『病室』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
〚病室〛
3年前と6年前の話。自分と亡くなった家族のこと。
良かったら是非読んで下さい。
6年前に自分が学校に入学する前。
おじいちゃんは倒れてしまった。
貴方との想い出は10年も無く終了。
貴方から貰ったプレゼントや想い出。
家族の中にはその想い出を覚えてない人もいる。
自分ははっきり覚えているよ。
でも、初めての病院で親に連れられておじいちゃんが救急搬送された時。
恐かった、何かしてしまったのかと想った。
でも数ヶ月後に大好きなおじいちゃんは空へ飛びだってしまった。
初めての御葬式で、多くの親戚が集まり。
貴方のいる大きな箱にお花をいれる。
自分も綺麗なお花をいれた、手紙をいれた。
おじいちゃんが亡くなって、当時はおばあちゃん。
凄く悲しんでいたよね。
でもあの時、自分も凄く悲しかったよ。
それで3年がすぎた頃。
貴方は体が動かなくなったのかな?
病院のベッドに寝そべった貴方をしっかりと見えなかった。
御母さんのお兄さんが、貴方が亡くなった頃の3日前くらい。
その時に貴方からお兄さんへ電話をかけたそうで。
その時の話も覚えてます。
貴方はピアノが置いてあり、使われなくなった素敵な暖炉がある部屋で寝ていたね。
綺麗な肌と綺麗なお洋服。
貴方が亡くなったのを知った時。
自分は言葉が出なかった、真実を知りたくなかった。
でも貴方は自分にさよならの言葉を言う前におじいちゃんと同じ空に行ったね。
貴方の入った大きな箱には、おじいちゃんの写真と自分の描いた絵と綺麗なお花がいれられた。
貴方との想い出のオルゴール。
今でも大切な宝物です。
-おじいちゃんとおばあちゃんへ-
また貴方達に会いたいと想っています。
今でも、貴方達が亡くなった日の事を覚えてます。
一緒にいた想い出もね。
おじいちゃんから読んで貰った大好きな絵本。
今はもう、ないけど。
今度大好きな絵本を買おうと想います。
でも大切になったのは全て貴方のおかげです。
貴方の素敵な声と素敵な心を持つ貴方が大好き。
会いたいと想っていても会えるのは夢の中。
でも、現実で会えてるの知ってるよ。
見てる?大好きなおじいちゃん。
自分、毎日頑張ってる。
本当は苦手な学校も本当は好きではない友達関係。
好きだけどやっぱ難しい。
おばあちゃんはいつもおやつ出してくれたね。
初めて食べたキウイ、美味しかった。
大好きだよ、おばあちゃん。
また会いたいと想っていても。
会えてるのは知ってる。
見えてないだけでどこかにいるんでしょ?
支えてくれてるのも分かってる。
大好きなお二人は今でも自分の家族の宝物。
いつも、ありがとう。
大好きだよ。
「病室」
9年前のXmasの時期
入院した
大きいツリーの前で
泣きながら晩ごはんを食べた
私以上に辛くて悲しくて
寂しかった息子
毎日「帰ってきて…」と電話で泣いた
あの頃の事を思い出すと
今でも涙が溢れてくる
病室に飾ってあったクリスマスの工作…
今もベッドの所に飾ってあるよ
″早くなおして、帰って来てね″
のメッセージ。
みんなの為にも
早く病気治さないとね!!
「この病室からはね、春になると桜が見えるんだよ」
そう教えてくれたお医者さんは、その次の日に死んだ。
「亡くなった原因、分からないままなの」
お医者さんについて聞いたときに看護師さんはそう教えてくれた。その看護師さんも次の日に死んだ。
「なんか、この病院呪われてそうだよね」
別の看護師さんは、不安そうにそう言った。そう言った看護師さんも、その次の日に死んだ。
病院が呪われてるんじゃない。私が病院を呪っているのだ。
私の母は、この病院の中で死んだ。母は癌を患っていて、ここで手術を受けた。でも病院側のミスで、手術は大失敗に終わり、母は亡くなった。
その仇をとるため、私は人を呪う力を手に入れた。
ここで働いている人は全員呪い殺す。
全員殺せるまで、私がこの病院を去ることはない。
私は今、
無表情で晩飯を食べようとしている。
私はこれを、
病的で異常なことだと感じている。
だがふと思う。
精根尽きたような顔をして晩酌する親父殿は、ごまんといるのではないかと。
そうならば、この人たちを少しでも表情豊かにすることも可能なのかもしれない。
同じ様相を辿る私の力で、
もしかするとできるのかもしれない。
それに試みれたら
この世界は楽しい世界になりそうで
無表情ながら心躍り
微かに頬が柔らんだ。
病室から見える花火。
去年とは違って、なんだか悲しくて、胸が苦しい。
去年、君と見た時、
「もう私とは見れないと思った方がいいよ。」
そんなふうに言ってしまった。
余命3ヶ月。
突然逝ってしまうより、きっとマシだと思ってた。
それで、君は悲しそうな顔で言ったんだ。
「どんな理由があっても、そんなこと言わないで。
来年も絶対見れるよ、ね?」
その2日後、君は突然旅立ってしまった。
私が余命宣告されたことも、お別れも言えず。
結局1年経っても君の元へは行けなかった。
ねぇ、来年は2人で見られるかな。
空から花火見てみたいな。
来年の花火はきっと、今年よりきれいだから。
病室
私には…
非日常で…
天国、楽しい、優しい、
助かる、眠れる、休める、暇な
場所でした。
旅行に行きたいなぁ
彼女は病室で呟いた。
僕はそれを聞き逃さず、どこに行きたいの?と
尋ねた。
んー沖縄とか??
…良いと思うけどなんで?
今、夏だし…泳ぎたくない?
それに2人で色々な物作ったり、体験とか
やってみたり…めっちゃ楽しそうじゃん?
相変わらず元気はあるね笑
うるさいなぁ、じゃあ決まり!
退院したら2人で沖縄にいこう!
分かったよ笑
あー… もう時間だ 僕帰るね
うん!またねー
次の日もそのまた次の日も僕は彼女の病室を訪れる
そしていつも同じ話題、同じ内容の話をする
いつか君と旅行に行ける日は来るのかな。
今日もまた君の病室に訪れて君は言う
旅行に行きたいなぁ
【病室】
白く無機質な部屋でベッドに横たわる君は、なんだかいつもより小さく見えた。このまま消えてしまいそうで、私は怖くて仕方がなかった。
「大袈裟。ただの過労だって」
君はそう言って力なく笑った。
「だから無理するなって言ったじゃん」
そうだね、あはは、じゃないよ。すごく心配したのに。
「君にはブレーキが無いの? 止まらなきゃいけない所で更にアクセルを踏み込むから倒れたりするんだよ」
「反省してるってば」
「その反省は信用できない」
どうせ、喉元を過ぎたらすぐにまた無理をするだろう。
「つい、期待に応えようとしちゃうんだよ。人に頼むより自分でやった方が早いし……」
手を抜けない完璧主義に、それを支えてしまえる能力の高さ。ただ体力の無さだけが君の欠けた所。
きっと、そんな風に思っているだろう。周りも、君自身も。でも私に言わせれば、自己管理ができていないだけ。
「君に必要なのは『重石』だよ。もし身体が丈夫になっても、絶対、それを上回る無茶をするでしょう? ペットでも飼ったら? 世話をしなきゃいけないと思えば倒れるわけにはいかなくなるし」
「どうせなら、ペットじゃなくて、あなたの世話をしたいな」
一瞬、何を言われたかわからなかった。
「隣で見張っていて。無理をしそうなら止めて。ずっと一緒に居てくれたらいいじゃない?」
君は私を見ていたずらっぽく笑った。
それが君なりのプロポーズなのだと気が付いて、しっかり空調が効いた病室が、一気に暑くなった気がした。
病室
今私がいる場所だね~。
ただ檻でしかないよ、なんか最近、YouTubeで
『可哀想な私が好き』とか『病気とか同情の目を向けられるのが私のファッション』とか
出てきてさこっちからしたらただの身の程知らず
そんなにいうなら交換してよ。ってそう思って
仕方がない。
外で走り回ったり、友達とあそんだり、
学校に通えたり、日常を過ごせるくせに
そんな事、言わないでよ。
病みアピールとか一番腹が立つ。
周りに同情の目を向けられて背徳感を
感じられるその価値観が羨ましい。
今まで、一度だけ、入院したことがある。あぁ、でも、1日とかなら何回かある。給食食べてたら蕁麻疹ができたり、、、でも、それくらいかも。
ただ、1回、心臓の病気で2ヶ月くらい入院した。その時は最初は1つの部屋がカーテンで区切られてて、最後らへんは自分だけの部屋があって、快適になったのを覚えている。ただ、体温も40度とかになって、割と辛かった。でも、何より辛かったのが、めっちゃ暇。病室には、本も置いてないし、、、
悪いことばっかりだった訳じゃあない。例えば、僕が「黒子のバスケ」と出会ったのもその病室だ。病室ではあっと驚くような出会いがあるかも。皆さん、気を抜かないように。
病室
8年前に血液の癌、悪性腫瘍リンパ腫になった。
初めは脇の下にしこりができ皮膚科に受診したが、何か分からずに痛みがあったため痛み止めと抗生物質が処方された。そのうち、気持ち悪い日が続き消化器内科で胃カメラを行ったが異常はなかった。でもお腹を触ると胃の近くが硬いためお腹の超音波をやってもらったら脾臓が大きくなっていることが分かり、総合病院を紹介された。総合病院でさまざまなな検査をしてやっと病名がはっきりした。
告知を受けたとき、私はホッとしたのを覚えている。だいたいの人は告知を受けたら「とうして自分が」と思うことが多いと思うが、私はやっと原因が分かったことでホッとすることができた。治療に向かう心の準備ができた瞬間だ。
血液の癌は手術はできないので、抗がん剤を投与することになったが、抗がん剤は外来に通いながら行っていくことが通常だ。ただ、一番初めの抗がん剤は副作用が出ることもあるため入院することになる。
今まで病気らしい病気をしたことかなく入院したこともない。
治療について医師に説明を受け、家族が帰ったあと1人になる病室はなんとも寂しいものだ。
病室から見る夕焼けはさらに寂しさがつのる。でも、まだ死ぬわけにはいかない。
幸い私は、抗がん剤の副作用が強くなく
髪の毛が抜けたのと少し気持ち悪いのが長く続いたくらいだった。
あれから8年たったが、今は元気に生活し仕事にも行っている。
あの時病室から見た夕焼けは低い雲がかかり綺麗だったが、私の不安な気持ちをはらみ物悲しさが募った。忘れられない夕焼けだ。
「病室」
私の友人は心臓が悪いから入院してたんだけど、たくさん辛い事が重なっちゃって。
泣きはしなかった。でも受け入れたくなかった。
後悔した。もっと話せてれば良かったなぁって思った。
虚しいね。
病室
真っ白な天井 真っ白なシーツに囲まれた
ベッド 細い点滴のパックのチューブに
繋がれた君の腕その点滴のパックを
車輪で、引きながら病室を出て
病院内を歩き回る君 この建物の中が
君の世界 他の入院患者さんが居る
休憩スペースで 楽しそうに
お喋りをする君 人と接する機会も
この病院内の中だけ
だけどこの狭い世界で君はいつだって
誇らしげに笑ってる。
君が居るだけで周りの患者さん達も
元気がもらえる様につられて笑う
看護師さんや君の担当の先生も君を
眩しそうに見て笑う
だから君が居なくなった病室は、
灯が消えた様に静かだ
君の死をたくさんの人が惜しんでくれた
泣いてくれた。
もちろん僕もその一人だよ!!
さよならは言わない
きっと生まれ変わった君がまたたくさんの
人を笑顔にしていると想像できるから
君は、この病院内の太陽で アイドルだった。
たくさんの笑顔をくれた君へ
ありがとう 僕は、君と出会えて
心から幸せだったよ....
だから また絶対何処かで会おうね!!
【病室】
夜の病室。
私は窓を開ける。
ふわっと風が吹く。
静かな綺麗な空気が病室に入ってくる。
この時間が私の好きな時間。
久しぶり! 広樹です✨
ちょっと 長いこと ゴタゴタしてて
書く気になれなかった
今日のお題は 病室とのこと
今年の3月まで 病院の清掃をしていた
病室の清掃は はっきりいって 大変だった…
重病の患者さんの病室を清掃するのは
気持ち的に 辛かった
でも 患者さんに ありがとうと
お礼を 言われるのは 嬉しかったな
病室
白くて、静かで、私一人が残された。
ここは、そんな私のことを応援してくれる部屋。
(でもやっぱ、少し痛いや。)
つまらない。
消毒臭かった
【病室】
✂ーーーーーーーーーー✂
先輩、あなたとお別れをして1年が経ちそうです
あなたがいないと生きていけないと思ってた
でも生きちゃってます
意外としぶとく
海外に友達もできて
最推しがいて
クラス1位取っちゃったりして
私あなたがいなくても生きていけるみたい
【鳥籠】
病室から、思い浮かぶ家族の顔兄弟で行った面会。
ママよく手術頑張った。お疲れ様。
ベッドの傍らに、小さいながら袖机がある。
一番上の引き出しには、文箱やら雑記帳やら、身の回りのものが入れてあるが、二段目は手紙の束で溢れそうになっている。
丁寧に折りたたまれて封筒に入っているものもあれば、破きとったらくがき帳をなんとか四つ折りにしたものもある。ほかにも、松ぼっくり、シロツメクサの葉の押し花、ひまわりの種、小さくなった鉛筆なんてのもあった。
今日届いたのは、丁寧に折りたたまれてる部類の手紙だ。
ちょっと不思議な近況が、きれいな文字でつづられていた。
「あのね、今日ねー……」
楽しそうに話す声が今にも聞こえてくるようだ。
一番上の引き出しから、便箋とペンを取り出し、こちらも話しかけるように書き出す。
食事に何が出たとか、相部屋のだれだれがどうしたとか、それも特段なければ、思い出話くらいしか書くことはないけれど。
ずいぶんと薄くなった便箋の冊子に気づいたが、追加の購入を頼むのを躊躇っている。
「今日ねー……」の続きは、直接聞きたい。
『病室』
𖤐·̩͙ 病室
ザーザーという雨の音で目が覚めた
「…今日は雨か。
じゃあみんな来ないのかな…」
交通事故に逢い入院すること2週間
心優しき友人達はほぼ毎日お見舞いに来てくれる
…だが、雨の日は例外だ
雨の日はきっとみんな外に出たくないんだと思う
「おはようございます気分はどうですか?」
「先生。おはようございます」
「おはようございます。朝食を持って来ましたよ」
病院食は味が薄くて
みんなが持ってきてくれるようなお菓子が恋しくなる
「先生。今日は雨だからみんな来ないかな?」
「どうでしょうか…」
どうやら先生を困らせてしまったようだ
先生は仕事のため一旦病室から出ていった
朝食を食べ終えると
面会を出来る時刻を過ぎた
「………誰も来ないかな…」
するといきなりガラッと病室のドアが開き
「お見舞い!来たよ!」
「え…びしょ濡れじゃん!?なんで来たの?」
「だって〜、会いたかったんだもん。独りじゃ寂しいでしょ?」
「朝食食べ終わりましたか〜?
……お友達ですか?」
「はいっ!」
「と、とにかく、タオル持ってくるので…」
先生はそれだけ言うと病室から出ていった
すぐに病室に戻ってきて
「どうぞ」
「ありがとうございまーす」
「全く〜。こんな雨なのに〜」
「えへへー」
起きた時はなんだか天気も心も雨模様だったけど
友達が来てくれて、心はすっかり晴れた
普段は静かな病室に
笑い声が響いた