病室』の作文集

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病室』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/2/2024, 10:16:24 AM

病室

私は入院している。
個室に入る金はない。
同じ病室の人達には見舞いに来る人がいる。
寂しくはないが、買い物などを頼めるのは羨ましい。
健康と家族や友人の大切さが身に染みる。

8/2/2024, 10:15:14 AM

病室



重い病気にかかった母が

手を伸ばしてきた

気持ち悪いと拒絶したことを

この人は完全に忘れている

気持ち悪いと思った

お前の100倍わたしは優しいからな

冥土の土産につないでやる

8/2/2024, 10:14:49 AM

「***」
彼女は、生きている。
夏の日差しに火照った顔と美しい汗の溢れる額。
内側の繊細さをあらわすように、細い指先。
けれど力強く誇り高く、生きている。

カン、カン、カン。
ガラガラガラ。
入院食を運ぶ人達の姿が見える。廊下を歩いて指定された番号札の病室へ。

消毒の匂いが充満していて塩素の匂いが肺を刺激する。ピッ、ピッ、ピッ――定期的に鳴る電子音と命を繋ぐチューブが並ぶ。
私は眠っている親友を眺めながら本を読む。いつか目を覚ましてくれると信じて。
「またカラオケとか行きたいね」
返事のない彼女に遠い思い出を語る。
カラオケ、ゲームセンター、ファミリーレストラン
喫茶店、水族館や動物園。

今思えば幼い頃からずっと一緒で
隣にいるのが当たり前。

だから疑いもしなかったのだ。
当たり前とは、こんなにも呆気ないものなのか。
彼女が車の方へと向かう時、スローモーションに見えた。今となっては傷跡は嘘のように消えて、彼女のやった偉業すら消えたような……私にとっては、偉業だった。自分の命すら惜しくないと言うように人助けできる勇気も優しさも眩しく見えた。
いつの日か見舞いに持ってきた砂時計は今日もサラサラと落ちていく。元気だった頃の彼女との日常も、この砂時計のように色褪せて落ちていくのか。

まだ鮮明な記憶が失われていくことに恐怖がある。
目の裏に焼き付くゲームセンターの眩しい光の集まりも、カラオケで耳に響く歌声も、ファミリーレストランで有り触れた雑談の内容も、いつかきっと、忘れてしまうのだ。
でも、彼女は……生きている。

8/2/2024, 10:14:16 AM

職場は病室。スーツは入院着。会議室は集中治療室。資料はカルテ。言葉のメスで場を切り開くんだ。

あ、上司からのナースコールが鳴っている。

8/2/2024, 10:13:15 AM

窓の外を眺めると、
太陽が輝いている。
いつになると太陽の下であの人と遊べるかな?

8/2/2024, 10:12:30 AM

病室から今
窓の外を眺めて居る

桃色の雲が空に浮かび
カラスが山に帰るところだ

これからまだ
長い人生が
私にはある…つもりだった

しかし
意外と人生は

思いの外短いらしい

持ってあと半年

そう宣告を受けて
2日目だ

気持ちの整理がつかない

まだ
やりたい事
できずに居る事

そんなこんなが
山ほどあった

まだ

自分のことなのに

受け止めきれない

8/2/2024, 10:12:27 AM

お題:病室

小学生の頃入院して、病室の窓から桜を眺める妄想をよくしていましたわ。

8/2/2024, 10:10:51 AM

「病室」

やらなきゃならない事も全部捨てて、会いに行くよ。
よけいなものはもう、全部削ぎ落として一緒にいるよ。

待ってて。
もう、間違わない。

8/2/2024, 10:10:51 AM

病室


明るく迎え入れてくれるなら
こちらも安心

元気がなさそうなら
少し心配になる

顔を見に行くだけで会話ができないなら
ひたすら話しかける

お別れのために迎えに行くなら
涙が出たり涙さえでなかったり

いろんなパターンの病室

8/2/2024, 10:09:12 AM

病室

寂しい一人の
病室
いきなり
あなたが入ってきて
壁にもたれかけて
あー疲れた
なんて
可愛い光景
あの時から
あたしはあなたを
追いかけていた

なな🐶

2024年8月2日1877

8/2/2024, 10:08:37 AM

白いカーテンに、白い壁
いつもと変わらない風景
窓からは楽しそうに遊ぶ子供の姿
いいなぁ
僕もあんな風に外で遊びたい。
友達とかけっこしたり、
遊び疲れてくたくたになったり

そんな空想を抱きながら今日も眠りにつく

病室/夜凪

8/2/2024, 10:06:42 AM

当たり前がとても幸せなこと。人の温かさに触れたこと。
一輪の花が色をつけてくれたこと。
この世も悪くないなって病室にいた時そう思った。

8/2/2024, 10:06:36 AM

病室で眠っているのは彼女。
植物人間になっちゃったんだってさ。
もう君とは会話は出来ない、もう君とは笑い合えない

–– もう君とは一緒に歩めないんだね ––

8/2/2024, 10:04:59 AM

病室の窓から差し込む薄い光が静かな空間を包んでいた。私の手を握りしめる彼女の目には、涙が光っている。
余命一ヶ月と宣告された彼女は衰弱していく身体を横たえていた。
彼女は思い出を語りかけるが、声は震え、
心の奥底には後悔の影が落ちていた。

「もっと早く気づけばよかった…。もっと早く、あなたを大切にしていれば…」
彼女の声は、切なさに満ちていた。
私は微笑み、かすかな声で言った。
「そんなこと、気にしないで。私たちは十分幸せだった」
しかし、その言葉は彼女の胸にさらに重くのしかかった。

二人の間には、言葉にできない後悔が漂っていた。
もっと時間があれば、もっと愛を伝えられたはずなのに。彼女は私の手を強く握りしめ、心の中で何度も謝罪した。

「ごめんね、愛しているよ」

私の瞳が閉じられ、部屋は再び静寂に包まれた。
その瞬間、彼女の胸には深い後悔が残り続けた。

8/2/2024, 10:04:46 AM

彼女は病室から空を見ていた
彼女は末期のガンでもう治らないらしい
そして余命は2週間だという
私は彼女になにかしたくて
花束をあげることにした
『あげるよ、これ』
我ながら不器用だなと思うが
こうするしか術はなかったのだと言い聞かせる
彼女は嬉しそうに顔を綻ばせた後
「ありがとう、嬉しいわ!」と
涙をポロポロ零していた
『泣かないでよ、!』
女の涙は苦手なんだよ
何をしていいのか分からなくなる
そして涙を止めてあげ、別れた

その翌日に彼女は亡くなった
早い死だった、急にガンが全身を覆ったのだと
焦燥感に駆られ、鬱状態になった私は
精神科に入院した

題 病室

8/2/2024, 10:03:30 AM

【病室】
夜中、
誰かにものを取られるかもしれない。
誰かに殺されるかもしれない。
って思って怖がりながら入院してたけど
全然何事もなく退院できて良かった!

8/2/2024, 10:01:51 AM

病室から見る月はきれい。
いつかここから出られる時。
僕はどこにいるのかな?
あの月の横で優しく笑ってるかな?

8/4/2023, 2:09:17 AM

異世界に迷い込んで早1年。

人喰い花の猛毒を浴びた俺は意識を失い、偶然通りかかった冒険者に助けられて一命は取り留めたのだが、当分の間病室で治療を受ける羽目になった。

「先生、俺はあとどれくらいでよくなりますか」
「うーん、早くてもあと3週間はかかると思いますよ」
「3週間ですか…」
「まあこれに懲りたら、もう二度とあの森には足を踏み入れないことですね。まったく、なぜそんな無茶をしたんですか」

なぜそんな無茶をしたのかと問われれば、あの森に住むと言われているダークエルフに会いたいが為だったなんて、先生の前では口が裂けても言えない。

「ところで先生、いつも世話してくれるゴブリンの女性看護師がいんですけど、替えてもらうことってできますか」
「出来ますけど、何か問題ありましたか」
「いえ…実はゴブリンは苦手で、他の種族の方がいいんですけど」
「残念ですけど、ここの看護師は皆ゴブリン族なんです。みんなとっても働き者ですよ」
「できたら先生みたいなエルフの看護師が来てくれると、病気もすぐに治りそうな気がするんですよ」
「もーしょうがないですね、空いてる時はなるべく私が診療に来るようにします」
「ありがとうございます」
「その分診療代は貰いますよ」

そうして俺はこの過酷な異世界で、幸せな一時を過ごすことができた。
その後、莫大な診療代を払いきれず洞窟の地下炭鉱でゴブリン達と共に強制労働をさせられることなどいざ知らず。

8/3/2023, 4:36:38 PM

〜病室〜

エレベーターを降りて
ナースステーションを通り過ぎた正面の部屋
それが祖母が居る病室だ

引き戸を開けベッドの方へ目をやると
祖母は上体をお越した姿勢で
窓越しの外を眺めていた

向かいの患者さんに軽く会釈をすると
祖母のベッド脇に置かれた椅子に腰掛ける

ありふれた会話を交わした後
お土産のプリンを一緒に食べるため準備をする

スプーンを探していると部屋のどこからか
テレビの音が聞こえる

どうやら歴史上の偉人についての特集のようだ

『偉人』と言う言葉に
過去の苦い経験を思い出す

小学5年生だった私は
『尊敬する偉人は誰』と言う問いかけに
迷わず「おばあちゃん」と答えて
クラス全員から笑われた

当時の私はなぜ笑われているのか分からず
ぎこちない苦笑いを浮かべるのが精一杯だった

友人「何かすごいことをしたの?」
私「ううん…」
友人「有名人なの?」
私「ううん…」
友人「じゃあ偉人じゃないね」

言い返したいのに上手く言葉が見つからず
泣いてしまう始末だった

あの頃を思い出し、思わずクスッと笑ってしまうと
祖母が不思議そうな顔をして私を見ている

手に持ったスプーンを祖母に渡し
2人で一緒にプリンを食べる

ねぇ、おばあちゃん
あなたは私のことすっかり忘れてしまったけど
私の尊敬する偉大な人はおばあちゃんだよ

8/3/2023, 10:16:35 AM

病室
よく、ドラマなどで窓の外を眺めながら
「あの花が散ったら、私はいなくなる」
みたいなことを言う。
僕は病気で入院していて、不安な日々を過ごしていた。
明日死ぬかもと言う恐怖と隣り合わせで押しつぶされそうな中、ふと外を眺めてその言葉を思い出した。
だが、僕の病室の外にはかっこいいことが言えそうな植物は特に無かった。
ちょっと残念に思いながら、自分の死期を自分以外に委ねるのは嫌なので、よかったと思う気持ちもあった。
どうして何の関係もない、たまたまそこにあっただけの植物に自分の命を預けることができるのか。
僕には到底理解できなそうだった。
もう自分の未来に希望がないから植物に未来を託したのだろうか。
どちらにせよ、植物はいずれ枯れるのだから花が散ったり葉が落ちるのは当たり前なのだから、それによって自分の運命を決めるのはどうかと思う。
少なくとも、僕は最後まであきらめずにいたい。

そんなことを楽しそうに語っていたあいつは、あっけなく逝ってしまった。
俺は、そんなあいつの言葉を聞いていたから、花束などは絶対に最期まで持ってこなかった。
あいつにとってはそんなに重い話じゃ無かったのかもしれないけど、ちょっとでも永く生きてもらえる理由になるなら何でもよかった。
あいつの容体が急変したと聞いた時は驚いた。
昨日見舞いに行ったばかりで、元気な印象しかなかったから驚いた。
到着した時は、まだ生きていた。
でも、俺を待っていたかのように、1時間後にすぐ逝ってしまった。元気なあいつしか記憶になかった俺は、あまりにも突然の死を受け入れられなかった。
何かこいつの残したものはあるかと病室を見回していると花瓶が目に入った。花だった。
花びらが、数枚落ちていた。
何の関係もないかもしれないが、昨日までなかったその花が憎らしく見えた。
帰りに店に寄って、よく似た造花を買った。

これでもう、おとすことはない。

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