『秋風』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
秋風
夏の暑さが通り過ぎ
北からの寒風が来る前の
穏やかで爽やかな風
人は安らぎを感じ
この季節も愛する
秋が運ぶ優しさ
そっと伝える厳しさ
誰かの温かみを
感じるような
ふと現れる寒さ
季節のバトンを
緩やかに冬へと
渡していく
この風の温もりと
気持ち良い伝いに
人は空を見上げて
木々の変化を見る
冷気が強まるのを
和らげつつも
季節の移ろいを
ゆったりと
教えてくれる
秋風。
秋風が吹いたら
2人で手を
つなごう。
秋風が吹いたら
2人でこたつで
暖まろう。
風邪をひかないように。
銃声が一つ、廃墟に響いた。
じめっとしていて埃っぽい、煤けた地面が近づく。頬に感じる地面に薄ら積もった砂利の質感と、満足に力を入れられない身体が、取り返しのつかない傷を負ったのだと訴えていた。急所から狙って一発。無駄のない、一瞬。あと数分ほどだけ、自分は死に損なうのだろう。
冷たい風がふいた。
秋風
秋風
家と職場を往復する毎日。
冷たい風が仕事に向かう背中を押す。
もう冬が近い。
また1年、終わってく。
秋風に背を押され
火照る体をしならせて
たんたんとリズムを刻みながら
赤いタータンを駆け抜けます
朝の秋風は頬をなぞって赤く染め上げて行き
夕方、強まった秋風に木の葉のように煽られて
主導権を渡さぬように走ります
秋風とかけっこしていた
そんな頃がありました
いつまでもどこまでも
風と共に
駆け巡って行けそうに思っていた
あんな頃がありました
彼方に遠ざかっていった秋風は
私のどこかに残っているのでしょうかね
今は街角を
落ち葉踏みしめ、歩く私です
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►秋風
陸上部で走っていた頃がありました。
運動会も持久走大会も比較的楽しみながら走っていました。
もちろん筋肉痛はひどいし、呼吸は辛いし、きれいな思い出ばかりでは無いのですが、今日はきれい目な思い出として書き出せました。
走っていて、道端からごはんの匂いがしてくるのが好きでした。
【秋風】
北風が枯れ葉を舞わせて、冷気と寒気をつれてくる。
秋風
長かった夏の暑さもようやく終わりを告げ
風が次の季節を運んできた
この間までとどこか色味も変わった青空
見上げれば
赤に黄色の木の葉が舞い上がる
綺麗だけれど
どことなく物悲しい気持ちにもなる季節
もうすぐ寒くなってくる合図
ただ
この季節は、この風は、嫌いじゃない
秋風
遠くなり始めた陽光と
ひんやりした空気
高く流れるうろこ雲
思いつくままに
書き出してみました
いきいき
いそいそ
いちいち
いろいろ
うきうき
うとうと
おどおど
おろおろ
かちかち
からから
きりきり
ぎりぎり
くすくす
くるくる
くろぐろ
ごしごし
ことこと
ころころ
ごろごろ
ざあざあ
さばさば
さめざめ
さらさら
ざわざわ
しずしず
しとしと
じとじと
しみじみ
しめしめ
すいすい
すかすか
すくすく
すたすた
すみずみ
すやすや
せいせい
せかせか
そよそよ
そろそろ
そわそわ
たびたび
たまたま
たらたら
だらだら
ちかちか
ちらちら
ちりちり
つるつる
てくてく
どくどく
とことこ
とろとろ
なかなか
なぞなぞ
なみなみ
はらはら
ぱらぱら
ばらばら
ひらひら
ひろびろ
ふらふら
へろへろ
べろべろ
ほかほか
ぽかぽか
ほろほろ
ぽろぽろ
ぼろぼろ
ますます
みえみえ
みすみす
むかむか
むしむし
むずむず
めろめろ
めきめき
もしもし
もじもじ
もろもろ
やれやれ
ゆさゆさ
ゆらゆら
よちよち
よろよろ
らんらん
るんるん
☆日本語は楽しい (331)
自己紹介といえど、何言えばいいんだろ?笑
とりあえずGoogleで検索してみた
名前 成 瀬 。(偽名だよ)
性別 👸🏻
誕生日 9月2日
性格 ENFP (調べてみてね🙌🏻)
明日からは日常で感じたことだったりをつぶやきます
楽しみだな〜💭
自分のことを好きになれるといいな
楽しみにしててね!
さむいさむいって、地獄をかみ砕いているようなきみの顔がほんとうに寒そうでうれしくて、ふいに、それはそれは自然に、冬がきたことを口実に、とつぜん、ゆびにゆび、お腹にお腹、ぴたり合わせてみたり
[秋風]
焼き芋のにおい
甘栗のかおり
焼き鳥のにおい
たこ焼きのにおい
ちょっと寒くなってきたけど
秋の風はいい匂い
はて、何をしていたのやら。
すっぽりと抜け落ちた記憶の中、つい先程までの僕に、目の前の青年はどう関わっていたのだろう。
「はじめまして。申し訳ないけれど、君の名前を教えてもらってもいいかな?」
そう言えば、目の前の彼は酷く傷ついた顔をした。
今にも泣き出しそうな顔のまま、下手くそな笑顔を浮かべる。
あぁ、多分、君と僕は「はじめまして」じゃあないんだね。
でも僕は、君のことをちっとも覚えちゃいないんだ。
ひゅう、と冷たい風が吹き抜けていく。
無慈悲な秋風は、君の涙も、僕の記憶も、全部攫って去っていく。
ねぇ、泣き出しそうな知らない君。
僕はあと何度、君と「はじめまして」を繰り返せばいいだろう。
[秋風]
秋風が吹く季節。
とても寒い。
学校はやっと暖房がつき始めた。
ここでひとつ話し合いが始まる。
暖房の風があたって暑いから窓を開けたいと言う人。
暖房の風が当たらないから寒いので窓を開けたくないと言う人。
結局みんな先生の許可なく席を変える。
これもひとつの青春。
秋風がくれる青春だ。
【秋風】
肌寒くなってきて、手袋をつける人が増えてくる時期。
正直、僕は冬より夏の方が断然好きだ。
ふと隣にいる君を見つめる。
こちらの視線に気づいた君は、こちらを見返してくる。
気恥ずかしそうに頬を赤らめ君は言った。
「別に自分は冬嫌いではないよ」
君がそう言うのなら、僕もそう思う。
秋風に吹かれながら二人一緒に、冬を待っていた。
赤や黄の帽子を被った木々。
その隙間を縫うように吹く色なき風。
無機的な青一色の空。
明日は雨が降るらしい。
私は疲れたとき紅葉が咲く公園に行く。
ここの場所は秋風が吹き、秋の匂いがして気持ちが良い。
それにここは私の好きな人が、好きな場所だったから。
秋風は季節風 人は多彩色
心想を染めては衣に包む
帰れない鼓動に
背をむけながら…
ふたり旅の途中…
出逢った…
ただそれだけで…
それだけの思い
過ぎてく時の流れ
あなたは夢向人
私は時の流れに佇む者
忘れない…
愛にはじまり…
ふたり終わらせたこと…
もうすぐ朝の光が
これまでを
柔らかに分かれて包む…
もう永久に交わること無い
これからの旅路を
ふたり新たな朝陽に照らされて…
[秋風]
揺らぐ 紅葉と銀杏の葉
揺らぎ 紅葉と銀杏の葉
秋風が 二人を拐いゆく
風が、おろしたてのコートを揺らす。
綺麗に色付いた紅葉がひらひらと舞っていく。
この風に乗って、紅葉の葉に紛れて、俺の想いも飛んでいってしまえば良いのに。
俺の中で色付いた想いが届く事はない。
叶わぬ恋。
かつて同じ道を歩んでいた俺の想い人は、
夢を追って遠くに行ってしまった。
道は拓けただろうか。鮮やかな日々を送っているだろうか。
「好きだ。」
冷たい風に吹かれて紅葉が舞った。
(12 秋風)