歳になって、初めて季節によって雲の形状が移り変わることを実感した。
　夏に聳え立つ入道雲が姿を見せなくなり、代わりに巻雲(けんうん)と言うすじ雲が空を筆で塗りつぶすように現れ、夕暮れ時にはイワシ雲が赤や金色に染まって郷愁を誘う。
　そのイワシの大群を突っ切る飛行機の白い線が小気味よく、とても美しい。
「空、お好きなんですか」
　土手沿いで会社帰りに空を眺めていたら、不意にそう声を掛けられた。
　相手は女性だった。白いブラウスに黄色のフレアスカートを着た女性は、夕日を背にしているので顔がよく分からないが、とても優しい声だった。
「い、いえ。空なんて何十年かぶりに見上げましたよ」
　そう、子供の頃は良く空を眺めた気がする。
　明日は晴れるだろうか、夕方まであとどの位かと時計がわりに眺めて、友人達との時間を惜しんだものだ。
「そうなんですね。なんだかお詳しそうに見えたから、つい声を掛けちゃいました」
「あ、いやいや……詳しいとかは。さっきスマホで調べた位ですから、全く」
　無教養でして……と、私は苦笑した。
　女性はフフッと笑うと空を眺めた。
「今日はなんだか眺めたくなる空ですよね」
「そうですね」
「もう一度、ゆっくり空を眺められてよかったな、太陽もオレンジ色で綺麗」
「そうですね……」
　そう言ってしみじみと空を眺めた。
　しばらく黙って眺め続けると、夕焼けに紺色が混ざり始めて我に返る。
「……陽が、沈んでしまいましたね」
　秋雲が姿を変えて、逢魔が時に同化していく。
　私は返ってこない返事に隣を見やった。

　そこには、力尽きて項垂れる向日葵が立ち尽くしているだけだった。

｢秋🍁｣ ９月27日

昨今は秋が短くなりましたね。
まだまだ半袖です。
せっかく４キロ痩せたのに、秋物のお洒落な服はまだ出番がありません。
この秋はお洒落して街を歩きたいな。
あなたは何をしますか？

夏の香りがまだ残っている。
あのむしむしとする熱気と、見せつけるようにみずみずしい新緑。
葉の散った木は時の流れを教えてくれる。

今日も忙しなく日々は過ぎていく。
僕もこの木の様に一生懸命生きてきた。
いつか散るその時まで、何回も、もう夏も終わりか、と、落ち葉を踏みしめ、この季節が来るたび思うんだろう

［秋］

「秋生まれの秋です」

と、そのアイドルは自己紹介している。

6歳のころから変わらない。

少し胸がぎゅっとなるのは、秋のせいだ。

『秋🍁』

四季の中でいちばん好きな季節
最近では秋があっという間に過ぎ去って行く
隣の家のキンモクセイが匂い始めると
やたらと嬉しくなる
自然の匂い、変わりゆく葉っぱの色、虫の音
秋の味覚、少しずつ冷たくなっていく風
今年も秋を満喫しよう🍁

【お題】秋🍁

秋は彼の季節だ。

名前に“秋”という字が入る彼の。

秋は真夏の茹だるような暑さがなく真冬ほどの寒さもないので過ごしやすくて良い季節だと僕は思う。

それに秋は【読書の秋】【芸術の秋】【スポーツの秋】などと言われるように何かを始めるにはうってつけの季節だ。

【食欲の秋】なんていうものもあるけれど。

そして夜になれば秋の虫たちの鈴を転がしたような澄んだ清らかな声が聴こえる。

「ねえ、君はどうして僕が好きなの？」

貴方はそう僕に問いかける。高すぎずけれども低すぎない澄んだ声で。

「こんな……地味で、目立たなくて、ひねくれもので何も無い僕なんか……っ？！」

僕は思わず彼を抱きしめていた。

「貴方は素敵な人です」

この人はどうして自分をそんなに卑下するのだろうか。こんなに魅力的なのに。

「僕は貴方より優しくて温かくて美しい人を知りません」

抱きしめた彼の熱が心地良い。

「僕は別に優しくなんて……」
こんなに言っても彼は自分を否定する言葉を吐く。

「優しいですよ。しかも誰にでも分け隔てなく」
僕がその相手に嫉妬するくらいに。

それでも彼は自分を卑下する言葉を続ける。
「っ……そ、それに美しいなんて言葉。僕には一等似合わない形容詞だよ」

「僕の大切な貴方を貶す言葉はたとえ貴方でも許せません。ましてや他の誰かの言葉なら尚更。」少しだけ声を低くしてそう囁いた。

許せないし許さない。愛しい彼を貶す言葉を吐くのは誰だろうと。

少しだけ彼を抱きしめる力を強める。

「わかりました。これから貴方がどれだけ美しくて魅力的で僕を誘うか教えてあげます。秋の夜はまだまだ長いので覚悟してくださいね」


【続きます！】

人々が描き遺した想いが詰まった和歌を読むと、
今も昔も変わらず些細なことでありました。

｢明日は晴れて欲しい。｣
｢もっと優しくありたい。｣
｢あの人に振り向いて欲しい。｣
｢平和であって欲しい。｣

今でも同じ事を願う者は多々いるでしょう。

それでも何故か遥か昔だと思うと少し寂しくもあり、哀しくも感じます。

｢時間｣とは、いちばん残酷で、いちばん孤独で、いちばん美しく写るものなのだと感じさせられました。

なんとも複雑な感情。
これがえもいわれぬ感情だ、とでも言うのでしょうか。

季節が幾ら巡り巡っても、どれほど人種や先祖が違っても、
日々見える日常的な景色や、それにふっと心動かされる人の想い自体は変わらないのかも知れません。


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秋の夜は虫の音が響き、心地よい夜ですね。
たまには色んなもの達に触れて、考えに沈むのも良し、
ゆったりとした時間を過ごすのも良し。

なんせ、この秋は誰のものでもなければ、貴方だけの秋とも言えるのですから。

重要な事は何事にも変えられない楽しみを味わう事。

私と一緒に秋を満喫してみませんか？

『秋🍁』


澄んだ空気と高い空

心も和む　穏やかな季節

暑い夏と寒い冬を　繋いでくれる架け橋

冬に向けて　体を少しずつ　準備運動のように
馴染ませてくれているんだね　

まるで　私たちの体を慮ってくれているみたい

やさしい秋　



そして、秋の夕暮れの　
沈みゆく、燃え盛る太陽は

人生の幾多もの荒波を乗り越えて来た
晩年の輝きを彷彿とさせる


なんて、美しいのだろうと　
ため息が　漏れてくる

なんて、荘厳なのだろうと　
胸に何かが　込み上げてくる

そして、生きとし生けるものへの
尊敬と感謝の念が　溢れてくる


人生の総仕上げも
この季節の　夕暮れ時の　太陽のようでありたい

いつまで自分のやりたい放題してるんだか
ベクトルがまとまってないし
足手まといになるし
先がない話はできないのに
誰かを犠牲にしたい訳じゃないのに
でも自分を信じてみたいし
とことんいじめて
なんか成長した気分になりたい
きっと中途半端な時期が終わって
自分勝手な時期が終わって
その頃には
満たされてるかはわからないけど
もうちょっと他人に優しく
なれているんじゃないか


#秋

秋🍁

紅葉の広がる風景に
旬の食材
少し涼しくなり
心地よい季節であり
また
次々と葉が落ち
枯れていく木々
気温の変化に
体調が崩れやすく
別れが多くなる季節
良くも悪くも
幸せを心から感じる季節

今あなたは
幸せですか？

【秋】

秋の静けさの中、聞こえてくる虫の音色が好き｡

1人で過ごす孤独な夜も

ひとりぼっちじゃないと伝えてくれているようで

明日も頑張ろうと思わせてくれる音色が好き｡

夏のような秋
でも、空気は、さえざえと澄み渡り。
朝の光は、黄金で。
疲れた黄色の葉は陽に透けていて。
全ての場面に、秋の気配がする。

ぶっちゃけ夏が嫌すぎて。秋が好きかというか、夏がウザすぎて「お前いいやつだな……」ってなる。最近暑すぎね。「昔は良かった」ってババアムーブかましたくなるくらいには夏が嫌だ。「おま、な、夏ぅぅぅうううう」ってみんななるでしょ。その点「はーい秋だよーご飯だよー」って言ってくる秋まじいいヤツ。

皆さんは「秋唄」という歌をご存知だろうか。
私がまだ小学生くらいの時、秋頃になると決まってみんなのうたで流れていた歌だ。

私はこの歌が好きだ。
歌詞がとても心に沁みるから。
郷愁という言葉の意味も知らなかったあの頃。
それでも確かにこの歌に感じたのは郷愁だったと思う。

数十年が過ぎて大人になった今も、秋になると必ずこの歌を思い出す。

「秋よ 秋の 秋乱れし日
君は夏を胸に抱いて」

あぁ、また秋唄が聞こえる季節がやってくる。
私はまた郷愁を胸に抱きながら、この歌を歌うのだろう。

秋になりましたね。

問いかける様に呟く。
が、答えが返ってくることはない。

暖かかった風が冷たくなり、
あなたとの出会いが思い出される。
忘れようとしていた、あなたとの思い出は、
脳裏に焼き付いていて、
決して色褪せてはくれない。

読書の秋。

食欲の秋。


そんなことより、私は
君との秋。


2022/09/26 「秋🍁」
　　　　　　　　　　　　　　　ひか

どさどさどさ。
女はしでかしたな、と悟った
積み上げた分の重みと散乱振りに
否応もなく目が醒めた

時を刻む音すら聞かず
女はどっぷり浸かって眠ってた様で
ベージュの絨毯には踏み場も無い程に
厚みある本達はぐっちゃぐちゃ

はあさてどうしたものか。
物臭な女は頭を掻くが気付き顔で
赤と黄の装丁が混ざり落ちて秋らしい様相
いやはや乙なものだねと一人ぼやく

「そんな訳ないでしょうが」

音に気付いた同居人は
扉の先の光景に悲嘆しつつ
紅葉部屋と宣い創り上げた女に
呆れて言った

葉が色づき始める秋。
視線を合わせて照れた君は
紅葉のように顔を赤らめる。
一足先に春が来て嬉しそうだね。
飛ばした冬は君の代わりに受け持つよ。
次の夏が来る頃には
なにか変わってたりするのかな。