『秋風』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
しんと冷え込んだ空気を肺に取り込む度に、つんとした空虚さが胸の中に木霊した。持久走の日に学校に行きたくなかったことを思い出す。心は特に、あのときを通り過ぎてはいないけれど。
いっそ足の一本や三本でも折れてしまえばいいと思っていたけど、そうしてなくてよかったな、って今でもあまり思えていない。嫌だったなあ…を、あと数十年すれば笑うようになるのだろうか。秋風が指の先を撫でる。手袋はいつも無くすからひとつも持っていない。今年こそを繰り返して今度こそ、って…また失くしちゃうんだろうか。瞬く間に消えて行く季節が木々の色をひっくり返していく、その様子がちょっと愉快だ。
秋風
金風(きんぷう)、素風(そふう)、色なき風、鳩(はと)吹く風、鯉魚(りぎょ)風、爽籟(そうらい)などともいうそうです。ほかに、
野分(のわき)雁渡し(かりわたし)いなさ
色なき風…何だか詩的。
でも、春風でも夏風でも冬風でも色はなさそうだけど。
調べてみました。
春風
東風(こち)春嵐(はるあらし、
しゅんらん)春疾風(はるはやて)
花風(はなかぜ)花嵐(はなあらし)
貝寄せ(かいよせ)
春一番
夏風
薫風(くんぷう)緑風(りょくふう)
青嵐 (あおあらし、せいらん)
青田風(あおたかぜ)黒南風(くろはえ)
白南風(しろはえ)南風(はえ)
盆東風(ぼんごち)他多数
冬風
木枯らし おろし 六甲おろし、富士おろしなど からっ風
夏が多かったです♪
花風 春嵐 青嵐が好き
「秋風」
秋の風は、秋色だ
くるくるくる
落ち葉によって、可視化される秋の風
体の周りを、落ち葉が回る
くるくる落ち葉の真ん中で、ひとりで言う
「ひゃーさむい」
くるくる落ち葉の真ん中で、身動きが取れない私は、
まるでとっても無力な人だ
今年もやって来た、秋風は、
落ち葉のダンサー、風に乗せて
くるくる、くるくる、踊ってる
秋の風は
抜けた日向の匂いがして
触ると軽く
噛みしめるとほの苦い
遠くに置いてきた
郷愁の風景に似ていて
待ってくれているようで
気が付くと
とっくに去って姿が見えない
(秋風)
秋風に運ばれた紅葉が足元に舞い降り、私はふと足を止めた。
目の前に広がる紅葉の美しさに息をのむ。
忙しい日々に追われるうち、気付けば季節は秋へと移り変わっていた。もうあと一週間もすれば、辺り一面は赤一色に染まりそうだ。
そんなことを考える余裕が出来たのは、重要なプロジェクトが終局を迎え、仕事とプライベートのバランスが上手く取れるようになってきたからだろう。
そよそよと、風に揺れる紅葉の葉音が心地よく耳に響く。心が自然と穏やかになり、洗われていくようだった。日々の喧騒を忘れるように、私は軽く目を閉じる。
『なぁ、俺たちもう一緒にいる意味ないんじゃないか』
半年前、別れた彼の言葉が胸に甦る。学生の頃からの付き合いで、私のことを誰よりも理解してくれる唯一の存在だった。心のどこかで彼なら大丈夫だとうぬぼれ、忙しさにかまけて関係をおざなりにしてしまった自分を今さら反省する。
あの時、少しでも彼を思いやることができていたなら……
目を開けて、燃えるように赤い紅葉を見つめる。じっと眺めていると、枝から離れた葉が一枚、ひらひらと舞いながら私の肩に乗った。小さな手よのうな紅葉。私はふっと微笑み、肩へ指先を伸ばした。けれど、紅葉は触れる前に風にさらわれてしまう。くるくると踊りながら運ばれていく紅葉は、誰かの足元に静かに落ちていく。
「久しぶりだな」
彼の声が風に乗って、私の耳に優しく届く。
「会いたかった」
その言葉にゆっくりと顔を上げると、彼が微笑んでいた。半年ぶりに見る笑顔。『会いたかった』その言葉に胸に熱いものが込み上げる。忙しい日々の中で失ってしまった大切なもの。今からでも取り戻せるだろうか。
私は意を決して彼に向き合う。
「少し時間あるかな?」
吹き抜ける秋風が、私の背中をそっと押してくれるようだった。
秋風が吹き付けて、金木犀の香りが漂う。
どこかもの悲しくて、私は思わずその香りを胸いっぱいに吸い込む。
寒さが体に染み始め、もうコートを出さなきゃいけないなと思いながら、私はいそいそと帰路についた。
秋風-(11/15)
秋風と言うよりも、もう冬の木枯らしだ
季節が無くなったと言うが、確かに夏と冬しか分からなくなった
時期に咲く花
それらで、短い季節を堪能する
春と言えば桜
秋と言えば秋桜
温暖化とやらでも、春夏秋冬は無くさないでほしい
秋風
とてつもなく暑い夏
秋が待ち遠しくてたまらなかった
秋風がふいた
一年で一番好きな季節
私の生まれた季節
赤黄緑に囲まれた公園で幼子と遊ぶ
今年は栗が豊作なのか
頂き物で皮剥きの指が痛かった
雪虫が飛んだ
冬の匂い
一年で一番好きな季節は
とても早く過ぎてしまった
秋風(金風)
駆逐艦 秋風 そういう戦艦があったらしい!
戦艦上でドイツ人の修道士や子供まで、処刑されたという。スパイ容疑だそうだ。
第一次大戦の時だろう。日本が開放するまでフィリピンはドイツ領だったらしい。アジアが白欧主義に浸食されていた時代だろう。
処刑の史実は“事件”とされている。
真実は神のみぞしる!今は歴史の考察になり諸説が残るだけかな?
以前TVに、第二次大戦でアッツ島で玉砕全滅したはずの部隊の生き残りの人が出ていた。アメリカから一人帰ってきていた。
57作目
秋風(金風)は何処に行った、
冬風って言う駆逐艦あったかな?!
軍艦とかのプラモ作りが好きな
徳博🧐
追記
子供の頃は四季がハッキリしてた。
3,4,5は春、6,7,8,は夏、
9,10,11,は秋、12,1,2,は冬、
噂ではアメリカの気象衛星のランドサットで気象を操作して四季をなくしているらしい。昔、よくアメリカには四季がなく日本🗾には四季があるのが気に入らないとか言われていた!
野分:(9月頃の台風強風)の駆逐艦はあったみたい!
今年秋風なんてあった!?
紅葉もすぐ落葉になっちゃったしもう雪降るし冬用タイヤに近々履き替えなきゃ。
『秋風』
「好きな人が出来た。別れて欲しい。」
久しぶりに会った彼氏の清貴から、そう告げられたのはディナー最後のメニューのデザートを食べている時だった。
ああ、そういう事か…。
私は驚きも動揺もなく、「好きな人が出来た。別れて欲しい。」という言葉を頭に取り込む。
清貴とは私が27の時から付き合い出したから、もう5年になる。
長過ぎる春は良くないと言うけれど、私には長過ぎる春も訪れる事はないらしい。
最近は連絡の頻度も会う回数も減って、会っても昔のように笑いあえることが少なくなっていた。
だから潮時なのかもしれないとは思っていたが、好きな人が出来てたとは…。
「分かった。」
私はそう短く答え、
「今までありがとうね。」と清貴に微笑んでお礼を言った。
清貴と店の外で別れた後、1人最寄り駅に向かって歩く。
この夏は猛暑で、本当に冬は来るのかと思ったりもしたが、さすがに10月の夜ともなれば吹く風も涼しい。
秋だな…。
夏の暑かった事を思うと、この秋の少し涼しい風はとても気持ちがいい。
秋風って、こんなに心地良いのに『秋風が立つ』って男女関係で使うと愛情が冷めたって事になるんだよなぁ…『秋』と『飽き』をかけてるのだろうけど、秋風に失礼よねぇ。
そんな事を考えながら空を見上げる。
『分かった』だなんて、最後まで私は聞き分けの良い女を演じてしまった。
大人な女性が好きと初対面の時聞いてから、彼の前ではついそうあらねばと、普段の私を上手く見せることが出来なかった。
5年という年数もあるのだろうけど、私が素の私を出すことが出来なかったのも『飽き』る原因だったのかもしれない。
もし、次、誰かと付き合うことがあるなら、私が私のままでいられる人にしよう。
そして『秋風に失礼!』なんて、どうでもいい話をしよう。
今はまだ次なんて考えられないけど…。
いつか心地良い秋風の中を笑い合って誰かと歩けたら嬉しい。
Theme.秋風
今、風浴びてきた。
公園で。
走った。心地いい。
(体は悲鳴をあげてましたww)
『秋風』
暦は秋だと言うけれど
わすれんぼうのAutumnは
夏色空を 忘れてる
風ばかりが秋になり
おいてけぼりの夏の空
涙溢れて土砂降りの雨
雨に佇む 秋風は
風であること 忘れてた
ピタリと止んだ 秋風は
夏色空に 消えてゆく
あわてたAutumn空なだめ
はやく来い来い秋よ来い
(季節外れ、すみません)
優しい風。
吹いてほしい。
私は疲れたよ
前向きにいきるけども。
さようなら
強い風に
秋風を感じる
それに伴い、
なぜか最近よく死について考える
あと何年生きなければいけないのか、
どうせいつか終わってしまうのに
一生懸命生きる意味はなんなのか
自分で人生を終わらせる気はないけど
生への執着もない
生きてれば楽しいことがあるのも分かってる
でも、本能が叫ぶような楽しさに出会ったことがない
これから先、毎日生きていれば、
いずれ生きがいを見つけることはできるだろうか
それとも、
何も見出せないまま死に至るのか
どうせ生きてるのならば
私がすべきこと、やりたいことはやり切った
と言ってから死にたい
「秋風」
ああ…、私を誘う風が冷たくなってきた
ここではないとまだ風がいう
冬将軍が来る前に
どこか南へ旅立つか
秋風
爽やかに吹く秋の風の音を爽籟(そうらい)というらしい。
なんて素敵な言葉だろうと、日本語の豊かさに目を瞠った。
(あの国民的マンガでこの言葉を知りました。)
#88
華やかな着物を着た子どもらとすれ違う。
かつて自分も通った道だが、この祝福された子どもと同じ空間にいることに気後れした。
「今日は七五三か…」
散歩がてら神社に行って閑散な空気を味わおうと思ったのに、まさかおめでたい空気を浴びることになるとは。
私は逃げるようにしてその場を去る。
「こんなつもりじゃなかった。う、さむ。」
秋風は吹き荒れて空気を鳴らし、空には木の葉が舞った。
つやつやした木の葉は光を反射し、澄んだ青とくすんだ赤、鮮やかな黄色が視界で目まぐるしく踊る。
「はあ、綺麗…」
降り注いだ木の葉は、私を祝福するかのようだった。
ちょっと、違うのかな。
木枯らしは、冬だったっけ?
ここのところ、極端になったから。
”秋風”がどんな風だったか、うまく思い出せないや。
秋風
秋風。いやもう完全に冬だろ。と思ったけど昼とかはまだぎりぎり秋なのかな。
なんであれ朝と夜はもう冬だ。まだ冬本番じゃなくて冬の入り口程度の時期と寒さなのにしんどくてかなわん。
年を取ってめっきり寒さに弱くなったと毎日のように思ってしまう。
寒さ対策のために昨日は冬用のインナーとタイツを買ってきた。早速昨日の夜からパジャマ代わりに使ってみたけど悪くない着心地。
朝も寒いから部屋着にはインナーの上にパジャマ、その上に着る毛布、更にはんてんを着る。下はタイツにパジャマ。最後は部屋用の靴下をはく。
これで冬の部屋着が完成した。後は電気あんかが届けばブランケットの中で暖めて時々手でさわれば指の冷えも解決する予定。
指の冷えは難しいんだよな。手袋つけると邪魔だし指先が空いてる手袋をつけると指先が冷えるからなにも解決しない。
暖房をつければ寒さは解決するけど金がかかる。部屋が暖かくなる代わりに財布の中身が寒くなる。なんてな。