『眠れないほど』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
眠れないほど
夜眠れないほど、あなたのことを想っている
ガリガリガリガリ
今日も鉛筆を走らせる手は止まろうとしない
ついでに目の下にできる隈だって日に日に黒くなっていく
どうしようもないんだ、いつも薄い壁から聞こえるダレカへの罵詈雑言が自分にもいわれているような気がしてならなくて
自分は劣等生じゃないんだ、だからそんなこといわないで
なんて声も枯れて、いつも愛嬌振り撒いて仮面被って
仮面被った挙げ句の果てに仮面が壊れて
しばらくそとにでないで引きこもって自分が自分であるがために中二病染みたことしたり芸術だとかいって絵の具をキャンバスの上に撒き散らす
それである程度回復したらまたあの仮面を被っての繰り返し
辛くて勉強してもどうせ結果は変わらない
もう眠くもない
自分を捨てて後悔させてやるとかなんど思った?でも結局結果は変わらないで自分もバカだから、学ばないからすぐいつも通り
あぁ、本当になに考えてるんだろ
ほらまたやった
もう朝の7時、また今日も同じことを繰り返す
▶35.「眠れないほど」
34.「夢と現実」それぞれが望むもの
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形✕✕✕
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あの人、どうしたのかしら。そこの森に行ってから変よ。
考え込んでる時間が明らかに増えたもの。
帰りが1日遅くなったことと関係があるのかしら?
…遠くなら知らんぷりできても、こんな近くでなんて嫌だわ。
でも朝になってすぐ肉屋のミランダにも魚屋のフィーナにも八百屋のベルにも聞いたけど何も無かったわ。本当に帰ってきていなかった。
怪我をしたというのでもないし、何なのかしら。心配だわ。
考えてたら眠れなくなっちゃったわ。
「ねえ、あなた。ちょっといいかしら?」
眠れないほど
眠れないほど
胸が苦しいの
こんなになったの初めて
こんなにあなたを思うなんて
ああ
あの時ああすればよかったな
ああ
あの時こうすればよかったな
きっと
今思い返しても無駄だよね
眠れないほど
心が痛いの
こんなになったの初めて
こんなにあなたを思い返すなんて
ああ
あの時ああすればよかったな
ああ
あの時こうすればよかったな
きっと
今思い返しても意味ないよね
眠れないほど
眠れないほど
苦しいの
ああ
あなたに別れなんて言わなければよかった
心が落ち込んでる時、
仲間の言動や態度にちょっとでも冷たさを感じると
落ち着いていられず、
何をやっていても心ここに在らずになってしまう。
布団に入っても眠れなくて朝が来る時もある。
解決法なんて簡単には見つからなくて
不安になる。
謝っても原因がわからないからこそ
「すみません」に芯がなく、空洞で頼りない。
誰かに相談しても
当事者じゃないから答えを見つけられなくて、焦る。
でも、数日後にはあれはその人の家の事情だったとか
大したことないことで済ませられる。
その日が来るまで不安で眠れられないけど、
明けない夜はないと誰かが言うように
いつかはまた平穏な生活が来て眠れるだろう。
私はいつもそう信じてる。
「眠れないほど、うるさい、忙しい、蒸し暑い、散らかっている、嬉しい、気になる。
まぁ、感情や状況は、多々豊富っちゃ豊富よな」
去年は「眠れないほど大量の仕事を押し付けられた」っていうネタを書いた。
某所在住物書きは天気予報を確認しつつ、これから訪れるであろう「眠れないほどの寒さ」を想像して、温かいコーヒーをあおった。
極寒の北海道、道北地方などからすれば、物書きの居住地域は南国に等しいと思われた。
とはいえ寒いのは寒いのだ。仕方無い。
「こういうときは、いっそ、温めた酒……」
物書きが呟いた。 眠れないほど酒を浴びるのは、健康上、そして睡眠の質からも、推奨できない。
――――――
最近最近のおはなしです。都内某所のおはなしです。某稲荷神社敷地内の一軒家に、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしており、
そのうち末っ子の子狐は、善き化け狐、偉大な御狐となるべく、絶賛修行中。
通称ミカンのおばちゃんと、タバコのオッサンの、
片方はミカンをくれるコタツ在住のコタツムリ、
もう片方は子狐とよくよく遊んでくれるオッサン、
ともかく、おとなの友達も最近できまして、
双方、同じ大きな大きな職場に勤めておりました。
ミカンのおばちゃんのコタツには、不思議なミカン製造機が完備されております。
タバコのオッサンは「こら子狐!あれほど勝手に入ってくるなと言っているだろう!」なんて言って、子狐と追いかけっこしてくれます。
どちらもコンコン子狐の、大好きな大好きなお友達ですが、どうやらタバコのオッサンの方が、最近お仕事中にケガをしてしまった様子。
原因は過去作、12月3日投稿分あたりに埋もれていると思いますが、ぶっちゃけスワイプが面倒。
細かいことは、気にしない、気にしない。
「おばちゃん!ミカンのおばちゃん!」
コンコン子狐、タバコのオッサンが遊んでくれないと思われるので、オッサンじゃなくておばちゃんの方へ、とってって、ちってって。
「おばちゃん、ミカン、ちょーだい!」
尻尾ぶんぶん振りながら、おばちゃんが居るであろう経理部のコタツへ、突撃します。
「おばちゃん、」
オッサンが寝てる医療のフロアから、おばちゃんがいる経理部へ、コンコン子狐が到着しますと、
「おばちゃん?」
ぽかぽか、陽だまりの当たるコタツにもぐって、若い女性がぐーぐーすぴぃ。 そうです。このお姉さんこそ、「ミカンのおばちゃん」なのです。
おなかの上に陣取っても、髪をかじかじしても、おばちゃんはぐーぐーすぴぃ、ぐーぐーすぴぃ。
「朝からお仕事して、疲れちゃったのよ」
おばちゃんと一緒にコタツに入っていたおばあさんが、優しい声で言いました。
「何したって、きっと、起きないわ」
で、ここでお題回収。
ミカンのおばちゃんに起きてほしくて、おばちゃんのおなかを掘り掘りしていたコンコン子狐、
コタツの上に、1リットル程度の保温瓶があるのを見つけました。 お茶が入っているのでしょう。
「なんの、おちゃだろう?」
コンコン子狐、保温瓶の中が、見たくなりました。
コンコン子狐、保温瓶の注ぎ口を、えい、えい!頑張って回して開けようとしました……
ところで保温瓶、メーカーや品物によっては、
100℃の熱湯を注いですぐ密封などすると、中の空気の体積が変化して、フタを開けるとき、バチクソ大きな音がしたりしますよね?
そう、まさに、「眠れないほど」。
ポンッ!!!
「ぎゃー!! なんだ!どうした!敵襲か!?」
寝ていられないほどの「体積変化の爆発音」が、ミカンのおばちゃんを一気に覚醒させました。
コタツの上の保温瓶の、フタがクッと動いた途端、
保温瓶の中の空気に耐えられなくなったフタが、ポン!大音量とともに吹っ飛んだのです。
一瞬で飛び起きたミカンのおばちゃんと、大音量をたてて吹っ飛んだフタに、子狐自身もびっくり!
狐尻尾を完全に足の間に丸めて引き込んでしまって、安心できるおばあちゃんの懐に、一直線!
逃げ込んでプルプル震えています。
「こら、子狐!」
保温瓶の轟音を、どうやって聞きつけたのか、病衣のタバコのオッサンが、脇腹押さえて、
「おまえ、また勝手に、」
痛そうな顔で子狐捕獲にすっ飛んで来たのですが、
「……おい、なんだ。どうした……?」
経理部のコタツは、フタを吹っ飛ばした保温瓶と、その音に飛び起きてテンパっている女性と、
その様子を見てツボって笑ってるおばあさんの胸の中で小ちゃくなってビクビクしてる子狐という、
カオスでシュールな光景が、広がっておったとさ。
「眠れないほど」
大好きな推しを考える時
親友の幸せを願う時
自分自身の進むべき道がわからなくなった時
恋をしてる時
眠れないほど大好きな推しの映像を観てる時
眠れないほど面白い読書。
眠れないほど面白いゲーム。
面白い物をオールでやって朝になって後悔する
眠れないほど、眠りたい
考えが先に行きすぎて
今の自分が何をしたいのか
いやそれとも
今しか見てなくて
今の自分の可愛さに
溺れているのか
考えは言葉にすると
なかなか上手くいかなくて
でもそれでも
誰かに伝えたい
欲張りな俺
思い出すと苦しくて
暖かくて
そして切ない
大好きなんだよ
眠れないほど
眠れなくなるくらい、この人が好きだ、と思える恋愛をするたび、
⎯⎯ああ、わたしはまだ子どもでいられるんだ。
と、そこはかとなく安心する。
【眠れないほど】
【眠れないほど】
眠れないほど
羊が増えていく
ふわふわ
もこもこ
羊が増えていく
この暖かさに
くるまっていられるなら
眠れなくてもいいかと
目を閉じた
《眠れないほど》
眠れないほど苦しくて、つらくて、しにたいとすら思うような夜を今日まで幾度と乗り越えてきた。
いつになればこの苦しみから解放されるのとか、いつになれば終わるのとか眠れない間ずっと考えてた。その問に答えなんてないとわかっているのに。
眠れないほど
眠ることが嫌いだ。
無駄の極みだと思うから。
脳や体の休憩は必要だ。
だと思う。
と言う噂だ。
自分で体感してはじめてエビデンスと思う。
だから眠らない。
だから眠れないほどに眠らない。
眠れないほど貴方の事を考えていた時期が懐かしい。
とてつもなく愛しかった貴方はもういないけど、良い思い出として蘇るなら これも愛だと言えるよね。
私はどんなときでも寝てしまう体質で、起きていられるような策はないかと必死で考えた。それはもう眠れないほどに。(54字縛り)
眠れないほど
『眠れないほど』
夜が更けても将棋の駒をパチパチ音を立てて置いていると、近所の猫がやって来た。猫は夜もよく眠るものかと思っていたがそいつの目は爛々と輝いていておまけに尻尾が2本もあった。
「一局どうだい」
猫がニャオンと鳴いたので駒を並べ直して勝負を始めることになった。
定石通りに歩兵を動かすと猫も毛むくじゃらの手を器用に動かして歩兵を動かしてくる。一手一手を動かすうちに猫は念力を使うようになっていたが、それも気にならないぐらいに戦局は一進一退の攻防を繰り広げていた。
「ニャオン」
会心の一手を置いてしばらくの間の後、参りましたというように猫がうなだれた。とはいえ相手もなかなか腕が立ち、一歩読みが違えばこちらが負けているような対局だった。
「ミーちゃーん、ごはんよー」
近所のおばさんの声に猫は身を翻して去っていく。とっぷり暮れていたはずの夜はいつの間にか慌ただしさの漂う朝になっていた。
眠れないほど
乳児には、眠ってまた起きる、という概念や経験がないため寝ぐずりするらしい。眠りに落ちるとき、これで目の前にいる人たちとの別れだと思ってしまう。なにか大きな力で、瞼が重くなってきて、どうしても目を開いていられない。大好きなママやパパと、もう会えないかも知れない!と思ったら、悲しくなるよね。
さて、東日本大震災のとき、放射能流出と騒がれたいわき市に住んでいた弟夫婦から、まだ3歳だった甥を預かった。祖母である私の実母と一緒だからか、特に困らせることなく、淡々と普通に生活していた。
でもそんなある日、弟夫婦が甥に会いに来た。それはそれは喜んではしゃぐ姿を見て、やはり寂しかったんだなと、胸を突かれた。
一晩泊まった次の日、お昼寝をさせたら寝ている間に帰ると、大人たちは打ち合わせていた。いつも通りが良いだろうと、母が連れて行って寝かしつけようとしたが、これがなかなか眠りにつかない。興奮と、せっかく会ったパパとママが帰ってしまうのではないかという心配があったと思う。それは、眠れないほど辛いことだったのだ。
眠りの概念と経験が邪魔したことになる。結局、いつも昼寝しているので、粘って粘って3時間で撃沈した。その間に弟夫婦は帰ったのだが、2人とも帰りの車の中で号泣したそうだ。久しぶりに会った息子とまた別れなければならなかったのだから、そうだろう。
そんなふうに眠りについたが、甥は目覚めるとぐずることはなく、「パパとママは?」「うん、お仕事に行ったけど、また来るって」
その意味は分かったのだろうに、賢い子だから、また淡々と日常生活に戻った。
戻ったのがまた切なく愛しく、あの3ヶ月間は私にとっても複雑な思い出になった。
眠れないほど~に夢中になる とか子ども時代はあった 面白い本に出会った時やゲーム 友達と旅行した時はおしゃべり! それに時間があれば いくらでも寝れた それが今では眠れない… 愛用するのは睡眠サプリ 暖かい布団でぐっすりたっぷりと寝たいものです…
ポポヤ
眠れないほど
「送信を取り消しました」
明日遊ぶ彼女とLINEを開いた時、そう書いてあった。
元々送信を取り消すことが多い彼女には珍しい訳ではなく、至って普通…なのだが
何か、違和感がある
だって今日は彼女の誕生日で。
18歳、つまり成人になるのだ。
そう考えてちょっと時間が経った時
僕は彼女のLINEに通知が来ていたことに気づく。
「迎えに来て」
まだ、“今日”は終わらず
今日も一日が過ぎようとしている。