『私の日記帳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【私の日記帳】*80*
日記は飽きちゃうんだけど
ここは飽きずに続いてる
テーマの決まった日記帳みたいなモノかな
あまり色々考えず思いついたままの言葉を並べてる
いつも読んでくれているみなさん
ありがとう♪
今日は新しい扉が開いた1日でした
当分ハマりそう笑
「私の日記帳」
「電車が混んでいた」とか「今日は寝不足だった」とか、一言だけ添える。なんでもよい。なんでもよいのである。この少しだけの積み重ねが、やがて私だけの軌跡となっていくので。
私の日記帳。
思春期に入り父親が苦手になった。
嫌い、ではなく苦手と言うのは
同じ空間に居ると必ず、気不味い空気になり
居心地が悪くなるからだ。
それをどう言語化すればいいか分からず
悩んでるのに、平気な顔で勉強はどうだとか
部活はどうだなんて聞いてくるから
無性にイライラして口を利かなくなった。
昔は良かった
肩車は好きだし、大きい背中に乗れば
何処までも連れてってくれる
好きなお菓子があればこっそり買って
置いといてくれる優しいパパだった。
大きくなって、友達が自慢してた
マカロンが美味しいスイーツの店に
連れてって欲しくて
スイーツ食べたいなってアピールした時
安い駄菓子が部屋のノブに掛けられてるのを見て
ガッカリした。
それぐらいから、父親がわからなくなった。
今日、そんな父親が死んだ。
信号無視の車から女の子を庇って轢かれたらしい
女の子は泣きながら私達に謝った
私と良く似た髪型の子だった。
家に帰り、リビングでぼーっとしていると
ママが何か持ってきた。
父親の日記帳らしい。
ママも見たこと無いから
一緒に見よう、と持ってきた。
××年×月×日
子供が産まれた、良く頑張った××!
とても可愛い女の子だ、こんなに小さいのか
凄いな!凄い!来てくれた!ありがとう!
××年×月×日
手に指を近付けると、見た目よりずっと力強く握ってくる!もぞもぞと良く動く、将来はスポーツの道に進むのかも、今のうちに貯金頑張るか!
××年×月×日
パパって言った!パパって言った!パパって言った
絶対に!ぅあーしか言えなかったのに
こっち見てパパって言ってくれた!
こんなに嬉しい事はない!
ママはこの時点で、色々と思い出して
泣いていた、私も少し泣いてたかも。
そこからずーっと見ていたが
わたしの事しか書いてない。
これは、私の日記帳なのだ。
最後の日記を読んだ時
私もボロボロに泣いていた。
私が避けていること、どう接したらいいか
わからないこと、でも部活を頑張っていること
テストが良くなかったから塾に入れようとした
ママを説得し、部活に専念させたこと。
全部、全部私の為にしてきた事が書いてあった。
私は、日記帳の余白にその時や今思っている事を
追記する事にした。
ありがとう、覚えてるよ、嬉しかった
悲しかった、全部正直に書いた。
火葬場で、パパの棺に日記帳を入れた。
ママが良いの?って聞いてきたが
私もパパに伝えたいから、と言うと
ママは、そうね、と泣いた。
パパ、ありがとう
お互い直接言えれば良かったけど
私も、パパに似てるから
ちゃんと読んでね。
私の日記帳は
パパの下へかえっていった。
ホームのベンチに座った。
「何処へ行くの?」
再び私が聞いた。
彼は、バックからノートのようなものを取り出した。
「えっ?!なんで持っているの?!」
それは私の日記帳だった。
テーマ「私の日記帳」
冷たいココアをトン、と机に置いた。
疲れちゃったわ、早く寝たい。
ここのところ毎日、ため息ばかりだ。
上手くいかないことばかりね。
ボールペンを引き出しから取り出し、
さらさらと文字を走らせる。
今日の嫌だったことを
そして良かったことを
嫌だったことの倍思い出しながら書く。
私の日記帳。
私の日記帳
書き殴っては
破って捨てるから
原本はないの
人に見せるものじゃないけど
本にしたなら
かなりヘビーな本になる
受け付けない人も多いだろう
だから世には出さないの
「私の日記帳」
日記帳は持ってない。
持ってたら私の日記帳は愚痴ばかり書いてあり、
つまらないものだろう。
自分でも読み返すのも嫌になっちゃうだろうな。
嬉しいこと、楽しいことがあれば、
もちろん書くと思うけど。
なかなかねー。
日記帳って何を書くんだ?
そんな思いながら私は新品のノートを開いて、真っ白の紙を凝視していた。
文字を書く習慣をつけるのは良いことだと母が言っていたのを思い出して日記用のノートを買ってみたが、飽き性の私に果たして日記を書き続けることができるのだろうか。
大抵のことは3日も経たずに飽きてしまう、そんな人間が日記を書くだなんて不向きすぎる。
でも買ったまま使わないのはもったいなしい、今日起きたことでも書こうかな。
私は思うがままに言葉を連ならせて書いてみた。
書いた内容は、いつでも誰にでも起きそうな、くだらない日常の出来事。人に話す程でもないごくあり触れた、そんな話だ
……でもなんでだろうな、書いていてとてもほっこりとする…。
自分の記録につまらないなどと文句をつけているのに、私はその日記の内容を見て微笑みを浮かべた。
冷たかった金魚
「へー、金魚飼い始めたんだ。」
幼馴染と久し振りに遊んで、家に呼んだ。
玄関の近くには最近飼い始めた金魚鉢が置いてあって、中で泳いでいる金魚も凄く元気だ。
珍しい物を見るかのように金魚を眺めていた幼馴染を少し可愛らしくも思えた。
「うん。お母さんの趣味でね。」
「へー…やっぱり、お前のお母さんっていい趣味してるよな。金魚飼うとか考えられないもんな。」
「そうかな?」
一緒に金魚を眺めながら、いつも通りの会話をしていた。
「そういえば、お前のお母さんって最近寝たきりになったんだよな。」
「うん。私が一人暮らしを始めてから直ぐに寝たきりになったね。私も仕事が忙しくて、基本お父さんと弟に任せてるんだけど…。」
元々ジト目の幼馴染は、私を見つめながら話を聞いていた。
何を考えているのかも分からないけど、何となく一緒に居て楽なんだよね。
「お前も大変なんだな。そうだ、一緒に煙草吸わないか?」
「うん!良いよ!ベランダはコッチ。」
いつぶりだろうな。
こうやって家に集まって、一緒に煙草を吸いながら街を眺める。
お互い忙しいし、あんま時間も取れないんだよね。
「小学生だ…夏休み始まったのかな。」
「もうそんな時期なのか。」
煙草を吸っている幼馴染を横目で見てみると、何処か切なさを感じた。
いつもと変わらない筈なのに、本当に何となくだ。
「私ら、2年前はこうやって一緒に死のうとしてたんだもんな。早いな。」
「そんな事もあったな。」
「前世の事とかいっぱい話してたもん…あるかどうかも分からないのに。」
「…………俺は信じてるよ。前世は人間になりたくない。」
「どうして?」
「……また、大切な人を失うのが怖いからだよ。」
数年前、とあるマンションの屋上から男女二人が飛び降り自殺をしたと放送された。
男側は奇跡的に生き残っていたものの、女性側は即死だったという。
「本当は…お互い、生きたかったんだよなぁ。」
一人の男が鼻をすする音が聞こえてきたのだった。
雨の匂い。
エアコンの効きすぎた寒い部屋。
毎日のようなフラッシュバック。
日記は書けない。
祖父からもらったきれいな日記帳。
開いて、書こうとしても手が止まる。
おかしいな。
スマホのメモアプリだったらなんでも吐き出せるのに。
フラッシュバックのことも、その日あった嫌なことも、書いて書いて書きなぐって、終わったらすぐに削除する。
ああそうか。
この日記帳は私が使うには綺麗すぎる。
私の醜い部分が浮いて出てしまう。だから書くことに躊躇いを覚えてしまうのだ。
それに紙だから書いたら跡形もなく削除することはできない。
消しゴムをかけても、私の醜いその日の過去は消えてはくれない。
破いて捨てようにも、紙自体はなくなってくれないのだし、こんな綺麗な日記帳を破くこともできない。
そうして、その日記帳をそっと机の奥にしまい込んだ。
もうあの日記帳が登場することはないだろう。
これからも私がそこに、後で見ても耐えられる文を書けるわけがないから。
─私の日記帳─ #45
日記は嫌いだ。
日々の営みを無理に書き集めても、良いことはないから。
小学生の夏休みの宿題に毎日日記を書くものがあった。
毎日一行だけの日記だが、毎日川柳にした。
長く書けば冗長で、短すぎたら忘れてしまう。
これくらいがちょうどよいのかもしれない。
私の暮らしの中で見つけた、私の言葉で描く、
私の綺麗な単語帳。
お題「私の日記帳」
チャレンジ37(私の日記帳)
子供の頃から、日記が続かない。立派な日記帳を買っても、長くて2ヶ月くらいしか使わなかった。そこで現在は、100均の手帳を使い、1日に3行だけの記録とした。気楽に書いて、いちおう2年ほど続いている。肩ひじ張らないほうが、私に合っているようだ。
私の日記帳
小学校の頃は宿題でよく一日日記を書いていたし、中学の時も一言日記を予定表に書いていた。
でも今はもうそんなことすることは無い
書かないからこそ記憶の中にありその分少しずつ忘れて言ってしまっている
印象に残っていることを頭に残しているからこそ楽しいというものが少しはある
頭に残していくことが私の日記帳だと思った
正直に書こ
日記帳を持たないわたしが
『私の日記帳』について書く
「いいの、それ…?」
と思われるかもしれない
そもそも書く資格がないのだから
「実はわたしも…」
という人がいるかもしれない
多分、持ってない人の方が多いのだから
『書く習慣は、時々、わたしを
懺悔の気持ちにさせる!』
日記帳があれば、きっとわたしは
そう、記すだろう
まー
私はずっと、大切な人に手紙を書くように日記をつけている。その日の出来事、思い出、気持ち、大切な人のこと、その事は、私と日記帳しか知らない。
『私の日記帳』
いつ頃からだろうか。私の日記帳にあなたの名前が出るようになったのは。
あ、今日もあなたの事書いてる、なんて思ってたのは束の間で、気づいたらそれが当たり前になっていた。
いつしか私の日常に溶け込んでいたあなたを好きになるなんて、春に花が咲くくらい当たり前のことだったようで。かつて友情として大切に抱えていた想いは、愛情へと形を変化させていた。
気持ちを伝えるなんて到底出来やしないし、あなたと私の想いが同じ温度を秘めているなんて思ってもいないけれど。
たったひとつ。たったひとつだけ。
いつまでもあなたが私の隣で笑っていてほしいという願いを胸に抱いて、今日もペンを走らせます。
「私の日記帳」
昔書いた日記帳を
読み返す時がたまにある
悲しい事に
やってる事があまり変わってない
昔の方が、もがきながら
頑張っていたような気がする
何十年も生きてるのに
何も変わらない
何を学ぶために生まれて来たんだか...
詩(お題)
『私の日記帳』
私の日記帳、燃やして欲しい
数日まえ頼まれた
「私が死んだら、約束してね」
だったら書くなよ!
そう言いかけて、うなずいた
読まれて困るもの、恥ずかしいもの
でも気持ちは残したい
あなたが生きてた、証拠だもんね
毒矢もハートも
託されたなら、ぜんぶ読む
えっ?
読んじゃうよね?
普通だよね?
違うの?
私は、読みたいっす!
「ごめん」
私の日記帳
きっと誰もみることないよ。
だから全部本当のこと。
好きになっちゃいけない人のこと。
私の日記帳をエンディングノートとして書こうかと考えている。