『秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
"紅葉見に行こう。"
彼はそう言った。
「でも今は春だよ。紅葉なんか見れるわけないでしょ?」
"違うよ。紅葉、指輪見に行こう。"
自分が"紅葉"という名前に気が着いた瞬間だった。
_海月の心の叫び_
大切な人に名前を呼ばれるのって良いよね。
そんなことしてなんになるのか。
さあ、知らないし、まあ、日本一でも目指そうか。そんな気持ちになったとき夏は過ぎ、秋になっていた。
だが、夏が終わった気になれない。暑い。心の熱量に変換できないだろうか。夏、冬は秋を恋焦がれてしまう。
春は駄目なのかと問われれば、何か、こう、あふれる生命力がむさくるしい。秋はほどよい生命力だ。それで恋焦がれた秋になったわけだが、はてさてどうしましょうか。蛙化現象に気をつけつつ、秋とお付き合いいたします。
どうかよろしく、お秋様。
今年の夏も家の中は暗かった…
全ての部屋で遮光カーテンがひかれ、簾が掛けてあるからだ…
部屋の中から外なんかほぼ見なかった…
この猛暑 クーラーと薄暗い部屋ですごしだして4ヶ月近い………
秋が恋しい。
カーテンを洗濯し、ホコリ臭さを洗剤の香りにし、窓を開けて外をボーッと眺めたい…
文字通り秋恋はこれしか浮かばない…。
学校がある人は秋に文化祭や学祭がある
そこで告白する人が多い
それを秋恋というのかな
秋の風が僕を撫でて 通り過ぎて 見えなくなる
まんまる月が朧げに ここにいると 闇を払う
紅葉する並木道が ココロを真似ている気がしたよ
実家を出て一人暮らしをしてからはや数年
すっかり今の暮らしに慣れてしまった自分は一つだけまだ慣れないことがある
毎年秋がくると今まで暑かったのが突然肌寒くなってくるのか原因かはわからないがどうにも人肌が恋しくなってしまう
幼かった頃のように母に抱きついて一緒に温めあう、
そんな妄想をしながら1人寂しく秋を過ごす
それが自分の「秋心」
さて今年の秋はどんな理由をつけて実家に帰ろうか
自分の秋はまだ始まったばかりだ
“秋恋”
深夜一時の屋上にはいつも先客がいる。息を潜めて慎重に、内緒で複製した鍵をつかって忍び込む寮の屋上には、今日もまあるい頭の後ろ姿があった。生まれつき、色素が薄いのだという明るい髪に月の光が差し込んでまるでそこにも月が浮かんでいるみたいに白く浮き上がってみえる。キレイだなと思いながら俺は一歩一歩とその月に向かって歩を進める。
きっともう俺が来ていることに気づいているだろうに、彼はぴくりとも動かない。ただコンテナを逆さにしただけの即席のベンチにちょこんと座って、鼻歌を歌っている。俺も何も言わずに近くに置いてある壊れかけの椅子に座って、持ってきていた本を広げる。ここに来る度同じ本をもってきていることにだって、きっと気づいているだろうにやっぱり彼は何も言わずにじっと空を見つめている。
今日の歌は俺の知らない歌だった。日中の彼の、不遜な姿からは想像もできないような柔らかくて温かいその歌声を知っているのはきっと俺だけだと思うとなんともいえない優越感を覚える。少し勿体ない様な気持ちもするけれど、やっぱりこの歌声を聴けるのはこの屋上でだけがいい。大して読んでもいないのに、俺はなんとなくでページをめくった。
普段の彼を例えるならば取り扱い注意の傷だらけの湯沸かし器あたりだろうと思う。喜怒哀楽がはっきりしていて、特に怒りの沸点が低くすぐに怒る。怒ると手が出て足が出て、鼓膜が破けそうなほどの怒鳴り声も出る。正直に言えば苦手なタイプだ。だけど。
深夜一時の屋上に、ひっそりと座る彼はまるでタマノカンザシの様だった。夜に白い花を咲かせる姿が、月明かりに照らされながら静かに歌う後ろ姿によく似合う。
ああ、好きだなあとその横顔を眺めて思う。ため息をつきたくなるような綺麗な横顔を、できれば夜の屋上でだけでなくずっと横で見ていたいと、気づけばそう思うようになっていた。友情では収まらない感情を俺は今日も持て余しながらページをめくる。彼の鼻歌はまだ終わりそうにない。
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その内修正します
「秋恋」
人は、恋「恋愛」が好きだ。
嫌いな人もいるが、好きな人の方が多いだろう。
私は正直、あまり好きではない。
自分がやるよりか見ている方が楽しいし面白い。
恋愛の話は正直めんどくさい。
そんなこと聞かれても私が分かるわけないのに、
どうしてそんなに私に聞くのか、自分のことなんだから自分で考えなよ......
そう思うときある。
でも 恋をしている人を見るのはすごく楽しい。
恋をしている女子なんて可愛く思える。
そんなある秋の日
私はある人に会い、胸が苦しくなった... 恋をした。
この私が恋をするなんて誰も思わなかっただろ。
恋が嫌いな人、苦手な人、 恋は誰にもで できるよ。
私なんかがしちゃだめ なんてルールはない。
自分の本当の気持ちを知って欲しい人にぶつけな。
きっと あなたの思いは届くはずだよ。
私は多分届いたのかな...? 笑笑
今しか出来ない恋愛がきっとある。
だから、好きじゃない、苦手、めんどくさい、
そんな理由で 恋をしないなんて もったいないよ。
思いっきり恋を楽しみな......。
私にはもう恋を楽しむことはできないから、せめてそこの君には恋を楽しんで欲しいな。
つらいことがないように.........
―秋恋―
私は
とても心が広くて、
爽やかで、綺麗で、
素敵な景色を見せてくれる
君に恋をした。
でも、
いくら頑張っても
君には届かず
気づけば
君との間にある空気は
冷たくなっていた。
そして、
私は君を忘れるために
赤く染まってしまった。
図々しくも夏は秋の上に寝そべって、
ふと降り積もる雪を見て、いつの間にか過ぎ去った秋の終わりを知るのだろう。
読書の秋だとか、食欲の秋だとか、芸術の秋だとか、秋は短いけれど、確かにあったはずなのに。
少しずつ、季節が殺されていく。
知らぬ間に、季節が死んでゆく。
燃え盛る夏に、季節も、人も、この恋すらも。
青葉が枯葉になる過程なんかすっ飛ばして、
雪に埋もれて凍るのだ。
いつの間にか息絶えたことに、
誰にも、自分にさえも、気づかれぬまま。
確かにここにあった恋。
春になったら、また何かが芽吹くのだろうか。
【秋恋】
作品No.174【2024/09/21 テーマ:秋恋】
今日もあなたは、私の元には来ないのですね。きっと、他に大切な方がいるのでしょう。そして、私のことなど、とっくのとうに忘れてしまったのでしょう。
熱く燃え上がるような恋ではなかった。それでもいいと思った。あなたと二人過ごす静かな時間が、私はとても心地よかったから。
けれど、それは強がりだったのかもしれませんね。
心地よい季節は、本当に束の間で、やがて冷えを運んでくる——そんな季節。あなたと私は、そんな季節の隙間を、共に過ごしただけだったのでしょう。そして私はきっと、それを見て見ぬふりしていただけ。
いっそ、あなたのことなど忘れられたらいいのに。それさえもできない私が、今日もあなたを待っています。
秋恋
蝉の声が静まり、葉が色づく中、
私は君に恋をした。
大好きなその笑顔は、
きっと誰かのものになる。
こんな醜い嫉妬心、
誰にも見せられないな。
【秋恋】
洗濯物が窓をノックして
開けると外の空気が押し寄せる
ふわっと香った秋の匂い
気がつくと風は強くなって
見上げた雲は秋色で
季節が変わったんだなって
そんなことで気がついた
今年は秋にもきみに会うチャンスがあるから
どんなおめかししようかなって
洗濯物を取り込んで
気が早いトランクの準備万端な中身をいじり出す
2024-09-21
秋は
気分が上がる♫
サツマイモ
カボチャ
梨
柿
月見バーガーなんかも
大好きだ!
わたしの
好きな食べ物が
いっぱいで
食べたいものが
あり過ぎる!
コンビニや
ファーストフードや
ファミレスの
期間限定メニューを
食べるのに
大忙しだ!
もっと
秋が
長く続いたらいいのに!
#秋恋
―――
良く
していただいている
と思う。
イジワルなんて
されていないし
無理矢理に
〇〇をやって
と言われることもない。
義実家との
お付き合い。
確かに
自分の実家に比べたら
異文化で
あぁ、
そう来る?!
と思うことはあるけど
良い人たち
優しい人たちだなぁ
って思っているから。
#大事にしたい
#秋恋
なにとなく君に待たるるここちして
出でし花野の夕月夜かな
(何となくあなたが待っているような気がして、月のとても綺麗な夕暮れに、花の咲く野に出てみたの)
秋の恋なら与謝野晶子のこの短歌が浮かびます。
好きな人で頭がいっぱいで、じっとしていられない感じ。
会いたくて長い秋の夜。
スニーカーが汚れている。
はぁ、とため息を吐きながら汚れを払う。
溝に入った砂は擦るほど広がり
元のままの方が良かったのではと
また、ため息をつく。
忙しくなるとどうも机の周りや
冷蔵庫の中身、身の回りのものが
地味に荒れ始める。
鞄をかけ、洗濯機に洋服を投げかけ
スマホを布団の上にぽいっとして
久々に窓を開けると、少し空気が冷たくて
昼間に家に溜まっていたであろう重い空気が
少しずつ軽くなっていき気持ちよかった。
今日は寝る前に5分だけでもいいから
買ったまま読んでいなかった本を読もう。
装丁が素敵で思わず手に取ったら
紙の触り心地がさらっとしてて気持ち良い
そんな本を買っていたのだ。
特に誰かに話すこともない
秋の一ページ目
紙の開く音、指の触れる感覚に
私は毎年恋をする。
秋恋
【秋恋】
落ち葉舞い散る街道で
すれ違った君に恋をした
降りしきる銀杏の黄色と
君の黄金色の毛
ピンと立った耳
やや前のめりの姿勢
くるりと丸まったしっぽ
君の後ろ姿に何度声をかけようかと思ったことか
ぐっと堪えて君を見送る
君にはもう決まった飼い主がいるのだものね
ああ、せめて、ふわふわの柴尻を目に焼き付けておこう
願わくば明日も君に会えるといいな
秋恋
少しだけ、和らぎ始めた残暑…昼間は、まだまだ暑いけれど、夕方は、幾分か、凌ぎやすくなってきた…
虫の声を聴きながら、空を見上げると、輝く満月が、夜空を照らしている…
こんなに綺麗な夜空を、一緒に愛でる相手が居たならなんて想ってしまう…
少しだけ早くなった夕暮れが、一人になると、人恋しくなってくる…
思わず、誰か…一緒に…なんて、独り言が、溢れてしまう…
ねえ、秋ってどんな季節だったの?
わたし、秋って漢字習ったよ
漢字に火が入ってるから、この、夏って季節よりきっと暑かったんでしょ?
と屈託のない笑顔で尋ねられる
おっと残念、秋はね、涼しい季節
お日様が沈んで夜になると綺麗なまんまるのお月様がゆっくり上がってきて
スズムシとコオロギが合唱を始めるんだ
それを聞きながらお散歩をするのが最高なんだよ
歌う虫がいたの?いいなあ
秋は涼しいんだね、秋はお外にクーラーがあったの?
ううん、お外にクーラーはないけど、
言葉に詰まる
涼しかったんだ、なんでだろうね
わたし、わかるよ、おじいちゃんが小さい時はきっとお日様が優しかったんだよ
今はずっとプンプン怒ってる、わたし、お日様嫌い
だってずっと怒ってるんだもん
そうだね、お日様もあんなにずっとプンプン怒らないでいいのにね
いいなあ、歌うスズムシとコオロギとお散歩なんて
行ってみたかったな、秋
『秋恋』
あのね
秋に恋人同士になれると
長く続くんだって
寒くなるから寄り添えて
心も近くなるんだって
だから私たちずっと
仲良しでいられるよね
ずっとこうやって
手を繋いで腕を組んで
一緒に歩こうね
いつまでもいつまでも
貴方のこと大好きでいるから
「秋恋」