『秋風』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#秋風
ま、待ってよ
まだモンブラン食べてない
読書だってまだ一冊もしてないんだっ、
運動は、まぁあれだ。
仕事してるからそれで間に合ってる筈だ。
柿、秋刀魚、梨、ぶどう、サツマイモ
あぁっ、!
キムチ鍋だってまだ食べてないんだが!?
冬が来る前に、もう少し秋を味わわせて
秋風
ーあんなに綺麗だったモミジも、秋風に飛ばされて散っていった。
寂しくなった木を眺めていたら、隣に彼がコーヒーの匂いと共に戻って来て、
「もうすぐ冬ですね」
と、ぽつりと言った。そのまま、雪が降る前にしたいこととか、雪が降ったらどこへ行こうかとか、いろいろな話を一通り話して。
「来年もまた、こうやって冬の前のモミジを一緒に見たいですね」
なんて呟くんだから。
寒さでなのか、恥ずかしさなのか分からない、赤い顔をした私は、もう彼のくれたコーヒーを飲むことしかできなかった。
前回の秋恋・秋🍁の続編です。三部作になりました。
(みけねこ)
秋風╱11月14日 火曜日
去年の今頃は何をしていたんだろう。
彼とのLINEを遡ってみる。
私があなたを褒めて、あなたは自分を褒めるなんて変人だ、と言って、変人じゃないと私が返して。
変人論争をしていた。
会話内容は、今とあまり変わっていないらしい。
毎年同じでも、貴方と過ごせれば私は幸せ。
だから、これから先も一緒にいたい。
そんな私の想いが、秋風に乗って貴方へ届くといいな。
記録的な残暑が続いている中では、四季だなんてほとんどカレンダーの中にしかない。破り取った一枚は紅葉で色付いた山々の写真で、一月経った今ですら現実は追いつけずにいる。
週末は十一月にも関わらず夏日になると聞いた。暦の上では冬であるはずなのに、秋すら訪れた実感がない。いつになったら季節は変わるのだろう。
そうやって思索を巡らせて、そういえば随分と前にあの柔らかい特徴的な金の匂いが運ばれてきたことを思い出した。
/暦通りの開花
お題:秋風
秋風
歩いてたら
秋風が吹いた
秋風は秋の訪れを知らせてくれる風という認識だからこそ
時って早いなぁと感じた
この優しい風が私にとっては
これぐらいが丁度いいのかも
【秋風】
近年、秋風がなくなってきた。
秋すらなくなってきて…今年は特にひどい。
この状況を見て見ぬふりして、
SDGsなるものを掲げているのが不思議だ。
秋はどこへいった?
なぜ急に寒くなる?
人はこれ以上進化しないのか?
何をどうすれば人は満足する?
人はこんなまでして何をしたい?
何が理由だ?
どこで間違えた?
きっと人は生まれちゃいけなかったんだろう。
それか生命の住む星の運命なのだろうか
ひとつの種族が飛び抜けて進化してこうなった。
これはいい事なのかな
秋風ってどんな風だったっけ。
昔過ぎて覚えてないや
―――――――――2年後の大災難って……一体?
お題とは関係ないんだけど、聞いてくれない?
嫌なら閉じてもらって構わない。
最近、ここに来ることが増えたんだ
悩みなんてないはずなのに
毎日楽しいのに
吐き出す理由になる何かが欲しいみたいで
そんな都合のいいお題なんてないはずなのに
ここに来ちゃうんだ。
スマホを見すぎると疲れやすくなるらしい
きっとそれかな。
気の合う友人もいて、優しい先輩もいて、
可愛い後輩もいて、頼れる親友もいる。
こんな幸せ者なのに一体何が足りないんだと思う?
親だって厳しいわけじゃない
いじめられてるわけでもない
やっぱりスマホの見すぎかな。。
聞いてくれてありがとう。
少し楽になった気がする。
秋風が肩を叩いて振り返ったの。
でも頬に冷たい風だけ、
冬の訪れを感じただけ、
別れが近くなっただけ。
盛の終えた秋桜が頭を垂れている。
夕暮れが迫る黄昏時。
雑草ばかりが目立つ広い野原にて
かつては美しく咲いていたであろう秋桜を見つけた。
ヒョロリとした茎と頭を垂れる花弁が、黄昏時の黒いシルエットとなって秋風に揺れている。
かつて、この野原には大型ショッピングモールが立っていた。
オープン仕立ての時は沢山の客で賑わい、連日家族連れやカップルが買い物を楽しむ立派な娯楽施設だった。
しかし、不景気の波に飲まれ、惜しまれつつも閉店とあいなった。
私自身も好きなショップがいくつかあったので、惜しんだくちだ。
その後ショッピングモールは取り壊され、広い敷地は買い手のつかぬまま放置に至り、今となっては雑草が伸び放題の野原へと姿を変えてしまった。
こういうのを何と言うのだったか…。
諸行無常…。国破れて山河あり…。
どれもあっている気がするが、もっと相応しい言葉があったような…。
脳内の辞書を手繰りながらぼんやり考えていると、ピューッと冷たい風が頬をさした。
晩秋の風は一足先に冬の気配を纏っている。
実に気の早いことだ。
…風。
あぁ、そうか。相応しい言葉が見つかった。
秋風索莫。
─栄えるものが衰えて、もの侘びしくなる様─
自然も、人が作り出したものも、時の前には無力だ。
だからこそ、
日々の何気ない時が、かけがえのないほど愛おしい。
そう結論付けた私に、秋桜がコクリコクリと首肯していた。
雨雲を遠くへ追いやり
高い空に薄く雲を刷き
色を変えた葉をくるくると舞わせ
ある一瞬 突然に
季節が移ったことを知らせるのだ
「秋風」
#249
秋風
夏が終わる寂しさを感じ、
嫌気が差す程の暑さとお別れする。
去年は何していたかと想いを馳せて、
懐かしさにふけいる頃だな。
秋風
秋風が心地よくて
夏が終わったのだとしみじみ思う
秋風が冷たくて
冬がやって来るとじわじわ感じる
私の頬をかすめた渡り風は
枯れ葉を連れて隣街へと旅立った
―――「秋風」
秋になると、お隣のお家にある金木犀の香りがして
とっても幸せな気持ちになる。
金木犀の香りが一番するのは、お家の玄関の階段を
降りたところ。
階段降りてめいいっぱい深呼吸して、
朝は「今日も一日頑張ろ!」ってなる。
夜は「今日も一日頑張った!」ってなる。
昼は、、、?
基本的には建物の中にいるから感じられないけれど、
外に出た時に吹く「秋風」さんの香りを楽しむ。
その一瞬の時間がとっても幸せ。
今日も秋風さんがやってくる。
たくさんの素敵な香りを運んでくれたかな?
秋風
さみしく切ない
一人旅
秋風に吹かれながら
傷心を癒す
秋風
秋風が来る前に、冬風に吹かれた。
ここ数日の気温差の印象だ。
秋を待っていた。長い夏の暑さに耐えかねて、早く秋がこないかと首を長くして待っていた。
そこにこの仕打ち。
令和ちゃんはいつもアクティブだね、そろそろ情緒も覚えようか?
そう言いたくもなる。
日本にはもはや四季はないのだろうか。
春も来なかったらどうしよう。
今からでも秋が来ればいいのにな。
今年の秋風いつや。
強風ならあったけども
私にとって秋風は花粉で終わってたときが見極め時(?)
【秋風】45 kogi
秋風
秋風が来ることもなく、いきなり冬風がきた。
ここ数日の気温差の印象だ。
そろそろ秋物を出そうかなとクローゼットを開けたのに、ドアを開ければ冬景色。
一旦ドアを閉めて、気温を確認して、上着と手袋を装着して仕事に行った。
令和ちゃんは今日もアクティブだね、そろそろ情緒も覚えようか?
そんな言葉が頭をよぎる。
私は秋が好きだ。愛している。
秋のファッションも景色も大好きなのに、長い夏に押し流されてそのまま冬になってしまった。
悲しい。悲しい。
秋風を待っているよ、令和ちゃん。
「俺は思うんだ。春風にそよぐスカートも可愛ければ。秋風にたなびくスカートもまた萌えだと。」
オジサンの俺は中学生のメガネに説いていた。
「師匠!! かっけえー!!」
「春に桜舞う校門で告白も良ければ、秋に行く二人での映画館もまた楽しいと!!」
「師匠!! 羨ましい!!」
「と、いう事でお嬢さん。僕とお茶でもどうです?」
この勢いで目の前の女子高生にナンパする俺。
「デブおっさん。それ犯罪だけど。警察呼んでいい?」
「ふ、俺がカッコ良すぎるんだな。罪だとは。」
「もしもーし。警察ですかー? おっさんがセクハラしてきまーす。」
「あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーー!!!! ごめん!! 許して!! 警察だけは!!」
「師匠。カッコ悪い。」
女子高生は去り。俺と弟子のメガネだけが残る。
秋風は吹く。寒いギャグを持って行って。夕焼けに黄昏る男子二人の将来を案じて。
秋風
秋風や 香りは残し 戸をたてて
風はつめたし かのもの何処
あぁ生憎に 名前を伺うことも せず事に
人を払いて 忘れることが おおかりし
せむなきか それでは人は 浮かばれざりし
立ち去りがたし 名をば聞くこと かなわざり
あぁ
何処に君は 花の香を 忘れるほどの
秋風が 肌に立ち 君の名を 思えば何処
あれほどに たちたる腕や 名をば聞こえて
誰ほどと 人の名を きかざらなけれ
袖は濡れ すぎたれば わかざりし
姿を忘れ かのものの かりよりも
真なるものを とどめしなりぬ わすれけれ
さりとて人を とどめしものは 名をば聞く
つゆ知らず 忘れいきたる 年の瀬や
それでも人は 綴らを重ね 名をば残して
あぁ生憎に
人は名を 聞くもはじたり その歳も
すぎたる日々を 思い返せり 若くなく
あぁ 何時も
この世をば 書き連ねたる 文字という
香り残りし ものこそあれど 人は忘れり
名をば聞け
ものすぎたるは 人は無くした ものをば惜しみ
人の名を 名乗りてわする 元服は
人はいずれの 姓を身につけ うまるるか
かこはどちらか 雌雄をといて それでも人は
おの子とおなご どちらかと なをばきかざり
よしあき
秋風が吹き始める季節。
首に当たる風が少し肌寒い。
まるで誰かが私を呼んでいるかのように首に巻きついてくる風。
一体そこには誰が居るのだろうか。
肌寒いはずなのに
やっぱりちょっと。暖かい。
秋風……。
人生を台無しにしたあのゲス女の首を刎ねて、秋風に晒してやりたい。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
秋風……。
秋風が出てきた。防空に適していたので、艦隊に入れた。
でも……。夜戦で使えないことを、忘れていた。