『生きる意味』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「生きる意味」
『生きる』
ということに
正解や不正解はなくて
ましてや
『意味』などにも
正解や不正解はない
何のために私たちは
『生きてるのだろうか』
誰も答えは出ないし
見つからないの
だろうと思うのよ
『生きる意味』って
考えれば考える
ほどに
深みにはまっていく
そうして常に
考えていくことで
何かを感じて
何かを得ていく
これもひとつの
『生きる意味』
生きる意味
「さようなら」
あの子が飛び降りようとした。すると、
『やめて!降りてきて!』
と叫ぶ子がいた。
飛び降りようとした少女は、
「何で私を助けようとしたの?」
と、疑問気に思った。
叫んだ子が、
『生きて欲しいからだよ!』
と強気にこたえた。
すると飛び降りようとした少女が、
「生きる意味ってなに?」
と聞いた。
それを聞いた少女は、
『生きる意味を探すのが人生だと思う!』
と叫んだ。
少女は、
「そっか、でも…ごめんね」
と言い、飛び降りた。
生き方をオムライスにたとえると
レシピ通りのオムライス
他人に合わせたオムライス
毎日食べるだけのオムライス
がんばってるけどおなかいっぱい
大切な人につくるオムライス
子供が初めて作ったオムライス
自然とこころが軽くなる
もしオムライスに意味があるとしたら
こんなささやかなエピソードにあるのかも
#生きる意味
「生きる意味って何だと思う?」
「生殖本能」
「身も蓋もない!」
読んでいる本から目を離さず友人の問いに答える。返ってきた叫びを無視してページを捲った。
「立派な生物の本能でしょ。生き物の遺伝子はそうやってここまで続いてきたんだから」
「そうだけどさぁ…現実的すぎるよ…」
しくしくと泣きながら友人は机に突っ伏す。項垂れた友人の下にはよれてに皺くちゃになったプリントが1枚あった。表題は【生きるってなぁに?】だ。
「課題は自分の力でやらないと駄目だよ」
「うぅっ…いじわる…」
「補習に付き合ってあげてるだけありがたく思ってほしいな」
「それはありがとう…好き…」
「はいはい」
適当に相槌を打ってまたページを捲る。私が教えてくれないことが分かったのか、友人は渋々といった様子で手を動かし始めた。
「…」
2人だけの教室にシャーペンが走る音が響く。遠くから運動部のかけ声が聞こえた。少しだけ顔を上げて目の前の友人を見る。
ふんわりとした焦げ茶色のくせっ毛。
集中して伏せ目がちの黒い瞳。
白くはないけれど健康的な肌の色。
知らず知らずのうちに本を持つ手に力が入る。お腹の中でぐつぐつと熱いナニカが渦巻いて今にも口から飛び出しそうだ。
「…やっぱり生殖本能よ、生きる意味なんて」
吐き捨てるように言った私にリアリストだなぁと何も知らない君が笑った。
「君の存在が、僕の生きる意味なんだ。君がいてくれるから、僕はこうしていられるんだよ」
「……そう。それは嬉しいわね。だったら」
――私が死んだら、後を追ってくれるの?
――私が一緒に死んで欲しいって言ったら、うなずいてくれるの?
「も、もちろんだよ。いきなりな質問だからびっくりしたけどね」
言いよどんだのがその理由だと言いたげだけれど、いずれ私の前からいなくなるのは目に見えている。
私の見た目に惹かれて寄ってきた人間はみな、そうだ。
「……添い遂げる覚悟もないくせに」
軽々しく、私を生きる意味になんてしないでほしいわ。
お題:生きる意味
《生きる意味》
問い続ける──────
私:死にたいなぁ~って思うことはあっても、死なないよね
友達:そうだね、結局は生きてるから、死にたくないって思ってる
私:何で死にたくないのか。って問われたら答えられない
生きる意味もないから
友達:生きる意味って、結局は死なないための口実なのかな、
人生は生きる意味を永遠に探し続けるって言うけど、
それは死なないための口実探し……?
私:それに魂が朽ちたら死ぬってことになるのか、
はたまた肉体が朽ちたら死ぬってことになるのか
それもまたわからない
友達:そもそも魂ってあるのかな?
私:わからない…気持ちってなんだろう?
気分はどこで感じてるの?
友達:心って
魂って
どこにあるのかな
私:心が、魂がどうやって死ぬんだろう?
輪廻転生があるのなら、魂や心は死んでない??
友達:死ぬって何だろう…?
私:私の死なないための口実はあるの…?
それとももう死んでいる…………?
あなたの死なないための口実は何ですか?
#私が死なないための口実 求む
『生きる意味』
生きる意味とは・・・。
Aさんは
『生きる意味?それって必要なの?』という。
Bさんは
『生きる意味がないから死ぬ理由が欲しい。』という。
Cさんは
『今が楽しいから私は生きている。それだけ!』という。
Dさんは
『そんな難しい事を考えても不安になるだけ。時間の無駄です。少しは自分が楽しくなるような事に時間を費やしては?』という。
等々。
人それぞれ。
エスカレーターを降りていくと、だんだん自分が無力になっていくのを感じる。ガタガタ揺れる電気の階段が下へ近づくにつれ、落下時の衝撃も薄れるからだ。手垢でぬるついたこのラバーの手すりを飛び越えて、目撃者の頭にこびりつくような選択をしたら、私が生きていた証明になるだろうか。
階下の女たちへ目をやると、彼女たちは期間限定の苺フラペチーノみたいな頬へ耐えられないといった様子で電気信号を送り、唇の端の筋肉を釣り上けた結果、頭上の私を意図せずに傷付けている。
ならないだろうな。
私は再び高度ゼロへと舞い戻り、またしばしの間、羽ばたく機会を失うのだった。
モンブラコン*
~~~~~~~~~~~~~『生きる意味』
「貴方は人間じゃないね」
今では親友である助六の、初対面第一声です。
高校の入学式、体育館で、たまたま隣の席だった、小さな水晶玉の様なピアスを六個付けた
助六は、どうも“視える”奴だった。
「ば…ばれた~…え?どこまで解る系?」
「表面は人間。中身は…合成獣、犬の割合が
高い。…狼男が表現として最も近い」
校長先生の話に体を向け、眼だけこっち視てるピアス学生は、まぁまぁコワイ。
「寿命は、姉弟共に残り六百年位…」
「えぁ?テイちゃん(兄)達と一緒なんだぁ~へぇ」
それは良いこと聞いたかも。
「生きる意味は、楽しく生きる。」
「ん?何それ??」
「皆、生きるテーマがある。貴方…門君は、
楽しく生きる。がテーマ」
「オレの単純っ」
一瞬、オレの入学式限定簡易名札を見た助六は、小声にする必要のないボソボソとした声で、
話を続ける。
「皆も世界も、本当は単純。奇跡はそこら辺に
ありふれてる、見えてないだけ。だから、今見えてる奇跡の門君が、とても気になる」
「ははは…ありがと。入学式の後、どっかでお茶でもする?」
「あ!」
「何?どした?」
「今、門君のお家で、お姉さんが…お兄さん(弟)に……めちゃくちゃエロい事してる…!」
「ゴメン、この後用事出来たわ」
誰かの生きる意味になれるならどんなにいいことか。
貴方を殺すために私は生きています。
貴方が死ぬのを見ることと、
その死因は私が殺したからであるようにすることが
私の生きる意味です。
理由は分かりませんし覚えていません。
私にとってはどうだっていい事です。貴方が死ねば。
貴方は死なせません。私が殺すので。
生き地獄を体験してもらおうとかそんな事は考えていません。どうでもいいのです。私が殺せるのならば。
刃物に薬漬けに毒に縄に炎に氷に汚い空気の中に。
考え始めると止まりません。胸が高揚するのです。
「生きる意味」
『生きる意味を探しに行く』と言って、この世に一人きりの一応家族であるところの兄貴が突然海外に旅立ってから半年が経った。
先月の頭に名前も知らない土地から絵葉書が届いたけれど、それ以外は音信不通だ。絵葉書には元気だとも寂しいとも、何も書かれていなかった。まあ元気なのだろう。
未成年の私にとって、兄がいなくて困ることと言えば主に経済的なことだったけれど、何とか高校は卒業したし就職もできた。親戚一同は奇行の多い兄に眉をひそめていた分、大人しい優等生の私には同情的で、せめて大学を出るまではと援助を申し出てもくれたけど、私はこの上なく礼儀正しい態度でお断り申し上げた。借り、というよりはしがらみを作りたくなかった。所詮、私は兄の妹なのだ。外側を取り繕うのが兄よりは少し得意なだけで。
就職したことで、進学した級友たちと疎遠になっていくことも寂しいとは思わなくて、むしろ肩の荷が下りたようなほっとした気持ちでいるのだから、大概にろくでなしだ。連休中の誘いも適当に理由をつけて断ってしまった。
休みの間は、一人で住むにはやや広すぎる家を掃除して、初めてのお給料で買ったちょっといい紅茶を淹れて、本を読んで過ごすと決めていた。掃除はそこそこに済ませて、お湯が沸くのを待つ間に、ふと「生きる意味ねえ……」と口から漏れた。
そもそも、生きる『意味』って何ぞ。意味って、たとえば言葉とか、画像とか、ええと何て言うんだ、表象?そう、その表象が何を伝えようとしているか、ってことじゃないの。お前にとって生きるとは表象か兄よ。表象なら受け手が必要だ。誰に何を伝えたいんだろう、あの人。
そういう話、好きそうな人がいたな。SNSでつながってた男の子。男の子って言っても二十歳過ぎてて大学生だった。会ったこともないから本当かどうか分からないけど。Nくんなら多分、皮肉たっぷり『生きる意味』とやらについて語ってくれただろう。今となっては、それは無理な話。彼はもう、この世に存在しない。
最近、TLで見かけないなあと思って、何となく気になって、私とはつながっていないNくんの相互のアカウントを覗いてみて、自殺していたことを知った。確かめる方法はないけど、多分本当だろう。
私が彼について知っていることと言えば、両親に虐待を受けていたこととか、家出して自力で働いて大学通ってたこととか、前にも一度自殺未遂をしていたこととか。一度じゃないかもしれないな。私が好きな漫画を彼も好きなことだとか。その程度。
その程度、のつながりで、だけど時々思い出す。生きる意味とかわけ分からんこと言い出す兄のおかげで。
お茶を淹れたら、彼が最後に薦めてくれた本を読む。古川日出男の『沈黙/アビシニアン』、アビシニアンなのに何で表紙はウサギ?な角川文庫版。古本屋の100円ワゴンで偶然見つけたのは運が良かった。何しろとっくの昔に絶版になってしまった本だから。電気ポットがカチッと音を立てて止まる。
生きる意味とか分からないけど、読んでいる間は退屈しなくて済むだろう。
(Nへ。時々、君のことを思い出します。誰かが生きる意味とか言い出した時だとか、積み上がった本の塔が崩れてアビシニアンの文庫版が落ちてきた時だとかに)
【生きる意味】
将来の夢のような、大きな目標があるわけではない。
けれど、好きな食べ物を食べる時間とか、好きな音楽を聴く時間とか、好きな本を読む時間とか。そんな些細なことを楽しんでいる時間が、きっと何よりの存在理由。
生きる意味があればいいのにね。やるべきことは多いのにやる気が出なくてなにもせずに一日が終わる。
いつもそうだ。ただぼーっとして一日が終わる。生きる意味がない。
やる気というのはやってから出るものというのは理解しているけどなにもできない。全く無意味な人生だ。
暇だと腹が減る。今日も食欲が暴走して食べ過ぎだ。グリーンピースは調理が地味に面倒なのもあるけど冷凍庫に空きがないんだよな。
調理がめんどうだからせめて買い置きくらいはしておきたい。冷凍庫の中身を消費しないとな。後で解凍して明日食べるか。
#生きる意味
もう辛い、消えたい。
僕が生きている意味が、本当にわからない。
生きていても、周りに迷惑かけるだけじゃないか。
「ごめんなさい」しか言えない。
綺麗事が響かなくなった。
全然寝れない。
全然起きれない。
楽しいことなんてない。
思えないよ、生きたいなんて。
苦しいよ。
僕が生きていても意味がない。
何度も何度も首を絞めて、
その度に酸素を取り戻して。
二酸化炭素を吐いて。
いらない、こんな僕。
もう誰も助けないで。
みんな、綺麗事言うんでしょ。
だからないんだよ。
僕が生きる意味、なんて。
#生きる意味
僕はいつも疑問に思うことがあるのです。
親は答えてくれなかったし、先輩にははぐらかされて、友達も茶化すばかり。
だって一番不思議なのに。
「どうしてムカついた親を殺して、愛を受け入れなかった先輩を刺して、嫌いな友達を自殺させた僕が生きてるんですか?」
生きる意味、あるんですか?
今も、誰も答えてくれません。
祝福のゆりかごが揺れる
穏やかな海を超えたその先で
はじまりを告げる鐘が鳴る
宙に浮く足はふらり彷徨って
迷路をくぐり抜けた向こうがわ
やがてやわらかな土を踏みしめる
最果ての門が開かれる
海を越え 山を越え 遠く とおく
おわりの鐘の音を聴きながら
航海を終えた老者はねむる
いずれ生まれる新緑(いのち)を言祝ぐために
生きる意味なんて、本当はないのかもしれない。
自殺防止のポスターを見てそう思う。
結局生きるか死ぬかなんて自由だし、自殺は絶対しちゃいけないものじゃない。
それこそ、しないようにしようっていう努力義務だ。
人は死にたいと打ち明けられたら、その人の生きる意味を探し出す。
親が悲しむとか、仕事があるだとか、そんなクソみたいな理由で私の感情を押さえつけてくる。
それが嫌だと思いつつも、嬉しいと思ってしまうから、自分が結局どうしたいのかも分からない。
生きる意味…じゃなくて、生きなきゃいけない意味を下さい。
大嫌いって言われちゃって
それでもあきらめれなくて
どんなに終わろうとしても
やっぱり 君が大好きなの
勇気出して
彼に声をかけた
髪型も服装も彼好みにした
だけど振り向いてくれなくて
悔しくて
悲しくて
涙が溢れ出す
自分の何がだめなの
もう 答えてもくれない
君のためだったのに
どうやって生きればいいの?
私のいきる意味は…
いきる 13
ライフワークとしての、人生を。
人生とは、「生きること。」
貴方の≪幸福≫を、今日も祈ろう。
生きていることが人生だ。
今日も一日
ありがとう。
***
過去のこと、これからのこと、
人生のこと、人ということ、神様のこと、
出会いということ、
運命ということ、真実ということ、人間ということ
知りたい、本当のこと。
本当に、知りたいと思う。
こんな私は、嫌いですか。