『私の当たり前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【私の当たり前】
朝起きたら、ご飯が準備されている。炊きたてのご飯。温かい味噌汁。
キッチンにいるあなたに『おはよう』といったら『おはよう』と挨拶が返ってくる。
『いってきます』といったら『いってらっしゃい』と返ってくる。
『ただいま』って言ったら『おかえりなさい』と返事がある。
帰ってきたら、夜ご飯が準備されていて、お風呂に入ろうとしたら、すでにお風呂が沸いている。
そしてなにより。
あなたが側にいてくれること。
『ただいま』
今日は返事はこない。ご飯もないからコンビニへ弁当を買いにいった。話しかけても無音。
あなたの声が聞こえることは、私にとって当たり前だった。
出張でいないだけなのに、寂しさを感じてしまう。
朝目が覚めたら、あなたの寝顔が目の前にあるのかな。すこし掠れた寝起きの声で『おはよう』って返してくれるのかな。
私の当たり前は、すべてあなたがいるから成り立っていた。側にいてくれてありがとう。
私の当たり前
キットカットは周りから食べる。
アイスも周りから食べる。
アポロは分解する。
きのこと山も分解する。
エンクロージャー
積み上げて
調整して
整えて
また積み上げて
壮大な歴史の如く
誠実な戦士の像の如く
穏やかに立っている
しかし
別の角度から見ると
それは悪魔の像にしか見えない
※私の当たり前
私の当たり前
何気なくできてしまうこと、そこにあることが「普通」だと感じてしまうこと。
当たり前の基準は人それぞれ違うのに、「普通」という言葉に惑わされて、当たり前を強要される。
逆もまたしかり、気づかないうちに誰かに自分の当たり前を強要しているのかもしれない。
きっと、当たり前は、当たり前にそこにあるものじゃなくて、奇跡みたいな運の連続がまるで当たり前かのように見せているだけなんだ。
私の当たり前
メンヘラ彼氏に束縛され奴隷の用に扱われていた彼女が他の男性と付き合い、改めて「私の常識はおかしいと」気付かされた
続きは多分描く
次は僕の当たり前が聞きたいの?…キミ、詮索はやめてよね。ほんとだったら金取るからな。
…まあ、さっき言った通りだよ。
依頼されたら殺しての繰り返し。
僕の当たり前、解った?
僕にとっての当たり前は"殺し"だよ。
こんな腐った世界に生まれて無けりゃさ。
"狂人"と謳われるであろう僕にとっての当たり前が、"普通"の人なキミと同じか、似てたのかもね?
まあ、そんなことあり得もしないし叶いもしない夢のまた夢、っていう願いなんだけどさ。
_2023.7.9「私の当たり前」
僕の中には二人の小さな『僕』がいる
現実的でがんばり屋な子
泣き虫で臆病者な子
この二人は仲がいい時と悪い時の
温度差がとても激しい
嫌いになってしまいそうな時もある
でも、二人はとても寂しがりやだから
『僕』が愛してあげないと
世話がかかる子たちだけど
手がかかる子ほどかわいいというし
何より
どちらも尊い『僕』だけの感情だから
世の中の当たり前って誰が決めたの?
誰が決めたか分からない当たり前に私は絶対従いたくないね。
私は私のまま生きる。
私の当たり前。私の常識。
全部が全部私を中心にして欲しい訳じゃない。
だけど好きな格好をして、好きな趣味を
「あたりまえじゃない」「当たり前にしなさい」
なんて馬鹿みないな事を言われる。これで我慢なんて無理。
これを見てる貴方達。自分の当たり前に生きてていいのよ。無理する事ないわ。
お題【私の当たり前】
自分の当たり前を、すべての人の当たり前だと思ってはいけない。
私の当たり前
当たり前にしないとって思うことって自分にとって当たり前じゃないんだよね。
当たり前のことって当たり前すぎて自覚ないよね。
それすごいねって言われてなんとも思わなかったら当たり前になってる。そんな生活をしたい。
いいのいいの
テキトーで。
って言われるけど
その
【テキトー】
が分からない。
テキトーに
やったつもりで
ここ違うでしょ?
って言われたら
嫌なの。
もう少し
ちゃんとやれば良かった…
って思っちゃうの。
だから
結局
テキトーが
出来なくて
自分で
自分を
苦しめる。
この生き方を
変えたいのに。
#私の当たり前
私の当たり前は、あなたの当たり前じゃ無い。わかっているのに、つい言ってしまう。
「そんなの当たり前じゃない!」
自分の基準で相手に押し付けてしまう。無意識レベルでそう思ってしまってるんだな。
自分の考えに自信がある訳でも、確固たる信念がある訳でもないのに。
ただ単に、そう思い込んでるだけたし、それ以外の思考がないというだけで、何の疑いも持たずに相手に押し付けてるんだ。
そう、ただの思い込みに、自分も苦しんでいるはずなのに、なぜ人にそれを押し付けるんだろう。
もう手放したい、当たり前という考え方を。
いや、僕は自分から告白なんてしないよ
もちろん、僕がする前にむこうからしてくるからとかいう話じゃない
僕に告白する物好きなんかいないって
好きな人はいるけどさ、告白して、その後どうすればいいの?
そもそも断られたらどうすればいいの?
百万年くらい落ち込んで、立ち直れなくなっちゃうよ
意気地無しって言われても、それが僕のデフォルトだもん
私の当たり前…お礼と謝罪かな。
人に何かしてもらったら「ありがとう」。
人に迷惑をかけてしまったら「ごめんなさい」。
この二つは必須だと思っている。
「助かりました」「すみません」いろいろな言い方
があるけれど、こういうの、大事だと思う。
あと、返事もそうだな。あいさつも大切か。
何か、いろいろあるな(笑)。
まあ、人としての基本的なところだな。相手と
良い関係を築くのに、大切なことだと思うもの。
「私の当たり前」
私の当たり前
一人で居ること
誰かを思いつつ、疑うこと
自己否定すること
不平不満
誰かに愛されたいこと
本当は優しくないこと
他人に認められたいこと
家族に愛されたいこと
自己矛盾に疲れていること…
小説や漫画を読み終わったあと、映画を見終わったあと、あるいは舞台を観劇したあと、エンドロールに流れる曲を考える。
誰にも言ったことないささやかな趣味だけど、これが本当に好きだ。登場人物の心情や行く先を考えたり、結末に納得がいかなければどんな終わりにするかを考えたりする。その延長線上にエンドロールに流れる曲を考える。
この世に創作物に触れたことがない人はいない。だけど、その先や登場人物のついて深く考える人は少ないことを知った。こんなにも楽しいのに! と思うけれど、逆に異端者を見るような目で見られるので、あまり言わなくなってしまった。
創作物に触れるのと同じくらい、音楽を聴くことも好きだ。外出する時はイヤホンは欠かせないし、家ではスピーカーで音楽を流している。音楽がないと生きられない。それくらい好きだ。
その二つが重なり合って生まれた趣味がエンドロールに流れる曲を考えることだった。いつから始めたのか忘れたけど、気がついたらそれが当たり前になっていた。
バラード、ラブソング、ヒップホップ、ロック。この世にはいろんな曲がある。誰の目線からみた曲に当てはめるのか、ストーリー全体を表しているものにするのか、それを考えるのがすごく楽しい。創作物に触れたらここまでするのがワンセットだ。
やめられないのはきっと両方の解像度が上がるからだと思うし、自分に新しい価値観が生まれる気がする。するだけで生まれているかは分からない。生産性はおそらくない。
だけどわたしはこの当たり前をやめられない。
私の当たり前
私はお題について書き出す前に、その言葉の意味を調べることを当たり前としている。
さて今回は当たり前だが「当たり前」を調べてみた。
「当たり前」は漢語の「当然」が語源である。そこまでは持っていて当たり前の知識である。
ついでに目に入った対義語の「有り難し」は蛇足だ。
閑話休題。
「当たり前」の意味を詳しく書くと、「誰にとってもそうであると考えられる物事」ということになる。
しかしここに「私の」がつくと「誰にとっても」の存在が打ち消されてしまう。
多ではなく個の「私」の存在が勝つ瞬間である。
現代における多様性を言い表すには良い言葉だ。
これからは「私の」当たり前であっても、聞き手や読み手が受け入れることを当たり前の世界にするのだ。
本音を言わない。
元気でいること。
悪いと思ったら謝ること。
綺麗な嘘をつくこと。
傷つかない嘘をつくこと。
笑顔でいること。
無理すること。
人に合わせること。
謙虚でいること。
優しい嘘をつくこと。
嘘を
つくことが
–私の当たり前–
それはとても甘酸っぱくて、心地よくて、同時に恐怖を感じるモノ
『抱いて』と君は言った
それを聞いて僕はひどくショックを受けた
頭を金づちで殴られた気分だ
君は冗談を言っているように見えなかった
怒りと不安を感じたのを覚えている
僕は君が好きだ その感情は本物だ
だけど僕は君の身体が好きなんじゃない
君は僕をそんな目で見ていたのかい?
だったら裏切られた気がするよ
僕がおかしいのかな?
ダメなんだ、そういうのは怖いから
大人の男女はみんなそうするんだろうけど
僕らはまだ子供じゃないか
君が怖いよ
君が得体の知れないモノになっていく
気がついたとき
本能的に僕は君を押し倒していた。
分からない 何が正しいのか。
でも、君がそう望むなら。
これが僕らが恋人である証明になるのなら。
ただ、ひとつ教えて欲しい
『君はこれで幸せか?』
あいつが隣にいることが、おれの当たり前だった。
それこそ顔を合わせれば毎日喧嘩ばっかり。淡い唇をニヤつかせて小言ばっかり言ってくる。
そんなあいつが怪我をした。
「ったぁ!?んも…なにこれ、硬い~!」
こいつは女のくせに足癖が悪い。みんなの前では可愛こぶっているが、中身は真っ黒である。
……それを知っているのは、おれだけ。
「ふはwいつもイラつい蹴ってばっかりいるからだよ」
いつものように笑ってやった。でも、あいつからは返事がなかった。
なんだか調子が狂う。心配になって見てみれば、足首があざになっていた。
「おい、大丈夫か?手当しないと……」
そう隣に座って足元に手を伸ばすと、伸ばそうとした手を掴まれてしまう。驚いて顔を上げてみれば、顔を真っ赤にしたあいつがいた。
「っ……ばか!距離感もっと考えなさいよね!?」
あいつはそう言って痛めた右足を引きずりながらも走ってどこかへ行ってしまった。
「え……、?」
おれはしばらく固まっていたが、自分がしたことを思い返してかあっと熱くなる。
「おれは、なにを……」
それから、あいつを見ることが少なくなった。
「……寂しいな」
なぜかこころがきゅうっと締め付けられるような気持ちになり、自分が分からなくなる。
おれは、あいつの事が嫌いではなかったのか?なんで、おれは……。
あいつが隣にいなくなって、当たり前が当たり前じゃなくなって、初めて気づいた。
「ああ、おれ……」
いつのまにか、恋心を抱いていたんだ。