秋恋』の作文集

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秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/21/2023, 10:25:33 PM

─秋愛─

夏よりはるかに涼しくなった。

でも相変わらず彼は、

いつものベンチで本を読んでいる。

秋の暖かい日差しを浴びて、

くれなゐに染まった葉が彼の読書を邪魔する。

こちらに気づいた彼が手を振ってくれた。

この秋の、今の瞬間しか味わえない恋。

私は彼と季節を巡るたびに、恋をする。

何故なら、彼のあの嬉しそうな表情は、

今しか見られないのだから。

題名【秋愛】


今家族と幸せなのも、
今友達と笑っているのも、
今生きているのも。
いくつもの偶然が重なりあってできる、
ただ一つの奇跡。

9/21/2023, 10:24:30 PM

『秋恋』

「……じゃあ、ね」
彼と交わした最後の言葉。
彼は"またね"って言ってたけど、私は言わなかった。
だってもう…私は彼に逢えないのだから。
自然と目から涙が溢れていた。
泣かないって決めてたのになぁ…。
そして私は遠ざかっていく彼の背を目に、秋風に誘われるようにして彼とは反対の方向へゆっくりと歩を進めるのだった。

9/21/2023, 10:20:04 PM

灯台守のトーチ

魔法使いのリリは、この辺りでは
腕利きの魔法使い。
足腰の痛みをとるせんじ薬や、
失せ物が出てくるおまじないなど、
皆んなが頼りにしている。なかでも、
今の季節のヒット商品(?)は…
「惚れ薬ね」
リリは、女学校の生徒たちから大口の注文が入ったと、忙しそうだ。
「やっぱり秋の注文が多いかしら。
人肌恋しくなるっていうか」
リリはトーチと同じ年頃の15.6才。
なんだけどこの仕事をしてるからか、
ませている。
亡くなったおばあから仕事を受け継いだ
ところとかは、トーチと似ている。
金色の瞳、ばさばさの長い黒髪をふたつに束ねて、時々眼鏡も掛ける。
眼鏡は、文明の利器なのでは、と思うが、
今は古き良きものと新しき良きものを
分け隔てなく使う時代。
魔法使いがいて灯台がある時代なのだ。

「ところで、惚れ薬の材料って何?」
トーチは聞く。
「そうね、オレンジジュースやシナモンを
使った美味しそうなものから、
カマキリの黒焼きを使った不味そうなもの
まで多種多様よ」
「カマキリ!それは僕には使わないでね」
リリは真っ赤な顔になった。
「馬鹿!誰がトーチなんかに!」

僕は灯一。灯台守の灯一。
皆んなからはトーチって呼ばれてる。
カマキリなんて、一般的に不味そうという
意味で使ったんだけど、
リリまだ怒ってるかなあ。

9/21/2023, 10:01:58 PM

赤や黄に染まった大樹の下。

公園のベンチに座って、

隣で缶のホットココアを飲む君を見つめる。

頭の上に……もみじが乗っている。

私はそっと手を伸ばして取ってあげた。

「ね、もみじ乗ってたよ」

私は笑って言う。

すると彼は少し頬を赤く染めて言う。

「わ、マジか。取ってくれてありがと」

いつもはクールで冷静沈着な彼。

ちょっと違う一面が見れて、私はさらに笑った。

〜秋恋〜

9/21/2023, 9:17:42 PM

【秋恋】#6

※百合注意

キャラクター紹介
『』 神山あおい (かみやまあおい)
「」 鈴木桜(すずきさくら)

『ねぇねぇ知ってた?!秋の方が恋が叶いやすいんだって!!』

私の親友、あおいが発したその言葉。
私はあおいことが、恋愛的に好きだ。
その、元気なとこも、知ったことをなんでも私に報告しようとしてるとこも、全部かわいい。

『桜 、?どーしたの、?』

私の名前を呼び、首を傾げてこっちを見るあおい。
もうかわいい、!!

「全然っ、!なんでもないよ笑 私も恋、叶うといいなぁ、、笑 」

『ねぇ!早く好きな人教えてよ〜!!』

「秘密だもん笑」

「ねぇいーじゃんかぁ〜!!」

「だぁめ 笑」

『ちぇ〜、、、』

大親友、、か、、
私は愛しているのに、
あおいはただの大親友と思ってるみたい。
はぁ、こっちに振り向いてくれたらいいのに、、








『ねぇねぇ知ってた?!秋の方が恋叶いやすいんだって!!』

私が言った時、私の好きな人は何か考えてるようにして返事をしなかった。
そう、何を隠そう私は、大親友の桜のことが恋愛的に好き。
でも、返事をしてくれなくて、ちょっと心配になった。

『桜 、 ? どーしたの 、?』

かわいい笑顔でこっちを見る桜。

「全然っ、!なんでもないよ笑 私も恋、叶うといいなぁ、、笑 」

『ねぇ!早く好きな人教えてよ〜!!』

「秘密だもん笑」

「ねぇいーじゃんかぁ〜!!」

「だぁめ 笑」

『ちぇ〜、、、』

好きな人、教えてよとか、言ってるけど、
ほんとは知りたくない。
桜は多分、女子の私の事なんか好きだとか、思ってない。
はぁ、こっちに振り向いてくれたらいーのに。


※この物語は、あるネッ友の子の実話もちょこっと入っています。後は妄想です。

9/21/2023, 9:14:58 PM

秋の風に吹かれて
綺麗な長い髪が紅葉と一緒になびいている
その時、恋に落ちた
次また会えるかも分からない誰かに
でも本気だった
諦めたくない。絶対。
秋の恋は実ると聞いた事がある
少しでも希望をもって
僕は落ち葉を踏む

#5 秋恋 2023.9.21

9/21/2023, 8:46:57 PM

カレンダーをぱらっと。
温度は対して変わって無いのに日が落ちるのは、沈むのは早くなっている、気がする。
まだ人肌恋しいなんて温度では無いのに始まったばかりの筈の秋が少しずつ終わっていくような、でも秋はそういう物だったのかな。
服の一軍達はいやいやと、クローゼットを我が物顔で抱きかかえて、ちょっと後退りする御主人を招待して、そうだろうと納得させる。
動画サイトに去年投稿された秋の歌、恋を歌う秋の歌。
そういえばちょっと前は夏の恋の歌を聴いてたななんて思って。四季に恋してる、恋してる。

9/21/2023, 8:35:07 PM

「秋は恋の季節だねぇ」

 友達がそんなことを言い出した。

「読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋……とかは聞いたことあるけど、恋の秋?」

 綺麗に色付いた紅葉の樹の下。
 さっきまでお菓子片手に本を読んでいた私は、ちょっと身体を動かそうとストレッチしていた。そんなところに、友達が突拍子もないことを言い出した。

「全て制覇する勢いの君に! 恋の秋もいかがですか?」
「制覇するなら次は芸術の秋とかやりたいけどねぇ」

 全く興味が湧かず、再び本へと手を伸ばす。

「オススメの物件がありまして」
「いやぁ……私は今やってる秋で十分だよ」

 それでも尚諦めようとしない友達に、私はやんわりとお断りの言葉を伝える。

「じゃあ、花は? 園芸の秋!」

 突然の方向転換。
 必死な友達に、思わず怪訝な顔をしてしまう。

「何? 私にいろんな秋をやらせたいの? 園芸の秋って、何の花を育てるの?」

 友達はこっちを真っ直ぐ見つめると、真剣な顔で言った。

「私と一緒に百合の花を育てよう!」
「百合……って」

 紅葉に負けないくらい、顔を真っ赤にして伝えてくる。
 百合は通年で出回るが、旬は今じゃない。初夏だ。
 恋を勧めてきた友達が、いきなり今度は園芸? しかも百合?

 恋、そして、百合……?

 そして、全てを理解した私も、紅葉のように真っ赤になってしまい、さてどう返したものかと、本を閉じて考えるのだった。


『秋恋』

9/21/2023, 7:56:31 PM

秋恋

春も夏も秋も冬も恋の季節なのに、わたしまだあなたを諦められない

9/21/2023, 7:35:10 PM

「秋恋」

私たち夫婦は1〜2か月に1回程度、平日に休みを合わせてランチに行くことにしている。

仕事が休みでも、日中は保育園が子供達を預かってくれるので、とても大切な息抜きになっている。

店は大抵、妻が「ここに行きたい」と提案してくれる。
今日は、神楽坂の蕎麦屋に行く予定だ。

一人暮らしの時、いつもレトルトのカレーやパスタばかりを食べていた私からすると、妻は大層な美食家である。

付き合いを始めてから、妻のおかげで食の世界が広がりとても感謝している。
 
結婚して数年経ち、二人の関係も大分変化してきてはいるが、こうした機会に恋人時代のようなデートを楽しめるのは嬉しい。

今後も誘ってもらえるよう、「美味しい店を探してくれてありがとう」と言葉にするのを忘れないようにしておこう。

9/21/2023, 7:24:21 PM

田園風景が美しく、木々の葉が色づき始めた秋、彼は彼女と一緒に散歩をすることにした。二人は、手をつなぎながら、美しい景色を満喫していた。
「あの木の葉の色、綺麗だね」と彼女が言った。
「うん、本当に美しい。君と一緒にいると、どんな景色も美しく感じるよ」と彼は優しく言った。
二人は、並んで歩きながら、自然の美しさに圧倒されていた。彼らは、秋の風を感じながら、穏やかな時間を過ごした。
しばらく歩いた後、彼女は彼の手を離した。
「あのね、もう一つ散歩したい場所があるんだ」と彼女が言った。
「どこだい?」と主人公が尋ねると、彼女はにっこり笑って答えた。
「秘密だよ。それに、もうすぐ着くから待っててね」と彼女は言った。
二人は、彼女の案内に従い、進んでいく。すると、小さな池が見えてきた。
「ここが、僕が知らなかった場所なのか?」と彼は尋ねた。
「そうだよ。ここは、私がよく来る場所で、とても気持ちがいいんだ。君と一緒に来るのが楽しみだったんだ」と彼女はにっこり笑った。

彼と彼女は、池のほとりに座りながら、穏やかな時間を過ごした。彼らは、秋の美しさに包まれながら、心地よい時間を過ごしたのであった。

9/21/2023, 7:21:11 PM

冷たい風が頬を撫でた時
       心がチリリと泣いたんだ
       イチョウが木を揺らして
       道路を黄色に染めたんだ
       バスから手を振ったキミ
       また明日と優しく笑った
       心がトクンとなったんだ
       ボクはまだ気付いてない
       キミはもう気付いたんだ
      
      

              『秋恋』

9/21/2023, 7:17:56 PM

私自身には、もう何の価値もないと思う。
そんな私にも平等に色付きを魅せてくれる秋には、心焦がしてしまうかも、な。

9/21/2023, 7:16:13 PM

秋恋

この季節の恋は切ない
そう言われても
ドキドキする鼓動は
止められないから
あの人を見つめる
この視線がバレないように
気づいてもらえますように

9/21/2023, 6:36:10 PM

ゆびさきが髪を梳ってくれるとき出汁のにおいのするような恋

9/21/2023, 6:03:36 PM

秋恋

この季節

昔から秋が季節で1番好き
私の誕生日があるし 夏より空が高くなるような…
そして秋には独特な香りがあるような気がする

昭和世代の私 秋は秋晴れという言葉があるように澄んだ真っ青な空が多かった
今は秋をしっかり味わう事なく いつの間にか季節が変わってしまうように…

夏のピカピカしたイメージから 秋へ
なんだか 人恋しくちょっぴり哀愁ある季節
それがまた秋の魅力

9/21/2023, 5:32:07 PM

それは恋ではなく、恨みでも友情でもない。

誰かがそれを愛だといった。

ならば、ワタシは...



「本日付で護衛に就任しました!
フリンクです!よろしくお願い__ったぁ!?」

「すみませんね。コイツうるさくて。」

「構わないよ。よろしくフリンク」

これが、俺と俺の主君との出会いだった。

隣国との戦争はようやく終結を見せ、主君も護衛の俺と一緒ならば比較的自由に外出できるようになった。

主君は絶世の美人で、道ゆくだれもが振り返ってあの方を噂した。

主君は性格も良く、他に無いものを沢山持っていた。

そして、俺がそんな主君に淡い恋心を抱くのも時間の問題だった。

気持ちを自覚してからの俺は舞い上がっていた。

いつのまにか同僚が失踪と補充を繰り返しても、何も思わないほどには頭が働いていなかった。

だからだろうか?

俺は主君の全てを知っていると愚かにも思い上がっていた。本質は何もわかっていなかったのに。

「フリンク。オマエはいいやつだったね。
ワタシを怪しまず、私を守った。
でも、私の情が移りそうなんだ。そうなったら、ワタシはどうなる?私の陰にいるのも難しくなってくる。」

「だから、死んでくれ」

目の前にいるのは紛れもなく敬愛し、密かに想いを寄せる主君の姿だ。

ああ、でも俺はコイツを知らない。

いや、知っている。

コイツは、主君の影に棲みついていた...!!


昔のことだ。護衛になる前に、昔主君に仕えていたという男が俺の元へやってきた。

男は言った。

お前が仕えるお方の影は絶対に見るな。
どんなに気配を感じても、詮索してはならず、
その存在をお聞きしてもいけない

何故なら...

あの方の影には奴が棲みついている!

奴はあの方の全てを手に入れないと気が済まない。

寂しさを埋めるのも、自分の役割にしたがる。

だから、その役目が揺らぎそうになった時、奴は
あの方に乗り移り、全ての邪魔を薙ぎ払う。

僕は運が良かった。奴から逃れられた。
いいか、あの方にはなるべく関わるなよ。


その翌日、その男は死体で発見された。


恐怖で体が震える。それでも主君はうつくしかった。

奴は言う。

みのがしてあげようか?

オマエは自らここを去る。

うまくできたら、見逃してやるよ


俺は生きたかった。だから、心の奥底の声を無視することしか出来なかった。
選択肢は一つしかなかった。



窓の外ではほんのり色づき始めたイチョウがゆるく存在感を放っている。あの護衛はもう行っただろうか?
人が怖くてワタシに守られてばかりだった私。
たとえ今お前が苦しんでいたとしても、これがワタシの愛なのだ。

全力で、ワタシなりにお前を守るから、
今はどうかこのままで、側にいさせて


これはひとりの叶わぬ恋をした男と
  愛を知らず享受する娘と
一心に愛を捧げる娘の別人格の
       恋物語


【秋恋】

9/21/2023, 5:28:23 PM

昨日も今日も明日も日曜日。
そんな夢のような日々、夏休み。
永遠に続くような万能感がいつの間にか霧散して、とうとう月曜日がやってきた。

どうもこうもしようがないので、仕方なしにうんざり気分のまま学校へ向かい歩き始めた。
久しぶりに教室に入ると、普段つるまない友達との再会は懐かしさがこみ上げて来て思いの外テンションが上がる。

クラスのみんなが再会ムードで賑やかにそていると、カラカラと教室のドアが開く音がした。
ヤバい、先生が来た。
ミュートボタン押したかのように一瞬で静まり返り、上目遣いの犬のように先生の動向を伺う。
先生と一緒に見知らぬ女の子がいた。
教室がすぐにまたザワつき始める。

転校生だ。
しかもメチャかわ。
楽しい二学期が始まる予感にワクワクが止まらない!



秋恋

9/21/2023, 5:08:26 PM

【秋恋】

 ほぼ定時で退勤したというのに、外に広がる夕日は既に沈もうとしていた。
 最近、日が沈むのが早くなってはいないだろうか。私の気のせいなのだろうか。
 この『気のせい』を繰り返していると、いつの間にか冬を迎え、さらに繰り返すと秋になる。人間の時間の進み方は、気にしていなければいつの間にか人生が終わっているんじゃないかと思えるほどに早かった。実際、私は気づけば還暦を迎えようとしていた。
 私は帰宅ラッシュの電車に揺られて自宅を目指す。吊革に掴まり自分のスペースを確保するが、周囲の人々ともみくちゃになって息苦しい。じめっとした空気が電車内に漂っているのも不快だ。
 何故行き帰りの電車でこんな苦行をしなければならないのだ、と辟易した。これは老体に堪える。
 帰宅すると、疲れた体を一旦ソファに沈める。長年連れ添った革張りのソファは、ぎしぃと音を立てて私を包み込んだ。
 そのままの体勢でオープンキッチンの方を振り向くと、

『ご飯、できてるよ』

 と声が聞こえたような気がした。
 これは気のせいだ。彼女はもういない。
 二人の子どもは数年前に自立して家を出て行った。
 家には私ただ一人。
 この『気のせい』ももう何度目かわからない。四季折々の食材を用いて彼女が話しかけてくれるので、そこから「ああ、あの日のことか」と過去を思い返せるのは幸せだった。
 リビングの隅に置いた仏間に目をやる。
 
 『気のせい』を感じる季節になると、いつも君のことが恋しくなるよ。

 私は心の中で、彼女にそう話しかけた。

9/21/2023, 4:55:53 PM

秋の空
秋の風
秋の虫の声

待ちわびていたもの

自然は移り変わる
僕達も
自然に感謝して
自然と共に生きていこう





             〜秋恋〜

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