『秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
秋は寂しいなんて誰が言ったんだろう?
暑過ぎず、寒過ぎず、行楽に行くには最高の気候。
イベントごとなら運動会に文化祭、ハロウィンに秋祭り。楽しいことがたくさんある。
全然寂しくないじゃん。
普段コミュ障な私も、多少気分がアガるから。
「あの、話があるんですけど·····放課後、図書館で」
END
「秋恋」
春、君の周りにはまだ人がいたね
夏、君の周りから人は去って行った。君はいつもの場所にいるのに
秋、君の周りには君に恋焦がれた、たくさんの人がまた集まって来た
調子のいい奴らだ
毎年同じ事が繰り返される
君の名前は
『焼き芋』
テーマ「秋恋」
どこかで見たことあるなあと思ったら、過去に春恋がお題の時に『春に恋するから春恋。では夏は夏恋、秋は秋恋、冬は冬恋となるのだろう』と書いていた。
まさかの大当たり(?)である。
それはそれとして、今思うのは秋恋ってお菓子の名前とかにありそうだなあということ。
さつまいもを練り込んだサクサク系チョコでもいいし、りんごを練り込んだしっとり系のチョコでもいい。
いっそのことさつまいもとりんごのチョコでもいいな。もう既にありそうだけど!
まあそれは置いといて、やはり恋という名の付くお菓子はチョコという印象が強い。
甘く儚く溶けていくからだろうか。
でも初恋はレモンの味とも言うのでチョコは関係ないか……?
全くもって謎である。
「寒っっ! 」て 君は
僕の腕を掴んで コートのポケットに
いきなり手を突っ込んでくる
おいおい! 何ていきなりなんだ
僕の心臓は バクバク
君に聞こえてしまう…かも
マズい…!
そんなこと お構いなしの君は
僕の腕に自分の腕まで絡め
ギュッとしてくる
いいのかい?
僕は本気にしてしまうよ?
〈 秋 恋 〉
【秋恋】
付き合って3ヶ月。
お互いに慣れてきたところかな。
今までの熱が落ち着いて、徐々に冷たくなっていくみたい。
「今日は何してる?」「会いたいよ」
「今度はいつ会える?」
言えない言葉が落ち葉みたいに、どんどん降り積っていく。
ねえ、早く戻ってきてよ。
真っ赤に染まった私の気持ちが、茶色くしぼんでいく前に。
秋恋
秋を恋しくおもうのは、日差しがまだ柔らかく、木々の葉は赤く燃えていたから。
今、わたしはひとり、今にも雪が舞い散りそうな空の下で、あの人に囚われている。もう、葉はすべて木から落ちてしまい、疲れて眠るように地面に張りついている。
あの秋のわたしは、銀杏の木の下のベンチに座り、「まだ温かい飲み物は早かったね」なんてあの人と言いながら、缶コーヒーを両手で転がしていた。
そんなわたしたちの目の前を、黄色い銀杏の葉がヒラヒラと落ちていった。わたしはそれをつかもうとしたけれど、葉はするりとわたしの手を避けるように落ちていった。
「むずかしいね」と照れ笑いしてあの人を見つめたけれど、彼はただ、落ちた葉を静かに見つめていた。
わたしは呑気に、次に落ちてくる葉があれば、必ずつかんでやろうと意気込んでいた。すべての葉が落ちた時の寂しさになんて気づかないまま。
出会いの春、燃えるような夏、人肌恋しくなる冬。
魅力的な大人、憧れの先輩、対等な同級生。
たくさんの人を好きになってきた。
快適で不安定な秋のように
満たされて寂しい恋をしたいの。
誰かいい人紹介してよ。
年下との恋愛か。未知ってドキドキするのね。
貴方は駄目よ。
貴方は私の弟同然なんだから。
キャストもストーリーも決まっていない
この恋のタイトルは「秋恋」にしようと思うの。
タイトル負けしないストーリーを作れる最高のキャスティングを待っているからね
【秋恋】
———秋に始まる恋を、秋恋って言うんだって。
会社の同期で親友の美咲が、少し前に会社帰りに寄った居酒屋で言っていた。入社して半年経った秋ごろ、配属先で一目惚れをしたらしい。
そこから2年。美咲は一目惚れの彼を見事に捕まえて、今日、結婚式場のウェディングベルの音に2人は祝福され、結ばれた。
本当に幸せそうに笑い、そして愛おしそうに彼を見つめる美咲を見て、なんだかとても温かい気持ちになった一日だった。
結婚式と披露宴、2次会を終え、お開きになった帰り道。初めは大人数でぞろぞろと帰っていたけれど、1人、また1人と別れていき、最終的に私と、同期の恵太だけになった。
私と美咲と恵太はよく社内のイベントなどで一緒に行動することが多く、社内でも特にこの2人は1番心の許せる同期であり、友人だった。
「今日の結婚式すごく素敵だったね」
「だな。美咲の結婚相手が、藤田主任だって知った時は驚いたよ」
「ふふ、一目惚れだったんだって」
「へぇ…美咲の?」
「ううん、どっちも」
恵太は面白いものを聞いたと笑う。そこから他愛もない話をしながら帰路に着く。時折秋の夜の冷たい風が吹いてきた。
———くしゅんっ。
秋の夜は寒い。昼間は少し暑いくらいだったから、羽織るものを持参するのを忘れた。今日のために新調したドレスは生地が少し薄手なので、冷える。
私が腕をさすりながら歩いていると、突然肩に鈍い重みと程よい温かさを感じた。見れば、恵太が自分の着ていたコートを私にかけてくれていた。
「え、悪いよ…!」
「寒いでしょ。着てなよ、それ」
恵太の方こそ寒いだろうと思い、コートを返そうと手をかけるけれど、恵太が「俺、さっきお酒飲んで暑かったからコートないくらいがちょうどいい」なんて言うから、返す口実がなくなってしまう。
「…ありがとう」
お言葉に甘えて、しばらくコートを借りることにした。なんだか少し照れ臭くなって俯くと、ふわっと恵太の香水の匂いがして、思わず顔が熱くなる。
結婚式の幸せそうな2人を見たからだろうか。
美咲に彼氏ができてから久しく飲んでいないお酒を飲んだからだろうか。
それとも、仕事用の落ち着いたものではなく、少し明るい色合いのスーツを着た恵太を見慣れないからだろうか。
なんだか暑いけどきっとコートのせい。
秋の夜の涼しい風が頰を撫でる。胸の鼓動の高鳴りもなんだかすごく心地よかった。
秋恋…
あ…あんたしかだめなんやっ!
き…きのうまでのこうさいあいてのことなんてもうしらないもんっ!
こ…これからのみらいにいきるのっ!
い…いいでしょ?つきあってみない??
—恋の音は唐突に—
恋をしたい。秋になるとそう思うのは何故だろうか。
「はぁ、彼氏欲しいー」
撮り溜めしていた恋愛ドラマを見終わり、思わず口にした。
ピピピと電子音が脇から鳴る。それを見ると三十八度の数値が出ていた。
「まだ下がらないかー」
今日は熱が出たので学校を休んだ。久しぶりに体調を崩したけれど、そこまで苦しくはない。むしろ、ランニングが出来そうなくらいに好調だ。
『ごめんね、帰るの夕方くらいになっちゃうかも』
お母さんからメッセージが届いた。テキトウにウサギのスタンプを返して、スマホを伏せた。
両親は共働きで、家には私一人。恋をしたいと思うのは、寂しいからというのもあると思う。
時計は午後三時を回っていた。
「何しようかな」
寝る気にもならないし、勉強する気も起きない。何か面白いテレビやっていないかな、とリモコンをいじる。
その時、ピンポーンとインターホンが鳴った。モニターで確認する。
「はーい」
『山口です。今日鈴鹿さん休んでたから、プリント持って来ました』
「ごめん、ちょっと待ってね」
急いで服を着替えて、鏡で髪型を整える。
心臓の鼓動が速くなっていくのを感じる。
「ごめん、お待たせ。ありがとう!」
「あ、元気そうで良かった。はい、プリントと……、これ良かったら食べて」
プリントと一緒に、レジ袋を手渡された。中には、ゼリーとスポーツドリンクが入っている。
「え、いいの?ありがとう……!」
「うん。お大事に!」
彼はそう言って、行ってしまった。
身体が熱い。もうしばらく、熱は下がらなくていいと思ってしまった。
お題:秋恋
秋恋
僕が気になったのはまだ
桜が舞い散る頃だったかなぁ
気にはなる程度だった
少し暖かくなって
緑が芽吹き始める頃に
更に少し気になり始めて
雨が割と降るようになった頃
話が合うなぁって思えた
段々と蒸暑くなってきた頃
色々と遊びに行って
楽しく感じて来てさ
この暑さがおさまった頃に
段々と君に対する気持ちがわかった
枯葉落ちる頃に僕は
君に間違いなく告白するだろう
1年振りの秋の紅葉に
焦がれ憧れたこの気持ちに
秋恋と名付けてみたりして。
どこにも片付けておけない気持ちは
さっさとゴミ箱に捨てちゃって。
挫折なんかもした事があって、
その時ハッキリ思った。
あぁ私、世界舐めてるなぁって。
あらゆる分野で言えてしまう。
適当にやってるつもりはないけど
努力的に見ても
客観的に見ても
適当にやってるようにしか見えなくて。
そのくせ楽しいことを探し求めてて。
自分の都合ってやつを
すごく大事にしてて。
"Good Midnight!"
風が強くて涼しい。
私は世界のことを舐めてるように
世界も私を舐めてて
今日も運が悪い。
肌寒さを感じて、腕をさする。
秋の夜は、絶妙に冷える。
遠くで、人を探す人の声が聞こえる。
蚊帳の中から、だらしなく空を見上げていた。
外の騒がしさは依然として変わっておらず、私の待ち人はまだ見つからないようだった。
私の四肢は、力を抜いて、布団の上に投げ出されていた。
まるで、高熱が引いたばかりの子どものように、私はぼうっとして、空の白い月を眺めていた。
街角で罹患し、ここまで私を突き動かしてきた熱は、とっくに引いて、冷徹な寂しさと退屈さが、だるさとなって私の体にのしかかっていた。
この郭町の街角で、私は人生初の恋とも言えない恋をした。
街角の埃っぽい道の隅で、堂々と物語る、その面白さと切迫した演技と香りのようにひかえめに映る華やかさとは、恋に不感を貫いていた私の脳に、強い衝撃を与えた。
その衝撃は高熱となり、私を突き動かして、とうとうここまでやってきたのだった。
しかし、目当ての彼はいなかった。
それを気にした店主の気遣いで、私は今ここにいる。
あてがわれた部屋はずいぶん広く、そして静かだった。
彼を探す人の声も、あちこちで鳴いている鈴虫の声も、遠く聞こえる。
もうかれこれ一時間くらい、一人で秋の夜長を担当しているが、未だに外の騒がしさに変わりはなかった。
そして今、秋の夜特有の寂しさは、怠さと眠気となって、私を苛んでいた。
人恋しい秋の夜でも、私は独りで寝てしまえるのだった。
もういいか、なんて考えて、薄く目を瞑る。
既に慣れない体験で、無意識にこわばっていた身体がほろり、と解ける感覚がした。
瞼の裏から眠気が込み上げる。
先ほどまであんなに孤独を苛んで疎ましかった月の光や鈴虫の声が、心地良い。
私はその心地良さに身を委ねた。
意識が次第に真っ黒な闇に呑まれ、遠のく。
疲れによる安堵が、秋の夜の孤独を呑み込んでいく…
…
…気づいたら、眠っていた。
意識が自分の元に戻ってきても、私はしばらく目を瞑っていた。
ぼんやりとした頭には、ここが何処かわからなかったし、
何より、真横で人の気配がした
目を薄く瞑ったまま、私はひとしきり考えた。
堂々巡りの考えが二周くらいして、私はようやく目をゆっくりと開いた。
目の前に、あの人がいた。
街角で見た、あの物凄い語りを見せた彼だった。
柔らかそうな睫毛を伏せて、静かに目を閉じて、その彼は眠っていた。
一瞬、息が止まり、時間も止まったような気がした。
ぼんやりした頭の中で思考はもつれ絡まって混乱し、ぐちゃぐちゃのまま霧散した。
遅れて、衝撃がまた脳裏を駆け抜けた。
彼は彼のままでも美しく、物凄かった。
そして、その彼が他でもない私のすぐそばで寝息を立てている、という現状に、貫くような恥ずかしさと喜びが駆けずった。
…結果として、私はネズミのような素早さで飛び退き、したたか蚊帳に頭を打ちつけ、絡ませた。
それが、私の恋の始まりだった。
初恋である秋恋の。
少し前まではあんなに暑苦しかったのに、いなくなったらいなくなったでなんだか寂しい。
十五夜ももう過ぎて今夜も月は綺麗だし、こないだまでが嘘みたいに過ごしやすいし、全然、悪くないけど――それでも、ああ、はやく来年の夏が来ますように!
【秋恋】
秋は恋の季節よね~
おまえ、春にもそれ言ってただろ
そうだっけ?はぁ~素敵な彼氏とデートしたい
おまえ、彼氏いないよな?
そうだけどっ!いいじゃない、これから作るの!
おまえはそう言ってそっぽを向いた
春は花咲く季節だ
そして、秋は実りの季節
俺はおまえの話をずっと聞いてきた
俺の片想いもこの辺で収穫したい
あ、あのさ…俺…
秋のときに恋するのはとても素敵なことですね。
秋の風はちょうどいいと私は思います。
春に出会い、夏は遊び、秋に恋し、冬に離れる人もいればそのままいつ続ける人もいる。人生は出会い別ればかり。秋は読書の秋でもありますからぜひ、読んでみてくださいね。
秋の恋はロマンチックでしょうね。
最後に恋に落ちたのはいつ頃だろうか。
なぜ、恋に落ちたのか。
それは、あまりにも美しかったから。
いや、美しく見えたから。
申し訳ないのだが、女性の外面に恋をしたのだ。
なかなか、内面に恋をすることはない。
いや、むしろ内面は見ないほうがいい。
男という生き物は、喜んで女性に騙されなければ恋愛はできない。
女性も男性の上っ面に騙されたからこそ、恋愛したはずなのだ。彼の本性を知ったら冷めるはずだ。
そう、恋愛は幻想そのもの。
ああ、それでも、この穏やかな秋色の街中で、やっぱり大人の恋がしてみたい。
たとえ幻想とわかっていても。
「懐かしいね」と今あなたに言わせたのは
あの日と同じ、白い彼岸花なのか
共有できなかった、年月なのか
それとも、見透かされた私の未練なのだろうか
: 秋恋
「秋恋」
1
ひと夏の慌ただしい恋は終わった。
どこかで見た、「秋から始まる恋は長続きしやすい」という記事を思い出す。
全てが輝いていた夏の彼を超すような人は現れるのだろうか。
2
秋が近づく。「寒さのせい」と言って好きな人と近づける季節がそこまで来ている。
最後の悪あがき
身体動く内は働く
でも動く事が気に入らんみたい
何で動くの?
若い時しんどい思いして
身体の使い方を覚えたからだと
自分で感じてる
それが宝物です
でも俺の宝物は気に入らんみたい
気に入らなくていい
あなた達の理屈で身体を動かすと
1日もたないから
身体動かす事しか取り柄無いけど
それが駄目なら切り捨てろ
最後の悪あがき
秋空?寒くなったね