『現実逃避』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
現実逃避
辛い現実から逃げたい
退屈な日常から脱出したい
だけど、実際に何をすればいいんだろう?
ストレスを忘れたくて、好きなものを沢山食べたけど
結局、太っただけだった
嫌なことを忘れたくて、布団にもぐって一日中寝たけど
眠れるどころか、ますます色んなことを考えてしまった
とにかく楽しみたくて、大好きなゲームをしたけど
時間はあっという間に過ぎ去って、楽しさは虚しさに
変わっていった
一時的に幸せだとしても、
「現実」ということに変わりはない
私達は生きている以上、現実に囚われ続ける
自由になれるのはいつの日だろう?
今はぐっと我慢して、いつかはこの牢屋から脱出できると信じながら歩んでいく
結局、何の解決にもならないけれど
それが一番なのかもしれない
12年前、冷蔵庫でコールドスリープした幼馴染が
「それなに?」
「……」
最近、出てきた。
「栄養食」
「ふーーーん、おいし?」
「いや」
明るい性格で、可愛い声だった彼女の頭には向日葵が咲いている。不朽映画のように、声が倍音でくぐもって聞こえる。
「あんまり」
この夢は、死にかけている。圧倒的現実感の前に、耐えきれなくなっている。
向日葵のような女の子、可愛い声の女の子。女の記憶に生きる彼女はすでに形をなさなくなっていた。
開け放たれた冷蔵庫、その前には人の形をした肉塊が腐っている。
「“とまと”なの?」
「違うよ」
「ふーーーん?」
女は眠っている。シリアスなリアルに目を背け続けている。瞼の裏には、別世界がある。
まるで、彼女こそが極寒の地で眠っているみたいに、震える手で、必死に夢を描き続ける。
【現実逃避】2024/02/27
できるはずないのにね
会社に帰ったらまずアニメを見る。そうすると自分が主人公だと錯覚出来るから
親に叱られた後は人の不幸の話を探す。そうすると自分がまだ底辺の人間では無いと思えるから
人生最大のミスをしたら屋上に上がってみる。そうすると自分が世界から消えたような気がするから
目を閉じて体の重心を前に傾ける、そうしたら目の前に初めて希望が見えた気がした
『君の行動、言葉もどうせ、現実逃避で意味なんか無いよ』
そう呟いて僕の手を引き、希望から遠ざけた君を僕は一生許せない。
【現実逃避】
現実逃避
(本稿を下書きとして保管)
2024.2.27 藍
現実逃避
わたしを思ってくれる
あなた…
夢の中の住人
あなただけは、
わたしの味方…
夢の中だけ…
秘密空間…
心癒して…
嫌なことがあったら、その場から離れる。
嫌なことを言われたら、その人と縁を切る。
嫌だなと少しでも思ったら、拒否する。
あたしの心はあたししか守れないんだから。
これは現実逃避なんかじゃない。
あたしが出来る最強の防衛だから、
恥ずかしくもなんともない。
あたしを守るためなら、あたしはなんだって出来るの。
嫌だと思う気持ちだって、大切にしたい。
何よりもあたしの心を、大事に守りたい。
逃げたくないくらい
幸せなんだよなあー
「現実逃避」
_逃避恒常化_
今日も逃げた
逃げてしまった
何れ訪れる苦境を私はすり抜けた
目を背けて見て見ぬふりをしたんだ
逃げることは卑怯なことでは無いと
逃げることも勇気がいるのだからと
そう言ってくれたあいつの言葉も
いよいよ信じられなくなってきた
逃避に終わりは無い
ただ恒常化するだけ
いつだって代わり映えしない
そしていつも決まって後悔する
勇気を出せなかった私も
勇気を出さなかった私も
全部私自身なのに
いつもいつも恨めしい
毎日毎日同じことなのに
いつもいつも学べない
同じ一日をずっと
繰り返しているような気分だ
ずっと変われない
今日も変われなかったし
今日も昨日もダメなら
きっと明日もダメだし
明後日も明明後日もダメダメなんだ
ずっと変われないから
若者が口を開けば
オチのない話ばかりであるように
この話もいつまでもぐだぐだと
終わりがないんだ
私に興味のない奴は
さっさと私から離れた方が得だよだとか
誰かこの話を締めくくってやってくれだとか
いつまでもだらしないことをほざき続ける
そこで初めて気づく
オチをつけるのは私じゃなきゃダメなんだと
でも、まだ気づいただけなんだ
今はまだ
2024.2.27
#現実逃避
今日も布団に籠って日差しを遮って、
意識を非現実に飛ばす
待って
ところで
現実ってなんなんだ?
生きること全てが現実と言うなら
この夢は非現実ではない
嘲笑することなかれ
君もいずれはここに
生きとし生けるものは
みな
同じ穴の狢
私は信じているよ
現実逃避
本の物語の中へ
歌の世界へ
アニメやドラマの中へ
多くの場所に逃げる場所を探して
それがいつの間にか趣味になる
ここにいたくなくて
ただただ、背を向けて逃げ出したくて
目に入れたくもなくて
ひとときの心安らぐ場所
それがそういうのかな?
埋まらない孤独と、拭いきれない寂しさに、払い除ける事も出来ない苦しみのぬかるみに足を取られて動けない。
現実から逃げたくて、始めた趣味…絵を描くという、活動。
最初は、上手くいかなくて…自分には才能が無いんじゃないかと投げ出したくなった。
けれど、続けていくうちに、少しずつ、少しずつ…自分の絵が上達していくのを感じて、嬉しかった。
恐る恐る、描いた絵をネットに載せた。
初めて貰った、家族以外の人間からの評価…
それだけで満足したら良かったのに、それに味をしめて、それの為だけに絵を描く様になった。
けれど、人からの批判の言葉で心が折れかけて、目が覚めた。
自分の描きたいものに、今一度目を向けた。
現実逃避がきっかけで始めた絵は、いつしか現実に戻る為の近道になっていた。
絵を描くという仕事が、私の現実に色を付け始めたのだった。
お気に入りの本を片手に
スマホのアプリで
お気に入りの曲をヘッドフォンで聴く
現実遮断の現実逃避
現実逃避なんて自嘲気味に言って、
課題や仕事なんかのことを考えないように、
スマホいじったり、映画見たり、本読んだり。
みんなきっとやってるよね。
でもね、スマホいじるのも、映画見るのも、本読むのも、
全部『現実』なんだよ。
嫌なことばかりを現実だと思わないで。
大丈夫、ちゃんと現実見てるよ。現実に生きてるよ。
生きてるかぎり。死なないかぎり。
逃げてない。
逆に死ななきゃ、現実からは逃げられないんだよ。
現実は、簡単には逃がしてくれない。
嫌なことも、悲しいことも、つまらないことも、
幸せなことも、嬉しいことも、楽しいことも、
全部私たちをとらえて逃がしてくれない。
みんな、なんだかんだハマってるんだよきっと。
︎︎◌ 現実逃避 ︎︎◌
空の気分が悪い
呼応する世界で
君と一緒に
雨になりたい
#43 現実逃避
300字小説
友達
これは夢なのか? 今の先が見えない現実からの逃避なのか?
夜中、ふと目覚めるとベッドの上の布団に『アイちゃん』が座っていた。私の子供時代の空想の友達。独りぼっちで部屋で遊んでいた頃の、たった一人の、所謂、イマジナリーフレンドだ。
その『アイちゃん』が目の縁に涙を湛え、心配そうに私を見上げている。
「あー、何やってんだろ」
『アイちゃん』しか思いを打ち明ける人がおらず、膝を抱えているしか無かった子供の頃と今は違う。大人の今なら、他にも相談出来る人も使える手段を探すことも出来るはず。
「ごめん、大丈夫。何とかしてみるから」
『アイちゃん』を抱き締める。
『頑張って』
そうにっこりと笑って『アイちゃん』は消えた。
お題「現実逃避」
過去最低の出生数だそうで。
金をばら撒けば子供を作ると思ってる、脳内お花畑しか居ないから、現在こうなっている訳で。
実際には、そんな『はした金』じゃ、自分の命を削ってまで子供なんて作りたくないわけ。
命懸けで産むの、下手すりゃ我が子の顔も見れずに死ぬんだ。
男は『ばら撒く』だけだから、呑気にスマホ眺めてマスかいて寝るだけ。コレに育休は必要ないよね邪魔だもん。
さっさと人工子宮作んなよ、そのほうが安上がりだよ。
カネ目当てで作られた子供なんて、どうせ搾取子になるだけだし。
テーマ「現実逃避」
「現実逃避」
私の現実逃避は、旅行と読書かな。
旅行は決めるところから現実逃避が始まる。
ワクワク、ドキドキして旅行に出掛けて、帰路に着く。
新幹線、飛行機から降りた瞬間から現実が始まる。
読書は、仕事が忙しくてどんなに疲れてても
本は絶対に読むと決めてる。
一回どこか違う世界に行ってからでないと
一日を終えれない。
脳が仕事のままで寝たくない。
そんな思いで本を読んでる。
ある時、これって現実逃避だなって
コロナ禍で初めて気付いた。
現実逃避
「現実逃避」
と聞くと何だか悪いことのように聞こえるのは私だけだろうか?
これがいい意味で使われることはあまり無いように思う。
意図的に意識や行為から目を逸らすことの何がいけないのか?
現実から逃げることはそんなに悪いことなのか?
ちなみに私は
恐らく発達障害であり、パニック障害、うつ病、境界性パーソナリティ障害、社交不安…
恐らく調べたらキリがないほどの障害と生きている
その中の心理学療法で
今ある現実をそのままにして
他のことに目を向けることで、その苦しみや悲しみが軽くなると教わった
時間が解決するとも解釈されるだろう
「森田療法」と呼ばれるものだ
これは
「現実逃避」とは何が違うのか?
私は同じだと思うのだ
療法と呼ばれるくらい、精神科では当たり前の治療法の一種だ
すなわち
「現実逃避」が悪いことのように表現されること自体が私は納得がいかない
辛いことに向かうことで力を発揮するものもいるだろう
けれど辛いことに向かうことすら怯えるものがいる
みんな同じ人間でも
考え方自体はみんな違う
そもそも私が障害を持っているからなのかもしれないし、そうじゃないかもしれない
誰にも他の誰かの心の奥底まで知ることは不可能だ
結果
多数決社会?
「現実逃避」とは…
現実逃避(げんじつとうひ、英語: escapism)は、現実に求められたり、何かしなくてはならない物事から意図的に注意や意識をそらすための行為や心理状態。 困難な状況から目をそむけ、不安から逃れようとする機制。
なんか感じ悪く伝わる
常識だと思う多数決が勝ちなのか?
結局のところ
私からしたら一般常識などどうだっていい
ただ
私は
「現実逃避」は悪いことではないと思う
現実から逃げてもいいじゃないか
それが出来ないから
みんな苦しいんじゃない?
じゃあ
逃げなよ!
うつ病になってからでは遅いのだ
なぜなら、他の病気なら完治という言葉が存在するが
うつ病には完治というものは存在しない
全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること。
これがうつ病の最も良いとされる回復の表現である「寛解」だ。
そしてこれは多くの場合、繰り返し訪れる
私は発症して14年だ
状態がいい時もある
だが、事実何度も繰り返し再発している
常にこの恐怖と向かい合わせで生きていかねばならない
再発を最も繰り返す病気でもあるのだ
それがどんな意味をもたらすか…
穏やかではあるものの、完治ではない
この意味が君はわかるだろうか?
一生繰り返すかもしれないし、そうでないかもしれない
このなんとも言えない歯痒さ
誰にも君の奥底に眠っている苦しみはわからない…
逃げるか?
闘うか?
君が決めていいんだよ
逃避行も悪くない
私はそれを知っている
傷が癒えた頃に…
また考えればいいじゃないか?
それでもいいんだよ!
誰も許してくれないなら私が許してあげるよ
大丈夫!
君も
「現実逃避」しようぜ(笑)
学生の時にあるテスト週間とかやりたくないとかめんどくさいとかで現実逃避したかったなぁ〜。あと怖くてどうしよもない時も現実逃避したかった。でも現実逃避したってなんも変わらない。向き合うしかない。
『あぁ?現実逃避なんかするんじゃねぇよ』
「も、申し訳...ございません!」
『もう一回行って来いよw』
「で、でも.ボクはもう...!」
『ほらぁ〜早くしないと、仲間が頑張ってるぞ?』
「もう....限界で...」
『行け ドンッ』
「!」
『そっちに居れば、安全だなw』
「魔王様!早く...お逃げに!」
『あーあ、疲れたぜw』
「ん...ここは、どうしてまた...戻って来たんだ...」