『真夜中』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
真夜中
ふと目が覚めたら、もう真夜中でした。
時計を見たら日付けは変わっていました。
目はかなりしょぼしょぼしていて、
眠いからということではなく、
泣き疲れて目が腫れているのでしょう。
今日、私は告白しました。
そして振られてしまいました。
しょうがないと思いつつも、
やっぱり悲しかったです。
夕飯も食べる気にはなれませんでした。
お風呂は何とか入ったけど、
涙がやっぱりこぼれ落ちました。
真夜中の空気は、いつもより澄んでいる感じがしました。
一切の無音が私の心を落ち着かせてくれました。
明日、もう日付が変わっているので今日ですが、
今日も変わらずあの人を想うのでしょう。
[真夜中]
真夜中はねています
眠薬使って
一緒目を覚まさなくて良いです
永眠したい
極楽三昧したい
「あ」
仕事終わりの真夜中の帰り道。月夜に照らされた灯りのない道中に後ろから影が迫ってきていた。後ろを振り返ることなく、同じ帰路に就いているのだと決めつけ、特に危機感を持たずに前を歩く。
相手の歩く速度は自分と全く同じであり、こちらの歩くペースを上げると向こうも寸分違わぬ速度を出してくる。気味が悪くて仕方がない。追いつくことも追い抜くこともしない。ただ俺の後をつけている。それはそれで気色が悪い。
なんなんだろうと思っているうちに自宅近くのコンビニに辿り着く。中に入ると後ろの気配は消えており、コンビニ店員も怠そうにレジに立っている。何か不気味なモノにつかれていたわけではなさそうだ。だからと言って振り返ることはないのだが。
適当に買い物を済ませて店から出るとまたそいつは出てきた。もうどうにでもなれと自暴自棄気味に自宅に向かう。家に着いて布団に入る。鍵も閉めず、着替えもせず、そのまま夢の中に旅立つ。
「あ」
翌朝。朝食中、ふと昨日のことを思い出す。そして、考えの至らない自分自身のことを、疲れきるほどの仕事をさせる会社を馬鹿にするのであった。
2024 5/17 ♯12 〈真夜中〉
「おじいちゃんみたいな生活だね。」
と 言われたことがある。この言葉は主に早寝早起きをしている人に向けて言う言葉だ。僕の場合もそうだった。
僕は当たり前のように午前五時に起きて午後十時半には寝るようにしている。だから僕は、全くと言って良いほど真夜中を知らないということになる。でも、僕の周りには十二時まで寝ずに何かをするのが日常になっている人も少なくなかった。
日中は太陽が顔を見せながら東から昇り西へ沈むことは当たり前のことだ。月もそれが夜になっただけだ。
でも僕はまだ真夜中の顔を知らない。本当に真夜中に光るものは月なのかすらもわからないまま今宵も目を瞑る。
真夜中
(2024/05/17 21:58:16)
地に足のついた人から
2024/05/17㈮日記
真夜中。
真夜中に目が覚めてしまった。
気分転換に散歩してみた。
すれ違った素敵な女性がいた。
綺麗な眼、綺麗な髪
あぁ、俺恋したかも。
真夜中
引きこもりの私が元気に活動できるのは真夜中。
みんなが起きてくる前くらいに寝る。
私はみんなと一緒の時間に生きてるのが怖かった。
違う時間に生きてるから、
私は人と違うんだ。
って思うようにした。
少しだけ安心した。
『真夜中の通話しよ?』
深夜2時。
1件のLINEが来る。
彼女の凛からだ。
『あぁ、いいよ。』
そう返事するとすぐに着信が来る。
「なんだい。凛。」
「あ、皐月ぃ。」
夜寂しくなっちゃって、と言う彼女。
「そうか。眠くなるまで話そうか。」
「うん!ありがとぉ、皐月。」
凛は私の彼女であり、私のストーカー。
「ねぇ、皐月。」
「ん?」
「なんで最近凛と遊んでくれないの?」
「あぁ、最近ちょっと忙しくてね。」
「いっつもそればっかり。
あの子と遊んでるんでしょ?」と一言。
「違うよ。本当に忙しいんだ。」
「ふーん?あっそ。」
額から冷や汗が出る。
「それにしても、凛といる時よりあの子といる時の方が楽しそうじゃん。」
「そんなことはないよ。」
凛といる時も楽しい。と伝えても、
凛の機嫌はナナメだ。
「あの子のこと、好きになっちゃった?」
「そんな…ことは…」
「見てたらわかるよ。でも、あの子は皐月のことそんな目で見てないよ?」
「………」
そう、だよな。
私が椛くんのことを恋愛的に見てるだけで、
あの子は…
「ね、皐月。
皐月には凛しかいないんだから。」
その声は、甘くて重かった。
静寂と暗闇に包まれた街
月明かりだけが輝く空
時折響く 車の走る音が
時間の経過を教えてくれる
静かな部屋の中で一人
ここにあるのは安らぎだろうか
それとも不安だろうか
真夜中の魔物に心脅かされずに
いつか眠れたら
#真夜中
ハッとして目が覚める。体内時計が狂ってしまったのかまだ外は闇に呑まれたままだ。
着信音がしてスマホの画面をつける。暗闇に慣れた目には刺激が強すぎる程眩しい。画面には“非通知”と書かれた文字が映し出されていた。男は不審に思うも、寝起きで回らない頭は自然と電話に出ていた。
「もしもし」
男は掠れた声で電話越しの誰かに話しかけた。音をつたって聞こえてきたのは、女性の声。
『もしもし、助けて頂きたいんです』
「どちら様ですか」
『…助けて頂きたいんです』
「……かける相手間違えてませんか」
『違います!私はあなたに、』
男は女性の言葉を遮り通話を終了した。ツー…と無機質な音が聞こえたのを確認し、スマホの画面を切る。再び男が布団に潜って眠ろうとしたその時、ピンポーンとインターホンが鳴った。
「…………チッ」
男は思わず無意識のうちに舌打ちをした。仕方なくインターホンの画面を覗くと、そこに居るのは見知らぬ女性。しかし何故か女性の姿はぼろぼろで、白い服には赤い何かが飛び散っていた。
『…助けて頂きたいんです』
先程聞いた声と一致している。気味が悪くなりインターホンの画面を切った。恐怖から一直線に布団へ戻り、包まる。ベッドの横に常時置いてある催眠薬を無理やり飲んで、ぎゅっと目を瞑り夢の世界へ強制的に旅立った。
ハッとして目が覚める。体内時計が狂ってしまったのかまだ外は闇に呑まれたままだ。
また変な夢を見てしまった。でもやめられない。男は“睡眠薬”をもう1粒だけ飲み込んだ。
『真夜中』
真夜中
以前は素敵なロマンティックな言葉だった。
今は、何が起こるかわからない感じがする。
昔から政変や恋愛や事件が真夜中に起こった。
神秘的だが、人の油断も誘う時間帯だからか。
今はこう考える。
真夜中のうちに、全ての問題が解決しないかと。
こう考える自分は、年老いたなぁと。
誰もいない場所で
誰も聞こえない声で
誰にも見られない私は
真夜中、暗い中、孤独の中、
1つ、1つ、また1つ、
涙を、気持ちを、流す
寂しくて、悲しくて、虚しくて、
一人啜り泣く
お題「真夜中」
真夜中
真夜中を歩いていると夜がふけてきた。その時私はこのまま夜があけなければいいのにと思っていた。母には暴言をはかれて、姉は酒好きでその上酒癖が時に悪い。その時姉は決まって私に暴力を振るう。夜もそのことが夢に出てきそうで怖くて寝られない。でも夜は明けるのぞんでいなくても。誰かに明日が来ないように私は自分にある明日を否定している。
真夜中に赤く燃える炎ってきっと綺麗なんだろうな
そんなことを考えていた。
マッチをコンビニで買って
何処かの建物に火を付けたらどうなるんだろう。
何もかも消えてなくなって
灰になるんだろうな
本当に実行したら罪を償わないといけないこと
そういうことって誰もが1度考えたことないのだろうか。
でも捕まったら取り返しがつかない事をわかっているから
皆我慢しているのではないのだろうか。
そうだったらいい。
私だけ
こんなことを考えてるなんて恥ずかしいから
そうであってほしい。
そう思ってしまう。
私が
今日も
好きになれない。理由の一つ。
悪役の昼間暴れるやさしさで眠らぬ都市をそっと抱きしめて
題-真夜中
真夜中
真夜中に。
部屋で一人。
ああ、何でだろう。
こんなにも心が楽なのは。
自分勝手なわけではない。
空気が読めないわけでもない。
けど、人に合わせるのが苦手。
人といるのが苦手なんだ。
もしかして、無意識に人に合わせないとって。
そう思って、プレッシャーをかけてるのかも。
しんどいな。
一人になりたい。
早く早く早く。
夜になると孤独を感じるのは僕だけ?
その孤独すら心地いいと思うのは僕だけ?
人と関わるとどうしても疲れる。
たまには距離を置いて。
部屋に一人。
真夜中を過ごそう。
真夜中はいつも不安になる
このまま暗い世界の中に
閉じこもったまま
全てが終わる気持になる
空を見上げたら
輝く星が希望の光
あけていく夜空に
繋がっていく
真夜中。
誰もが寝静まった時間。
だけど、寝れない日もある。
急に起きてしまう事も、
耳を澄ますと
風の音。虫の声。私の鼓動。
明日の事や、アニメの事、ゲームだったり。
色々考える。
心地の良い静寂さ。
真っ暗な闇に包まれて
おやすみ。
(真夜中)
夢の中で
過ごす真夜中
おやすみなさい
よい朝を