ぬえ

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雨が降っているという状態は吊り橋効果に似たものを感じる。

雨が降っている時そのものが通常ではない、非日常感を少しは感じていると思える。

雨に対してどのような印象を抱いているかにもよるが、私は良い印象を抱いていない。

雨は昼を擬似的に夜にするものであり、地に落ちる雫は水溜りを作り、人間の行動を阻害する。

操作可能でない、自分の思い通りにならないものを嫌う性質がZ世代にはあるという。雨が嫌いなのは私もその一員である証か。

それはさておき、そんな嫌いな雨であっても好きな人と一緒であればどんな景色も明るく見えるものだ。

雨が嫌いな人は冬も嫌いなのではなかろうか?私がそうだから勝手に言っているだけだが、冬は気分が暗くなるものだ。

相合傘などという言葉は物語の中でしか聞いたことがなく、実際に味わったことのないシチュエーションだ。

だが、それはきっと相手の息遣いと体温が身近に感じられ、冬だからこそ相手の存在をより身近に感じられるのと同じで、相合傘でも愛しい一時を過ごせるのだろう。

6/19/2024, 12:45:49 PM