『相合傘』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
相愛傘と言われた時この言葉は何と思った
最初はそうあいがさと読むのかと思いきや自分の知っているあいあいがさと読むのだと知ってびっくりした
いつか好きな人ともしてみたい♡♡♡
【相合傘】
傘をさしていても
歩いているとつま先が濡れる
前に出した足が傘の守備範囲から飛び出すのだ
そこで売り場で1番大きな傘を買った
どうやら
濡れる理由は
歩く時に靴底に付いた雨水が
跳ね上げられてつま先に着地するからだったらしい
やたらと大きな傘の下で変わらず濡れている
まぁ
考えてみたら
傘の守備範囲を飛び出す程
長い足は持ってない
大きさゆえ少し重たく
飛べるんじゃないか
ってくらい風も受ける
ま
背中の鞄も濡れないし
あの子も濡れなかったから良しとするか
相合傘。小学校の頃に、好きな人と自分を隣同士にして書いていたな。結局、うまく行かなかった恋だけど、今でもときどき思い出す。甘くてほろ苦かったけど、楽しかった初恋だなって。
傘をブンブンと振り回す
一本多めに持った二本の傘
下校時間に雨が降り
気になるあの子が傘を忘れる
そんな奇跡みたいな出来事を願って
母からの怪訝な顔をスルーしてここまで来た
なんとなく周りの目も冷たい気がする
雨が降らないかなと軽い足取りで登校した
お題『相合傘』
相合傘✨
相合傘の中の2人の距離感がとても好きだ
最初は肩を濡らしながら
見ていたあなたの横顔も
今は肩を濡らすこともなく
体を寄せ合いあなたの香りを
感じながら歩いている
こうして これからも
雨の日もあなたと過ごせるようにと
願いながら…
相合傘…そういえば
○○○ボーイという
ゆる脱出ゲームにあったような…
2次元のような 甘~ぃ記憶は無い
✴️63✴️相合傘
「相合傘」
僕は梅雨の時期が1番好きだ。なぜならこの世で1番好きな君と1番近い距離にいられるから。梅雨の時期は2人寄り添って1本の傘で雨音が響く中歩いて帰る。君は時折恥ずかしそうに顔を赤らめるその瞬間が1番幸せで美しい。
相合傘なんてしたら
もっと雨が好きになっちゃうじゃんか
ずっと振り続けてくれよ
相合傘
愛愛傘
三分の二は君に、、、
かっちゃん濡れるよー。
大丈夫大丈夫
もう面倒くさいからひーちゃんにあげる!笑
えー。
先に走って行っるよー。
もー。一緒に行きたいのにー。
ああ、懐かしい。
相合傘して歩いた帰り道
「なんだ、やっぱりお似合いじゃん」
後ろから親友の冷やかす声が聞こえてくる
『相合傘』
私が忘れられない、まだ学生だったあの日の話でもしようか。
仲がいい友人数名と、とある検定の試験会場から帰ろうとした時のこと。
その日の天気予報では雨となっていた。試験会場に入るまでは曇っていて降ってはいなかったが、大体の人は傘を持ってきていた。私もそのうちの1人だ。
しかし、友人のうち2人が傘を持ってきていなかった。
帰ろうとなった時、試験会場から徒歩数分の場所にある駅でさえ傘無しではびしょ濡れになるほどの雨が降っていた。私は2人がそれぞれ誰かの傘に入ればいい、1人どちらかを私の傘に入れようと考えた。
その時だ。私が密かに好意を寄せていた彼女が、「これに2人入れるだろう」と少しぶっきらぼうな言い方で自身の傘を差し出したのだ。私は言葉にしなかったものの「優しいな。でも貴女はどうするの?」と思っている間に当たり前のように何も言わず、私の傘に入って来たのだ。
あの時、なぜ私の傘を選んでくれたのかは大人になった今でも謎のまま。聞けないままでいるけれど、目を閉じ思い出すと今でもあの時のときめきを感じられる。
人との関係に少し不器用なところがあるけど、優しさに包まれた貴女が好きだと改めて思えた相合傘。
雨が降りそうと言ったのに
君は傘を持ってこなかった
仕方ないから
小さな折りたたみ傘に
二人でどうにか入ってみる
どっちも濡れてるから
文句は言わないでね
それが君との相合傘
「おい、帰るぞ」
窓を眺めていたタイミングで声をかけられ、アタシはとびあがった。
「んだよ! 居るなら声かけろって!」
「今かけただろ。雨の景色なんか見てたそがれやがって、似合わねーぞ」
「あ、傘わすれた!」
「だろうな」
すげない言葉。コイツだけ涼しい顔で傘広げやがって。
ムカつくから、同じ傘に入って邪魔してやろ。
「うわ、狭いって」
「あぁ!? デリカシー考えろ!」
「お前が言うかな……」
ふん、ホントに乙女心のわかんねーやつ。
窓に描いたもの、見られなくて良かったぜ。
目標文字数 200字
実際の文字数 253字
主題「相合傘」
副題「青春」
文字数コントロールの才能が無さすぎる
相合傘ひとつ
些細な言い合いに関係なく雨は降り続く
大小でこぼこ 君の左肩が濡れている
雷雨の音が加速して 早まる足
雨粒はポリリズム その音だけが響く
土の匂い ふと香る洗濯物の香りは君
背中に汗 紫陽花に水滴
ふと思い出す プール開き前の掃除
コケに転んで 頭を打ったこと
相合傘 ひとつ 君はまだ傘の中
少しだけ傘を左に傾けた
#相合傘
同じ傘をシェアしてるだけ
そんな風に言ったら情緒がないって言われる?
同じ時をシェアしてるだけ
こんな喩えだとむず痒いって思われる?
みんなはどう思う?
「…なあ、傘のる?入ってかん?」
ポロッとこぼれてしまった。
素通りしようかと思ってたのに。
疲れて眠ってしまったような幼い子をおぶったあの子が振り返った。
大きな目をさらに大きく見開いて、ポカンと口を開けて、こちらを見る。
その表情はどうも、いつもに増して、間が抜けているようだった。
暫しの沈黙の後、
「…なんしとうの?こんな時間に」
あの子は、こちらの質問は黙殺して、眉を顰めながら聞いた。
「…御使いの帰りやけど」
思わず、僕の返答もつっけんどんになった。
「…さっと帰ったらええやん。なんで私に声かける必要があるん?」
あの子の返答は無愛想だった。
「哀れみやったらもう充分やし」
「…さよか、ならもうええわ」
雨に濡れていないのに冷や水をかけられた気がして、僕はそう答えて傘を構えた。
あの子は何も答えないで、背を向けた。
僕は、負け犬の遠吠えや、カッコ悪う、と内心思いながらも、その背に言葉を投げつけてやった。
「今日は晩ずっと雨や言うてるのに、いつ帰るつもりなんやろな!このあと濡れて帰るんか?可哀想気取りで?そっちの方が哀れやろ!」
だいたいな、と僕はまだ固まったようなあの子の背に投げつける。
「こんな雨ん中帰ったら、風邪ひくやろが!お前もおぶうてる子も!お前が学校休んだら面白ないやないか!」
勝手にしたらええわ!そう言い捨てて傘を開こうとした僕の腕を、あの子が掴んだ。
その手先のひんやりとした冷たさに怯んだ。
いったいいつからここで雨宿りしていたのだろう…?
「…ごめん、生意気言うた。……入れて」
蚊の鳴くような声で、俯いたその顔は言った。
僕は、戸惑いながら傘を広げた。
黙って二人並んで歩いた。
今日、間違えて父さんの傘を持って来てよかったと思った。
気まずそうに拳ひとつ分の間を開けて歩くあの子が濡れていなかったから。
傘に当たる雨音だけが、ボタボタと傘の中を響いた。
「…ごめん。今日悪いことばっかりやって、今もあそこに置いてかれてて、気が立ってて、ごめん」
不意に雨音にあの子の声が混ざった。
あの子は勉強ができないトロい方の生徒だった。
だから理論だってないその謝り方はいつも教室で見る素のあの子で、どうしようもなく切なかった。
「…僕もごめん。嫌なこと言うたよな」
だから、僕もポツンと、そう謝った。
「…家、まだあんまりなんやったら何処か寄ろ」
謝ってからの次の言葉は、思わず出た。
「……ええの?ありがと」
全く晴れやかな声とは言えなかったが、さっきよりは少し明るいような、弱さを孕んでいるような、そんな声だった。
「うん、あったかいとこ寄ろ」
傘がボタボタと音を立てる。
傘の骨の先から、雨粒がひっきりなしに落ちている。
雨が、僕らの頭の上をずっと降り続いていた。
相合傘。
一時期流行っていた。
黒板、砂遊び場、プリントの裏紙。
たくさんの人が書いていて、人をからかってる人も沢山いて。
私もからかわれたことがある。
私はそれでいじられたものだ。
その当時、私のクラスにはみんなに嫌われている男子がひとりいた。
悪い子ではなかったのだが、まぁ、なんというか清潔感のない子で。相当嫌われていた。
私もその子が嫌いだった。
でも、悪い子では無い。
無視するのも可哀想だから、話していたし、ほんとにたまに一緒にいた。
だからか、いつしか「お似合いのカップルだ」と言われ、笑われ、白い目で見られて、元々嫌われ者だった私も余計に嫌われるようになってしまった。
別に、その子のせいだと思っている訳では無い。
それから、相合傘を書かれるようになっていた。
付き合ってるのではないかと言われていた。
私は相合傘を書かれるのが嫌だった。
相手も、その男の子も、余計に変にからかわれるようになってしまった。
私は、みんなと同じようにその男の子と接するのが嫌だった。いじめているみたいで。
というか、明らかないじめだった。
無視、陰口、ありもしない噂。
嫌だった。やられる気持ちは分かっているから。
私もあったから。
話しかけても無視されたり、仲間はずれにされたり。
当然のように陰口もあった。
嫌だった。本当に。
私の言動にも非はあったのかもしれない。
そういうことをされる原因が。
どうするのが正解なのか分からなくなった。
漫画や映画やドラマでしかイメージない
しかも青春な感じの
実際に意識してやったことあるかな
記憶にないな
狙って相合傘になるのか
急な雨でそういう状況になるのか…
ちぇっ……なんでよりによって
コイツと相合傘なんだよ
「そんなあからさまに嫌な顔するな」
「だってえー俺のはじめての相合傘ぁ〜」
「そんなに嫌ならびしょ濡れで帰ればいいだろ」
「……すんませんっ、入れてください!」
天気予報、雨なんて言ってたかな〜
ミスったな〜
「つーかお前の傘デカイな!めっちゃ良いヤツっぽい」
「父さんから譲り受けた」
「ほぇ〜かっけえな」
「……そうかよ」
「お前のお父さんが、な」
「……分かってるよ」
言われなくても分かってるよ
俺はかっこいい部類の男じゃないってことくらい
「んまあ!でもお前にもこの傘似合うな!入れてくれてあんがとな!マジ助かる!」
分かってる
こういうところがずるいって
雨が降っているという状態は吊り橋効果に似たものを感じる。
雨が降っている時そのものが通常ではない、非日常感を少しは感じていると思える。
雨に対してどのような印象を抱いているかにもよるが、私は良い印象を抱いていない。
雨は昼を擬似的に夜にするものであり、地に落ちる雫は水溜りを作り、人間の行動を阻害する。
操作可能でない、自分の思い通りにならないものを嫌う性質がZ世代にはあるという。雨が嫌いなのは私もその一員である証か。
それはさておき、そんな嫌いな雨であっても好きな人と一緒であればどんな景色も明るく見えるものだ。
雨が嫌いな人は冬も嫌いなのではなかろうか?私がそうだから勝手に言っているだけだが、冬は気分が暗くなるものだ。
相合傘などという言葉は物語の中でしか聞いたことがなく、実際に味わったことのないシチュエーションだ。
だが、それはきっと相手の息遣いと体温が身近に感じられ、冬だからこそ相手の存在をより身近に感じられるのと同じで、相合傘でも愛しい一時を過ごせるのだろう。