相合傘』の作文集

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相合傘』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/19/2024, 11:56:22 AM

ときめく相手となら
半分濡れていても
遠慮がちでくっつけないし
濡れてることも言えない

仲良くなっちゃうと
お互い体を寄せ合って
私が濡れちゃうよーって
傘を自分の方にわざと寄せたり
できる

2人の関係性が出るね

6/19/2024, 11:56:21 AM

雨の気配を感じて、ボクは家から出た。
 ゆっくりゆっくりと、緑の大きな傘をさしたまま進む。
 緑の大きな傘の中に、君は飛び込んできた。
 君はケロケロとノドを鳴らす。

「こんにちは、カタツムリさん。少しだけ一緒に、この傘の中に入っていいかな?」

 君はボクにそう問うた。
 ボクは目をきょろきょろして答える。

「こんにちは、かえるさん。もちろんですよ、今日の雨は強いですからね。さぁ、もう少し中まで入ってください」

 ボクは、緑の大きな傘の端へと移る。
 梅雨だというのに強く降りしきる雨。
 ボクと君は、しばらく緑の大きな傘で共にいた。

@ma_su0v0


【相合傘】

6/19/2024, 11:55:13 AM

紫陽花と雨の演奏会が続く中、合いの手のような足音を立てながら、ふたりはのんびり歩いていく。
 
「あ……」
 
 道が少し細くなっていた。
 
 青年は、少し考えたあと、笑顔になって自分の傘を彼女に傾ける。
 
「おいで」
 
 青年の声が、優しく響き渡った。
 
 その声が、言葉が嬉しくて彼女は傘を畳み、彼の傘に入る。すると彼の手が肩に回された。
 
「離れちゃダメだよ」
 
 そして、ゆっくりと歩みを進めた。
 
 
 
おわり
 
 
 
お題:相合傘

6/19/2024, 11:53:59 AM

「傘持ってないの? じゃあ、一緒に入る?」

 それを容易く言葉にできる人を心の底から称えたい。
 あんな軽そうな見た目をしているのに、いざ片手で持とうとすれば一気に片手へと物質の重さが集まってくる。なんてこったい。
 片手で傘を持とうなら、人の顔にがんがんぶつけるわ、傘が傾いて傘の意味すら無くなるわでそりゃもう大変。あと単純に腕が疲れる。明日は筋肉痛コースですかね。

 だけど俺はそれでも相合傘がしたい。腕が犠牲になろうが、俺だけ傘に入ってなかろうが。これは男の夢であり憧れ。女の人と相合傘をした、なんて自慢できるに決まってる。童貞卒業した、なんてそんな下品な自慢なんかじゃなく声を大にして、なんならグラウンドに白線でどデカく書けるくらいには可愛らしい内容だと思う。


 だから俺は声を掛ける。

「____あの、一緒に入りませんか?」


 雲ひとつない、綺麗な青空が広がっている中で。


『相合傘』

6/19/2024, 11:53:55 AM

ある朝
 私はぼんやりと歩いていた
 背後に人の気配を感じて振り返った
 傘を差したあなたがいた
 濡れちゃうよ?と言って私を傘に入れた
 私はその時初めて気付いたんだ
 雨が降っていたことも
 あなたが笑っていることも

 ただの朝を幸せな朝に変える
 それはあなただけが使える魔法
 私だけがかかる魔法

6/19/2024, 11:53:08 AM

相合い傘

なんか不思議な響きだ

小さな頃初めて聞いた時は愛々傘、なんて意味なのかと思っていた

当たらずとも遠からず、そしてなんて素敵だろうか

6/19/2024, 11:51:49 AM

「とある丘の上にある桜の樹に
相合傘を刻むと将来結ばれるんだって。」

私はその噂を聞いてこっそり刻みに行こうと思い、
その丘の桜の樹の麓に行った。
桜の木には既にびっしりと相合傘が刻まれていた。
私はそれを見て唖然とし、踵を返した。

私には好きな人がいた。
いた、とはあるが今では私の良き旦那である。

つまり結局のところその後、結ばれたのである。

私は踵を返した後ふと
とあるもう一つの噂を思い出した。
それもあまり知られていない噂だ。
それは確かこんな内容だった。

「好きな人に振り向いて欲しければ
ノートを使い切った後、
最後のページの端っこに
相合傘を書けば結ばれる。」

私はそんなもので結ばれるのだろうか
と初めて知った時、疑問しか浮かばなかった。

使い切ったノートなら何でもいいのだろうか、
どんなノートでもいいのか、と。

私は疑問を抱きながらも試しにやってみた。

腑に落ちない。なんか腑に落ちない。
こんな事で本当に振り向いてくれるのだろうか。

そんなある日の事だった。
その日は午後から雨が降る予定がなかったのに
降り出したのだ。

私は普段から少し大きめの折り畳み傘を
鞄に入れていた為そこまで気にしてなかった。
丁度帰ろうとしていた時に声をかけられた。
「あの、すみません。
今日、傘を持ってきていなかったもので、
申し訳ないのですが一緒に入れてくれませんか。」

私はその声を聞いて振り向くと、
その人は私の後の旦那になる彼だった。

「帰る方面は何方ですか?」

聞くとどうやら私と同じ方面だという事がわかり、
私は心の中で
「まさか、あの噂は本当だったのかな。」
と思ってしまった。

雨の中、二人でいる相合傘は私にとって、
何処か照れ臭くも嬉しく感じた瞬間だった。

まるで夢のようだった。
その夢のような光景が私には忘れられなかった。

結婚した今でも覚えている。
あの時恥ずかしくて一言も話しかけられなかったと。

「あ、ここまででいいです。」
「本当にいいの?家まで送るよ?」
「いえ、ここまで来れば家はすぐそこなので。
ありがとう。」

そう言って私は彼と別れた。
それからその日はその事で
頭がいっぱいになってあまり眠れなかった。

次の日から私はその人から声を掛けて
もらえるようになった。

恋の御呪いは絶大なのかもしれない。

気づけば自分の思い通りになってしまう事も
あるのだから。

御呪いは文字通り呪いの一種である。
使い方さえ誤らなければ
幸せになれるのかもしれない。

「恋と云う御呪い」

6/19/2024, 11:51:15 AM

相合傘なかなか機会ないな
そっと雨の日に
傘を忘れて歩いていると
傘に入れてくれる人がいる
また、自分の肩を濡らしながら
優しさに感謝

6/19/2024, 11:49:26 AM

雨のなか一緒の傘に入るより共にびしょ濡れで笑い合いたい

題-相合傘

6/19/2024, 11:47:45 AM

【相合傘】

 自分自身は「相合傘」には縁が無いが、一本の傘を共有する姿は微笑ましく目に映る。恋情か、親愛か。人によってその感情は違うとしても、そこには確かな情がある。もうすぐ長雨の季節が来る。どこかでそんな光景を目にすることもあるかも知れない。

6/19/2024, 11:47:41 AM

「相合傘ってさ、めっちゃ距離近くなるよねぇ」

おそらく彼女さんであろう女子がそんなことを呟いた。そりゃそうだろ。相合傘なんだから。

「俺はこんな口実もなく、近くなりたいけどね」

道路側を歩く彼氏さんがぼそっと顔の向きを変えずに言った。
バッ、って効果音がつきそうなぐらい思いっきり彼氏さんの方をむく彼女さん。少し呆れたような、それでいて愛おしいと思っているような顔をして

「そういうことは、こっち見て言ってよ」

ひとつの傘の下でかわいいが大爆発した瞬間だった

6/19/2024, 11:44:59 AM

詩(テーマ)
『相合傘』

タッタッタッ
ランランラン
パッパッパッパッ
タッタッタッ
ランランラン
パッパッパッパッ

心が弾む かかとは浮いて
指までドキドキ 楽しい密室
小雨は歌い 吐息もかかる
視線が合ったら がまん大会

タッタッタッ
ランランラン
パッパッパッパッ
タッタッタッ
ランランラン
パッパッパッパッ

相合傘は 恋するタクシー
あなたの乗車は 奇跡の時間
「肩が濡れてる…」心配されて
口説きの文句に 聞こえてしまう

タッタッタッ
「ダイッスッキ!」
ん?ん?ん?ん?
タッタッタッ
ランランラン
パッパッパッパッ

6/19/2024, 11:44:23 AM

ぼくらは運命共同体
肩を濡らしたほうが惚れてるなんて言うけれど
濡れてない肩のほうが気になって
そんなの気にしていられない
折りたたみ傘を投げ捨てて2人とも空に放り出されたら
そんなの関係ないくらい
ぐちゃぐちゃに雨と混ざり逢ってしまうのにな

6/19/2024, 11:40:55 AM

「相合傘」

相合傘の絵を描いて、
そこに好きな人の名前と私の名前を書く。
いつかこの絵のようになりたいと、
夢を見てた頃が懐かしい。
そんな時もあったな。
今の私がその頃の私を見ると、
キラキラして眩しいだろうな。

6/19/2024, 11:40:54 AM

2人でね
中に入る
傘の中
距離が近くて
遠く見る

君の声
傘を忘れて
声かける
「しょうがないな」と
傘に入れる

今日は桜桃忌。
大宰治の誕生日兼大宰治の入水遺体が発見された日です。(入水した日は13日)
大宰さんはドロドロした恋が多いので恋愛っぽい短歌を読めてラッキーです。

6/19/2024, 11:40:46 AM

『相合傘』

そういえば、あんまりあなたと
相合傘したことがない

小雨でも傘さす私
小雨ならトレードマークのキャップでしのぐあなた

傘をあなたの方に傾けても
あなたは入ろうとしない

私はいつも気にしてる
あなたと釣り合っていないんじゃないかって

年齢も外見もでこぼこで
私の隣なんて歩きたくないんじゃないかって
傘に入らないあなたを見ると余計に気にしちゃう

いい女になってみせるよ私
自慢したくなるような彼女になってみせるもの

6/19/2024, 11:40:30 AM

相合傘を描く時

傘の中に線を描くか 描かないかで

議論になったことがある


あの形状と

そこに込められた想い自体が
かわいいので

今となってはどっちでもいいと思う


相合傘に込めた想いが

届くといいな 叶うといいな



#相合傘

6/19/2024, 11:39:34 AM

#相合傘

「梅雨入り、しないかな」

「はぁ?」
俺が言うと、後ろから声が返ってくる。
「なんで?分かんなすぎる、お前雨好きだっけ?」

「あぁ、そっか。いるま天気痛やばいもんね」
今日は雨降ってないから普通だけど、昨日は大雨でしかめっ面しながら頭おさえてたな…
「梅雨が好きって言うかぁ〜」
ちらりと横目でいるまを見る

「なに?」

「ほら、傘、傘忘れるとするじゃん」
「そしたら、2人でひとつの傘に入るでしょ?それが好きなの、いつもより距離近い気がして」
「………なにその顔!」
俺が言うと、何とも言えない顔で見てくるいるま。

「いや、別に」
「俺は雨嫌だけど…、」
「なんか、嫌いって言わせないようにしてる?」

「…えー?ん、まぁちょっと?w」

「まぁ、頭しぬのはマジで嫌だけどな」

「じゃあ俺と一緒に相合傘するのは嫌じゃないんだw」
俺の言葉に答えずに作業に戻るいるま。
…たまに、わざと傘忘れるのはいま言わなくていいか

6/19/2024, 11:38:48 AM

心得違いの

相手すらもなく

咲かす傘の花は


自らが生きる為に

春雨で隠す紫陽花の露

夜が明けるね


濡れた指で隠す傷口は

痛みさえ忘れて…

6/19/2024, 11:37:56 AM

雨の日の学校で、白い紙に絵を描いた

三角の真ん中に、突き抜けるような一本線を描いて

その線の両側に、それぞれ俺と彼の名前を書いて...

...なんて、どうせ叶うことは無いのに...。


...俺はその日、雨に濡れながら帰路に着いた。

---二作目---

あ、傘忘れた...

バックの中を覗き込みながら、俺は肩を落とした。
いつもは持ち歩いているのに、どうしてこんな時に限って...
溜息を吐きつつ、濡れる覚悟で走り出し出そうとした時

「...ねぇねぇ、どうしたの?」

不意に声を掛けられた。
振り向くと、傘を手に持った君の姿。

「あー、いや、ちょっと傘を忘れちまって...」
「...なら、俺の傘に入っていく?」
「は、はぁ///!?」
「濡れると風邪引くよ?」
「ぅぐっ...じ、じゃあ...い、入れて...くれ...///」
「ふふ、りょーかい♪」

...この時だけは、傘を忘れて
少し良かったと感じてしまった。

#相合傘
333作目

一周年記念まで...あと31日

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