日樫

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私の当たり前

私はお題について書き出す前に、その言葉の意味を調べることを当たり前としている。

さて今回は当たり前だが「当たり前」を調べてみた。
「当たり前」は漢語の「当然」が語源である。そこまでは持っていて当たり前の知識である。
ついでに目に入った対義語の「有り難し」は蛇足だ。

閑話休題。
「当たり前」の意味を詳しく書くと、「誰にとってもそうであると考えられる物事」ということになる。
しかしここに「私の」がつくと「誰にとっても」の存在が打ち消されてしまう。

多ではなく個の「私」の存在が勝つ瞬間である。
現代における多様性を言い表すには良い言葉だ。

これからは「私の」当たり前であっても、聞き手や読み手が受け入れることを当たり前の世界にするのだ。

7/9/2023, 1:19:26 PM