『私だけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「私だけ」
私だけ、なんでいつもうまくいかないんだろう?といつも思っていた。
自問自答をしたがわからなかった、昔の自分。
今の私は、うまくいかない時は、成長をするチャンスだと思い、きっと良いことがあると自分を信じて乗り越えられるようになった。
そして、うまくいかなかった後は、良い事が起きる事が多くなった。
少しは、ポジティブに考える事がだいぶ出来るようになったかなと私は思う。
私だけ 詩
これからの人生で何で私だけっで
思う時があるかもしれない
社会人になればよく分かる
社会には理不尽な大人が居るって事
だけど私だけと否定的にならずに
ポジティブに考えれば良い
私だけ怒られる事が多いと思うことがあれば
それはたくさん学んでるって事
私だけと思わずに
良い方に考え方を変える
そうすればきっと
毎日が楽しくなると僕は思う
私だけ人間。
世界は皆脳にAIを入れることを望んだ。
でも私は嫌だった。
私は作家だった。世間でも人気で私は自分の脳で小説を書きたかった。
みんなはAIになってしまった。
みんなロボットみたいに表情が固く、発言も冷たい。
私はそれでもみんなの心に響くような小説を書き続けていた。
私だけが人間で、私だけが努力していて、私だけが心がある。
私だけが…。
私だけ見ていてよ
私だけを好きでいてほしいし、
私と幸せになってほしかった
私と並ぶあなたはとっても釣り合わないくらいかっこよかったよ
あなたのつり目も一重も赤い唇も、すっごいすき
あなたが私の事好きって言ってくれたとき
ほんとに嬉しかった、あなたが言ってくれたことまだ覚えてる
俺はお前よりたくさんかわいい子にもタイプのことにも毎日100人の女の人に
告られても、お前を選び続けるから、お前も俺のこと選び続けてって
ほんとに嬉しかった、私の事だけを見てくれるんだと思った
なのに、他の子と幸せになった、
同じ言葉を言ってるんだと思うと、すっごい嫌になる
私だけ
私だけ知ってること
私だけできないこと
私だけ違うこと
なぜこうなったのだろう
私だけ私だけ
私だけ生まれもったもの
私だけという個人
思っていた人生からはかけ離れていて
期待を大きく下回っている
そろそろいろんなリミットの最終コーナーに差し掛かる
せめて最後ぐらいは悔いなく駆け抜けたい
題 私だけ
悲しいな…あの頃から変われてないのは私だけだなんて
執務室で何人かと仕事をしている中ふと、自分の上司である黒髪の少女が言った。何故急にそのような考えに至ったのか甚だ疑問に思うのだが、流石に空気を悪くさせられたらこっちが居た堪れなくなるので取り敢えず否定をしておく。
…私は貴女と出会う前のことを知らないのであまり言えることはないのです…が、私が知る限り、貴女も変われたと思いますよ
書類にサインをしながら淡々と言う。
…うん、そうだね。君たちと出会ってから…いや、この国に来てから何もかもが違った。そして思ったんだ、あの子がいない人生なんて生きている意味がないって
そう言うが、この人の第一印象は明るい人だった。その分裏が読めなくて、恐ろしくもあった。
けれどある日を境に、本心を少しずつ見せてくれるようになって…
ほら、やっぱり変わっているじゃないですか
今回は自信満々に言える。自分だけ納得してうんうんとしていると、少女はこっちを見てこう言った
君たちと話していると時々、遠い日を思い出すよ
題【私だけ】
あの人は、みんなに対応が冷たい。
でも、私だけ特別扱いをするの。なんでだろ?
分かりやすい例えだと、普段は不良なのに私の前だけ、犬系彼氏になるの。
みんなは、「イケメンだけど内面がね~。」
って言われる。
私から見たら、最高の人だと思うんだけどな。
私だけの特別扱いは、みんなが見てないときに態度が変わる。
「ま~、私は彼のそういうところが好きなんだよね!」
私だけ、私だけ、その言葉が毎日頭をよぎってしまう!カァ///
【私だけ】
お前だけ不幸だと思うな
被害者面、ほんとうざいw
私だけ
私の友達はみんな可愛い。
その分、私だけが浮いているように感じる。
だから頑張って垢抜けをした。
今ではみんなと肩を並べて歩けるようになった。
努力してる女の子はみんな可愛いよ。自信持ってこ!
私だけなんだろうか、外で遊ぶより本を読む方が好きなのは。
ずっと一人ぼっちな気が、していた。
高校に入って気の合う仲間もできて。
だけれどそんな仲間ともだんだん疎遠になっていく。
私だけしかできない事がしたい、と力んでいた事もあった。
今私は私だけの人生を歩んでいる。
その道は自由で毎日がうつくしい。
この世界で君だけになったら何をする?
いっぱい遊ぶ?たくさん寝る?泣きわめく?
目を閉じればそんな私だけの世界が待っている
私だけ
娘のそばに
寄り添える
幸せの匂い
母の特権
夏花
十年前、息子のバンが村を出た。
冒険者になるためだ。
息子が昔から冒険者に憧れていることは知ってた。
『ダンジョンに潜って大もうけして、お母さんと弟たちをを楽にしたい』といつも言っていた。
その気持ちは嬉しかったし、それが子供の語る夢の間なら良かった。
けれど、バンが10歳の誕生日の日、冒険者になりたいと言った。
私は猛反対した。
バンの父親も冒険者だった。
けれど『金を稼いでくる』とどこかへ行ったまま帰ってこなかったからだ。
あの人は、もう遠い記憶の中にしかいない。
だから私はバンだけは失うまいと、必死に説得を試みた。
『お金より大事なものがある』『家族とお金、どっちが大事なの?』と……
でも逆効果だった。
私とバンは大げんか。
バンは、前もって用意していたバッグを持って、そのまま出ていった。
あの時の事を悔やんでも悔やみきれない。
ちゃんと話を聞いてあげれば、あるいは大人になってからと説得すれば、もしかしたらそのまま側にいてくれたかもしれないのに……
けれど内心すぐに戻ってくるだろうとも思っていた。
だけど、一日、一週間、一か月、一年……
いつまで経っても帰ってこなかった……
はもはや死んだものと覚悟した。
けれど、バンが村を出て二年後のある日、お金と共に手紙が届いた。
バンだった。
手紙の内容は、冒険者家業がうまくいっていることが書かれていた。
私は安心すると共に、バンが未だに危険な冒険者を続けていることに不安でいっぱいになった。
私は返事を書くことにした。
けれど、どんなことを書けばいいのだろうか?
村には戻ってきて欲しい。
けれど、息子のうまくいっている事、夢を邪魔していいのだろうかと……
もし手紙で『戻ってこい』と書こうものなら、今度こそ本当にバンが私の元から離れてしまうかもしれないと思った。
私は悩み抜いた末、取り留めのない事を書いて出した。
村や家族の近況、夢を応援している事、いつでも帰ってきていいという事。
それが精いっぱいで、『今すぐ顔を見たい』なんて、書けなかった。
その後も手紙のやり取りは続いた。
バンが送ってくれるお金のおかげで生活は楽になったけど、バンは一向に帰ってくる気配はない。
喧嘩の事を気にしているかと思い、それとなく気にしていないことを伝えたが、それでも帰ってくることは無かった。
だけど数カ月前、バンは突然村に帰って来た。
恋人のクレアちゃんを伴って。
『もしかして恋人と一緒にこの村に住んでくれるのかしら』と胸が高鳴ったけれど、すぐにその気持ちは霧散した。
バンが何かに怯えているのだ。
表面上は平静を装っているが、心に傷を負っていることは明白だった。
一緒にやって来たクレアちゃんによると、ダンジョンで酷い目に会ったらしい。
それがトラウマになり、バンはダンジョンに潜れなくなった。
その時、バンとクレアちゃんは出逢ったと言っていた。
難しい事は分からないけれど、バンが二度と冒険に出ないことにホッとした。
少しだけ罪悪感はあるけれど、バンがずっと側にいてくれる以上に嬉しい事は無い。
そう思っていた。
バンが村で過ごすうちに、息子の状態は良くなっていった。
のんびりした村の生活は、バンの心を癒していったらしい。
それは純粋に嬉しかった。
息子が暗い顔をしているのを見るのは、とても胸が痛むからだ。
けれど少し前から、バンの顔つきに変化があった。
まさかと思いつつも、バンはどんどんあの時――十年前のあの日、バンが村を出ていったときの顔になっていく。
『息子はまた村を出て、冒険に出る』
始めはぼんやりとした予感だったが、時が経つにつれ確信へと変わっていった。
そのことを指摘すると、バンは驚いた顔をして『なんで分かった?』といった。
我が息子ながら抜けた質問だと思う。
ブランクがあるとはいえ、バンの母親だって言うのに。
その時バンに約束させた。
『ちゃんと帰ってくること』。
当たり前と言えば当たり前のことだけど、バンは十年間帰ってこなかったので、約束させるのは当然のことだ。
本当は、バンに行ってほしくない。
けれど、どんなにお願いしてもバンは行くのだろう。
多分、この子には冒険者という生き方しかできないのだ。
帰ってこなかった、バンの父親の様に……
不安はある。
冒険者はいつ死ぬか分からない、危険と隣り合わせの職業。
だから約束させた。
絶対に帰ってくることを。
バンとの思い出を、遠い記憶としないために。
私だけ。私だけが辛いのだろうか。
世界は私に厳しいように感じる。何をしても上手くいっていない。
そんなことを考えてる人は少なくないのではないだろうか。
基本そういう時は、自分で自分を苦しめている場合が多い。
「〜してくれない」という期待、「自分の過去が辛い」という過去への執着などがあると思う。
しかし、過度な期待は勝手にハードルを上げてしまい、感謝できなくなる。過去など、どうしようもないものへの執着は苦しみを生む。
こう考えてみると、自分で自分を苦しめていたりする。決して、〜してくれないあの人が悪いわけではない。過去の辛い出来事が悪いのではない。どうしようもないことをどうにかしようとしている自分が悪いのだ。
これに気づくと、生きやすい世の中になる。自分を苦しめたり、不幸にさせる必要はないのだから。誰しも幸せになって良い人間なのだから。
私だけを見ていてなんて言わないから、
あなただけを見つめていさせて。
気がつかないふりをしているままでいいから。
私だけと思っても
周りを見渡せば、
何かが必ずある
真の孤独には
なれやしない
私し」の読み方は?
「私し(わたくしし)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
私だけに教えてください
あなたがあの人に内緒にしていること──
いや、やっぱりいらないです
そういえば、
私だけが知っているあなたがもう居たから
あなたと、あの人と、私だけで見れば
私が会えるときのあなたは
私だけが知っている姿
もう十分です
好きな人
落とす魔法を
教えてよ
今度一緒に
どこかに行こう
/私だけ
飲み物を取ってくる間に、エンディングが終わっていたらしい。CMに流れる流行りの歌を口遊みながら君がソファから振り返った。
「好きだね、その歌」
「サビしか知らないけどね」
熱さに気を払いながら渡したマグカップ。ふぅと水面を吹きながら賑やかな画面を見やった。
「自分じゃない自分がいるって、想像したことある?」
瞬き、それは繰り返し尽くしたサビの歌詞からの話題と分かれば、丁度始まった次回予告から視線を外した。
「ドッペルゲンガーだったら死んでるね」
「そうじゃなくて」
「冗談。でもまあ、強いて言えば」
画面の中で役者が動く。隣でココアを啜る人とよく似た役者が。まるで物語から出て来たみたい、と賞賛を伴って。
「『本物みたい』って、誰かに呼ばれたのなら」
声高に罵る高音は、柔い声音と似ても似つかないのに。
「『本物』は、本当に唯一の本物のままでいられるのかな」
「カット!オーケーです」
「メイク直し入ります」
「次は翌朝のシーンですね」
ざわざわと空気が一斉に動き出す。
クーラーの付いた屋内でも尚暑すぎる冬服に、ようやく息をつく。
「一先ずお疲れ様です。大丈夫?すいません、冷たい物ありました?」
「ありがとうございます……」
湯気のたつココアは早々に回収されて、透明な水が体に染みた。
「でも流石ですね、台詞じゃないですけど、本当にあのキャラが実在したって勢いでしたよ」
‹私だけ›
「一番古い記憶と聞かれた時、君は何と答える?」
「ふむ、園児の頃か」
「確かに。胎児の頃から記憶があるという人も、
前世やその前から記憶があるという人もいるね」
「真偽は置いておいても、興味深いと思うよ」
「私かい?」
「世界5分前仮説、という言葉を知っているかな」
‹遠い日の記憶›