『真夜中』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
まことのよるのなか。遠くから、音が響いて聴こえてくる。あの音は貨物列車の音。これはバイクの音。この音はなんだろう?なんでこんな時間にカラスが⁈
夜の中でも本気の夜中。一つの音もすごく響いて、悪いことをしたような気になり、周りをうかがってしまう。あまりにも音も気配もないと、誰もいないみたいで少しだけ寂しくて、ちょっとだけ怖くて。明かりのついている窓を見つけると、仲間を見つけたみたいで、少しだけ嬉しくて。
そんな時間まで起きてないで、夜のうちに眠ってしまえばいいのに。けど、夜中、真夜中、深夜。時間も音も止まったようなその中で、じぶんだけが動いているあの独特な感じが好きだ。そのまま起きてて、夜明け前のうっすら明るくなった空を見ながら、静かな朝の音を感じるのも好きだ。
まことのよるのなか。そんなことを考えながら、明日のために今日も寝る。明日まで起きていると、明日は一日何もできずに終わるから。おやすみ。おはよう。そしてまた、大好きな夜を迎えよう。
ずっと真夜中でいい
もう貴方のおはようが聞けないのなら
青い魔法にかけられて、紫の恋に堕ちて行く。
ピンクの視線に触れたなら、それは不思議なレモンの香り。
青空、夜空、真夜中の魔法のお茶会。
あなたもどうぞ、一杯いかが?こちらで少しお話しましょ。
「君は何故真夜中ばかりに起きるのだい?」
誰かは忘れてしまったが、いつだか聞かれた質問だ。
たしかに僕は動物で例えるなら夜行性だ。
何故…か。
「僕にとって真夜中は自由な空間だ。誰もいない静かな空間、光のない世界、限度を考えてやりたいことをやって、したいことをする。だから僕は朝より真夜中に起きる。これほどいい時間はないとは思わないかい?」
「はぁ…」
溜め息をつかれた。
なんか悪いことを言ったのかな?
「…ほんと君らしいよ」
「そう?でも、君は真夜中に起きてようとは思わないの?」
なんとなく気になって聞いてみた。
「思わないね」
「…そんなもんか」
わかんないなぁ、それにたとえ君が友達でも言えないな僕が真夜中を好むのはすべてを忘れたい一心なんだって言ったら君は何というのだろうね。まぁ、そういうところだけで優しい君は一歩つっこんでこないんだよね。
さて今日もいつも通り起きよう。
自由な時間はこれからだ。
# 5
真夜中に三ツ矢サイダーとポテチで
「肉まんどこー!」
「無双乱舞いくでー!」って
PS2で真・三國無双4を攻略してた頃が
懐かしい。
孫権の最強武器(ユニーク武器)がなかなか取れんでな…
#50「真夜中」
辺りが静まり返った真夜中。
私は違う自分へと、姿を変える。
『優等生』から『ネトゲ女』へ。
真の姿は後者の方。
勉強なんて大っ嫌いだ。
偉い子ぶるのも疲れに疲れる。
束縛されて生きる人生なんて楽しくないから、私は逃げることを選ぶ。
いわゆる、現実逃避。
今日も夜な夜なこっそりと画面越しの空間へ入ってゆくんだ。
〜真夜中〜
真夜中に目が覚めてしまうこと。
真夜中にポテチを食べることを許してくれたこと。
真夜中にお外に出かけること。
真夜中にパーキングエリアでうどんを食べること。
真夜中に布団で友達と好きな人の話をすること。
真夜中にドラマを連続で見ること。
真夜中に友達と繁華街を歩くこと。
真夜中に知らない駅で目が覚めること。
真夜中にクラブで知らない人たちと踊ること。
真夜中に睡魔と戦いながらスキンケアをすること。
どれも、いつの間にか特別じゃなくなっちゃってた。
目が覚めてしまった。スマホで時間を見ると午前2時と表示されている。カーテンから少し外を覗くと、街灯以外は灯りなんてなくて、その街灯だって本の1本しかない。だから外はだいぶ暗い。空を見ると大きな月にきらきらひかる星。とても静かで、何となく、窓越しではなく、外で直接見たいと思った。家族はもう寝ているし、起こさないように、気づかれないように気をつけて外へ出た。昼間より空気が綺麗な気がする。まだ夏になる前で、夜中は少し肌寒いくらいだ。でも、それがすごく気持ちが良くて、さんぽをすることにした。周りが静かだからすごく落ち着く。今までは夜は何となく少し怖かったけれど、今はそんなことはなくて、むしろ昼より夜の方がすきになりそうだ。だって、昼には無い美しさがある。昼は人や車が多くてあまり美しいとは思わない。これからは休みの前とか、たまになら夜中の散歩もいいかもしれない。そう思った。
#真夜中
このまま
光がない暗闇。
自分が何処に居るかもわからない。
何処へいけばいいのかもわからない。
だから、暗闇を照らす光を探さなければ。
でも、私にはもうないの。
貴方という光が――。
真っ暗だ。私は歩く。何の光もなしに。ふらふらする。
ああ、このまま倒れて真夜中の暗闇の中に溶け込んでしまいたいなぁ。
<真夜中>
冴えた目とは裏腹に、重い体はベッドにすっかり沈みこんで起き上がれそうにない。不可能というわけではないが酷く億劫だ。時計を見ればすっかり夜も更け、本来ならば寝息を立てているべき時間。
転がるようにして体制を変え、もうひとつの空のベッドを目にとめた。本来ならば彼がいるはずのベッドだが、この時間まで埋まらないとなれば何となく事情はわかる。神経質で人間嫌いの厭世家は職場で寝ることをしない。他人がいる空間では常に気が張って休めやしないと零したこともあったし、そもそも家までそこまでの距離があるわけでもない。どこかに泊まっている可能性は低いだろう。仕事が山積みという話も聞いていないはずだ。
放浪か、と結論を出す。
たまにふらりと帰らなくなるのだ。外泊も野宿もしないので大幅に日を跨いで行方をくらますことはないが、どこにいるのか皆目検討がつかなくなる。こうなっては私も楽しくはない。夜という時間はやけに嫌なことばかりが頭をよぎるもので、不安で目が冴えて眠れなくなってしまう。革靴の下は石畳だろうか、街灯は見えるだろうか、怪我はしていないだろうか、ちゃんと、帰って来てくれるだろうか。
ひとりで過ごすには夜は長すぎる。早く帰ってきて沈んだ真夜中から連れ出して欲しいと願うが、きっとそれは叶わず、彼は朝日とともにあの戸を開け、孤独の健闘を終えた私を不慣れな手つきで撫でるのだろう。
『真夜中』
真夜中に押し寄せる明日への不安と、今日の後悔。
考えたって仕方ない、後悔したって仕方ないことくらいは知ってる。
でも、見えないものは怖いのだ。知らないものは怖いのだ。
考えたって仕方がない、それくらいのことは何度も言い聞かせてきた。
でも、辞められない。
ベットに吸い込まれる。
ため息とともに、深く深く堕ちて行く。
真夜中の戸を叩き、追い出されるように朝になる。
「あぁ、また今日も生きている。」
ネオン 彩る夜の街
雑音に被る 雨音
濡れた烏のやうな 路地裏
月は 闇に飲み込まれた
濃い酒の香り 吐息に混ざる紫煙
糸の切られた 人形達
海が散らばる 路地裏
壊れた傘を差す
まだ 始まったばかりの夜
明日に願う 歩みを止めて
美しく傲慢な セカイよ
まだ目を覚まさずに
お題【真夜中】
タイトル【夜の祝福】
早寝した方が節電になるし
明日が楽になると分かっているのに
つい、だらだらと夜更かししてしまう
朝よりも夜中の方が、断然楽しい
と最近まで思っていたけれど
今は元気がなくて、日付が変わる前からしんどい
もう寝ます、おやすみなさい
真夜中
夜の帳が下りた頃
辺りは何も見えなくて
町並みはがらりと様子を変え
1寸の先さえも分からぬまま
人々の喧騒は消え
いつもなら聞こえない音すらも顔を出す
光すらも見えないこの道で
ただ彷徨う
いつもの道もまるで違う道の様に
少しの不安と焦燥が何処か刺激的で
あてもなく歩く
ふと空を見上げてみると
いつもは町灯りに光を奪われてる粒が
今は夜の帳を彩る
幻想的なこの空に心が奪われ
さっきまでの不安や焦燥は無くなり
感動と希望に満ちてゆく
空を見上げているこの時だけは
現実を忘れさせ
時間の概念すらも無くなっていく
気がつけば夜明けが近づき
いつもの様相へと戻って行き
また現実へと戻ってゆく
真夜中に目が覚める。
ひとりの時間が好きだ。
恐怖感はない。
世界は、眠っているのだから。
おもむろに、冷凍庫から
お気に入りのアイスを取り出して
キッチンに座り込み
ゆっくりと、頬張る。
未だ、微睡みに包まれながら
食べるアイスに、無音の鐘が鳴る。
美味しい。
朝が来るまで、まだ時間もあるし
もうひと眠り。
もう一度、おやすみなさい。
また、あした。
【お題:真夜中】
人々からは「マヨナカ」と呼ばれる時間帯。
僕は今日もここで1人、彼女を待ち続ける。
そう。僕の「彼女」を。
·····まぁ、当然、来ることなんて無いんだけどね。
ひとりで歩くと、心に闇が湧く。
縦軸のマイナス方向へ渦を巻き、全ての思考を負へ落とし込んでゆく。
少しひやりとした草いきれに、連れて行かれないように。
私はただ、月を見上げる。
真夜中
本当は仲良くしたいけど
戦わなければいけないときもある存在
本当はつらくて苦しいときに
静かによりそってくれる存在
誰にも見せることないであろう姿を
こっそり見せられる存在
誰にも話せない話を
何も言わず聴いてくれる存在
朝がくることを恐れている私に
少し時間をくれる存在
あなたにのまれないように
あなたと仲良くなれますように
真夜中
月が映える
辺りは静かで
音が通る
過ごし易い時間帯
真夜中はどの季節でも好ましい
無って感じ
のんびりゆっくり過ぎていく
明日に向かう準備期間
なにかをしなければいけなくもない
好きなことをし易いけど
基本的には寝てる気がする
真夜中と言えば除夜の鐘が有名かな?
真の夜中
夜の中の真
世の中このくらい平和だと
いいんだけどな
真夜中
それは一時の休符
何でもない空白
移り変わる夜のもっとも静寂な時