『神様だけが知っている』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
神様だけが知っている
この世界が、飛び出す絵本ってことを知っているのは、きっと、この世界じゃ私だけだ。
私の前世は神様だった。私が中二病だからそんな事を言っているわけではなく、本当に。
そして、この世界は私が前世で読んでいたとびだす絵本に似ているのだ。だから私は、この世界の始まりも、一ヶ月後くらいの未来も知っている。勿論終わりだって知っている。
この世界の始まりは、この絵本が作られた時。この世界の終わりは、この本が捨てられてしまう時。
つまり、この世界は火に包まれて終わるということだ。
でも、それは前世の私がいた世界もおんなじ気がする。
前世にいた世界も、なにかの本の世界のはずだ。ちゃんと、伏線も、起承転結もその世界には存在していたから。
だから、本当にこの世界の、ほんの外の話を、真実を知っているのは一番偉い神様だけ。
そう、神様だけが知っているのだ。
暗い部屋にある洗面台の前。
鏡を見つめて自分に問いつめる
どうしてこうなるんだ、いつも。なんでだ。私はみんなの幸せを願っているのに
平等に、冷静に愛を与えている筈だ。なのにどうしてこうなってしまう。いつも…
頭を抱えつつ私は言い続ける。鏡を見ていると自分の感情の変化がよく分かる
見ていて吐き気がする。だけどそれは私への質問なのだから目を背けては駄目だというのは分かっている。
垂れた髪を掻き分けつつ私は鏡に向き直る。すると鏡の私はこう言うんだ
「その真実は私自身じゃなくて神が知っている」
『私は何時から神を信じるようになってしまった』私はその返答に顔を歪ませながら問う
「元々そうだっただろ。忘れたのか」
『そんな訳ないだろ。私…俺の両親は…お前の言い方なら神の裁きで死んだんだ!そんな神をのうのうと信じてられっかよ!』と言って鏡に拳を打ちつける
パリンッと冷ややかな音が部屋に鳴り響く
「あぁ、そうだったな。まぁ、こうなったのは大半運命という俺等を操る糸のせいだ。それの意味は神のみぞ知る。これを聞いてお前は何を思う。真実を知るため神を信じるか。これら全てに抗って自分の道を進むか。だがその結末すらも今は神しか知らない。」
『……』答える気力すら残っていなかった。ただ私は遠ざかる自分を見つめていた
生き神様だけが
信者さんの心の糧を知っている。
そのくらい、新興宗教の勧誘を断ったとき
身の危険を感じた。
もっと学生の頃に教えて欲しかった、
新社会人の頃のトラブルでもある。
テーマ違いだけど
まさにテーマ通りのリアルだ。
テーマ「神様だけが知っている」
毎朝教会で神に祈りを捧げる君。
心底 馬鹿馬鹿しいと思うものの、
君の行動原理を否定したくないから僕も隣で祈る。
僕が祈りを捧げるたびに君が
こちらをチラチラ見てくるのは嫌悪感からなのか好意からなのか。
引っ込み思案な僕には永遠にわからない。
だって君はもう他の子が好きで、僕には愛情の少しも与えてくれないんだし、
君は僕を裏で馬鹿にしてた、って話だって耳に入った。
照れ隠しなの馬鹿にしてたのか。
君の深層心理も、祈りを捧げていたことも、
僕の恋の行方も…
神様だけが知っているんだろう。
神様だけが。
そう思いながら
嫌われているってわかっているのに
゛君゛を神と信仰する僕。
僕の恋心も
゛神様゛だけが知っている。
信仰する神は 僕と君では違うんだよ。
ー神様って誰?
#神様だけが知っている
【短歌・仇討ち】
兄弟が 愛した虎の 降らす雨
天も二人を 想うのだろうか
-曾我祐成・曾我時政-
(神様だけが知っている)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー神様だけが知っている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分の未来も
┏━━━┓
家族の運命も ┏━━━━━━┓┏┛ ┏┛
┏┛┏━━━━┓┗┓ ┏┛
┗┓┗━━━━┛┏┛━━┛
友達の本音も ┗━━━━━━┛
社会の真実も
世界の真理も
天国も地獄も
全てのことは
神様だけが知っている
いつも
見守ってくださって
ありがとうございます。
今の仕事を
続けられますように。
あの人と
これからも仲良く
一緒にいられますように。
出来れば
子供も授かれたらいいかなぁ
とも思っています。
が、
まずは病気と
上手く付き合えるようにしていく
のが先ですよね〜…。
なかなか難しいけれど
我慢しすぎないよう
気をつけます。
知っての通り
今までは
人生ハードモードで生きてきたので
イージーモードに修正して
健康に
穏やかに
生きていけますように。
これからも
見守っていてください。
礼。
#神様だけが知っている
神様だけが知っている
この世界は 嘘でできていることを
神様だけが知っている
毎晩好きな子への 告白の練習を
壁に向かってしていることを
神様だけが知っている
家族にさえも 仮面を被っていることを
神様だけが知っている
神様は人間を 操作することが楽しいことを
神様だけは知らない
人間はみな 神様に嘘をついていることを
80テーマ【神様だけが知っている】
『うそつきな神様』テーマ:神様だけが知っている
私たちだけの秘密だよ
あなたはそう言ったけど。
──うそつき。
私とあなたの秘密はみんなにすっかりバレた。
バレてしまった今、もうここにはいられない。
きっと神様がお許しにならなかったんだ。だって私と神様しか知らなかったはずなのに。
あなたはそう言ったけど。
──うそつき。
知っている。私とあなただけが持っている秘密を、あなたが自ら白状したのを。
でも仕方ないよね。私がいけないの。だってあなたを殺そうとしたあの人を、私が殺してしまったから。
神様だけに知らせます。
そう言ってあなたは懺悔室で懺悔してしまった。どうなるかなんて子供でも分かることだろうに、ああ、それでも言ってしまうあなたが私は好きだった。
だから、誰にもあなたを汚されたくなくて、あなたを神様の元に連れていきます。
どうか許してください神様。
──一番のうそつきは誰?
神様に恋をした。
初めて見た彼は、画面の向こうで一生懸命に歌って踊り、そして、弾けるような笑顔でこちらに向かって言った。「君に最高の笑顔をあげる!」
その瞬間、世界は光り輝き、私は恋に落ちたのだ。
本当に笑顔をくれた、あなたはまるで神様のよう――いや、紛う方なき神様だ。
友人達には、アイドルのリアコとかやめてよーなんて、笑いながら言われるけど。そして私も、そんなんじゃないよーって、同じように笑いながら返すけど。
彼は、私にとって、神様で、心から好きな大切な人なんだ。
初めて行ったライブハウス。ファンクラブの中でも抽選で当たった人だけで、いつものライブハウスよりも規模の小さなもの。
その分、とても近くて。画面越しだった神様が、こんなにも近くて――キラキラと眩しかった。
刹那、目が合う。彼は最高の笑顔を見せてくれた。
ライブ後の握手会、初めて触れた手。
震える声で「いつも応援しています」となんとか伝え、そっと手紙を差し出した。
「ありがとう!」彼はまた笑顔で受け取ってくれた。
初めて書いたラブレター。愛をたっぷり詰め込んだラブレター。
あなたは、どんな気持ちで読んでくれるかな?
【熱愛発覚! お泊まりデート】
彼の名前が日本中を駆け巡った。
お相手は有名女優。
彼が出したコメントは「真剣にお付き合いさせていただいております」――。
あんなに光り輝いていた世界が、今はもうこんなに暗い。
真っ暗な部屋に戻り、ベッドに突っ伏し、ぼろぼろと零れる涙は枕を濡らした。
私が今どれだけの気持ちを抱えているか、誰も知らない。この苦しさは、誰にもわからない。
初めての恋でした。
あなたを本当に愛しています。
笑顔をくれてありがとう。
あなたは私の神様です。
私のこの恋心は――
『神様だけが知っている』
私の主は、神と揶揄される人だった。彼女は、私よりずっと若いが私より、ずっと大人びた人だった。
貴方と初めて逢った時、貴方は私の家族を殺した直後だった。あの時の貴方は、割れた黒曜石みたいに鋭く冷たい眼をしていた。私は、貴方と眼があった瞬間、眼の前に貴方が現れ…何かを振り下ろした。其処から記憶は、途切れた。
気付いた時には、見知らぬ土地に勝手に連れてこられたていた。
病室みたいな部屋のベットに寝かせられ、身体には包帯が巻かれていた。窓は、開いていて温かい陽の光が差し、心地よいそよ風が白いカーテンと踊っていた。
開けられた窓からは、子どもの笑い声が聞こえて…起き上がろうとした時だった。ズキッとした強烈な痛みが襲った。其の痛みで、ふと我に返った。此処は、何処だ。一瞬、彼の世かと思った。が、直感が『違う。』と叫んだ。
どうにか、ゆっくりと身体を動かし、窓を覗いた。
其処には、僕より幼い子が何人も居た。でも、皆、笑っていた。外で其れは…其れは…楽しそうに遊んでいた。
私の故郷では、そんなに嬉しそうな…楽しそうな…子どもたちの表情を見たことが無かった。
貴方は、私の名を、私の過去を、生きた時間を、大切な家族を奪った人。でも、多くの子どもたちを救った人でもあった。私も其のひとりだった。
貴方が残虐非道だったら………、貴方が冷酷無比だったら…………、貴方を簡単に憎しみ、恨み、疎み、親の仇を打つが出来たのに。こんなに苦しむことは無かったのに。
貴方は、何故、そんなに…慈悲深く、暖かく、美しいのだろう。
世界の始まりと終わり。
宇宙の中心と最果て。
生命の起源も終極も、なにもかも全て。
私という存在の意味も。
私意外の存在の意義も。
すべて、すべて。
テーマ「神様だけが知っている」
神様だけが知っている。
神様がどこにいるのか。
神様だけが知っている
どうしてこんなことになってしまったのか
いったい、何が起こっているのか
瓦礫の影に隠れて、震える君を抱きしめる
ほんの先刻まで、僕たちは日常を送っていたのに
日常は、音を立てて崩れ去った
攻撃を仕掛けてきたのは何者なのか
何が目的なのか
これから、どうなってしまうのか
世界の全貌を知っているのは
神様だけなのかもしれない
お題 『神様だけが知っている』
自分が苦しんでいる理由は、自分が悲しんでいる理由は、神様だけが知っている。
でも、神様も知らない。
自分に恨まれていることを。
神様を殺す為なら、死んでも構わないことを。
一日が終わる。
何年生きても一日は早いものだ。
早く起きても特にいい事は起きないし。
だけど、私は頑張っているんだと思う。
周りに劣らないように、不器用なりに精一杯。
誰も見ていなくても
誰も評価してくれなくても
"神様だけが知っている"
貴方の頑張りも、私の頑張りも
今日という一日をしっかり生きた私達の
善も悪も、全て。
『神様だけが知っている』
知っているなら
教えてよ
知っているなら
助けてよ
本当に
知っているならね
臭い物に蓋をした
憎しみや妬み、呪いも
隙間から滲み出てこないよう
押さえつけて 醗酵させて
いつか何か別の
できれば良いものになれ
わたししか知らない
誰も知らない
でもそれじゃ苦しいんだ
悪い自分をわたしは消せない
だから
神さまには知ってて欲しい
悪いわたしのこと
そしたらちょっと安心できる
「神様だけが知っている」
#155
神様だけが知っている
教えてほしいの。
彼は誰にでもうんと優しくて、笑顔が素敵で
彼は神様だ。
私の好きな彼は…。
そんな彼はやっぱりモテてしまう。
魅力たっぷりの彼を皆が
見つけられない訳がない。
いつも彼が女の子と話していると
モヤモヤしてしまう。
でもモテるそんな彼には浮ついた話が
浮遊した事は無い。
好きな人いるのかな…。
私は神様に聞いてみた。
好きな人いるの?
神様はみるみる頬を染めた。
神様だけが知っている…
私の秘密も…
君の秘密も…
誰にも言わなくても、神様だけが知っている
でも、知っているからと言って
神様が何かをして、助けてくれるとは限らない
自分の心の中の闇に気づいても、助けてはくれない
だからみんな言うんだ
「神様は、なんで助けてくれなかったんだろう」
って…
でもね、神様もみんなの知らないところで
人助けをしているかもしれない
確かに、神様も大変で
すべての人は救えないかもしれないけど
神様はきっと、その人だけが知っている秘密を知り、
人助けをしているよ…
きっと…