『神様だけが知っている』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
神様だけが知っている
少し前になるが私は一緒に働いていた
同僚の考えに共感して背中を押すような
アドバイスをしまったことがあった
しかしそれは間違いでしてはいけないことだったと後から気付いて後悔することになってしまった
あのときのこと
きっと神様だけは知ってくれていたのかもしれない しかし時はもう戻せないので
これから先もずっと同僚のことは応援し続けていく
こんな×××なわたしでもどうか赦してね
こんな×××で居るなんて他のみんなは知らないもの
神さまあなただけにお見せしているの
嗚呼。こんな×××をしているなんて
みんなにバレない様にしないといけないわ
#神様だけが知っている
神様だけが知っている。
そのフレーズはよく聞くけど、
神様なんて信じてないし
何事もなんだかんだ上手くいくと思う。
失敗してもそれが人生なんだと思うしかない。
知っててもどうにかしてくれなきゃ意味ない。
でも神様って概念を作った人は頭いいよね。
「神様だけが知っている」
神様が困ったら、一体誰に頼るんだろう
神様が弱ったら、一体誰が支えるんだろう
頼られて、失望されて、無いことにされて
神様って一体、何者なんだろう
答えは神様だけが知っている。
どうして空って青いのかなあ。
どうしてだろう?
神様なら知ってるのかなあ。
教えてくれたりしないかなあ。
苦しい。それは神様が首を絞めているから?
悲しい。それは神様が心臓を締めているから?
全部全部、神様がしているのだろうか。それなら、私にだって神様を苦しめることが出来るはずだ。
神様の心臓も、喉も、顔も、全部全部、私と同じようにできるはずだ。そうでしょ?そうだよね?
でも、出来ない。それは何が神様なのか分からないから。でも、それ以外の事ならなんでも自由にできる。
人を殺そうと思えば殺せるし、死のうと思えば死ねる。それなのに、神様だけは苦しめることが出来ない。
だから、もう自分が神様でいいと思う。
神様を私と同様に苦しめたいだとか、そんなことより、助けてあげたいと、可愛くしてあげたいと思える人になりたいと思った。
「神様だけが知っている」
私が死んだら、私にも教えてくださいな
【神様だけが知っている】
カタチの無いものを司るのが神様なら
この願いを聞き届けてくれるのが神様というのなら
こんな稚拙な文にしなくたって
きっと最初から全部伝わってる
2024-07-04
神様だけが知っている
この惨状を
神様だけが知らない
私は海月だった
でも私は私の心の在処を知らなかった。
最後は誰の養分にもなれず
海に溶けた。
私は蛾だった
それなりに私をみんな嫌っていた。
最後は窓の冊子に
轢き殺された。
私はニンゲンだった
なんだか疲れる生き物だと思った。
でも「じゅうじつ」
した日々だった。
私はこの世が汚いものだと知った。
海月だった時も蛾だった時も
汚い世界を知っていたつもり、
でもきっと
ニンゲンがいちばん汚いと思った。
私は神様だった。
神様は白い四角い空間に住んでいた。
そして神様はなんでも知っていて、何も知らなかった。
人も動物も植物も、虫も菌類もウイルスも、みんな未来に向かって遺伝子を残していくけれど、その先には何が待っているのだろう。
神様だけが知っている。
もう少しで七夕ですね。でも、ひとつ思うことがあるんです。七夕は織姫と彦星が会いにいく日。でも一年に一回しか会いにいくことができない。それなら織姫も彦星もきっと浮気でもしてるんじゃないですかねえww
まぁ僕がどんな考察をしたとしても本当のことなんて知らない。本当のことは神様だけが知っている。
いやぁ、それにしてもお題を聞いただけで一瞬僕の脳内にコンフィデンスマンがよぎったんですよねwwじゃあせっかくなのでコンフィデンスマンっぽく言うと、、、
目に見えるものが真実とは限らない。何が本当で何が嘘なのか?織姫と彦星は今も愛し合っているのか?天の川は本当に越えることができないのか?なぜ梶の葉に願いを込めるのか?真実は神様だけが知っている。
いやぁ、我ながら上手く作れましたww
【神様だけが知っている】
“神様だけが知っている”
"七つまでは神のうち"人間たちの間では、そんな言い伝えがあるらしい。そちらの都合で勝手に押し付けられてはたまったものじゃない。
随分と低い位置でふるふる揺れている小さな頭を見下ろしてため息をついた。全く神社は託児所じゃないし神様だって忙しいのだぞ、とその柔らかそうな髪に見え隠れする白いツムジを押してやろうと手を伸ばしたけれどなんとなく気が変わった。
長く伸ばした爪でその繊細そうな肌を傷つけてしまわない様、おそるおそる触れた髪は酷く柔らかくてそして温かかった。そうか、生き物というものは温かいんだったな。相変わらずズビズビと鼻を啜る音ばかりを響かせる小さな生き物はややあって少しだけ顔をあげた。まんまるの両目にこれでもかと涙を浮かべた人間の子供の顔は泥だらけであまりにも可哀想なことになっている。
「……さっさと泣き止め、ガキ」
「……っ……」
撫でていた手とは逆の手で、袖口の余った部分を摘んでその顔を拭いてやる。子供は終始ぽかんとしながらされるがままになっていた。泣かれるのは好きではないが、これくらい大人しいガキならばまあ良いか。
袖を軽く払って子供の隣に腰を下ろす。子供はぽかんとした顔のまま、コロリと最後に目の中に残っていた涙の粒を零した。
「……神様ですか?」
「違う。俺は神様の使いだ」
「……狐さんですか」
「まあ……そんなものだ」
正確にいえばただの狐ではないが、こんなガキにいちいち説明したって伝わらないだろうし、なにより泣き止んだのであればさっさと元いた所へ帰さなければならない。常世と現世では時間の流れが異なる。そろそろ親が探し始める頃だろう。
「さて、泣き止んだならさっさと帰れ」
「……帰らなければいけないんですか?」
「当たり前だ。お前はまだこちらに来るべきじゃない」
いつの間にやら、俺の自慢の尻尾を掴んでいたガキの小さな手に、精一杯の抵抗なのだろうかギュウと一層力がこもるのがわかる。口調のわりに頑固なガキだ。
「なぜ帰りたがらない」
「……」
こちらを見上げてくる両目にじわりと涙の膜が張っていくのが見えて、またため息が漏れた。子供というのはどうしてこうもコロコロと感情が行ったり来たりするんだ。泣かれるのはなんとなく嫌で、まだ微かに泥の残るまんまるの頬をあやすように撫でてやる。
「一つだけ願いを聞いてやる。だから帰れ」
「……お願い、ですか……?」
「ああ、なんでも一つ聞いてやるからさっさと言え」
子供が話す度に頬がぷくぷくと動くのがこそばゆい。勢いで言ってみたわりに上手く刺さった様で尻尾を掴む力が弱まったのを感じる。
ややあってから、二人だけの秘密にできますか?とやけに恥ずかしそうに言われたのでそっと頭の上の耳を寄せた。
『 』
言い終わった途端に子供の姿はふわっと消えてしまい、後には俺一人が残されていた。常世に住む俺に体温なんてないはずなのに、なんだかやけに顔が温かい気がする。
願いを聞き遂げると同時に子供の記憶から常世に関するものは消している。ここで会ったことも話したことも、何か願い事をしたことも、全て忘れているだろう。
願いが叶うかどうかは、俺にもわからない。きっと、神様だけが知っている。
あの日は、蒸し暑い日だった。
太陽がごうごうと熱を上げていて、雲を全て消し飛ばしていた。
陽炎が先の先で揺らいでいた。
脳が煮えるような暑い夏の日だった。
そんな中を私は貴方と2人で歩いていた。
彷徨っていた。
出口も入口もハイキングコースも分からないまま、私は、ずっと歩き続けていた。
蝉が鳴いている。
梢が水色の色画用紙を貼ったような空を背景に、パラパラと散らばっていた。
がさり、と足元が音を立てる。
ずるり、貴方が音を立てる。
もう私たちは何処を目指しているのか分からなかった。
あの頃から、私たちの関係は冷え切っていて、私たちが目指したはずのゴールは、陽炎のように揺らいでいた。
もう私たちは何処を目指しているのか分からなかった。
ハイキングに来たこの山で、私たちは道を外れたのか…あったはずの道順は、強い日差しで陽炎になって揺らいでいた。
私は、自分が何をしたのか分からなかった。
気がついたら、貴方がぐったりと地面に落ちていた。
襟首を引き、山を登った。
貴方は、あれだけ熱を持っていた口を冷たく閉じて、燃えたぎるようだった目に霜を降ろしていた。
ぐったりとした貴方は重たくて、でも、素直だった。
私は、首にかけたロザリオを握りしめる。
太陽の熱を蓄えたロザリオは、強く暖かい。
私は今、何をしているのだろうか。
何処へ行こうとしているのだろうか。
私は神様に問いかける。
本人である私すら理解できない今の私の状況を、理解できるものがいたら、それはきっと神様だけだろう。
神様だけが知っている。
私の行く末も。
貴方の行く末も。
この暑い夏の日の結末も。
くらり、と脳が煮える。
私は何故ここに来たのだろうか。
私はどうして貴方を誘ったのだろうか。
何も分からない。でも大丈夫。
きっとそれも、神様だけが知っている。
蝉の慟哭が聞こえる。
ロザリオを握りしめた手のひらに、鈍い痛みが走る。
襟首を握りしめた拳の内に、汗が滲む。
真っ青の空の中、陽炎は何処までも揺らいでいた。
神様だけが知っている
ずるい、と思う
わたしのことは
わたしも知りたいのに
なぜ始まったの
なぜ苦しいの
わたしの幸せはどこ
いつ楽になるの
いつ終わるの
神様だけが知っている
教えてあげない、と神様はわらう
神様だけが知っている
私しか帰ってこない自宅でファミリーパックのお菓子パーティー
神様だけが知っているなら、
誰も知らないってことだろ
ちがうのかい?
そうじゃあないんだ
神様だけが知っているっては、
神様はすべてを見てるよって話なのさ
なんだ見られて恥ずかしけりゃ、お行儀良くしてろってことか
今日のお題。神様だけが知っている。
神様だけが。なんていうけれど、そもそも神様っているのだろうか?いたとしても、宗教のような
完全無欠だったり全知全能だったりする訳ないだろう。きっと神様も人間も大差なんてないのだ。
力の強さが違うだけで。そう私が信じたい。もし、もしも先程言ったような完全無欠だったり全知全能
な神様がいたとして、それが世界を創ったと言うのなら、私は拳を握ってそいつを殴りたい。
…まあ、居るかどうかなんてものはともかく、自分の考えること全ては自分自身しか知り得ないように、
神の考えることは、その神だけが知っていることだ。
神様だけが知っている
誰かの泣き声を聞き取れないこと。
それがただただ悔しくて、惨めで。
この世の誰もに愛されたくて、
この世の誰もを愛したくて、
この世の誰もを救いたくて。
私、たくさん努力して神様になったの。
そしたらみんなを助けられると思った。
みんなに愛されると信じてた。
なのに人は、私を遠ざけた。
話なんて聞いてくれなくて、一方的に遠ざけて、
勝手にどこかで死んでいった。
あぁ、私は誰のために、神様になったんだっけ。
覚えているのは、きっと昔の私だけ。
「神さまだけが知っている」
わたしがどんなに良いことをしても悪いことをしても、何億人といる世界では私なんて見られてない。
そう考えると、神様はちっぽけなものだなと思う。
近所の公園で男子高校生の遺体が発見された。匿名で通報があったらしい。公園の砂場に人が埋まっている、と。
報道によると、男子高校生は数ヶ月前から不登校気味だったという。警察は、学校や友人間で何かトラブルがあった可能性も含め捜査を進めているという事だった。
「大人しそうな子でしたね。一応挨拶すれば返してくれるけど、まぁ自分から積極的に…というタイプではないですね」
男子高校生を知る近隣住民らしき人物がインタビューに答えていた。
「いじめ…じゃないですかね。ほら最近多いから……」
いくら顔がモザイクで隠れているとはいえ、あまり不用意な発言はするものではないと思った。何より、これを報道に載せるテレビ局の判断もどうかと思う。
だが実際問題、いじめを苦にした訃報は後を絶たない。
日本ではいじめへの対応として、被害者救済という点に重きを置いているが、逆に海外では加害者へ繰り返し指導するという対応が中心になっているらしい。これは、加害者が精神面で問題を抱えている可能性を考慮しての事だそうだ。
男子高校生がいじめられていたかどうかは分からないが、可能性はゼロではないと思う。しかし、砂場に埋まっていた点はどう説明する?いじめの延長線上か。それとも全く別の何かがあって……。
思考するのに夢中になって、いつの間にか横に人が立っているのに気が付かなかった。少し離れた位置に女の子が一人、件の公園を見つめていた。
制服姿なので、恐らく中学…いや高校生か?女子高生らしき人物の視線は、先程から同じ場所を見つめ続けている。初めは砂場を見ているのだと思ったが、どうもそうではないらしい。ジロジロ見るのは少し気が引けたが、そっと視線の先を追ってみる。
砂場の先にあるのは、ブランコにベンチ、あとは木があるだけだった。一体どれを見ている?わからない。
やがて女子高生の頬を涙が伝った。彼女は男子高校生の友人なのだろうか。何となくだが、悲しみの涙には見えなかった。
この事件の真相を知っているのは神様だけか。それとも彼女は何かを知っているのだろうか。私には知る由もなかった。