どっかの若者

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帰ろっと思ったら雨が降ってきた。
恋人と2人で同じ傘をさして歩いた時のことを思い出した。

あぁ、なんであの時別れたんだろ。

だって俺は、




お前と別れた日

死のうと思ってたから…


俺は涙を堪えた。

あの日俺は、理不尽にキレて
無理やり突き放したのに。


別れた後に後悔しても遅いのは知ってる。
でもあいつがいないと耐えられなくて、

やっぱり、むりだ…

おれは元カレに電話した。
もしもし、いきなりごめんな

ん?どーした
おれ、お前とよりもどしたい。



ごめん、俺が悪いってわかってるけど、耐えられない

俺さ、本当は知ってたんだ。
お前俺と付き合って、からかわれんのが辛かったんだろ。
いいのかよ。
またいじられる…

それでもいい。
おれ、1回死ぬつもりで屋上行ったんだ。
その時に、お前から電話来るから、

おう。
お前わかりやすいんだよ。

そっかー

今から行く
家で待ってろよ






おれは雨の中恋人の家に向かって無意識に歩き出していた。





「家で待ってろっていったじゃねーか笑」


2人で傘をさして家まで帰った。


6/19/2023, 9:57:44 PM