『私の日記帳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の日記帳
日課にしている僕の日記帳を振り返ってみると多くが腹痛について書いてある。
昔僕がバスの中で脱糞してしまって以来、腹痛には敏感になっているのだ。
人間は公衆の面前で漏らしてしまうと自分の時間感覚が非常にゆっくりと感じられるのだ。
窮地の状態に陥ると思考が加速していくのかもしれない。
漏らしている最中の僕は絶望というよりも、これをどう処理すべきかについて、そしてどうバレずに対応できるだろうということを考えていた。
結局バレてしまったわけだが、僕にとっては破滅的な状況ではあったが周囲の人たちはとても優しかった。
中にはあまりの衝撃に涙を流している友人もいた。
僕たちが生きているこの世界は思っているよりも優しい世界なのだと思う。
ただし、それを実感するために敢えて脱糞してみるのはおすすめできない。
今日は髪を切った、
自分は天パなのであまり切らずに残そうと思っていたが終わってみると結構バッサリいかれていて、
思っていた髪型とは違ったが、これはこれでいいかと思い不満はないと思った。
【私の日記帳】
実家に久しぶりに帰って、
自分の部屋に行くとまるで他人の部屋に
何かを盗み入ったかのような感覚に襲われた
小さく感じる勉強机に、ホコリの被った
本棚にかけてあるもう着れないコートなど
全てが自分を懐かしさに溺れさせた
勉強机の引き出しをなんとなくがさごそ
漁っていると、なんと日記帳がでてきた
自分でも飽きっぽいのが分かっているので
書いていたのがとても嘘のように思える
日記帳のページをめくると
なんと全てのページが真っ白で何も
書いてなかった
思わず笑ってしまった
ああ、子供の自分と今の自分は変わらないなと
変わらない自分もいるが、変わってしまった
全てを思うと、少しの寂しさを散らかす
「そっかあ、もうあれから何年か…」
誇りを被ったベットに寝っ転がり
見た目は大人の少年は、眠りに落ちたのだった
15「私の日記帳」
私の日課。小さな日記帳を開く。
昨日は、恋人の手を肩に乗せてブランコを漕いだ。
途中で手が落ちて、砂まみれになっちゃった。
今日は、ジーパンをつくって着せてあげた。
いい感じに出来たけど、着替えるときに足がとれちゃった。
明日は足を縫い付けてあげよう。
隣にいる彼の頭を見てみる。
あ、液に漬けるのを忘れていた。
防腐液に漬けられた彼の頭。
ああ、やっぱり良い。
明日からも新しいページを作っていこうね。
わたくしは貴方樣のことが大好きでございます。
たくさんの愛を捧げてくれる。
だからこれからも貴方樣のお側に居させてください。
貴方樣の最期を見届けるまで
貴方樣の綺麗な顔を見届けるまで
わたくしは貴方樣とずっといます。
無償の愛を与えるのがご結婚でしょう?
貴方樣の愛を受け取るのは、わたくしで十分です。
大好きな貴方さまへ
大体
三日坊主で
終わってしまう
わたしの日記。
よく
イヤなことがあったら
紙に
スッキリするまで
書いてみて。
と
言われるけれど
わたしは
書けば書くほど
イヤな記憶が
ループして
スッキリどころか
疲れて
やめてしまう。
けど
【ここ】は
ちょっと違う。
あなたが
きっと
読んでくれるから
書いたら
何でか
スッキリして
前に進める気がする。
だから
これからも
書いていきます。
#私の日記帳
「私の日記」
繰り返す
起きて、働いて、寝て、起きて
繰り返す
毎日は同じ今日の繰り返し
違いがあるとすれば
少し違和感を感じる程度
私の今日の日記は
明日見ても恐らく明日の出来事だ
私の日記帳
可愛いノートを見つけたの
ピンクに箔押しされた表紙も素敵だけれど
さらっとした手触りがたまらない
ちょっとお高いなって思ったけれど
この子に日記を書こうと思うの
飽きっぽい私でも
こんなにときめくノートなら
きっと続けられると思うんだ
お引越しの荷造りをしてて
最初のページにそう書かれたノートを見つけた
三ページくらい日記が書いてあって
その後は真っ白なノート
飽きっぽい私は
そこで日記帳のことなんてすっかり忘れていた
どうしようかな
逡巡して、やっぱりノートを箱に詰める
高かったからもったいないし
やっぱり可愛い
引っ越してからまた日記をつければいいよね
『私の日記』
8月26日 (土) 晴れ
ここに通い始めて3日目。
文章を書くのがいかに難しいかを実感しました〜。
なんなら1日さっぱり思いつかないこともあったね。
今日は夜勤明け休日の初日。
まったく頭が働かないので、何も思い浮かびませんな。
とりあえず、今日見た景色で思いついた文章たちを置いて日記を終わろうかな。
小さな手から離される風船、夕焼け空を飛んでいく
白い月が浮かぶ夕方
カラフルな雲のお城
─────
皆様拙い文章を読んでくださり、ありがとうございます。
自分の頭の中にある世界を出せるの嬉しいですね。
ただ語彙が無いのが致命的。
私の日記帳
他人より少し忘れっぽい
だから今日も日記を綴る
何を見たの
何を聞いたの
何を食べたの
誰に会ったの
そうして何を思ったの
朝が来れば
全部が私の後ろにあって
なんだかぼんやりと霞んでいる
目を凝らしても
よく見えない
昨日が本当じゃなくなっていくみたいで
不安になった
ペンをとって
そんな気持ちを書き殴った
ノートの1ページ
今日からこぼれ落ちた言葉たちを
私の日記帳につかまえる
少しだけ心が軽くなった気がする
私は、日記を書き続けるというのが苦手だ。なぜなら、自分という人間と向き合う時間が1番嫌いなのだ。日記を書くというのは、その日の自分に区切りをつけることだ。そして、それを何日、何年と続けなければいけない。言ってしまえば、まるで強制的に書かされているように感じてしまいやる気がでないのだ。
そんな私だが、ある何年間だけは楽しく日記を書いていた時期があったのだ。あの時の日記帳は、いつでも読み返せるように机に置いている。その日記帳には特別思い入れがあるのだ。それは、私が唯一本音を語ることの出来た相手との日記帳だからだ。
中学時代の私の日記帳には、必ずコメントが書かれている。
お終い
―私の日記帳―
白い布のカバーがかかった日記帳
最後に見たのは何時だったか、
それすら思い出せなかったが、
それはカッターか何かで乱暴に切ったような跡、
何本かの釘に刺されて、開くことが出来ない
釘を抜いてみても、
各ページに糊がこびりついていて
やはり開くことが出来なかった
見るからにズタボロで、
きっとなにかあったんだろう
そう誰もが思うくらい、酷い有様だった
“された”んじゃない
“やった”んだ
他人の日記帳だという訳でもない
表紙に自分の名前も書いてある通り、
紛れもなく私の日記帳だ
動機なんて鮮明に覚えている
…ただ、羨ましかったんだ
他の誰でもない、自分が
それも、過去の自分が
押し入れから日記帳を見つけ、
それを読んでみたときがあった
私は怒り狂った
将来、どんな不幸を背負うかも知らずに
お気楽に遊んでいた多幸な自分に
そんなに余裕があるなら
せめて未来の自分に何か残せよ
日記帳とかそんなものじゃなくて
未来の自分も自分自身だろ
自分のために、できることがあっただろ
何度も何度も選択を誤るなよ
こんな幸せが詰まった日記帳なんて
視界に入るだけで嫌気が差す
いつかこの日記帳を忘れた日が来たとして、
未来の自分が同じことにならないようにと、
あの日の私は怒りに任せて日記帳を封じたんだ
そのときの怒りはもう消えていた
記憶と共に蒸発したみたいだ
…今の自分なら、過去の幸せな自分を見ても
何も思わないだろうか
ふとそう思った私は、カッターで糊の部分を切って
日記帳を開いた
↻ ◁ II ▷ ↺
「私の日記帳」
私は、日記を書かない。
それにはちゃんと理由がある。
理由は、過去のことを思い出すのが嫌だからだ。
だから私には「私の日記帳」がない。
この先、書くことはほとんどないだろう。
『私の日記帳』
寝る前に「いいことメモ」を書いてます。
その日1日にあった「いいこと」を5つ箇条書きするだけの簡単なメモです。どんなに嫌なことがあっても「いいこと」しか書きません。
小さな小さなメモに、たった5行の小さな幸せが詰まった、私の日記帳です。
※1部トラウマを彷彿させる
表現がありますのでご注意ください
大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好
ポトリ
私の日記帳に綴られた愛の言葉が滲む
黒のインクがフワリと水の中を舞うのを見ると
突然全てが馬鹿らしくなって
机の上のものを全て薙ぎ払った
静かな部屋に派手な物音が響く
次いで私の笑い声が
この世のエラーのように
部屋の隅まで響いた後、溶けて消えていく
なんにも面白くないのに笑っている自分に
疑問符が浮かぶが、私の笑い声は止まらない
いつからか
気がついたら私の心と体は
乖離していた
先程壊れた機械のように綴った愛の言葉は
自分に向けてのものだった
センセイに書けと言われたから
自分のことを好きになりなさいと
好きでもない自分のことを大好きだと書けと
そう言われたから書いていたけど
左手が痛くなったからやめる
あ
そうだ
私はまだ心と体が繋がっている部分があった
痛みだ
痛みを避けたいという
本能的な部分は未だ私の中にあるようだ
ならば
私が
嫌いな人にしたいことは…
気づくと私の右手には鋭く光るそれがあった
どうか私の好きな人が
今日も無傷で穏やかでありますように
そして私の嫌いな人が不幸せでありますように
私の歪んだ口角はそれだけを祈っていた
ー
ふと私の日記帳に広がった
黒いシミに
深紅が重なるのを見て
蚊を潰した後のようで面白いと思い
笑おうとしたが
もう私の声は響いてこなかった
「私の日記帳」
「自立した大人になって親孝行したい」最初の日に書かれていたこと。
その後の更新はなかった
日記に書ける
そんな毎日に
そう思ってる
特に
子供が生まれてから
因みに夏休みは
ほぼ毎日
セミとりに行ってました
セミ苦手
触れない
一番騒がしく
もちろんの事
今日も、ね
(2023.08.26/私の日記帳)
二月十五日晴れ
今日も、容態は芳しくない。
ただ、蜜柑を隣の澄川さんがくれたので、夫が剥いてくれた。とても美味しかった。
それと、点滴のチューブを、何度も外れるので、看護師の原田さんには、難儀をさせたと思う。
朝のご飯
お粥におかか梅干し
昼のご飯
アジのフライにかぼちゃの煮付け
夕のご飯
レンコンのきんぴらに聖護院大根のスープ
二月十六日曇り
会話に喉が詰まるのを、優しく待ってくれる孫は優しい。
今日は、漁に出ないのかと聞くと、波浪警報が出ているので出られないと言うので、明日の天気を思う。
波浪警報を何度も聞き返す。
鯛をまるっとくれたので、ヘルパーさんが、鯛の煮付けにするという。
楽しみである。
朝のご飯
お粥に大根漬け
昼のご飯
鯛のあら汁にからし菜の煮物
食後のプリンがおいしかった。
夕のご飯
鯛の煮付けに芋の煮っころがし
私の日記帳…
記憶を辿るかぎり
何回か日記をつけようと試みたことはあるが
どれも三日坊主で終わっている。
大抵書くことがなくなって
フェードアウトというオチだった。
そんな自分がここではよく続いている。
ここでの文章が
私の日記帳なのかもしれない。
私の日記帳
ただの大学ノートからはじまり
ダイアリーからムーンプランナー、トラベラーズノート
バレットジャーナルやジャーナリング……
今は、ツバメ
これからもいろんな出会いがあるとおもうけど
ツバメノートに戻ってくると思う
……
ツバメさん、スリムサイズとパスポートサイズつくりません?