『私だけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ここは私の理想の世界。
真っ青な空には白い雲が浮かんでる。庭にはいろんな花が咲いている。
爽やかな風に乗って聞こえてくるのは小鳥の声。
ここは私の理想の世界。私だけの、理想の世界。
ずっとずっと、私はこの世界で楽しく暮らすの。
ある日、突然貴方が現れた。私の世界に踏み入ってきた。
私は貴方を追い出そうとした。
「出てってよ!ここは私だけの世界なんだから!!」
貴方はそれでも私にずっと話しかけた。どんなに怒鳴っても、無視しても、貴方はずっと私の傍にいた。
もう怒るのも面倒になった私は、貴方のことを放っておいた。
「君は外の世界には行かないのかい?」
「当たり前よ。私はここで幸せなの。どうして外になんか行かなきゃいけないの?」
貴方は寂しそうに微笑んだ。
「だって、君はひとりぼっちじゃないか」
「…それは私が望んだの。もう私は、誰とも会いたくない」
貴方は私の手を取った。
「君は誰にも会いたくないのかもしれないけど、僕は君に会いたいよ」
…そうなんだ。それなら、外に戻るのもいいかもしれないな。
目を覚ますと、私は病院のベッドの上にいた。
貴方は私の手をとって泣いている。
私は貴方の手を握り返した。貴方は驚いたように私を見る。
「ただいま」
私の言葉に貴方は泣きながら「おかえり」と返してくれた。
なんで私だけこんな目に、
なんで私だけがこんな思いを、
なんで私だけ、私だけ、
そんな風に言う人が大嫌いだった
自分は何様なのだろう、
問うてみたくて仕方がなかった
そんな風に思う僕こそ
何様なのだろう、
今ならそう思うよ
自分をちゃんと大事にしてるから
出る言葉なんだと
今なら分かるよ
だって僕は何年も
そんな言葉口に出した事がない
やりたい事もなく何かを守る事もなく
プライドも自虐もなく
何より自分自身に興味がない
そんな僕よりは全然好かれると思うよ
だから良いと思うよ
私だけ、私だけ、
それで良いと思うよ
「私だけ」 #4
ふと昔を思い出す
勘違いしたこと
やってしまったこと
言われて嫌だったこと
無意識に人を傷つけたこと
反省して人間は強くなるというけれど
私は違うみたい、、、
何が違うのかわからない
気づくと過去に苦しめられる
古傷が膿化している感じ
ズキズキではないあの嫌な感覚
私だけでしょうか!?私だけ、、、
なぜ、私だけこうなるの・・・。
今日は不幸の連続だ。
友達が今日日直なのに
家の用事で早退しちゃったし、帰りの会の後、代わりの子とじゃんけんで負けた方が、明日の日直をすることになって
代わりの子が絶対負けるじゃんって言われたから絶対勝ってやると思ったけど、
案の定その子の言う通りに負けて明日日直をすることになってしまいました。
それで不幸な一日が終わりました。
麗華樹
鮮やかに咲くわ
愛しき華弁
樹の麓ヘ
艶やかに咲うわ
恋しき華弁
麗の世ヘ
愛サレル様ニ 何時モ…
死に染り
息吹かせた
最後の一片には
照らす美
揺らめいた
風と香る戯れに
涙動ノ彼方ニ 流サレ…
祈りの謳聲
包まれながら
微睡みと宵
出逢う夢現
戻れやしない
咲情の幻影
届く筈は哭くて…
静かに散り逝く…
あなたの広い背中
ふしくれだった両手
丸太のような腕
太陽の下、あなたがまるで父親のような顔で
群がる子らに構うので、全部貸してあげることにしました
良いのです
空調の効いた部屋
滑らかなシーツの狭間に潜る頃には
全て返ってくるでしょう
その先は
わたしだけのあなたなのですから
#30 お題:私だけ
田んぼに広がる緑の絨毯、頬を撫でる夏風の温さ、夕立に映る歪んだ影も
そこにいるのは、いつの間にか私だけ
4.『私だけ』
私だけ
私だけをみて、愛して。
浮気性のあなた、やりすぎて
殺されたあなた。
私のことをみなかったから、愛してほしかったから。
これが私の愛
♯私だけ
あの子がいいな、あの子はいい。
なんで私だけあの子みたいに休めないの。
あの子は失敗しても許してくれるのに、私は許してくれない。
なんで、なんでなの?
私も同じくらい辛くて苦しいのに。
あぁ、私もあの子みたいになりたいな
私だけ
信じられるのは私だけ。
今生きてると感じられるのも、私だけ。
生きた証を残せるのも、私だけ。
明日をどう生きるか。
明日をどう変えるか。
決められるのは私だけ。
泣いていても日は昇るから、
今は少しだけ、自分を信じてあげて下さい。
そして明日の朝、笑って生きて下さい。
それだけで、私は幸せです。
お前だけ…
ミーチャンだけ…
俺は…
それがよいなぁ…
ミーチャン…
【私だけ】
友人たちと廊下の片隅で立ち話をしていれば、ほとんど視線すら向けられないまま、私の手元へと書類だけが放られる。慌てて口を開こうとした時にはもう、君は早足で歩き去っていた。
「ちょっと、これ期限いつまで?」
放課後の喧騒に負けないように君の背中へと声を張り上げれば、明後日とだけ短く返ってくる。やれやれと息を吐きながら書類をパラパラとめくっていると、友人たちが同情の視線を私へと注いできた。
「会長ってあんたにだけ厳しくない?」
「普段あんなにみんなに優しくて、ニコニコしてるのにね」
口々に好き勝手言い始める友人たちに、まあねと適当に相槌を打ちながら、書類の中の重要そうな項目に目を通していく。
確かに彼は私にだけは横暴だ。だけど私からしてみれば、あの傍若無人で傲慢な幼馴染が『優しい』なんて評されていることのほうが驚きだった。外面を取り繕うのが上手くなったものだなぁなんて、若干の微笑ましさまで覚えてしまう。
私だけが知っている、完璧な生徒会長の粗雑な側面。私だけが見せてもらえる君の本質。ちょっとした優越感を胸に、私は書類のページを丁寧にめくった。
君のその笑顔も優しさも愛情も、全部私だけに向けてほしいというのは欲張りなのかな………?
話したこともない有名人のポスターや
たいして知らない隣人や
管理人さんには
ニコニコ笑顔で対応するくせに
私のことはずっと無視
私だけ
アイドルみたいにキラキラと輝いているキミ。
周りの子達を虜にする。いつもキャーキャー賑やかだ。
顔は良いし、身長は高い、たぶん190はあったと思う。
頭脳も明晰、運動神経抜群、完璧な人間だ。
何をしてもみんなの人気者。女子からも男子からも。
「今日も賑やかだなー」
私は教室から出て、屋上へとつながる階段へと向かう。
そこはあまり人が来ない。なぜだかわからないけど。
ここは静かでゆっくりできる。階段に座り、好きな本を読む。
私だけの時間だ、誰にも邪魔されない。
すると、お客さんが来た。いつも来るお客さん。
「おつかれさま、今日も人気者だね」
私がクスッと笑うとアイドルだったキミの表情は一転。
さっきまでのキラキラオーラからドス黒いオーラに代わり、深いため息をついた。
髪の毛を乱雑にかき、私の隣にどかっと乱暴に座る。
「あぁー、まじダル」
「やめたらいいのに、アイドル風」
本を閉じて、キミのふわふわの髪を撫でた。
「別に好きでしているわけじゃない」
「だーかーらー、やめたら?」
「やめられるならやめたい――」
キミはちらりと私の顔を見て、またため息をついた。
そして、私の肩に頭を置いてグリグリと擦り付けてくる。
「おーもーいー、いーたーいー」
私の声をガン無視。グリグリと続ける。
「なぁ……やきもちとかやかねーの?」
ぽつりと呟くキミ。私は目を丸くしてから、吹き出した。
「やかないかなぁ、本の方が好きだし」
私の言葉と同時に本を奪う、キミ。
「あっ、返してよ」
「やだ、全然俺のこと構ってくれないじゃん。もう少し気にしろよ、俺これでもお前の彼氏じゃん」
涙目になって、私に訴えてくるキミ。
みんなの前で見せないこの顔。これは「私だけの特権」。
私だけが知っている。私の前だけ、弱くなる。
構ってほしくて、ずっとアイドル風を続けているのを知っている。
嫉妬させたいのも知っている。他の子と話しながら、チラチラとこちらを見ているのも知っている。
「そうだね、彼氏だね、秘密の彼氏」
「なぁー、もういいじゃん、公認しーたーいー」
「いーやーだー、私、みんなから責められるじゃん」
私は本をヒョイっと取り返した。
「そんなの関係ねぇーし……」
真剣な目をこちらに向けてくる。顔が良いから見つめられると恥ずかしい。
私の顔が段々、熱くなってきた。――やばいやばい。
本を自分の顔の前に持ってきて、それでガード。
「あっ、今照れている?ちょっ、顔見せろって」
「てーれーてーまーせーん」
攻防戦が続く。この時間は、私だけの特別な時間。
誰にも邪魔させない。私だけが知っていて良い、キミの色々な表情。
(ねぇ私の事好き?) 女は彼氏に聞いた。 (ああ 大好きだよ。大好きを通り越して愛してるよ……これからも。ずっとたとえこの世がなくなったとしても) 彼女は彼氏を抱きついてキスをした。 私だけ
どうして、私だけ。
そんな悲観的に思うことがあるのではないだろうか。
隣の芝生は青いの現象で、本当は自分にも恵まれている何かがあるのに、他の人達に憧れ妬むことがあるのではないだろうか。
私には、ある。
どうしてこんなに頑張っているのに、評価されないのか。
どうして毎日やってるのに、身になってくれないのか。
どうしてあの他人より力量があるはずなのに、芽がでないのか。
私だけ、特別に、遅れを感じて焦ってもがいて、ふと回りと比べては悲劇のヒロイン。
だから私は、私だけ、の世界を作った。
私だけに隔離すれば、誰とも比較しないし比較されない。
そのかわり、評価もされなければ身になってるかもわからない。
でも、この作品を埋もれている作品の中から拾い上げてくれて、誰か一人にでも読まれていれば、一つだけでももっと読みたい🤍が押されてくれれば、私はもう報われた気分である。
自ら作った私だけの世界に、あなたの軌跡が残されることを祈らん。
【私だけ】
私だけ
貴方に愛されたい
他の女を見ないで
私は今貴方に恋をしているのに
それに貴方は気付いてくれない
私だけを愛してよ─
──歪んだ愛──
どうして私だけこんな性格なのか。
どうして私だけ不幸なのか。
どうして私ばっかり……。
ネガティブな「私だけ」ばかり浮かんでくる。
でも、たまになら。
たまにはポジティブな「私だけ」を考えてみたっていいのではないか。
私だけの趣味の時間
私だけの場所
私だけが知っている、あなたの素敵な所。
ネガティブな心が消えなくてもいい。
少しのポジティブがあれば案外何とかなる。
【私だけ】
クラスには自分だけの才能を持つ子が多い。
例えば、音楽系統やらスポーツ系統やらコンピューター系統やら。
一方で、私は音楽もやってないしスポーツもコンピューターも苦手な分野。おまけに要領も頭も悪い。
なら
私にとっての「私だけの才能」って
何?。
それを考えると
柄にも無く泣きたくなる。
まぁ、泣かないけど。
#私だけ