『秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
〘秋恋〙
意味はなに読み方はなに不明確わからぬものは扱いにくい
全身が溶けて消えてしまいそうな酷暑が過ぎ去り、
日が短くなると、秋の虫が鳴き始める。
街にはかぼちゃや黒猫のイラストが増え、さらけ出していた肌も自然と服で隠れる。ひんやりする夜を感じ始めると、いよいよ秋の到来だ。
年末に向けて、時が加速する。
時の流れについて行けず、急に不安になり、焦る。
もうすぐ、今年も終わるのか。
また、ひとりだったか……と。
まだ諦める必要はない。
秋は恋の季節だから。
秋の季節に恋をすることを秋恋と言うらしいが、
私は知らなかった。
秋には芸術の秋とか、読書の秋とか、食欲の秋とか、色々あるけれど、秋恋という素敵な言葉があるのなら、見逃すわけにはいかない。
人を好きになったら、季節なんて関係ないけど、
秋恋しよう。
私も頑張る。
ある高齢女性から言われた言葉
「女は顔だ
気が利くだけではモテない」
やはりそうですかと笑ってしまった
愛だ恋だという歳でもないし
秋だ人恋しいとも思わないけど
何が起こるかわからない
今夜はフェイスパックでもするか
あー、そういえば、最初の方めっちゃ仲悪かったな。
そうなの?
うん、だけど部活帰り同じ方向俺たちだけだったから仕方なく帰ってたみたいな。部活外とかあんま喋らなかったし。
ほへー
で俺が辞めるって言った時向こうは止めたけど、俺は結構最低で、帰り道に話す奴が居なくなるのが嫌だから止めるんだろうなと思って、そのまま言った。そしたら喧嘩みたいになって。
あー〜
そのまま別れて、次の日は1人で帰ったな
俺部活辞める
え、ガチ?
うん
なんで?
普通に、練習きついし
え〜辞めんなよ〜
…
マジの方?なんで?俺も走るのついていけてないし、別に良くね?
もう決めたことだから
えー、辞めんなよ〜辞めなくていいじゃん〜寂しいって〜
いや、お前は帰り話す奴が居なくて困るだけだろ?
えー……ひっどー
秋に惚れ、
冬に告白。
冬にクラス替え、卒業。
告白するなら上半期がちょうどええよ。
「先生ー!ドングリ見つけたよ!」
「来て来て先生ー!イチョウの葉がとーっても綺麗だよ」
子供達に軽く手を振って笑った。
「わかったわかった。行くから待てよ」
秋に恋する生徒達は
無邪気で可愛らしかった
大きくなったら本当の"秋恋"楽しめよ、だなんて
失恋したばかりで…
切なさも色づく葉と一緒にこぼれ落ちていく
#秋恋
そっと近付いていた秋の気配に
背中を押されるように…
君の細い手首を掴んで…
優しく君を腕の中に閉じ込めた
君は何も言わずに…
ただクスッと笑って
僕の腕の中から逃げ出したんだ
どうしてだろう…
逃げ出した君を見失ってから
僕はずっとこうして秋の気配の中に
君を探しているんだ
いつまでも君だけに恋をする
そんな秋恋…なんて悲劇的な恋
君は誰の腕の中で今…
僕を思い出しているの?
テーマ:秋恋 #312
『秋恋』
私に程遠く使うことのない言葉だ。
秋の恋。
秋でも冬でも今の私に必要な言葉は
『秋恋』でなく
『彼氏募集中』。
秋恋
秋にする恋は、木の枝が紅葉するように切なくうつろう。
秋の次は冬だが、そのせいか余計に寂しさが募るばかり。
【秋恋】
彼女は困っていた。
その原因は彼女の親友の舞香が教師に
裏門でキスをされているのを見たことである。
舞香は何も相談をして来なかった為、
次第に心配になり彼女は教師に直接聞くことにした。
秋に入り、教室は受験モード一色でピリついている中
彼女は違う意味でピリ付き、教師を睨み付けていた。
「先生、舞香とどういう関係なんですか?私、見たんですから。皆にバラしてやります。」
彼女は精一杯睨みながらそう聞いた。
教師はというと、黙り込んでひとつ大きな溜息をつき
「頼むから、それだけは辞めてくれ。お願いだ。これはあいつの為でもある。詳しくは後でちゃんと話すから。この通りだ。」
と、頭を下げて頼み込んで来たのだ。
彼女は怒りながらも「分かった」と返事した。
だが、彼女はクラスの人にそのことを漏らしたのだ。
結果、噂は直ぐに広まったがそれは事実でなかった。
事実は、舞香が教師にキスをしたのだった。
舞香は自白し、学校中から白い目で見られ始めた。
そして、舞香は彼女を避けるようになってしまった。
舞香は本気で教師が好きだったのだ。
そして教師は舞香を教師として守ろうとしたのだ。
舞香の恋はこんな形で終わった。そして、
彼女はこんな筈じゃ無かったと涙を流した。
彼女はただ、舞香を教師から守りたかった。
もし堕ちるなら、2人で堕ちたかった。
卒業まで半年を切る中、
もう1つの恋はこんな形で終わった。
秋恋
男心も女心も秋の空のように、ころころと心が変わりやすいもの。
あの子が好き、気がある、何か違う、今度はあの子。
ころころ、ころころと変わる、変わる。
いつか、本当の恋と言うものを知るまでは、変わりやすいのであろう――
1度だけ…秋に恋してた思い出がフッと
初めて付き合った相手がまさに秋だったなぁ
一つ一つ初々しくて楽しかったと思う
今思うと…かわいい恋した高校生の恋愛
思い返してると懐かしくて
ちょっぴり初な恋心に戻りたくなった今
今同じ恋しようと思ってもできないよね
こうして振り返る過去の恋愛も今日は懐かしくて
ほっこりする思い出...♪*゚
【 #秋恋 】2023.09.21
夏が過ぎて秋が来て
切ない恋が始まった
季節の通り秋恋だね
#秋恋
秘密には隠し続ける義務がある君の肌に秋の恋見て
知られたらそこで終わるよこの恋は君と僕には影が濃くある
秋のように澄んだ心と、涼しい朝焼けのような、そんな恋がしたかった
秋恋
一つ上の先輩と恋を通りこして
愛に代わったのは僕の高校一年の時
です。今も元気にしてるかは
分からない。
そう、秋の時期に恋した人だから
今でも思いだす。秋恋
キラキラと輝くような、暑い夏が終わったこの頃。
私たちの高校では文化祭に向けて、せっせとダンボールを集めたり、ペンキを塗ったりと大忙しな日々を送っていた。
そして、とある日の放課後、私は、2年2組の教卓の前に座って、そんな生徒達を見守っていた。時折、あれが無いこれがないと言われ、私も探す羽目になったりして、意外と忙しかったりもするけど。
そんな中、私たちの教室がある階の一個上の方で、華やかでたくましい音が聞こえてきた。音楽にはあまり触れてこなかったから分からないけど、トランペットの音だろう。
「そういえば先生、吹部の演奏って俺たち見る時間あるんすか?」
と、体操着をペンキで汚しまくっている、1人の男子が私に聞いた。
「あー、まぁシフト制だからねぇ。そこら辺はみんなと相談だね」
「えー!今回の演奏、勝がソロをやるんすよ?!友達である俺が見ない訳にはいかない!」
「……え?」
男子の思わぬ発言に、間抜けな声を出してしまった。
「勝君が、ソロをやるの?」
「え? 知らないんすか? アイツ、確かオーディションでソロを勝ち取ったんすよ。確か、クラリネットのソロを代わりにふくとかなんとか……」
私は、話を聞いていくうちに顔が熱くなっていくのを感じた。
勝君とは、2年4組の生徒。一言で言えば、優等生。
勉強も運動も学年で1位、しかも勝君は吹奏楽部に入っており、今までここの高校は、コンクールでは銅賞止まりだったのを、勝君が入ってから東関東まで出場するほどの実力を持つようになっていた。
そんな勝君に、私は、
「先生? 顔赤いっすけど、保健室行きます?」
「えっ? あ、いや大丈夫」
こんなの、誰にも気づかれては行けない。
私は、去年の文化祭の吹奏楽部の演奏で、勝君がトランペットのソロを吹いているのを見て、恋をしてしまった。
ただ単純に、カッコよかった。一目惚れをしてしまった。
「……でも、結ばれてはいけない」
教師と生徒。これは、決して結ばれてはいけない恋。
窓から、涼しい風が吹いてくる。本当なら、甘酸っぱい思い出になるはずなのに、なんだか寂しく、穴が空いた部分に風が吹き抜けていく。
木々が枯れ始めた去年の今頃、私は恋に落ちましてしまったのです。
『秋恋』
「〇〇の秋」と
表現されることが多い季節
食欲の秋 実りの秋 読書の秋
芸術の秋 行楽の秋 スポーツの秋
人と関わるのが苦手で
ほとんど引きこもりの私
行楽にスポーツは無縁
恋は年中無縁
秋だから恋しよう
なんて気持ちにもならない
ってか 恋ってどうすれば
できるんだっけ?
秋恋
切なくて儚くて
さみしい恋…
彼に寄りかかり…
眠るわ
どこにも
行かないで…と
縋り付くの
あなたなしでは
生きられない…
涙が止まらない…
秋恋。
春恋も夏恋もあるなら、
秋恋もあると思う。
春夏秋冬恋の季節だから。
秋は二学期の始まり。
新しい出会いも待っていると考えてる。
そして今日は中間テストの2週間前。
部活動がテストによって中止になったり、
課題が増えたり、体育祭間近だったり、
とにかく忙しい9月下旬。
窓の外にはキンモクセイの木が見える。
登校時にはキンモクセイの匂いを嗅ぎながら校門をくぐる。
もうすっかり秋の匂いだ。
まぁでも、暑さは8月下旬とあまり変わらないけどね。
「四宮ー」
「あっ、はい!」
「これ持ってきて」
「あっ……はぁい、」
はぁ…授業は全く分かんないし、
このままじゃ中間もまた補習だなぁ。
「四宮今日居残りな。」
「はぁ??」
「どうした?
それ分かってて寝てたんだろ?」
「いやいや、テスト期間ですよ!?」
「それは関係ない。
部活休めるからいいんじゃないのか?」
「ま、まぁ…それは…」
「じゃあ待ってるぞ。3階のBRで。」
もう居残りはいやだなぁ…
というか、前見えないんですけど。
どれだけ積み上げたんだよ、
あのてぃーちゃーは…ったくもう、
ドンッ
「んわぁっ!」
バササバサッ
「あ~……番号順だったのにぃ…
番号順なんて覚えてないってばぁ~」
「四宮さん?」
「え?あーはい、」
「やっぱり!
今日は俺も居残りだから!よろしくね!」
「えっ?」
そう言って紙を集めるのを
手伝ってくれた彼は、
同じクラスの一番前の席・先生の
目の前の席に座る、香林(カオリバヤシ)くん。
全ての紙を番号順に重ねてくれて、
渡された時、手元から金木犀の匂いがした。
「えっ、」
「ん?」
「キンモクセイの匂いがしたから…」
「姉ちゃんに貰ったんだよね。
キンモクセイのハンドクリーム。」
「キンモクセイは匂いが好きだからさ、
先生にバレない程度に塗ってるの。」
「へぇ~…、」
「でも今日バレちゃってさ。
居残りだって。なんでこれだけで…」
「…お花嫌いだからねあの先生。」
"じゃあね"と言い残して廊下を歩いていった。
キンモクセイのハンドクリームを塗っている、あなたの手元に惚れたようです。
でも、その手元は他の女性のもので、
私の秋恋は終恋に変わった。
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