『私の名前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の名前。
時代もあって、字画でつけられた名前。
しかも、同居していたおばあちゃんが、お寺に行く際に決めていた名前を忘れてしまい、字画で勧められた名前に変更。
お陰で、特にパッとするほどの学業でもなくクラブには所属していなかった為、これまたとりあげる所もなく、地味に終わった学生時代。
月並みな苗字に月並み過ぎる名前。
しかも、同じクラスで本来つけられていた名前の子がスポーツも学業もでき、人からも愛されるタイプ。
名前で決まったのか。地味な人生。
だとしたら、おばあちゃん恨むぞ。と。
あははは。とりあえず名前のせいに、させてもらおうか。
あの人はきっと
花のように凛として
あの人はきっと
鳥のように優雅で
あの人はきっと
海のように穏やで
そんなあなた達に出会い
何かを感じ
何かを学び
何かを諦め
何かを手にした
それを使いこなすには
まだまだ経験が浅いけど
それを使いこなせなくとも
それは確かに私の手にある
私の名前は二文字。
姉達は三文字なのに、なぜ私は二文字なの?
それがずっと気に入らなくて、
その上、ありふれた名前でつまらないと思ってた。
もっとこう、平凡でない、そして三文字の名前に
とてつもない憧れをもっていたのだ。
「有名な一宮神社でわざわざ命名してもらったのよ」
なんて聞かされても、
自分の名前に対する好感度はさっぱり上がらなかった。
それで、妹が生まれたとき、
名前の候補がいくつかあがっていて、
最後は私の「同じ二文字がいい!」の発言で
めでたく(?)妹も二文字の名前になった。
ぼんやりとその時のことは覚えてる。
それからというもの。
「私の名前もまあ悪くないか~」となって今に至る。
人って恐ろしく単純なものである。
109:私の名前
私の名前はちびとら。
しましま雉模様の猫の女の子。
普段は食って寝てたまにどこかの家に遊びに行くのが日課。
私は毎朝行く家がある。
そこに行くといつもすぐにご飯をくれる。
おばさんは私の事をちびとらと呼ぶ。
なんでちびとらなんだろう。
模様がとら?みたいだから?とらってなんだ?
とりあえずそこの家に行けばご飯や遊ぶのに困らない。
たまに先客がいて喧嘩をする。気に食わない猫だ。
おばさんからはその猫はぼろんたと呼ばれている。
ぼろんた、なんとも言えない名前だ。
ぼろんたもご飯をありつけによく待っている。
私の方が先に来ても先に食べるのはぼろんただ。
なぜかとういうと喧嘩をすると怖いのだ。
争うのは嫌だから逃げるが勝ちである。
今日はいないらしい。よかった。
今日も安心して一日過ごせそうだ。
「猫達の日常」
私の名前
同じベッドで時を過ごす。
私の頭を撫でながら、私の名前を優しく呼ぶ。
この時間がこの上もなく幸せだ。
(私の名前。)🦜
あのね。
(私)・・。
つまり、
(僕の名前は
小雀、翼。🦜
なんだけど。)
《俳句の、名前で
呼ばれる事も
有るよ。》
・恋雀。・寒雀。・ふくら雀。
[でもね。]
「僕は、秋生まれ
だから
✣ 稲雀。🦜 と
呼んで、欲しいんだ。」
【ちなみに、
僕の家紋は、
・戦国武将、
上杉謙信。
と同じ・・。
❝竹に雀。❞
なんだよ。】
目の前に人っぽい何かがいた。
パッと見同年代の男に見えるが、よく見ると目っぽいのがおでこにもう2つあるし、触れたらひとたまりもなさそうな真っ赤な爪が伸びている。首に口っぽいのもある。てかちょっと溶けてる。
別に襲ってくるってこともなくて、むしろアイツも戸惑っているように見えた。アイツからしたら俺の方がアイツっぽい何かなのだろうか。なんてぼんやり考えていたら首の口が動いた。
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…たぶん、なんか言ったんだと思う。なんだろう。これは、なにか言うべきだろうか。
「こんにちは。そこから話すんだね。」
なんかアイツめっちゃ動揺してる。アイツもこっちの言葉わかってないのか。
あれから数時間が経ったと思う。俺たちはすっかり仲良くなった。ぶっちゃけ何言ってるか分からないけど、楽しく会話できてる。意外と何とかなるもんだ。
「Bt1sm@…これどう?」
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ヤツは驚いておでこの目を見開いた。そっちが動くんだな。
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「あ、俺の名前。」
『いつもよりかっこよく聞こえたと彼は言う』
私の名前
美味しいものを追い求める名前
美味しいものが大好きな名前
美味しいものを作りたい名前
美味しいものを求めている名前
父が画数を見て吉数でつけてくれた名前
味のある人生
美しいを差し置いて味のある人になるのだろうな。
面白い味のある人生になりそうな名前です。
m( ─﹏─)m
私の名前は母が付けたそうなんですが
私がまだ母のお腹の中にいて、産まれそうな時に見た夢の中で
私は○○!
と、叫んでいたそうなのですが。
私はその名前が大好きなのです。
この名前に意味なんかなくたっていい。
だって私が呼んだ名なのだから。
愛されて産まれ、愛されついた名なのだから。
愛してる。母も名前も。
私を愛してくれた人。
これからも私の命の隣にいて。
世界不思議。
セカイフシギ。二年三組。女。
「先生、違います。名字も名前も間違いです」
「ん、ああ・・・悪い。えーっと・・・」
「ヨカイワンダーです。セカイじゃなくてヨカイ。フシギじゃなくてワンダー」
「・・・悪かったね」
先生はそう言って、漢字の上に書かれたふりがなを消しゴムで雑に消した。
私は私で、先生との会話を経て、今一度自分の名前を頭の中で描く。
世界不思議。
小学校で習う漢字で構成されていて、書くこと自体に苦難はない。
問題は読みだ。
多分、一発で読める人はいないんじゃないだろうか。
名字の方は、まあ良い。文句を言ったって、両親に言って解決する問題じゃないし、頑張れば一発で読めなくもない。
けど、名前がなぁ・・・。ワンダーって。マ◯オじゃないんだから。
それにアレだ。このフルネームだと、最近終わりを迎えた番組に訴えられる可能性があるではないか。名前の後に「発見」が付いていたらと思うと、身の毛もよだつ恐ろしさだ。
確かに、この多様性の時代、キラキラネームだって普通の名前になるくらい、当て字は増えていると思うけれど、それにしたって、これはないと思う。
ティアラちゃんとか、ルビーちゃんとか、アクアマリンとかよりも酷いと思う。
泣きたくなるよ、全く。
なんだって両親は、こんな名前を付けたのかと不思議に感じる——不思議(ワンダー)だけに———ので、学校が終わったら、改めて母さんに聞いてみるか。例のあの番組を思い出したから、とか言いやがったら、・・・非行してやる!
私の名前に、なにか意味はあったのだろうか。
親からつけられたこの名前は、小さい頃からなにも役に立っていない。ただただ分別に使われただけ、特に自分にとって得などなかった。
はたして、名を与える意味とは何なのだろう
生まれた時に、初めて貰ったプレゼント
唯一では無いかもだけれど、一生付き合っていく相棒だ
---二作目---
別に、自分の名前には何の思入れもなかった
好きだとか、嫌いだとかも思ってなかった。
でも、あいつに名前を呼ばれると
なんだか自分の名前が、特別なものに感じられて
あいつに名前を呼ばれる、その瞬間は
ボクはボクの名前が大好きになるのだ
#私の名前
364作目
一周年記念まで...あと0日
「私の名前」
名前。
全く同じ名前の人物は自分と同じか?
名前はどうして出来た?
どうしてここまで受け継がれてきた?
名前には一つ一つ意味があるのだろうか。
逆に考えてみよう。
名前が無ければそれは自分では無いのか?
きっとそうではないだろう。
名前が無い人だって何千何万と居るのだ。
だが自分の名前が染み付いた中で、
改名が行われたらどうなるだろう?
自分だけではない。
他人だって違和感一つ覚えるだろう。
正直な話をすると、
名前の必要不必要は人それぞれだろう。
名前はとても大切。
自分のアイデンティティの一つとも言える大切な、
親から初めに貰える最高のプレゼント。
それほど大切なのだろうか?
そんなじっくり考えなくても良いだろうに、
それでもそんなに大切に思わないといけないのか?
どちらでも誰でも当てはまることだ。
こんなことを考えてしまうのはきっと、
"私の名前"に違和感を持っているからなのだろう。
_________________________
名前なぁ、正直あってもなくてもどっちでもいいです。
でも分かりにくいですかね?いや数字で呼べばいいか。
そしたら名前の虐めも無くなるんじゃないですか?
いやでもそしたら数の小ささや大きさでも起きるか。
虐めって無くなることないんでしょうねー。
なんの話だこれ。
おじいちゃんの名前から一字を貰ったという。
会ったことの無いおじいちゃん。
私が生まれた時にはもう亡くなっていたおじいちゃん。
戦争に行ったという話だけしか知らないおじいちゃん。
どんな人だったのか、その字にどんな意味が込められているのか、父も母もあまり詳しくは教えてくれなかった。
自分の名前は嫌いじゃない。けれど顔も知らない、どんな人か分からないおじいちゃんの面影を重ねられても正直困ってしまう。おじいちゃんのように生きろという意味なのか、その字に込められた意味を探して生きろという意味なのか。
きっと死ぬまでそれを考え続けるのだろう。
END
「私の名前」
私の名前は健太
健康で太陽のような子になるように
普通だけどそれがいい
『私の名前』
私の名前、
ありきたりではあるけれど、
ちゃんと、意味が込められてる。
母親や父親が、どんな私になってほしいかっていう想いが、ちゃんと込められてる。
──その、大切な、はずの、私の、名前、
なんだったっけ。
もう、わかんないや。
もう、どんな名前でもいいや。
ねぇ、私の名前、ちゃんと呼んでよ。
私の名前はどこにでもある名前だが
由来は奇跡みたいだった
最初は漢字も由来もしっかりと考えた名前の予定だったらしい
しかし、いざ生まれると父も母も
考えてた名前で呼ばず
無意識に別の名前で呼び始めた
それが私の名前だ
正直信じられなかったし
今も信じてはいない
当然、友人知人にも信じてもらえない
それでも、名前は気に入っている
この名前じゃなければ
つけられなかったニックネームもある
そのニックネームのおかげでコミュニケーションが助かったことも多い
そう思うと、あの不思議な出来事も感謝できる
だんぜん夜が好きなのも、
大学で物理学を専攻していて宇宙が好きなのも、
僕の名前に「星」が入っているからなのかもしれない。
新しい発見だ。
「ザコメガネ」としか私を呼ばなかったアイツが、はじめて私の名前を呼んで「頼む。置いて行け」と言ったから、私もアイツの名前をはじめて呼んで「嫌だね、あんたも一緒にだ」と微笑んだ。
___________
一文で好きなシーンを書いてみました。
古今東西様々な物語にある、蔑称で呼び合い常に喧嘩腰だった二人がここぞというところで名前を呼び合うシーンが、好きです。どれだけ手垢がついていても作品の度にカーッたまんねー!と叫びたくなってしまいます。
ちなみに、私のここでの名前は、私がこのアプリを始めた日付である20 24年5月28日が由来です。
私の適当な作品が、適当に書いていいんだなという気休めになれば良いなと思い、それなりに気に入っています。
【私の名前】
私の名前は父がつけたと母が言っていた。
母のお腹に私がいるとわかったとき、
母の三人の姉は既にみんなお嫁に行っていて。
婿に入るという条件で、両親は結婚した。
今では珍しくもなくなった『できちゃった結婚』だ。
親戚の多い、近所の人がみんな知っているような
そこそこ大きな家に婿に入った父のストレスは
どれくらいのものだったんだろう?
実家までは車で二時間。
友だちも近くにいない。
そんな環境で
「この子さえいなければ」
「生まれなければいいのに」
父は私にそう思ったんじゃないだろうか?
きっと。
何度も、何度も。
私の名前は漢字そのまま。
意味がわかりやすい。
多くのものに恵まれますように、と願いが込められている。
父が、私に名付けてくれた。
父の言うことが、私には 絶対 だった。
怒鳴られても殴られても
ずっと大好きだった。
宣告された余命より長く生き
今も寝たままの状態で家にいる父。
私は、週に何度も会いに行く。
『今日も来たよ』って言いながら。
もう一度、名前を呼んでほしくて。