『真夜中』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ふと、目が覚めた
大きくて綺麗な満月の夜だった
もう真夜中だと言うのに勝手に体が縁側えと動いた
そこには月の光に照らされ輝く沢山の花と蝶達がいた
これが私の見た最後の夢だった
真夜中は月の魔法がかかるから聖母月なら尚さんざめく
ジージーと真夜中に鳴る虫を聴き草を踏み嗅ぐ少し汗ばむ
題目「真夜中」
ベッドの下には大きな熊がいるの
そう言って夜を怖がってたあの子
ぼくがギターを弾いてあげるよ
熊はきっと聴きながら眠ってしまうよ
きみがぐっすり眠る夜更けまで
小さな音で そっと ずっと弾くよ
「真夜中」
#423
真夜中
ここ数年眠れない
だいたい真夜中午前二時睡眠
丑三つ時って何時かな
逢魔が時って何時かな
真夜中は怪しい何かがいるような、、、
羊が1匹、2匹、、頭の中に浮かべるのは
とうにやめた
誰か眠れる方法教えて欲しい
真夜中眠れないのは怖いよ
何か得体のしれないものに出会いそう
猫がいつも眠れない私の足元で
平和に眠っている
救いはこれかな
真夜中
おやすみなさいと言ったのは何時間前のことか。23時前には夢の世界へと旅立ったであろう友達とのトークを眺めながら、ぼんやりとまろやかな布団のなかで微睡んでいた。ただ肉体がどこかに放たれたようで、意識だけが、ぽつねんとそこにあった。壁の染みを見ることさえできないような靄がかった脳を、少しでも起こさないように、健気に画面の光量を絞っている。眠気特有のガンガンとした頭痛が襲い掛かってきて、このからだ、意識、ぜんぶを包み込まれているようだった。寝なければ。明日は休みだけれど、そう、健全な人間として、寝なければならない。おそらく。
ずっとなにか思い出して、そのたびに幸せと絶望をまぜこぜにしたような感情に駆られて、余計に目が覚めてしまう。相手から見れば取るに足りないような、物語にはあまりに陳腐な日常が、あまりにも甘やかで幸せたらしめる出来事のように見えていた。たとえば「そうだね」と肯定されるだけで嬉しくて堪らなかったし、「そう思わない」と否定されるだけでこの世のすべてに絶望した。けれども、ずっと友達であり続けている。夢みたいな思い出だけをバスタブに溜めて、そこの中にざぶんと浸かってしまえたらいいんだと思う。でも溢れてしまうから、それは名案ではないかもしれない。
目が冴えてきた。ベッドサイドのミニテーブルに置き去りにした箱を手にとって、シートからひとつカプセルを取り出す。転がしたジュースで流し込む。いい夢が見れそうだと言い聞かせる。天井の染みは、どことなく、ハートのかたちをしていた。あのとき揃いで買った、ストラップに似ていた。
外に出る。
これ以上家にいたくない。離婚や受験の話ばかりしている親の居る家になんて。
一体何時間口論するのか。夕方からずっと怒号が聞こえながら勉強を強いられるこちらの身にもなってほしい。
離婚するんだろうか。したら私は、お母さんの方に行くことになるだろうな。
そうしたら、引っ越すのか。今の学校にいる大好きな先生も、大切な友達も、手放さなければならなくなる。
近くの公園に入り、ブランコに腰掛ける。
…こんなに、小さかったっけ。
もし全てとおさらばすることになったら、私は生きていけるかな。
小言のうるさいお母さん。私の都合なんて考えずに、塾や勉強を強制してくるお母さん。
それは、お父さんも同じで。
空を見上げる。
絶望的な状況の中、瞬く月と星があまりにも美しくて。
似合わないほどにうっとりと、息をつく。
数分、ぼうっと真っ暗な空を見ていた。
その日はー、
私が生きてきた人生で、一番美しい真夜中だった。
真夜中
君の声が
ききたい
そんな
真夜中
「真夜中」
真夜中だけに目醒めたいな。あとは眠って……
古い映画を見、モノクロームに墜ちてゆき…
…時に道を通るひとの、靴音に耳を澄ませて、
きこえてくる酔った歌にあわせて、心のなかでともに歌ったり…する。
恐れ氣も無く時間を喰い潰して、
これが永遠なんじゃないかっていうくらい、真っ暗を………真っ暗闇を体中におさめて、
この瞳も真っ黒、真っ暗。同じに染めて、
やがて朝が来るなんて気付きもせずに、
どこにもゆかぬままに、流離って歌う…
夜を夜を夜を……夜を。
真夜中を
※こんな時を過ごしていた。子どもの頃からの大事な時間だった。
家族がいなくなってから、こんな密度の真夜中は、もう無くなってしまった。
守られていたからこそだった、と思う。
今日もまた夢の世界にあそぶ
一日でいちばん好きな時間
誰にも邪魔されない
わたしだけの大切なせかい
おやすみなさい
【真夜中】
真夜中
真夜中は色んな 音に あふれてる
車の排気音 。
誰かの 泣き声
ASMRでもあるような ラーメンのすする音
色んな音がするよね
でも わたしは いつも同じ 音 、 風景しか見えない
精神科の 08 。の部屋で ずっと ひとりぼっち
光なんて 今持っている スマホぐらい
時計もないから スマホで確認しないと 体内時計が狂う
さびしい
だから 雨の日は好きだ
雨の音があると 安心して寝ることが出来る
けど 毎日怖い夢を見る みんなには見えないけど
へんな おばけだって
みんなが思うような白い お化けじゃない
黒くて 、どす黒くて 、 顔も何もない
ずっと 角に立ってこちらを見てるの
怖い
真夜中 は 静かだから 気を紛らわす物がない
だれか
「 助けて 。」
タイトル未設定3
「よーし!引き上げるぞ!! せーの!」
先程の男子生徒を中心に、たくさんの手が伸びてくる。ちなみにと言うと、あの女はクタクタになって、あまり力のない女子生徒などに飲み物をもらっていた。
「よし!イケる!いけるぞ!!!」
生徒が言うが、先生に邪魔だと追い払われる。
「おいお前ら!邪魔だ!先生がやるから避けろ!!」
先生も、生徒を死なせまいと、この学校で自殺者が出ると評価が下がるからだろうけれど、必死に生徒を押し退けていた。
「よし!」
先生に引き上げられ、屋上の床に叩きつけられた。
わざとじゃないんだろうけど、くそ痛てぇ…
「っ!大丈夫!?」
さっきの女子生徒ー橋本 麗が駆け寄ってくる。
「…まぁ、、」
大丈夫なわけねぇーだろ。死にたがってる奴が死ねなくて、なんで大丈夫なんだよ。
「それで、お前は自殺しようとしてたのか?」
先生が問いかけてくる。
「…まぁ… そっすね」
適当に返事をすると、怒られた。
「そっすね じゃないよ! 私は心配したんだよ!!」
先生に…じゃなくて 橋本に。
「…!?心配!?なんでお前が!? モデルのお前は俺に興味なんかねーだろ!!俺なんか知らねーだろ!そんなやつを心配する!?いい子ぶってんじゃねぇよ!!」
橋本は、怯えたような顔をしていた。しまった。女相手に言いすぎたか。
「…後で、校舎裏に来れる…?」
掠れるような声で言って、彼女は居なくなった。
詳しくは前のお話を〜
真夜中にぺたぺたと頬を打つものがある。
しっとりとしたこの感触。
何やら訴える様な声も聞こえる。
眠いのに。
「◯◯(猫の名)ごはんはまだだよ、まだ夜中だよ」
愛猫は拗ねたように立ち去ったが、やがてわたしが寝ている足元に来て丸くなった。
真夜中…
台所にいくと…
そっと私を呼ぶ声が聴こえる…
棚の中からだ…
ああ君は…
ポテトチップス…
なんて罪深い…
誘っているのね?
「真夜中」
読書が異様に面白く感じる。
文章が上手くなったと錯覚する。
カップ麺やスイーツが格段においしくなる。
そんな時間帯 。
静寂に包まれた真夜中。
昼では気にならなかった、車の音でさえもうるさく感じる真夜中。
朝になったら、何をしようかと構成をねって、でもその通りに一日は過ぎない。
真夜中に湧き出てくる感情は、明るくなると消滅してしまうから。
真夜中は、本当の自分が好きにしていい時間。
本当の自分と向き合える時間。
真夜中なのに寝れない。
「寝なくちゃ」と思うと寝れない。
いっそのこと寝ようとしないでこの静寂を楽しもう。
ラジオパーソナリティーも寝たんだろうか。
甘ったるい音楽がずっと流れてる。
2番目の曲と1番目の曲が入れ替わっても気づかないな。
窓は心地いいスピードで
オレンジにピンクに滲んでいく。
1日を余すことなく楽しんでる
その幸せを
ぼやける頭で噛みしめる。
#真夜中
紅茶の注がれたティーカップ
宝石の様な煌めくタルト
お気に入りのレコードに針を落として
ランプは付けず、月明かりだけを堪能して
それは真夜中の小さな御茶会
週に1度、日曜日の夜
お客様はたった1人
いつか、貴方を招きたい
寝れない夜は何時も決まって
ダージリンを煎れてくれた貴方を
「夜は決して怖いだけのものではない」
と優しく教えてくれた貴方を
招きたかった
もう会うことはない、
真夜中の御茶会が好きだった貴方を
御茶会の最後は手紙を書くのが決まり
貴方が星になったあの日から
届けられない言葉は手紙に積もる
同じ言葉を繰り返す
まるで決まり文句の様に
「また貴方と真夜中を共にしたい」
いくら流れ星に願ったって叶わない
2024/05/17【真夜中】
まよなかは
とってもこわい
よるはふけ
あさもふけている
ことだろう
真夜中に。
真夜中に
お知らせが
来ませんように。
真夜中に
楽しむのは
今日やり残した事だから。
真夜中に
魂を飛ばそう。
次に逢える日を
楽しめるように。