『相合傘』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
相合傘ってしたことある?
一度は憧れちゃうよね〜♡
私はしたことないけど、いつか絶対やりたい!
相合傘…それは、少女漫画とかでよくある、両想いの人達や、カップルがよくやる行為だ…女の子なら、誰もが憧れる相合傘…私も彼と時々相合傘をする。ホントは、デート中で、雨降りの時は、毎回して欲しいけど…でも確かに、彼の言う通りで、どっちかが濡れて、風邪引きました、じゃ、シャレにならないからね…今日も明日も明後日も、彼への好きが増してく♡私の元からこれからもずっと離れないでね♡改めてこれからも宜しくね、My Darling♡
花影に隠れた一枚の葉っぱの下に、コロポックルがふたりいる。
雨をしのぐそれは、相合傘のよう。
「雨がやんだら帰るの?」と、ひとりが聞く。
「うん」と、もうひとりが答える。
「止まない雨があればいいのにな」
ふたりの手が触れ合うか合わないか、雨が止んだらわかるのに。
帰ろっと思ったら雨が降ってきた。
恋人と2人で同じ傘をさして歩いた時のことを思い出した。
あぁ、なんであの時別れたんだろ。
だって俺は、
お前と別れた日
死のうと思ってたから…
俺は涙を堪えた。
あの日俺は、理不尽にキレて
無理やり突き放したのに。
別れた後に後悔しても遅いのは知ってる。
でもあいつがいないと耐えられなくて、
やっぱり、むりだ…
おれは元カレに電話した。
もしもし、いきなりごめんな
ん?どーした
おれ、お前とよりもどしたい。
…
ごめん、俺が悪いってわかってるけど、耐えられない
俺さ、本当は知ってたんだ。
お前俺と付き合って、からかわれんのが辛かったんだろ。
いいのかよ。
またいじられる…
それでもいい。
おれ、1回死ぬつもりで屋上行ったんだ。
その時に、お前から電話来るから、
おう。
お前わかりやすいんだよ。
そっかー
今から行く
家で待ってろよ
おれは雨の中恋人の家に向かって無意識に歩き出していた。
「家で待ってろっていったじゃねーか笑」
2人で傘をさして家まで帰った。
好きな人と親友の相合傘が黒板に書かれていた。
教室内が温まっていく中、気温が下がっていくのを感じる。
そして間も無くして、その好きな人と親友は付き合うことになった。
私の方が先に好きだったのに。
私の方がもっと大切にできるのに。
そんな気持ちが膨らんでいく。
でもそんな私を置いて、二人は幸せそうに前へ進んでいく。
それが許せなかった。
だから殺したの。
…ごめんなさい。
今日が雨だったら良かったのに。
雨だったら久々にあの人と話せたのに。
「今日、傘忘れてきちゃって……」って、会話のネタができるのに。
眠い午後の授業中、
自分はひっそりとため息をついた。
〜相合傘〜
きゅん、とする相合傘。
君と相合傘。
肩が濡れる相合傘。
「 思ったより降ってるな ……… 」
店の入口に立ち尽くす2人 。
「 ほんまやね 、 ここまで降るなんて
思っとらんかったわぁ 。 」
2人して屋根の下から 、 降り注ぐ雨水を
ただ呆然と見つめる 。
出かける前は降っていなかったからと安心を
していたのだけれど 、 ここまで降るなんて 。
「 参ったな 、 一応折りたたみ傘は持っては
いるが ……… 1本じゃあどちらかが濡れて
帰らないといけないことになってしまう 。 」
右手に握りしめられた折りたたみ傘を見つめる 。
やはり止むまで待つしか 、 と彼女の口が零す 。
「 ん ? 待たんでもええんちゃうの 、 だって
1本に俺らが入ったらいいんやもん 。 」
彼が指をさした傘を 、 再び見つめた 。
「 …… そうか 、 その手があったのか 。 」
そんな彼女の声を聞き 、 彼は
拍子抜けた様な表情を見せた 。
「 柘榴ちゃんそれ 、 ほんまに言ってるん ?
俺冗談のつもりやったんやけど …… 」
「 だって雨が止むまでここにいるのは迷惑に
なってしまう 、 それに晴も早くアジトに
帰りたいだろう ? 」
彼としては 、 例え迷惑でも止むまでここに
いたって良いと思っていたのだけれど 。
まぁ彼女との相合傘も 、 嫌じゃない 。
「 …… そうやね 、 そしたら風邪引く前に
はよ帰ろか 。 傘俺が持つわ 。 」
何処か楽しそうに表情を綻ばせる彼 、
何処か照れた様子の彼女 。
広げられた傘の中で幸せを滲ませながら
2人は歩いていくのだった 。
- 相合傘
お題:相合傘
通り雨がカフェの窓を叩いている。帰る頃には止むだろうと彼と話してジュースを飲んでいたが、雨は強くなる一方だった。取り敢えず外に出たものの、傘もなく濡れて帰るのも嫌でただぼんやり屋根の下雨宿りをしていた。
パッと手首を掴まれ引っ張られ、勢いで走り出した。二人、雨の中に躍り出る。
こういうとき、さっと傘を差し出したり買いに行ったりするような人の方が誠実な人だろうし、そういう人の方がいいだろうに。
「一緒に濡れて帰ろ」
そう笑って手を引く人のほうが魅力的に見えてしまうのは、何の魔法だろうか。
カフェの窓から見える曇り空を見て、ふとびしょ濡れになったあの日のことを思い出した。つい1週間前の出来事なのに遥か昔のことに思える。傷心気味にポソッと雨の日のことを友人に話した。
「魔法……って、アンタそのせいでいっつもクズ男に引っかかってんのよ。歴代彼氏クズ男の自覚はあるの?」
「別れた後には気づいてますしありますよぉ……」
憂鬱な気持ちを混ぜるようにストローをいじる。溜息も止まらない。いじけているのも今だけで、どうせ私は数日もすればまた新しい彼氏を作る。みんな私のことを都合のいい女扱いをしていると気づいていても何故かやめられない。
「アイス全部混ぜんの? もうほとんどコーヒーと混ざってるけど」
「あー……いいやべつに。アイスひとくちください」
「これアタシのなんだけど」
文句を言いながらいつも半分もくれる。彼女はとても面倒みが良くて、お姉さんみたいで、頼りがいもあって、わんこ系の男の子と相性が良さそうだ。私は一体誰と相性がいいんだろう。
「私はどんなタイプと相性いいのかなあ」
「もっとしっかりした人ね」
「しっかりした人は私の相手なんてしませんよ」
「馬鹿だから?」
「んーーあーそうですよ! 阿呆な私の相手なんて、賢くてしっかりしてて誠実で優しくて私のこといつも気にかけてくれて頼りがいがあって賢くて誠実で浮気しない一途な人なんてぇ」
「はい、はい、そうだねえ、賢くて賢い人ね」
こうやってティッシュを渡して背を撫でてくれて、かといってベタベタし過ぎない。ずっと引っ付いているのも好きだが、彼女のような人と一緒にいるのが一番居心地が良い。気がする。私のことをよく知ってくれている人がいて、体温ではない手のぬくもりを感じられている今の自分は最高に幸せだ。
「ほら、なんか雨降りそうだしそろそろ帰るよ」
「……はぁ〜い。いつもありがとうございます……あなたがいないと私生きていけませぇん」
「恋愛やめればいいと思うんだけどなぁ。すぐ付き合ってすぐ別れて、もう別れるために付き合ってるようなもんじゃない」
妙に、どうも、しっくりきた。もしや私は、本当に別れるために付き合っていたりして。
「うわ、雨降ってきた。アンタ傘……はいつも持ってないか」
外に出たタイミングでちょうど雨が降り始めた。私は天気にまで好かれていないらしい。
「いいよ、濡れて帰る」
「もー。自暴自棄にならないことね」
はい、と傾けられた傘。
傘、半分こ。私を入れてくれる。突然腕を掴んで走り出したりもしない。きっとこの間みたいに風邪も引かない。天気に嫌われている? ちがう。今日は違う。
「濡れるからもっとこっち寄ってね」
あ、あ。『もう別れるために付き合ってるようなもんじゃない』。
「私」
そうだ。
「どうしたの、忘れ物?」
「あなたに慰めてもらいたくて」
無意識に立ち止まっていた。みるみる目が見開いていく感覚がする。あなたがまるで鏡みたいだ。
「あなたに背を撫でてもらえるのが嬉しくて。だから、きっと、すぐ別れるんだ」
世界から切り離された傘の下。相合傘の行く末は。
まさか久しぶりに入った時の題材が
『相合傘』だなんて…
今日は遇う気がしてたの
ここ歩いてたら
同じところに居られる最後の日
引寄せ合うって
やっぱりね、
本当に遇っちゃった
やっぱりね、
知っちゃった
相合傘…
相合傘をした二人は、窮屈そうで、でも幸せそうで。不思議としか思えない光景が、何処かお伽噺のように見えたことを覚えている。
相合傘
雨が降ると幸せそうな恋人たちが相合傘をさしているのを見る。彼らはこんなことを考えないであろうが、僕は考えてしまう。“きっと雨が降ったことに感謝しているに違いない”と。僕ときたら雨が降ったおかげで、酷いことになってしまった。日がさすと影が出来る。明るい僕と暗い影。1つの出来事が人生に明暗を与えることがある。あの時の明るい僕は何処へ行ってしまったのであろうか?今の僕はあの時の影のようだ。そうだ、忘れていた昔の仲間たち。昔の仲間たちに会えてとても嬉しい。昔のように明るくはなれないが、影もそれほど暗くはない。ほどよく温かくて昔のような酷暑でないのが嬉しい。
雨の日、自分の傘を隠して入るあの子の傘。
『傘あるじゃん!w』
『差すのめんどいもーんw』
この会話がとてつもなく好き。
『相合傘』
『相合傘』
相合傘をしている、彼女たちの薬指には不揃いの指輪。
「最近旦那が…」なんて愚痴りながら楽しそうに話す。
互いの目を見て、見つめ合って、
まるで恋する乙女のように頬を赤らめては微笑む。
夫と話している時よりもキラキラとした目。
夫と出かける時よりも気合の入った装い。
果たしてそれは偶々だろうか。
彼女たちはあくまでも友人同士である。
やったことは、ない。うそ、仕方なく旦那と。でも、それは、あいあいがさではない。なぜなら、、たのしんでない。そもそも、かさは、嫌い。
私はもう、精も根も尽き果ててしまった。
友人だと思っていた、仲間だと思っていた人間達は、自身の利益のために友情に背を向けて裏切った。
信頼していた相手に背後から刀で切られたかのような衝撃と絶望感が私を蝕む。
今まで築き上げてきた、共に過ごしてきた時間は何だったのだろう。
友情とは、愛情とは、一体何なのだろうか。
まるで自らの尾を喰らうウロボロスのように、終わりない思考が、頭の中を何度も何度も廻っている。
もういっその事、楽になれたら、どんなに良い事か。
うだるような暑さ。
汗が首筋を伝っていくのを感じる。
タオル忘れたの痛すぎ、最悪〜
なんて思いながら信号待ちしてると、不意に陽が遮られた。
入ってく?
振り返ると見知った顔が日傘をこっちに傾けながら、
おはよぉ今日あっちーねー
と隣に並ぶ。
まさか、お天道様カンカン照りで相合傘するとは……
今日の帰りにアイス奢ることを心に決めて、好意に甘えることにした。
相合傘
#54 相合傘
#36の続き
「少し早かったか」
彼の言葉を借りれば、梅雨のイメージを一致させるための散歩。
しとしと降っているが風はないので、自分で傘を差していれば濡れずに済む。
しかし私たちは、ほんのり湿り気を帯びながら歩いている。
彼の声が、とても近い。耳からというより、体を直接伝わって聞こえているような気がする。
「ううん、私が緊張しちゃっただけ」
意識して、歩く速度を緩めた。
私が手を掛けている彼の腕は、びくともせず、
したがって傘も揺れない。
いつもなら、それぞれの傘を差して歩いている。
だけど、たまに彼は開いた傘の下に私を招く。そして、その時は絶対に普段のより大きな傘を使う。
今日みたいに大きい傘を出すぞと宣言するときもあるけど、しれっと持っている時の方が多い。
傘の違いが分かりやすいから私はすぐ気づくし、彼も私が気づいていることに気づいていると思う。
でも彼は律儀に私を呼ぶ。
何も言わずにスッと入ってしまえば、
きっと意識しないでいられるのに。
毎回ドキドキしてしまうのは、そのせいだ。
「着いたぞ」
落ち着かず、ふらふらと彷徨っていた視線を前方に向けると、いつの間にか紫陽花がずらっと並んで植えてある通りに出ていた。
街灯にしては低く、ヘンゼルの目印にしては目立ちすぎ、イルミネーションにしては控えめ。
パッと目に入ってくる様々な青。
色づく前の黄緑や白も多い。
「こちらも早かったか」
「ううん、そんなことない。きれいだよ」
「そうか。このまま少し歩こう」
そう言って彼は、止めていた歩みを進め始めた。
ゆっくり色彩が移り変わっていく。
濃い青、薄い青、紫がかってピンクまで。
「こうして歩くと、バージンロードみたいだな」
「ふあ!?」
驚いて彼を見ると、ごく至近距離で彼の瞳とかち合った。
「嫌か?」
彼の目を見ているうちに、彼の傘を持つ手に強く力が入っていることが、彼の腕に掛けたままの自分の手を通じて伝わってきた。
「いやじゃ、ないです」
同じ傘の下、雨の音が私たちを世界から切り離してしまったような気がする。
あれ、何を、見に来たんだっけ。
距離の近さにボヤけ始めた瞳を見ながら、
そんなことを思った。
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休まず書いて2ヶ月弱。書いてて楽しいのですが、マンネリ感も出てきたので、ここらでひと休みしようかと思います。
私の中で、雑学男子の彼女が同一人物にしか見えない件は解決しませんでした。似た人か、パラレルか、昔と今か。
では、いずれまた。
相合傘
滅多には見かけないね
興味ないだけかもしれない
特にどうとも思わない
どうゆう関係かによるね
別に特別なことではないから
隣を歩いていて
同じ空間にいることは
私達は共有しているわけです
地球にいて
時間を過ごしている
あちらこちらに区切りがあって
それぞれが歩んでいる
同じ死に向かうただそれだけの道を
外にいけばいくほど
同じようなものだけど
内ではやっぱり違うわけです
近い外から見るか
その相合傘の内から見るか
もっと遠くから外として見るか
ただの集合体として捉えるのかで
様子は違うから
その時々で同じでも違うわけなんですよ
その時々に思った場所から言うわけ
浪漫に溢れれることだと
当事者か近いしい者か物語あたりで
私には無関係だなって思う
いつかまた私が相合傘を見かけたら
どう思い考えるのか解らない
でもきっと同じ文章にはならないと思う
相合傘は憧れかも
相合傘と言えば甘酸っぱい恋愛
私は恋愛とは程遠いから
少し羨ましいの
男女で相合傘してると
からかわれて嫌とか
そういうのでさえ羨ましいの
そんなに仲が良い
男友達とかできなかったし
だから
可愛くて
男の子たちとも仲が良くて
話題の中心にいるような女の子は
苦手って思うことも多いけど
憧れてる部分も大きいな