『秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
日も短くなり 風も涼しくなる季節でもある秋
風に流されて来るかのように 落ちてしまった
君の真っ直ぐな瞳に心を奪われてしまったんだ
風が冷たくなってきて
朝晩冷え込んできて
ぬくもりが欲しくなる季節
去年までは寂しいだけだったけど
今年は大好きな貴方がいるから
もう寂しくない
秋恋。
だんだんと、空気が変わって来て。
夏が遠退いていく。
街の匂いが変わりだす。
秋は、鮮やかだ。
いろんなものが溢れてる。
実りの季節は、楽しみがたっくさん!
美味しいものを食べて。
キレイな景色を眺めて。
いつもと違う日常を。
ちょこっと取り入れてみる。
ずっと続けなくたっていい。
無理したって、続かないものは続かない。
そう思いながら、苦手な運動をしてみたり。
憧れの趣味に挑戦してみたり。
冬が来る前に。
年に1回。
一番恋する季節が来た。
048【秋恋】2022.09.21
あの人の態度がどことなくよそよそしい。はじめは気のせいだと思っていた。しかし、ここまで頻繁に感じとるということは、もはや、気のせいではないと判断したほうがよいのではないか、という気がしてきた。
昔の人は、季節の「秋」に「飽きる」を重ね合わせてきた。つまり、秋が来る、とは、恋が終わる、ということだ。
そもそも秋にはじまった恋だった。しかし、ふたりの間にすきま風の気配を感じはじめたのも、やっぱり一年後の秋の気配と同時だとは。何たる皮肉だろう。
カレンダーを確認する、と、もうすぐ秋分。この日をさかいに、明るくお日様の照る昼間より、お日様が姿を隠した暗い夜の時間が長くのなるのだね。そんなふうに、僕らの恋愛関係も、そろりそろりと坂を下って行くのだろうね。
あるいは、とても寒い日に一気に公孫樹が黄葉するように、ぱっと色付き、ぱっと終わらしてしまってもいいのかもしれない。
どうだろうか。そうすれば、お互いに。新しいパートナーとともに、温かいクリスマスをむかえられるんじゃないかな。
あの人が、こそこそせずにどうどうと。新しい恋人と、高い高い秋空の下を、腕を組んで歩けるためにも。
来年の秋には、その恋も破綻してしまえばいい。と呪いをかけておくためにも、ね。
彼は秋になると柑橘系の香水から金木犀の香水に変える。それは秋限定で、彼の匂いの変化で秋の訪れを感じる。今年ももう少しで金木犀の香りに包まれるであろう彼に俺はずっと恋をしている。
『秋恋』
枯葉にまぎれて
消えてしまいそうなのに
それがひたすら美しく
感動と冷たい風がうなじを掠める。
好きです。も
大好きです。も
愛してるよ。も
がさりがさりと枯葉を踏む音で掻き消されてしまう。
それがひたすら美しく
ツンとした空気が手を包む。
「秋恋」
私は友達とおしゃべりをしていた。
「秋ってさぁー、○○の秋っていっぱいあるよね、何あるんだろう、思いつく?」
「話題つまんなw」
「いいから何ある?」
「えー、例えば食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋 、読書の秋とか、じゃない?」
「定番だよね」
「……」
「……」
「w話途切れた、」
「あっ、秋と言ったら秋恋だね」
「…つまんなw」
いつも通り平和です。
(作者、なんか変なの作っちゃたw)
初恋は実らない。
そんなこと自分次第。そんな言葉一つで諦めたら、
だめだよ。
#秋恋
秋の夕方
秋の夜空
秋の空気
秋という季節
ひんやりする風
“秋に恋してる”
君に初めて会ったのも丁度今日のような冷たいの吹く頃だった。
大学への通り道、大きな公園。葉はすっかり黄色に染まり、ベンチにも地面にも落ち葉が溢れていた。僕にとっては色が変わっただけでいつも通りの景色。その中に君がいた。
何やら興味深げに木々を見つめている。写真を撮るわけでも落ち葉を集めるでもなく、ただ観察している。
どうしてそんなことしたのかはわからない。純粋に興味があったのかもしれないし、もしかしたらただの下心だったかもしれない。僕は君に話しかけた。
「あの」
「シッ」
君は静かに静止すると、木の上の方をゆっくり指差した。
茶色い木の枝の上、少し薄い色をした何かが動いている。
リスだ。実物を見たのは初めてだった。せっせと動き回り、周囲を観察している。
ちらっと隣を盗み見ると、彼女は目を輝かせ、時折「わあ」とか「ええ」とか独り言を言ってる。何とも不思議なことだが、あの秋の日の君は世界中のどんな人間よりも魅力的に思えた。
あの日から50年が過ぎた。秋になると毎年2人で例の公園まで散歩に来る。
「リスいるかな?」
「いるといいな」
この言葉も今ではお決まりの挨拶みたいなものだ。
あの年のあの秋の日。それ以来ここでリスを見たことはない。
人生でたった一度見たあの日、リスは運命の人を連れてきてくれた。
もう一度ここで会えたら、「ありがとう」ってそう伝えたい。
『秋』
―秋恋―
紅葉が綺麗だと有名な山へ来ていた。
人気スポットなだけあり人は多かった。
たまに足を止めて写真を撮りながら、紅葉を見て回った。
良く映えそうな場所を見つけたので、
カメラを向けようとしたその時。
すごい風が吹いてきて、紅葉の葉を掻っ攫っていった。
その瞬間をカメラに写せたら
とても綺麗だったのだろうけど、
あまりにも風が強すぎて、目を開けていられなかった。
風が落ち着き、そっと目を開けると、
カメラを向けていた1本の紅葉の木の傍に、
そそとした佇まいの少女がいた。
その子は、今や珍しい和服姿だった。
紅から朱色にかけてのグラデーションの地に
紅葉や楓が散りばめられたデザインの着物に、
真っ白な足袋と赤い鼻緒の黒い下駄を履き、
髪は後頭部でひとつにまとめ、華やかな簪を挿していて、
秋の風景にとてもピッタリだった。
目は伏せていたけど、モダン風の真っ赤な唇は
柔らかく微笑んでいて…
はっきり言って、一目惚れしてしまった。
少しでいいから喋ってみたくて、
その子と紅葉の写真を1枚だけでも撮りたくて、
それ以外は何も考えずにその子に1歩近づいた。
――するとさっきのような風が
また吹きつけてきて、
また目を開けると、そこに彼女はいなかった。
一瞬にして訪れ、一瞬にして去った、
北風のような秋恋。
秋恋
一年で、秋が一番好き。
美味しい食べ物でもなく、
綺麗な紅葉でもなく、
おしゃれが楽しめるからでもなく、
芸術の秋でもない。
戸建ての家、窓を全部開ければ、
風が通って行く。
秋ならではの快適さ。
だから、秋が好きなの。
春は?
スギ花粉が邪魔します!
秋なら、大丈夫。
家で楽しむ秋風は、細やかな楽しみ。
わたしの秋恋。
恋
いままでの じぶんが
まるきりかわってしまった
じぶんだけの せかいが
さかさまになってしまった
てにはいらなくていい
じぶんをぎせいにして しあわせをねがう
そのひとをてにいれたいだけなら
まだそれは 恋ではない
恋
もうにどと できないだろう
やっとやっと来た。
昨日より空気が重い。
しかし閉塞感は感じない。
不自然に膨張していた空気が落きつきだし
安定している。
やっとやっと。
テーマ「秋恋」
うだるような暑さも終わり、
秋の風に煽られて、
僕は君に恋をしてしまう。
カラフルな木々の葉はまるで
ふわふわと浮足立つ僕の心のようで
秋恋
秋。
だんだん肌寒くなるにつれて思い出す。
寒いねぇって言いながら
眺めた2人が大好きな海を。
秋の夜の海はとても暗くて黒くて。
前に彼を海みたいと言ったことを彼は海を見ながら言う。
俺、こんなに黒い?って笑いながら。
どうだろ笑笑と笑って誤魔化す私。
違うんだ。
あなたのこと海みたいだと言ったのは
都合いい時だけ寂しい時だけ会いに来て
波を打っては戻っていく海のようだったから。
どんなに喧嘩して突き放したとしても
あなたは必ず連絡してきたり戻ってくる。
だから、だからね。また戻ってきてくれると信じてたんだ
きっともどってくる。また名前呼びながら笑って……。
でも君は海じゃなくて川だったんだね。
戻ってこないで、私に寂しさと肌寒い秋の恋心を残して
自分の家族のとこに戻ってしまった。
……また大嫌いな秋が来る。
……寂しい秋の恋心が蘇る。
あなたのいない秋がまた訪れた…
生まれてからずっと一緒に生きてきた
あなたにとっての私は、ただの友達の1人で
私はただの1人ではなく
唯一の存在になる事を望まずにはいれなかった
例えそれが、ただの1人でさえいられなくなろうとも…。
「秋は恋をすることが多いんだって。」
とある女子校の昼休み、友人が私の前の席の椅子に座りこちらを向く。
どうして?と言わんばかりの顔だ。
「ほら、クリスマスが近くなるからじゃない?」
「なるほど!確かに!」
目からウロコだと言うふうにオーバーリアクションをする。
そんな私たち2人組はそろって彼氏がいない。
「私らには関係ない話だなあ〜っ」と言いお弁当箱を開け、食べ始めた。
――とは言っても彼氏いない歴=年齢の私と違って、彼女は恋愛体質だ。しかもダメ男ばかりと付き合っている。そしてすぐ捨てられている。
「秋に付き合った人とは長続きしやすいんだって」
そういえば、というふうに私が言うと、彼女は食いついた。
「そっか!クリスマスの他にも初詣にバレンタインにホワイトデー、カップルイベント目白押しだもんね!」
「まああんたの場合バレンタイン終わったらフラれそうだけど?」
とからかうと友人はぷぅっと分かりやすく不貞腐れる。でも反論はしない。図星だからだ。
「まぁ今好きな人すらいないし、関係ないもん〜」
そう言って友人はほうれん草のおひたしを食べる。
私も焼きそばパンの袋を開けて1口食べた。
「今日お弁当忘れたの?」
「うん、だから朝コンビニで買ってきた。」
「私の卵焼き、あげる!」
彼女は半ば無理やり私の口に卵焼きを突っ込んできた。
「―――っ!」
『間接キス……!!』
私は口の中で卵焼きを噛みながら、どんどん出てくる唾液と絡ませ飲み込んだ。
“ 秋の恋は長続きする ”
『……私なら、絶対に傷つけないしずっとそばにいるよ』
その言葉を飲み込んで、私は口の中にのこるほんのり甘い卵焼きの風味を消すように、焼きそばパンを大きく1口食べた。
『でも、秋に付き合いたいな』
秋は始まったばかりだ。
【秋恋】~完~
恋愛の形も性別も、人それぞれですね。
皆様いつも♡︎ありがとうございます。
昨日♡︎多くてびっくりです。昨日だけで♡︎21!🎉感謝感謝(*´ω`人)これからも頑張ります。
まだの方お時間お手隙ありましたら見てって下さいませm(_ _)m
紅葉のように少しずつ色づき
冷たい風に揺られて、枯れて、散って。
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相変わらず秋になった今でも
きみに恋してます
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Theme:秋恋