「相合傘」
いつもの帰り道の途中 屋根の下で立ち止まっていた君
今にも泣きそうな顔で空を見上げてた
「一緒に帰ろう」と差し出した傘の下で他愛もない話をしながら水溜まりをさけては笑ってた
僕は君が濡れないように傘をよせて、右肩が冷たいことも気にならない位に今を楽しんでたよ
この瞬間がもっと続けばいいなんて願いも叶わず雨はやみ、時々ぶつかっていた肩の距離も少し遠のいたけれど、空にかかった虹を見て「綺麗だね」って一緒に歩みを止めた時間をボクは忘れないよ
6/20/2022, 6:28:58 AM