相合傘』の作文集

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相合傘』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/19/2023, 10:07:01 AM

人がふたり。傘はひとつ。
「入れよ」と言われて、おとなしく傘に入った。
 歩調を合わせて歩く。
「…………」
 いつもなら。いつもなら、そう。オレがペラペラ喋るんだけど。
 なんでか、何も言えないでいる。
 そのまま、オレの家に着いて、ようやく口を開いた。
「上がってけ」と。
 素直に提案を呑むおまえの右肩が濡れていて、オレは、堪らない気持ちになった。

6/20/2022, 10:09:36 AM

『帰り道』


仕事が終わって 会社を出た時は
まだ 曇り空だったのに
最寄りの駅に着いた頃には
しっとりと 雨が降っていた

朝の天気予報で
夜から 雨だと 言っていたから
傘は ちゃんと持って来た

駅を出て ちょうど歩き始めた時
彼から 電話がきた

『もしもし?』
「お疲れ様」
『おつかれ 今……駅でしょ?』
「どうしてわかるの?」
『なんとなくね』

彼が ふふっと笑う
私は彼の ちょっと笑う この声が 好きだ

『今日は 少し疲れた』
「あれ そうなんだ 体調大丈夫?」
『うーん あんまり』
「そっか……無理しないでね」

私は 傘をさしながら ゆっくりと歩く

「なんか ごめんね 何も出来なくて」
『大丈夫だよ』
「私に出来ること 何かある?」
『こうやって繋がっていてくれるだけで 充分だよ』
「……私も ずっと繋がっていたいよ」

彼の事 好きなんだけど
「好き」だけですませたくない
大切で 必要で ホントにホントに……

私は 言葉に詰まってしまった

『ねぇ?』
「……なに?」
『こっちもさ 今 帰りなんだ』
「そうなんだね」
『雨 降ってる?』
「うん」
『こっちも雨だよ ねぇ今 傘さしてるでしょ?』
「もちろん」
『遠隔 相合傘 ってところかな?』

彼がまた ふふっと笑う

「……面白くなーいー!」
『そう?』

でも ちょっとだけ あなたが隣に居るみたい

『家に着くまで もう少し 話せる?』
「もちろん」
『……会いたいね』
「うん……会いたい」

会えない時間は
愛おしさを 育ててくれる

「明日も 雨だといいな」
『どうして?』
「相合傘 したいから」
『そっか でも……』
「なに?」

『晴れたら 手を繋ごうよ』

「……うん!」


大切な人 大切な人
どうか ずっと ずーっと
あなたと繋がっていられますように

6/20/2022, 9:24:48 AM

相合傘

相合傘一緒にいる人を守ってくれる

相合傘みたいに家族や職員さんや利用者さんを守りたい

相合傘は私のヒーローだ

私は相合傘みたいなヒーローになりたい

ヒーローでも悪いことしちゃう

濡れてたり破れたりしちゃう事だ

そう言うヒーローはカッコ悪でもそう言うヒーローは疲れてたり病んだらしてそんなことになっちゃう


普通の優しいヒーローになってみたい

yui

6/20/2022, 9:24:47 AM

相合傘、濡れている方が惚れている。

#相合傘

6/20/2022, 9:22:16 AM

「相合傘」

貴方とした相合傘

貴方としたい相合傘

6/20/2022, 8:32:14 AM

「なぁ、傘入れてや。マンション同じやし」

そう言って傘の中に滑り込んできた私の幼馴染。

「は、はぁ!?い、嫌やて男女で相合傘なんて!変な噂立ったら困るし…!」

嫌やと言いながらもちょっと申し訳なくなってきて、傘を彼に少し、傾ける。

「はぁ?男女?誰もお前のこと女と見てないで。やから安心して。」

さらっとオトメに向かって爆弾発言する彼。むすっとして私は傘を自分の方に傾け直した。

「あっ、ちょっと!すまんて!悪かったって!」

「調子ええんやから、あんたは。」

そう言って私はもう一度彼に傾け直してやる。

「あぁ、別にええよそこまでせんでも、ほら、お前の方に傾けとけよ、女の子なんやから。」

彼は私の手……まぁ正確には傘の持ち手の部分を掴んでぐいっと私の方に傾けた。

「な…何や、さっきの発言と矛盾してるやんけ 。」

顔が赤くなっていくことを実感しながら私はふいとそっぽを向く。

丸くて小さい、静かな世界に2人きり。

呼吸の音、もしかしたら心臓の音まで聴こえてきてしまうかもしれない狭い空間。

外は雨で冷たいけれどここは何だか暖かい。

覆いかぶせるように掴んできた手はそのまんま。

彼は離す気はないだろう。私も離してほしくない。

狭くて静かな世界に2人きり。

気まずくって、そこにあった小石をこつんと蹴る。

彼と私の肩もこつんとぶつかった。






「相合傘」

6/20/2022, 6:45:12 AM

この小さな折りたたみ傘では、2人は入れないから。
だから、あの子に譲ってあげたの。
貴方が濡れてしまうといけないから。
こんな小さな傘では、私の顔さえ濡らしてしまうから。
前を歩く2人の背中は、いつしか滲んで見えなくなった。

6/20/2022, 6:28:58 AM

「相合傘」
 
 いつもの帰り道の途中 屋根の下で立ち止まっていた君
今にも泣きそうな顔で空を見上げてた 
 「一緒に帰ろう」と差し出した傘の下で他愛もない話をしながら水溜まりをさけては笑ってた 
 僕は君が濡れないように傘をよせて、右肩が冷たいことも気にならない位に今を楽しんでたよ 
 この瞬間がもっと続けばいいなんて願いも叶わず雨はやみ、時々ぶつかっていた肩の距離も少し遠のいたけれど、空にかかった虹を見て「綺麗だね」って一緒に歩みを止めた時間をボクは忘れないよ

6/20/2022, 5:23:26 AM

‐相合傘‐


風に搖れ
落つる凌霄花

熱く乾きし陽射しが
土瀝青を灼く

額を流るる汗
氣怠き午后

汗をかきし冷珈珈琲の
杯氷啼きき


思ふべき
眞夏の十五時


ーーーー

花と日傘で相合傘。

6/20/2022, 4:11:44 AM

雨の日。
学校に行くのさえ嫌になる。
水溜まりに映る暗い顔。
前に歩くのは彼。
貴方の隣にいればこの憂鬱な気持ちも晴れるだろうか。

*相合傘*

6/20/2022, 2:44:44 AM

もう、貴方と一緒にいて何年になるんだっけ。あんなにドキドキしてた昔をすこーし懐かしく思うわ。まさか迎えに来てくれるなんて。『相合傘』して帰りましょ?

2022/06/20

6/20/2022, 12:38:24 AM

素敵。

友達と恋人と相合傘。

6/20/2022, 12:11:29 AM

「相合傘」

肩並べて あなたの鼓動を 感じとり 頬が赤くなる 相合傘





「相合傘 」No.2
共に歩く 照れ隠ししながら 赤らめるその顔が 見られることを恐れて 恋心を隠す相合傘

6/19/2022, 11:22:59 PM

「相合傘」


急に暗くなったと思ったら雨が降り出した。
慌てて家中の窓を閉めると、むわっとした空気の匂いが顔に当たる。夏が近づいてきた匂いだ。

家族は傘を持っているだろうか?父母は車だから大丈夫だけど、弟は下校の途中かもしれない。

「ただいまー」

そんなことを考えているうちに弟の声がした。玄関を見ると、傘を持った弟が立っていた。

「傘持ってたんだ。良かったね…って濡れてるじゃん!」

頭から肩、足下までしっとりと濡れた彼は憮然とした表情で靴を脱いでいる。

「傘持つの下手なの?」

「うるさい。」

私を一言で黙らせると自室へ行ってしまった。
Tシャツが透けている左肩を見ながら、昔は優しくて可愛かったのにと一人思う。

ん…左肩…そういえば左側だけ濡れていたな?

「ああ…誰かを入れてあげたのか。」

小さな声で呟く。
相手が雨に当たらないように、でも体が当たらないように、左肩を犠牲にしたのだろう。

いつまでも優しくて可愛い弟。

通り雨だったようで、雨の音はいつの間にか聞こえなくなっていた。

6/19/2022, 10:12:42 PM

「相合傘」

今日は雨だ。
僕は傘をさそうとする。
でも、虚ろな目をして空を見上げてる君が見えた。
僕はゆっくりと近づいた。
そして「君」にゆっくり、傘を差し出した。
君は、何も言わずに傘を手に取った。
「二人で帰ろう。」
君はそう言った。
弱い雨が降る中、傘の中は二人きり。
下校の道には「二人」以外誰もいない。
これが「相合傘」ってやつ?

6/19/2022, 8:18:17 PM

『相合傘』

私を濡らさないように傘をさしてくれるから
あなたはびしょ濡れ
目的地に着いて
「何やってんのよ」と
拭きながら言うと
「なんでこんなに濡れてるんだろう」って。
ありがとう。心、あったかくなっちゃった😊

6/19/2022, 4:01:58 PM

相合傘
したいなぁ。あの子と

6/19/2022, 3:35:55 PM

君としたかったな。

大好きなあなたがそばにいるだけで私は幸せになれる。

どうか、もう一度。

6/19/2022, 3:33:27 PM

人混みは苦手。流れを見て歩かないと、上手く進めない。手を引いてくれる人がいるうちは、そんなこと全然考えなくてよかったのに。

友達に見られたら恥ずかしいからって、手をつなぐのをやめたのはいつだったっけ。

「うわ、ほんとに降ってる」

駅の外は雨だった。出掛けにママが今日は降りそうだからと言うので信じてみたけど、なかなか降らないから持って出たことを後悔し始めていたところだった。やっぱり信じて良かった。さすがママ。

傘を開こうと留め具を外すと、真横に人が並ぶ。何だか妙に距離感近いなぁ、と思ってちらりと視線をやると、ばっちり目が合った。

「パパ!」
「助かった〜、パパ傘持ってないんだよ」

なんて言いながら嬉しそうな顔。

「ママに言われなかった?」
「朝は晴れてたし、降らないと思って」
「あーあ。ママを信じればよかったのに」
「そうだな〜。でもほら、可愛い娘がちゃんとママを信じて傘持ってたから大丈夫!」

そう言って何故か誇らしそうに親指を立てる。

「あ、でも……学校のお友達に見られたら嫌?」

ほんの少ししゅんとして見えるその姿は、なんだか私より子供みたいに見えた。

「さすがにパパだけ濡れて帰れとは言わないよ。今日は父の日だし、特別ね」
「良かった〜!父の日最高!」

何年振りかに肩を並べて歩く帰り道。懐かしくてくすぐったい。たまにはこんな日も悪くないかな。


〉相合傘 22.6.19

6/19/2022, 2:46:11 PM

この間、仕事終わったあとたかと連絡取れんかったから、先に家に帰った。
たかが保谷に着いた頃、雨が降ってきた。
傘2本持ってけば良かったのに、何故か一本だけ持って家を飛び出して、走ってたかを迎えに行った。

しおみって本当にたか好きなんやなぁって思った。
相合傘の思い出。

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