『私だけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この人生において真の意味で私を喜び、私に悲しみ、私に怒り、私を愛することが出来るのは、私の人生の創造主たる私だけだ!
全身全霊、等身大の生を以て生き抜いてやるさ!
私だけ、私だけ、
いつからかその言葉が後味を悪くする。
私だけ、私だけ、
「そんなに君はいろいろな人から好かれてるの?」
「そんなに君はいろいろ優遇されてるの?」
「なんで?」
「じゃあ、なんでそんなに冷たい目で僕を見るの?」
「なんで?」
「なんで?」
「なんで?」
ふふふ、
「僕の言葉嫌でしょ」
全部
全部 全部
全部
全部 全部 全部
全部 全部 全部 全部
私だけ
❧
フルーツバスケットより
私だけ
特別扱いしてくれる彼
君だけを
特別扱いする私
これからも、
ずぅーっと一緒だよ♡♡♡
私だけがこの世界に生き残ったらどうしよう、って考えたりする。
バイトがうまく行かなかったとき、友達と喧嘩しちゃったとき、理由はないけど何もかも嫌になったとき。私だけが世界にいて、自分のことしか考えなくてよかったら楽だろうなと思う。
それで、好きなだけ寝て、食べたいものを食べて。
そうやって連想ゲームをしていると、寂しくなったときに電話する親友はやっぱりいてほしいとか、テレビが静かだとつまらないのであの駆け出しのアイドルグループはいてもいいなとか、心配性の兄が作ってくれるご飯は美味しいから週一くらいは食べたいなとか。
色々頭の中で生まれていって、結局世界には私一人ではなくて、騒がしくなって、楽しくなってしまうのだ。
どうやら私にだけ猫の幽霊が見えるらしい。
最近、ねこが死んだ。茶色のフカフカの毛でちょっとふっくらしていたマロ。私が小学生のころからの付き合いで、今年で15歳になるはずだった。死ぬ素振りなんか見せなかったのに、私が出かけている隙に呆気なく。
その日から、世界が変わった。私にだけ見えるネコの幽霊。私からは触れないけど、ネコたちは私に好きに触ることができるみたい。マロは死んでもそこに居て、いつも通りご飯を要求してくる。撫でろと頭を擦り付けてくる。私の膝の上でゴロゴロと喉を鳴らす。
「ねえ、あんた、なんで幽霊になっちゃったの」
背中の辺りをゆっくりと撫でる仕草をしながら、そう尋ねる。返事なんて来ないと分かってるのに、もう二度と彼女の毛皮には触れらないと分かってるのに。
A「ねぇねぇ、人間失格の序盤ら辺にある、「例えば私が10の不幸の悪球を持っていたとして、隣人にひとつあげると隣人耐えがたくなるのではないか」
みたいな文あるでしょ?」
「あー、なんかあるね」
A「あれってマジで凄い文だと思わない?」
「え?どこが?全然分からない」
A「だって人が思ってる事を最も簡単に文章にしてるんだよ?しかも、めっちゃ昔の人だし私そこで感動しちゃったよー」
「そう?共感できんな」
A「もっかい読んでみ?」
「うーんまた今度ねー」
「人間失格といえば最後あれどうなったの?」
A「多分いっさいの事は過ぎていきます、みたいなこと書いてたから、だいぶ時間経ってるんじゃない?最後精神病院に入院させられた主人公はそこで初めて気づくんでしょ。自分は世間からすると人間失格の廃人なんだって。クズみたいなヒラメや行商人よりも、ずっと人の機嫌を伺って自分を捨てて戯けてた人間がいちばんの廃人だって」
「あー、人間らしさと人間失格とかそう言う事?」
A「多分ね。知らんけど」
「合ってるも合ってないもないでしょ」
A「アンタはなんか好きな場面とかないの?」
「堀木と罪のアントを考えていた部分で「悪と罪は違うのかい?」って堀木が主人公に尋ねるシーンがあったでしょ?それに主人公はこう答えた。」
A「違うと思う。善悪の概念は人間が作ったものだ。人間が勝手に作った道徳の言葉だ。」
「知ってんじゃん」
A「ここも好き」
「私もこれ読んだ瞬間折って印つけちゃったもん」
A「ふふっ。本当凄いよね〜。私竹一好きだな」
「え、私も、ヨシ子だっけ?めっちゃ素直なタバコ屋さんの」
A「多分そう。その子もいいよね」
「それなー」
A「ずっと残り続けるんだろうね。」
人間失格について話しても共感するとは言ってなかった。
私は人間失格を読んだ後凄い感動したけど、なんでした感動したのが分からなかった。
でも大体の人は感動してるのだって割り切って寝た。
でも何年か経った後、授業で人間失格をやっても皆んな感動するどころかしっかり読んでもいなかった。
これをみて感動するひとは殆どなのに皆んなダルそうにしてた。
もしかして、皆んな本当は感動し共感していて、
でもそんなのみんなに見せたら変なやつだと思われる。 だから葉蔵に言わせれば皆んな戯けているのでは?
感動して真摯に作品についての感想を共有する事はいい事だと思っていたけど、皆んなは違うのかな。
私だけなのかな?
思春期特有の感情なのかな。でも私はその感情がない。
高校生だけど一回も経験した覚えはない。私が異常に思えてきた。
でも、葉蔵に比べれば可愛いものか。
「お題.私だけ」
なんで私だけ辛いの
なんで私だけ不幸なの
なんで私だけ可愛くないの
なんで私だけ愛されないの
なんで私だけ赦されないの
だからずっと前がよく見えない
見えない今をずっと見ている
「私だけ」の世界に没頭したくて、ここで書き始めたつもりだった
描きたい世界を描きたいように、誰に邪魔されることなく批判されることなく自由に書くことを楽しむはずだった
もちろん日々綴るなかでその思いは確実に形になっているし、思いも遂げている
それなのに、何か物足りなさを感じてしまう自分も見え隠れしてしまう
放っておかれたいはずだったのに、他の人の描く世界にも触れたくなって覗いてみれば、その力に圧倒されて自分の力の無さに打ちのめされる…
そういう事が嫌で見つけた「私だけ」の世界だったはずなのに、やっぱり覗いてしまっている
人の評価なんて気にしないで、そんな物には囚われないで書くことを純粋に楽しむはずだったのに、自分の作品に♡がつくと「嬉しい!」と無邪気に喜ぶ自分がいる
自由とか、私だけの世界を味わい尽くすのにも、それなりの強い心が必要ということなのだろうか…
その時点でもう自由じゃないのに
そんな当たり前のような、実は深いテーマの「私だけ」を探りながら、私にしか紡ぎ出せない世界「私だけ」の物語をこれからも綴っていきたいと思う
『私だけ』
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『私だけ』
私の人生は私だけのもの。誰に左右されることもなく
自分の示す方向に歩いていきたい。
なのに上手くは行かない。試行錯誤の繰り返し。
人生とはこういうものなのか。
この苦悩があるからこそ、小さなことでも幸せを
感じられる。この世は修行である。
飛び交う情報に振り回されることなく
私は私だけの世界の中で生きていきたい。
私の世界というのは、今、ここに集中すること。
先ばかり考えては不安は止まらない。
今この一瞬一瞬を全力で生きていきたい。
今この瞬間に関わる人たちを大切にしながら
その人たちと今を生きていきたい。
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私だけ
走って電車に駆け込んで、周りを見ると私だけ汗だく…
「暑いねー」と言ってる一緒に走った娘は汗1つかいてない…
なんでよ…
𓍯私だけ𓍯 №5
人生、夢、理想、価値観、恋愛、私だけのもの。
誰にも邪魔されずに生きたい。
人の人生への影響。悪いものは罪。良いものは喜び。人を支え、人を頼りなさい。
夢はいくつも。それが生きる希望になる。
理想は後。まずは自己を磨きなさい。
価値観は交流。伝えて知り 認め合う。
恋愛は狂わす。時に幸せを作り狂気を生み出す。
私最近歩き方を変えようと思っているんです
歩き方変だよね
歩き方特徴あるからすぐ分かる
このようにたまに言ってくれます
私は歩くの速い方かなと思います
自分でもぎこちない歩き方してるかもしれんと自覚はありました
変えるのは今更(20年同じ歩き方)大変だなあと思い放置してきました
しかしそんな考えだった私が歩き方の矯正をしようと思い立ったのです
なぜか、理由は特別ないのです
腿があまり使えてないから脛が痛いのかなと思ったくらいです
そのため最近は歩くのが大変です
まあ歩けない1歩踏むのに考えます
頭と体がちぐはぐな気がします
この歳になって考えながら歩く人は私だけでしょう
綺麗な歩き方ができるようになったら私は見つけられなくなっているはずです
ついでに姿勢が良くなって痩せたらいいなと思っています
私だけ
あなたのそばにいるとき。
あなたからのメッセージを読むとき。
あなたに抱きしめられているとき。
私にはあなただけしかいないと思う。
私のそばにいるとき。
私からのメッセージを読むとき。
私を抱きしめているとき。
あなたにとっての唯一が私であれと思う。
『私だけ』
多分、私だけだったんだ。
他愛ない話で笑う一時がなによりも愛おしいものだと思っていたのも、これからもそんな時間を一緒に過ごしたいと願っていたのも、全部。
だってもし同じ気持ちだったなら、同じように思っていてくれていたなら、今もあなたは私の隣にいるはずだもの。
上げた目線の先、遺影の中に咲くあなたの笑顔を、私はただ呆然と眺めることしかできなかった。
月が蒼く照らす野原を千晶は一人歩いていた。そよぐ風に髪をなびかせ、素足をくすぐる草花もものともせず。
いま、ここにいるのは私だけ。どんな格好でも歩き方でも、咎める人は誰もいない。
ふ、と顔を空に向けると、月から離れた空に星が瞬いていた。
残してきた人たちを思い出す。みんな、どうしているだろう。随分遠くまで来たな。
少し感傷的になった千晶は、叫び声に我に返った。
見廻りの警官が恐怖の顔で硬直している。
ああ、気を抜きすぎた。
面倒なことになるな、と千晶は頭から伸びた触手を伸ばし、警官の脳にナノマシンを埋め込んだ。これで今の記憶は書き換わるだろう。
まだ気づかれるわけにはいかない。
気絶した警官が目を開けると、長い髪の少女の千晶が声をかけた。
「大丈夫ですか、こんなところで寝ていては風邪をひきます。さあ、町に帰りましょう」
『私だけ』
「サナちゃん、一緒に帰ろう」
そう言いに隣のクラスに来たはずなのに、私は呆然と立ち尽くしていた。だって、サナが、サナが…私以外の子とおしゃべりしているんですもの。サナは私しか友達がいないはずなのに。ねぇ。
でも一緒に帰るのは私なの。
「サナちゃん、一緒に帰ろう」
「あ、アイリ!うん、帰ろう」
隣の女に、ごめんね、と言ってサナがカバンを手に提げてこちらへと歩いてきた。
「今日は委員会の集会で遅くなっちゃった、待たせてごめんね」
「ううん、隣の席の子と話してたから大丈夫だよ。楽しかったな」
「あ、そう」
自分の表情が曇ってしまうのはわかっていたので、俯く。
「隣の席の子、ユミって言ってね」
「そうなの」
喜々として話すサナにてきとうに相槌を打つ。まずい、と思いながら。
サナはかわいい。ふんわりと巻いたロングの黒髪、幅の揃った二重、ぱっちりと開いている目、存在感のない鼻。つやめく唇。
紛れもなく、校内一かわいい。私が見た中でいちばんかわいい。こんなに素の顔がかわいいからか、サナは自分の見た目に興味がなかったようだ。それに、サナは他人とコミュニケーションを取るのが苦手で、クラスでは一人だった。
こんなにかわいいのに話しかける子がいないんだ、と思って私は話しかけたし、メイクとかファッションとか、そういう話をした。だから、こんなことを言った。
「ねえサナちゃん。今日の放課後、私がサナちゃんにメイクしてみても、いい?」
「むしろいいの?やったー!!」
サナは意外と明るかった。というか、打ち解けると一気に話してくるタイプだった。声も透き通ってて、かわいい、と思った。
放課後がやってきて、みんながいなくなるまでおしゃべりして、もうみんな帰るか部活行くかしたとき、私はコスメをサナの机いっぱいに広げた。
サナはおとなしく座っていた。私は持ち込んでいるヘアピンでサナの前髪を留めて、下地を塗った。サナの肌をまじまじと見つめた。白ニキビすら1個もなくて、サナの肌は絹のように綺麗だった。今もそう。パフでムラをなくし、きれいだからファンデはいらないかな、と思ってパウダーを塗る。まるで加工しているのか、と思うくらいの透明感が生まれた。これが正しい商品の使い方なのかと思いながらコンパクトを閉じた。ピンク色を中心に色が集められたパレットを開き、アイホールにアイシャドウをのせていく。発色が悪いと思っていたアイシャドウだったが、サナの肌の上では絵の具のように美しく発色し、正しいキャンバスに絵を描いているような錯覚に陥った。
ぷっくりとした涙袋に、血色カラーのコーラルピンクを仕込み、グリッターでラメを散りばめる。
サナにメイクをすることで、私はコスメのCMが表現するあの、きらきらとした魔法みたいな、「メイク」を初めて行っているような気がした。私がマスカラを塗ったまつげよりも長いまつげにマスカラを塗り、最後にリップで仕上げる。寒天のような透明感のリップを塗る。形の良い唇だから、リップメイクを施す必要がなさそうだ。
メイクを終わらせて、手鏡でサナに見せる。
「わー!!すごい〜!!アイリみたいにかわいい〜!本当にありがとうー!」
ハートマークを語尾に飛ばしてそうな、あまくてかわいい声にうっとりとしてしまう。メイクをしている最中、サナの顔にずぶずぶとした黒いものを感ぜすにはいられなかったが、こんなにかわいい女の子が出来上がったとなるとすべてが吹っ飛んだ。
その日からサナは、毎日メイクをして学校に来るようになった。サナに話しかける人はもちろん増えた。けれども、サナは部活に入っていなかったので、私はなるべくサナから離れないようにした。ちょっとでも目を離すと、誰かとサナが話していた。そのたびに、私は毎回毎回変わらずサナの時間を自分で占めることを考えている。
校門から出て、ゆっくりと歩く。
「ねえアイリ、このカフェほんとかわいいよね、行こうよ」
うん、絶対に行こう。
「うん、もちろん」
「ふふ、やっと笑ってくれたー!アイリ、笑ってる顔がいちばんかわいいよ」
まさかサナに気づかれていたとは。
「サナはいつでもずっとかわいいよ」
紛れもなくそうだよ。
「いつも言ってくれるよね、ありがとう〜嬉しい」
そうやって嬉しそうに頬を緩ませるサナ。やっぱり本当にかわいい。
私はスマホを起動して、カレンダーアプリに予定を追加する。来週もサナとプリクラを撮りに遊びに行く。
先週はサナと服を見に行った。
かわいいかわいいサナの予定も、私との遊びで埋まっていることだろう。ユミ、だっけ。サナは渡さないよ。
サナは私だけの女の子だから。サナの近くにいるのは、私だけでいいの。こんなにもかわいいあなたを見つめるのは、私だけでいいの。
アラームが鳴る
暗闇の中で目を開く
家の中はひっそりと静まり返っている
カーテンを開けると
東の空が白んで来ているのが見える
窓を開ける
蜩の鳴く声が聞こえる
人の気配は無い
この瞬間が大好きだ
人類最後の一人になったかのような
自分の存在すら疑問に感じるような
私の特別なひと時
遠くに新聞配達であろうバイクの走る音が聞こえる
現実に引き戻される
おはよう
広がる濃紺の空に独りごちる
―――夜明け前
#79【私だけ】
私だけ。この世界には私だけがいた。
モノクロのどこまでも続く空と砂。ささやかに風が吹いていて雲と砂が少しづつ流れていった。
私は部屋着と裸足のまま宛もなく砂の上を歩く。
それからしばらく歩いてから砂の上に仰向けで寝転んだ。サラサラとした冷たい砂が身体に心地よかった。そして、そのままモノクロの空を流れる雲を眺めていた。
これは夢だとわかっていた。
変わり映えのしない日常だけど、ただ暑い日が続く日々の中、夢の中で涼むことのできる自分の幸せを砂にまみれ噛み締めた。
親愛の温もりを失うのが怖くて、恋心に蓋をしたのは幾つのときだったろう。
貴方が私を抱きしめてくれるのは『お世話になっている家のお嬢様』だから?
それとも『世話のやける妹』だから?
大好きよって伝えたら、はいはい、俺もだよって。
屈託なく向けてくれる笑顔が、優しく頭を撫でてくれる手が。
嬉しくてたまらないのに、同時に切なくてたまらない。
今日もこの想いは、私だけの。
私だけ?小学生の時に
スライスチーズを折り紙みたいに
4回折って1枚ずつ
剥がしながら
舌の上に乗せて食べる
冷蔵庫から出したてじゃないと
べちゃついてくる
大人が嫌がる食べ方
だから親がいない時に
やってたような…
✴️92✴️私だけ