『理想郷』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【トリック・オア・ユートピア】
私はあるチケットを握り締めて門の前に立っている。
握っているのは『トリック・オア・ユートピア』の招待券。
『トリック・オア・ユートピア』とは、10月31日にだけ行われるハロウィンパーティー。
どこの誰が開催しているのかは知らないが、
結構人気らしくチケットを手に入れるのは容易ではない。
世界に100枚だけしかないのだとか。
そのうちの1枚を持っているのが私だ。
チケットを手に入れた人が守るルールは3つ。
1.お菓子を用意しておくこと。
2.誰かを傷つけることは、如何なる事情があっても許されざる行為である。
3.絶対に時計塔の中に入ってはいけない。
お菓子は十分に用意した。
左手に持つ袋の中には、これでもかというほどお菓子を詰め込んである。
午後6時、私はワクワクしながら門をくぐり抜けた。
門をくぐると、賑やかな声が聴こえてきた。
空は不気味なほどに紫色で、そこら中にカボチャが置いてある。
一般的なハロウィンと何ら変わりない。
けれど、異世界感が漂う空間は異質だった。
「そこのお姉さんっ、トリック・オア・トリート!」
急に話しかけてきたのは、キョンシー姿の男の子だった。
「お菓子くれなきゃ、どうなるかわかってるよね?」
生意気なガキだな、なんて思いながら、私は板チョコをあげた。
「うわぁ、一番欲しかったやつだ!
あ、お礼に僕からもあげるよ」
そういってキョンシーはオレンジ色のカードを暮れた。。
「これは大切に持っておくんだよ」
次に出会ったのは天使の羽をつけた女の子だった。
羽の質感がリアルだ。
「トリック・オア・トリート!
お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!」
可愛らしい、と思いながら、私はマシュマロをあげた。
「ありがとう!
これは私からのお礼だよ」
そういって天使は白いカードをくれた。
キョンシーがくれたカードの色違いだ。
大広場には様々な人が集まっていた。
狼男、魔女、ピエロ、死神、バニーガール、吸血鬼。
多種多様な仮装をしている人達がいっぱい集まっていて楽しそうだ。
「トリック・オア・トリート!」
「お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!」
これまでに9色(赤、オレンジ、緑、水色、青、紫、ピンク、白、黒)のカードをもらった。
次にもらえるのは何色なんだろう、とワクワクしていると、あるピエロが声を掛けてきた。
「トリック・オア・トリート!」
私は当たり前のようにキャンディを渡した。
「うひょー!キャンディだ。珍しいなぁ!」
ピエロはキャッキャッとはしゃいでいたが、急に声色を変えた。
「お嬢ちゃん、ここは気をつけなよ。
あいつらは隠し事ばかりだから。」
不穏な言葉とともにくれたのは、黄色のカードだった。
「ここは、ディストピアだからね」
午後9時。
閉園の時間だ。
10色のカードをまじまじと眺めて、時折月にかざしてみたりした。
綺麗なカードだなあ。
何に使えば良いんだろう、観賞用かな?
門の外に出ると、一生戻ることはできない。
名残惜しさが勝ってしまいそうだったけど、
カボチャ頭の大男が「早く出ないと危ないぞ」と急かすから、いつまでも中に残ることはできなかった。
門の外に出ると、藍色の空が目についた。
私は寂しくて、誤魔化すように束の間の理想郷を口の中で味わった。
幸せと猫の隣にいてくださいあなたをすぐに見つけれるよう
昔、本で見た理想郷は
年中花が咲き乱れていて
働かずともご飯を食べられる
歳を取ることもなく
日々を楽しく過ごせる場所だった
しかし、そこで暮らしている人々は
無表情で時折涙を流していた
帰りたいと……
与えられた理想郷は
いつしか退屈になりつまらない場所になるのだろう
試行錯誤を重ね
苦労しながら作った理想郷は
大切にするだろうし
理想郷を維持する為に努力を惜しまないだろう
【理想郷】
理想郷と言うことがわからなかったので、自己紹介を書きたいと思います!
名前:シロマメ
性格:めんどくさがり、やることはやる、やさしいと思
います
好き:音楽、歌うこと、漫画、アニメ、ゲーム、文字を書くこと
嫌い:いじめ、下ネタ、ケンカ、浮気、リア充
ほしい能力:火炎、闇、浮遊
とまぁこんなかんじです!よろしくです!
「おはよう」
「行ってきます」「行ってらっしゃい」
「ただいま」「おかえり」
「おやすみ」
そう言い合える人と一緒に住めていること。
この幸せは当たり前じゃない。いつまでもこの関係が続いてくれますように。
多くは求めない。ただ君と一緒にいられる時間それが僕の理想郷。
あまり無理はしないでね。
人生は1度だから自分が思うように生きるのもいいと思う。失敗したっていい、僕だけは味方でいるからさ。
君が心から笑えますように。
「理想郷」
例えば...
肉体を脱ぎ捨てて
魂だけの存在になったら
苦しみも悲しみもない
幸せな世界に行ける
そこは綺麗な花が咲き乱れ
人々はみんな優しさに満ち溢れ
争い事も憎しみ合う事もない世界
そんな理想郷が存在するとして...
それを信じて
必死に生きてみたとする
いざ魂だけになった時
信じた世界が全く違ったら
私は、たぶん立ち直れない...
だから言い聞かす
″そんな、都合のいい世界は無いんだと...″
『理想郷』
ある都市伝説を聞いた。自分にとって理想郷だと思われる場所に行けば、運命の人に会えると....
7番線に行く。途中駅内コンビニに寄って、サイダーを飲む。爽やかな後味で気分がやわらぐ。〇〇行きの特急列車に乗り、駅弁を食べる。完食した後、すぐに睡魔に襲われ、数時間意識を奪われる。起きる。
自分にとって理想郷だと思われる街に着いた。
そこは、人、人、人だらけだった。
青空は、人工物に邪魔をされ、美しさを削られている。景色を見回して、ふと、一際、輝きを放つ人物がいた。
彼が、もし、運命の相手なら私は、もっと都市伝説を崇拝するだろう
悲しみも苦しみ痛みもないそこは天国 または地獄とも言う
題-理想郷
晴れた日に
ベランダに机を出して
パンと木の実を食べるの。
犬とか猫とか狐とか
みんな仲良くしてくれて、
夜も満月を見ながら
くつろぐの。
私は私の日常を
たまに手紙に書いて出してる。
どこに届いてるのかは分からないけど、
喋るカモメがいつも届けてくれる。
今日も書いて出したけど、
時々ある、体が疼く症状が出てきた。
心臓がドクドクと鼓動を早くする。
気がつくと私は
いつものポストの前にいた。
喋るカモメも目の前にいる。
あー、あの新人、
後ろ振り返っちゃったか。
まあ今日ハロウィンだし、
ちょうどいいんじゃない?
なんて、
よく分からないことを言っている。
なにを、いってるの?
なんだか上手く喋れない。
まるで口がいつもより大きいかのように。
何って、キミのことを言っているんだよ。
わかるよ。
どのネブラスオオカミもそういうんだ。
おおかみ?わたしが…?
そうさ。
全く、キミも他のオオカミも
自分の理想郷を手紙に書いて
出すのをやめないから、
ボク超頑張ってるんだけど?
人間は本来、獣族が見えてはいけないからね。
手紙を見て振り返ると
獣族が月を見た時のように
変身してしまうんだよ。
ほら、キミ今オオカミだろ?
わたし、いかなきゃ、いけない、の?
うん。
お腹が空いてきたでしょ?
せっかくハロウィンだし、
トリックオアトリックとでも言って
食べてきちゃいなよ。
ハッとした。
いつの間にか私は、
知らない建物の中にいて
知らない人がいて
私は口を大きく開けている。
なんでまだ食べてないんだっけ。
あ、そうか。
喋りにくい口を少し閉じて
目の前の人にこう言う。
"トリックオアトリック"
やっぱりあの人やらかしましたか。
ワタクシちゃんと注意しましたからね?
ほんとに
掃除するの誰だと思ってるんですかねえ。
ま、今日は帰らせてもらいますかね。
では、
3日前に入ったばかりの新人さんに
ご冥福をお祈りして。
"Good Midnight!"
自分の理想郷は自由な世界。
苦しみのない自由な世界。
今日はハロウィン
仲間内でほどよく調子に乗りながら
ちょっとしたパーティをやる
考えると疲れるような現実も
今日はすべて忘れて楽しむのだ
ピザにドリンク
カボチャを使ったケーキなんかを用意して
バカ話で盛り上がる
一通り飲み食いして話し終えたら
今度はゲーム大会の時間だ
童心に帰って一心不乱にエンジョイする
こういう日は
普段の頑張りが報われた気がして
実に気分がいい
一日限定の理想郷がここにはあった
(理想郷。)🦜
あのね
僕の・・・・。
大好きな物はね。🦜
・青い稲穂。
・春咲く桜の蜜。
・何処までも広い大空。
・安心して眠れる樹のお家。
(忘れていけない)
・お友達の、娘すずめ、しゃん。🦜
✣此れが、揃えば
僕の理想郷、かな。🦜
「でも、僕の持ってる
百科事典に拠ると
理想郷、とは
《想像上の理想世界。》
・何処にも無い世界。と
書いて有る。」🦜
✣僕は、大好きな物だけで
理想郷。を創れるけど。🦜
【世の中の、人達は
余程理想が
高いいんだね。】
❞別名・・・、
強欲と 思うけど。
違うかな。❝
あなたがここにいるだけで
私の部屋は理想郷
ずっとずっとこのままでいたい
『理想郷』
皆さんなら、どんな理想の世界がいい?
理想郷っていうのは、自分の理想で作られた世界
東方知ってる人なら分かるかもしれない
【幻想郷】これは、幻の想いで出来た場所って捉えられるんだよね
じゃあ…理想郷も同じなんじゃないかって
個人的に思った
理想郷が現実にあったらいいのに
【永遠に老らない、最低な大人が居ない、モンスターも妖怪も居る世界】
そんな世界が存在すればいいのに
まぁ、人それぞれ思うことが違う、理想が違うもんね
理想郷…幻想郷…名前似てて面白くなる
親の理想が分からないから
親の思う理想郷?が見えないから
うちは…自分の想う、理想郷を隠そうと思う
これから…どんな世界が作られるんだろうね
理想郷がなくとも今の世界はずっと動き続けてるよ
恋人と暮らして、それなりに経つ。
最初は戸惑いもあったけれど、ちょっとずつ俺と彼女の過ごしやすい家になっていた。
視線を巡らせると、彼女と決めた部屋で、家具も、食器も。気がつけば彼女と選んだものばかりだ。
「どんどん楽になっていくなー……」
便利になったわけじゃない。
一人で暮らしていた頃に比べて不便になったところもあるけれど、それでもふたりで過ごすには精神的に楽な〝家〟になっていた。
ちらりと恋人に視線を送る。
いつか、家族になったら、もしかしたらこの家でも場所が足りなくなったり……するのかな?
それがどういうことか、改めて考えると顔から耳から熱くなる。
まだまた理想郷には遠い……かな?
おわり
一六八、理想郷
思い返して見れば、
なんだか
とても分かりやすかったと
思う
だから、きっと、
気づいていないふりを
してただけ、なんだろう
焦がれていた…と思う
恋という感情が、心を灼くのなら
この感情は、全てを灼くものだ
私には
到底、扱えないもので
要するに、
有り得ないことだ
当たり前の青春
当たり前の人生
それを
理想郷にしてしまった時点で
私は既に
諦めている
だからこそ
其処に
地獄を見る
続かない夢を見て
終わりを見る
漫画やアニメなどの
最終回を予想するものを見ると、
みんなが、
終わりを求めているように
思ってしまう
本当は
そんなじゃないのに
でもね
終わりを見ると
安心するの…
だって、
もう続かないんだもの
理想郷に、
怯えなくていいんだもの
………
ただの独り言だよ…
もし
終わりがあるなら
少しでも
理想郷に触れてみたい
いろんな人の理想郷を見て
私のは
少し寂しいなって思った
果てしないものよりも
今あるものを
少しでも良くしたくて
空回りしてる気はある
でも
憧れの人になるとか
理想の人生とか
世界平和とか
望んだところで
私の望む幸せは
今ある事の前進だから
それか
ある筈のない者の錬成?
まぁ
考えたところで
老人になって死ぬのがオチかも
おやすみなさい
明日に奇跡がありますように
君と二人でどこかに行ってしまいたい
二人で旅をするのもいいし、誰も知らない場所で暮らしたり
そんな理想郷を想像しながら
僕は今日も君に逢いに行く
理想郷に、漠然とした憧れはある。
けれど、いざ辿り着いたとして、どうだろう。
心が震えるほどの感動は、そこにあるだろうか。
理想郷が理想郷であるために必要なもの。
それは、自信の持つ理想が何なのかを
事前に思い描くことではないかと思う。
話は少し変わるが、大人になると、
好きな時にケーキが食べられるようになる。
カフェで注文したり、コンビニスイーツを試したり。
けれどその突発的に食べるケーキは、
子供の頃食べた誕生日ケーキより味気ない気がした。
あるとき、こう思った。
子供の頃の私が食べていたのは
ケーキへの期待だったんじゃないか、と。
私は少し、期待の仕方を忘れてしまった。
それは時に人を傷つけるし、
それに胸を踊らせるような時間もなくなった。
期待するということは楽しく、
同時に私の精神を削いでいく、
諸刃の剣に変わってしまった。
でも、理想郷なら。
夢の中みたいなまっさらな世界があるなら、
好きなものをなんだって並べられる。
今すぐ、もはや永遠に行けない場所だとしても、
想像のうちに生きるそれは、宝物になりえる。
死んだあとに行けたらいいな、くらいでも、
期待ができるものではないだろうか。
集めた宝石達を手元に閉じ込めて
箱庭を創る
喜ぶ顔が見たくて
怒るやつもいるだろうけれど
哀しいことはできるだけ生じないように
楽しいことで溢れかえればいい
広くて狭い理想郷
どうか此の掌から擦り抜けていかないで
「あれ、死んだはずなのに…」俺は違う世界に居た
今で言う転生と言うやつだ
「あれ?誰か来た?…」
家の主「心配したわよ!頭をうって急に記憶を無くすなんて」
「あはは、すみません💦良ければここの世界や俺の事など教えてくれませんか?」
家の主「…そもそも私達は姉弟で貴方の名前はレオなのよ?」
「…」
「すみませんまだ思い出しません…」
家の主(姉)「それとこの世界は戦争とか揉め事を一切しない平和な世界なの」
家の主(姉)「もちろん犯罪なども一度も起きたことないわよ」
「…」
お姉さん?が言うにはここは要するに「楽園つまりユートピアそのものだそうだ」