『秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
秋恋みつけた
夏は暑くて涼しい所
ばかりに居た君が
ちょっとづつ
暖かい所を探しはじめた
もう少しで
私のそばに…
秋恋、初見です。私の秋は今年も食欲になりそうです。
ワレモコウ干涸らび錆びたダルトーン
欲しい気持ちは本当だった
♯秋恋
あどけないあなたに恋をしていました。
背が低いあなたはコロコロと鈴を転がすように笑う人で、笑うと頬が僅かに赤くなるから、まるでリンゴの妖精のようだと、私はよく思っていたものです。
海外の血が入っているようで、あなたは綺麗な赤毛の持ち主でした。
周りと違う容姿に心無い言葉をかけられていましたが、あなたはそれを気にする素振りは見せず、むしろ自身の髪を紅葉みたいだ、と言って笑っていました。
紅葉、という例えはなかなか当てはまっていて、押し花にして一年中眺めていたいと思える美しさがあなたの髪にはありました。
そんなあなたは、冬へ季節が移り変わった頃、遠くの町へ引っ越してしまいました。
私はその時、悲しくて、悲しくて、何度も何度も涙を流したのです。
あの頃は、どちらも相当幼かったので、私に釣られてあなたも徐々に目に涙を滲ませて。
最終的には、どちらも泣きじゃくって会話にならなかったのを、よく覚えています。
また会おう、そう言って指切りをしました、
もう何年も月日が経ちましたが、未だにその約束の日は訪れていません。
もしかしたら、あなたはあの約束を忘れてしまったのかもしれない。
いや、それともしっかり覚えていて、ただ単に、私に会いに来てくれる準備が整っていないだけかもしれない。
それとも、他に大切な人が出来たのかもしれない。
どちらにしても、私は秋が来る度に紅葉を見に山を登るのです。
はらりと宙を舞う紅葉を手に取って、赤毛のあなたを思い出すのです。
『秋恋』
秋恋
切なさを拾い集めて、いっそ落ち葉と燃やしてしまいたい。
日々家
この中にいれば、誰からも注目されることもなく
明るい照明の元に駆り出されることもなく、
節目の行事もあまり無くて、
だから、
いなくなれると。
秋になると、私は私が生きるこの小さな世界からいなくなれると、
ほのかに感じることができる。
毎日は変わらないよ。期待を無意識に1つしたとしても、笑顔の消えるようなことをされる。どれだけ頑張っても、努力しても、家族仲も食事も全部くそ。
はやく食事ってものをして、はやく部屋に戻って、逃れられない現実に泣きたい。
そういう毎日。
だけどね、学校も家も他人も人も全部苦痛な瞬間だらけだけど、秋は、
私に静かな準備期間と穏やかな日々をくれる。人の前に駆り出される前と後の静けさ。
ドッロドロな私だけど、汗っかきな私だけど、怠惰で怠け者の私だけど、
絶望ばかりしている私だけど、頭よりまず、まずは、手を動かさなきゃいけない私だけど、間に合わない感じの私だけど、帰ってからの5分くらいは嬉しいんだな。幸福なんだ。
秋にささやかに粘って頼ってる。心の中で。
いなくなってほしくない。秋どこにもいかないで。いっちゃうけど。
秋恋
初めて知った言葉だけど
どうやら『秋は恋をしやすくまた長続きする』らしい
そんなことを知って
確かに絶賛片思い中だと思った
といっても私は惚れやすいから
季節のせいとは言いけれないけど
いつもと違って一目惚れだし
勝手にこっちが知ってるだけだから
もしかしたら秋のせいでこの恋をしてるしれない
こんなに叶わないだろうと思う恋は初めてで
こんなに視界に入ろうと行動をする恋も初めて
彼も秋恋をして
私を好きになってくれればいいのに…
春と夏は恋が始まりやすいイメージで
秋と冬は恋が終わりやすいイメージだ
日照時間や天気の関係だろうか?
春と夏は気持ちが高揚するが
秋と冬は気持ちが沈みやすい
そんな中で迎えた秋恋の思い出は
冬の足音が聞こえ始める少し前の
夜のドライブ
田舎道をひたすら走って
ポツンとあるコンビニで飲んだ
ホットミルクティー
柔らかい甘さのミルクティーが
体と心を優しく温めた
何でもない日の
何でもない場所の
何でもない思い出
なのにずっと忘れないでいる
【秋に恋をした】
昔、ある秋の三連休に行き先を決めずに旅をした。
各駅停車の電車を乗り継いで、乗り継いで。気付くと、山間部を走る路線に乗っていた。
そんな電車に乗っていた時、いつの間にか眠っており、目が醒めると私が乗っている号車には、私一人が乗客として乗っているだけだった。
寝過ぎたと思い、窓の外を見る。
色とりどりに染められた山々。
山と山の間に沈む夕日。
⸺私は初めて、“恋”をした。夕暮れの秋の景色に、恋を。
その後、あの景色をもう一度見たくて、同じ路線に乗った。だけど二度と、あの景色に出会うことは無かった。
もしかしたらあの景色は、神様の仕業だったのかもしれないと、今はそう思ってる。
㊽秋恋
騒がしく
華やかで
高揚した季節が夏なら
しっとり
落ち着いて
静かな季節が秋
秋に始まる恋こそ
本物の恋
橙色に染まった葉に澄んだ青い空。冷たい風が吹き秋の訪れを知らせる。歩く度に落ち葉が音をたて割れる、2年前、彼女と出会った時もこんな天気だった。そして彼女も今日と同じベージュのロングコートに白のリボンが着いたコートと同じ色のベレー帽を被り鞄を持っていた。「あっ!もう遅いよ〜!」そう言う彼女は2年前とまんま同じだった。嗚呼また俺は彼女に惚れなおしたんだな…
お題 秋恋
「秋恋」
世は秋になり
葉も色付き、地面に落ちる
四季の中で一番過ごしやすい時期である
そんな世に一組の若者がいる
恋い慕う者に自分の心の内を言えずにいる
焦れったくも、愛おしいこの時
桃色染まる
頬になり
恋い慕う 紅葉拾いて 簪に
秋から始まった恋が、もうすぐで1年経とうとしている。あの頃は叶うはずないって思い込んで、何度も涙を流したな。でも、今はあの人と連絡する頻度も少し増えてきたし、この前2人で会ったりもした。初めの時と比べたら、すごく成長したなって思う。
だけど、このまま想いを伝えないままでいるのは絶対に嫌だ。いつかは、伝えなくちゃ。わかってるよ。わかっているけど、怖いんだ。傷つくのが、怖いんだ。一体、どうしたらいいんだろう。あなたになんて伝えればいいのかな。
「昔、貝の中から波の音が聞こえるって言うの、あったよね」
「あれは外からの音の中で、潮騒の音と同じような周波数以外が遮られちゃって聞こえなくなるだけなんだって」
「二人で海の音が聞こえる、って、言ってたのにね」
「ねえ、知ってる?貝殻以外にもあるんだよ、そういうの」
「霜ってね、虫の声がするの」
「何言ってるか分からない?ふふ、教えてあげる」
「霜がどうやって降りるか、知ってる?急激に冷やされた物体が、周りの水蒸気まで凍らせちゃって、物体の表面に付いちゃうの。」
「秋の終わりには、結構起こりやすいんだって。その時にね、虫の声も一緒に閉じ込めちゃうんだよ。すっごく綺麗でね、霜が溶けないように聴くのが大変なの」
「聴いたことない?だろうね。霜が溶けるのなんてすぐだもん、ほとんどの人が聴けないよ。」
「ねえ、今からさ、聴きに行こうよ」
「どう、聴こえた?…そっか」
「…あのね、虫の声って、告白なんだよ」
「秋に泣いてる虫のほとんどはね、冬になる前に死んじゃうの。だからその前にメスに求愛して、自分の子供を産んでもらおうとするんだよ」
「…君は、冬まで生きられないって分かったら、告白するのかな」
「私は、しないかも」
「一人で気持ちを抱えて生きるよ、ずっとね」
「何、その顔。想像と違った?馬鹿みたい」
「君ってさ、ずっとそんなんだよね。欲しい言葉を投げかけてもらえるって思ってる。初めて会った時からそうなの。自分がそうできるから、私もそうするべきだって思ってる。多分、無意識でしょ」
「何でそれが私を余計に苦しめてるって分かんないかな」
「君はいつも欲しい言葉をくれるね。でも、今度は間違えちゃったみたい」
「じゃあね、君は、元気でね」
お題『秋恋』
秋恋
秋に始まる恋は長続きするそうだ。
そうこれから。
そういう人と出会ったら大事にレンガを積み重ねるように、焦る事なく関係を深めていきましょう。
他人は関係ない、自分がどうしたいか決めればいい。
恋に季節があるんだと
色移りする季節の中で
君が密やかに煌めいて
夏のような激しさはなくて
サワサワと撫でつけるようなくすぐったさで
澄み渡る雲のように
さぁっと掃き清めたような
そんな そんな空気を纏って
突然僕の前に現れた君が微笑うから
見事に とすん と心が響いて色づいた
紅葉色した秋の恋
✼•┈┈秋恋┈┈•✼
秋恋
僕の手から君と同じ匂いがする。
この時期に鼻がむず痒くなるのは
きっと花粉のせい。
〜秋恋〜
熱で疲れた体を
涼しい風で 体を癒す
気になるあの人が
いつもより近くて
違う熱に狂わせられる
……的ななのかな?
いや、今は暑すぎて
昔の秋が恋しいですよね
紅葉とか 食欲とか
月見とか スポーツとかとか
……いつんなったら涼しくなるんやろ
秋恋っ意味してるか?
秋という季節の恋らしい。
てっことは、秋に恋に堕ちるって感じなのかなね?
ん〜俺は頭はよくねーんでね。
よ〜わからんけど、そんな感じだろう。
だったら、俺は春夏秋冬恋に堕ちてるぜ。
だって、ずっと大切な人に恋をしてるからな。
あはは、お前も自分のことを愛してくれる奴大事に知ろよ
まあ、簡単にいうとな。
俺は、そいつのおかけで毎日が幸せだよ。
お、あいつがきた。
じゃあな
秋恋。
それは、秋に恋することだと思う。
終わりです。
短くてごめんね。