現実逃避』の作文集

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現実逃避』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/28/2023, 10:13:52 AM

軽い思いつきで文章を書き始めてから少し経った。上手くいっているとも思えるし、全然駄目だなとも思える。文章の善し悪しについて、未だに自分で判断がつかない。だからといって、好みの問題だとして片付けることも出来ない気がしている。

しかし、ここまで書いてきて私は、未だに「物語」を書けずにいる。なんと言ったらいいのか、要するに、小説のような、論理的にきちんと繋がった文章や、起承転結がきちんとあるものを、書けていないということだ。

私の書いてきたものは「詩」に近い。思いつきで、何となく頭に浮かんだことを、理論性など気にせずに一気に書いてしまえる楽さに、どうしても流されてしまう。私の中で、文字を綴る行為はどこか、「現実逃避」でもあるようなところがある。

人によると思うが、私に限っては 、詩は現実逃避の手段としては手軽な方である。整合性や論理性をすっ飛ばして、世界観を一瞬で構築できる。なんなら、文章すら作らなくてもいい。

言葉を散らしたら、空白すら自然と「詩」として成立する。いとも簡単に、酔いしれることが出来るし、その世界に入ってこれる人もそう居ないだろう。ひとりで酔いしれるのにはうってつけの楽園である。

対して、「物語」はきちんと「どうしてそうなったのか」が明確になるようにしなければならない。文章もちゃんと繋がってないといけない。ただ、それだけに世界観はより綿密になり、現実逃避の没入感が増す。

そうして構築された世界は、ちょっとやそっとで崩れ落ちることはない。あと、なにより誰かと共に夢を見るなら、こちらの方が断然いいだろう。共に酒に酔って幻覚を見た時、同じ幻覚を見られないのと同じだ。想像で補うべき空白が少ない分、同じ意味を共有しやすい。

物語の方が、「リアリティ」があると言ってもいいかもしれない。しかし、面白い。「現実逃避」のために書いていると言ったのに、逆に「現実感」を実感するとは。

こうなってくると、もしかすると私も誰かの「現実逃避」先であるのかもしれない。冷たい「現実」から逃れたかった誰かの、避寒地としての私がつくられ、そしてその私がまた「現実逃避」先として世界を作る…。

世界はそうやってつくられているのかもしれない。創造神とか言うのも、実は現実から逃れたかった誰かなのかもしれないし、その創造神すら、誰かの「現実逃避」の世界の住人かもしれない。

そう思うと、「現実逃避」といいつつ、実は現実から逃げきれていないのかもしれない。むしろ現実から逃れた先も、また現実なのだから。

…とは言いつつ、私の目の前の現実は、孤島にひとりきりの生活である。だから、誰かに共有できないような「詩」のようなものばかりを書いてしまうのだろう。孤独は悪くないが、「物語」を書きたいなら…。

とにかく今は言葉を吐き出すだけでもいいだろう。ひょっとすると、そのうち誰かが私の流したボトルメールを読んで、返事を書いてくれるかもしれない。物事は根気だ…なんて若い時は思わなかったが。

気づいたら、もうとっくに日が昇っていた。今日は思索に耽りすぎたようだ。いずれにせよ、今日からまた少しづつ。

2/28/2023, 9:59:56 AM

誰かに会いに行っていたお前が戻ってきて、
俺の顔を見て真っ直ぐに言うんだ。

「一番大切なのが誰か、やっと気付いたんだ」
と。

現実逃避は百も承知だけれど、
思い描くだけだから許してくれないか。


向かいの椅子は、今日も空っぽのまま。

2/28/2023, 9:51:42 AM

「お気に入り」登録をして頂いている皆様、日頃は私の拙い話を見ていただき誠にありがとうございます。

多忙の折、なかなか執筆出来ていません。仕事で目を酷使していることが要因か、目も霞んでおり非常に難儀していまして、更新頻度が一時的に下がってしまうかもしれません。お楽しみいただいて下さいます方には、申し訳の次第もございません。短文であれば執筆できるのですが、私には短文でお話を構成することに寂しさを感じておりまして、毎度の長文は意図してのもので御座いますことをお伝え致します。短く話を要約して文章を書くことは、もちろん出来るのですが文章力を養うという目的でこのアプリを使用させていただいておりますので、敢えて短文での構成を避けております。
また、4月からは転職などの生活の変化も重なることから、新しいお話を執筆するということがなかなかに難しくなってしまう可能性があることについても併せてお伝えさせて頂きたく存じます。とはいえ、まったく更新をしない訳でもアプリの利用を停止するつもりは御座いません。ぜひ、今後とも楽しみにしていただいて、楽しく読んでいただけましたら幸いで御座います。軽い気持ちで利用を開始した本アプリでございますが、気がつけばたくさんの方が「お気に入り」に登録して下さいましたことで、いつも新しい話を書くということが楽しみになっております。もちろん皆様に置かれましては、それぞれにお思いのこともあるかと存じます。しかしながら、こうして私が書いている稚拙な文章に目を通していただいて「また読みたい」と思って頂いていると自惚れるだけでやる気が漲るのです。どうぞ生暖かい目で見守って頂き、応援していただけますと有難く存じます。
これまでの話では私の人生で経験してきたことなどをもとにしていますが、4月からは国家資格取得などを目指して勉学にも励んで参りますので、よりスパイスの効いた話を書けるのではと考えております。こうして経験や体験したことなどを文章に起こすことで、改めてその時のことを振り返ることが出来ます。当時に立ち返って見ることで、今更ながら新たな発見をすることが出来ます。あの時分の考えや思いも、今ならば違う角度から考察することが出来る、とても有意義な事だと思います。自分自身のことを思い出しては文字に起こし、改めて反省をしたり後悔をして素直な気持ちで自己研鑽を積むことができる。そうも考えて活動をしています。
さて目の疲労の為に執筆が滞っている旨を謝罪させて頂きましたのに、いつまでも駄文を綴っておりますのは、今になって目が慣れてきたからで御座います。「何かと思って読んでいれば、結局いつもと同じで長ったらしい文章ではないか」とお思いのこととは存じますが、私も全く同じ気持で御座います。短いご挨拶で終えるつもりで降りましたが、目が慣れてきてしまったもので頭がフル回転をはじめました。私の中のやる気スイッチが押下されたように、頭の中に文字にしたい気持ちや言葉というものが、目まぐるしく流れていくので御座います。仕事から帰ってきて真っ先にお酒を飲むことが私の楽しみであり疲労からの逃避で御座いますが、こうして執筆モードに突入してしまえば、むしろこちらが何よりもの逃避術。私は小学生の頃から作文などといった、自分の思いや考えを文字にすることが何よりも得意で御座いましたが、これを具体的に説明するととても複雑になってしまいます。今、こうして文字を綴っておりますのも会話をするのと全く同じ状態であり、難しいことを考えず文章が出来上がっていくのです。私の書いた話は、概ね二千字ほどから構成されておりますが執筆時間は凡そ20~30分程。何故こうも時間がかかっているのか、それはこのアプリでは長文を書いておりますと動作が重くなるのです。そのために一字あたりの処理速度が低下して、入力に対する反応が鈍くなることで全体的な作業時間が増えてくるのです。これを回避するために一度、投稿をして保存をして再度編集をするといった非常に手間のかかることをしております。

私がこのアプリで長文を書く際の手間暇について触れましたが、これはなにも不便な事ではなく仕方の無いことであると考えております。先日の投稿では、保存はされるが正しく反映されないという不具合もありました。開発者様は、このような長文を想定しておられなかった可能性も御座いまして、これは私の都合が要因のものと思われます。投稿(保存)をしては編集を繰り返していますと、アプリの動作も不安定になってしまいます。「メモ」を目的としたアプリなどで下書きをと考えたこともありますが、段落や改行の処理を後から行うというのは骨が折れます。下書きについては諦め、こちらでアプリとスマホに負担をかけながら話を書くことに集中することに。しかし、重い。実に重いのです。文字を入力すればするほどにどんどん挙動が不安定になっていく。その為、誤字や脱字については確認を行っておりますが、私の見落としが散見されるかもしれません。


さて、今の思いを駄文にてぶつけさせて頂いたが、これも私にとっての「現実逃避」の術のひとつ。会話好きの私には打って付けであるといえる。こうして意図して長い文章を書くことで、他の余計な気持ちや考えが遮断されるのだ。公私のストレスや悩み事など、実に小さくどうでも良いことなのだと実感する。故に、私はまたこうして文字を書き連ねていく。


今回は導入や話し方について、変化をつけたがこれも実に有意義であった。普段はしないやり方というものに、敢えて挑戦することでさらなる発展が期待できる。実際、私は今後の文章について課題を見つけることが出来た。この課題をどのように処理をしていくのか、酒を楽しみながら考えるとしよう。

2/28/2023, 9:46:40 AM

ロータリーの横に立つ
図書館に足を踏み入れると
いつも一番奥の席に小さな女の子がいる

静かに本を読む彼女が今日
手にしているのは
100万回生きたねこ

ときどきページを戻したり
ひっくり返してみてみたり
大人には見えない世界を見ているんだね

大人が現実逃避と呼ぶ世界を
こどもたちはいつも地続きに生きている


#現実逃避

2/28/2023, 9:32:30 AM

現実逃避に食べたあのお菓子の味を、私はもう覚えていない

2/28/2023, 9:31:26 AM

2023/2/28
「今から現実逃避をします!」
ある日の放課後教室の隅でそんな宣言がなされた。
「何て?」
「今から現実逃避をします!!」
宣言に反応した佳恵の言葉に先程と同じ台詞が繰り返された。
「何で?」
「もうやだしんどい帰りたい!」
夏樹は叫んで机に突っ伏した。ゴンっと頭がぶつかる音がする。
「夏樹ちゃん。現実を見ようよ。」
「見てるよ。私達の所属部は何?」
「帰宅部。」
「だから帰ろうよ-。」
夏樹は脚をバタつかせて帰宅を提案した。
「ははは。この未着手の課題の山を見て何を言うか。手伝ってって泣きついたのは夏樹ちゃんでしょうが。」
「仰るとおり!御免なさい!でもそろそろ限界です!」
乾いた笑いの佳恵に夏樹は頭を下げた。ゴンッとまた音がした。
「早すぎない?まだ30分たってないよ。」
「へぐぅ!」

2/28/2023, 9:07:02 AM

現実逃避

必要なことだと思う。

逃げないと心が壊れてしまうと感じた時には
大事なことも一度ぽいっとして

復活したらまた戻ればいい。

人よりも心が疲れるのが早くてもいい。

違うのが当たり前。

いつも課題に追われる時期になると
そう思いながら漫画や小説に逃げる。

とりあえず締め切りまでに終わればいい。
途中経過は関係ないから…

2/28/2023, 8:56:48 AM

【また歩き始めるために】

長い長い旅の途中...

砂漠地帯を歩き続けた彼は
見つけたオアシスで喉を潤し
木陰に寝転がった。

優しい陽射し
心地よい風

もういっそ
こんな旅はやめて
ずっとここでくらそうか...

思わず弱音が出たけれど
気にする暇もなく睡魔が訪れ
自らまぶたを閉じた。

彼は少しだけ
この厳しい現実(旅)から
逃れることにしたのだ。

起きたらすぐ
また、歩き始めるために___

#現実逃避

2/28/2023, 8:44:48 AM

『現実逃避』


人生なんて全てが運だ

上を見ればキリがない
下を見てもキリがない
じゃあその差は何故できた?

…………あぁそうだ、運だ

努力?
そんなもの出来たらするのが当たり前だ
世の中には努力をしたくても出来ない人だっているんだからね
努力が出来るか出来ないか、それだって運だろう?

僕達は命が宿ったその時からサイコロを振り続ける
そのサイコロを振れるかどうかもサイコロで決めるのだ

例えば今僕の目の前には給食のミニトマトがある
僕はこのミニトマトを食べなければ、昼休みを有意義に過ごすことを許して貰えない
……これは理不尽ではないのか?

僕だってミニトマトを美味しく食べたいとは思う
しかし嫌いなものは仕方がないだろう?
自分はそういう星の下で生まれたのだ
言い換えるのならば"運が悪かった"のだ

好き嫌いはいけませんだって?
自分が"運良く"ミニトマトを美味しいと思える味覚を持っているだけで偉そうに

そもそも学校なんて何の意味があるのだ
評価されるのは読み書き計算だけ
"運悪く"それらが苦手な人達はまるでダメな人間のように扱われ、その自己肯定感を奪われていく
……こんなもの人為的に生み出された差別主義者の育成所ではないか

あぁ、僕は悲しいよ……涙が出てきた

「……先生、〇〇君ミニトマトが苦手みたいなんで、変わりに私が食べてあげても良いですか?」

……こいつは何も分かっちゃいない
僕は世の中の理不尽に涙したのだ
決して目の前のミニトマトが嫌いで泣いたわけでは無い

「……あ、ありがとう」

……まぁ、理由はどうあれ僕の為を思っての行動だ
恩知らずにはなりたくないからね、この恩は何時か必ず返すとも

2/28/2023, 8:44:17 AM

いつも私は、誰かのことを傷つけてしまう。今日だって信用されている友達のことを裏切ってしまった。もうこんな自分はやだ。
現実逃避のために私は、リスカをする

2/28/2023, 8:27:04 AM

人の人生に乗っかって生きるような生き方はしたくない

2/28/2023, 8:22:02 AM

友達になりたい
付き合いたい
結婚したい
貴方とやりたい事は、たくさんある。
もし、私が貴方と結婚したとしょう。
私は、他のファンにコロサレル
かもしれない。
恋って大変なんだね。
付き合いたくても、否定される
でも私は貴方に恋をしてしまった_。
Mii🌙💜🖤💜🌙

2/28/2023, 8:20:51 AM

現実逃避…あるあるだよな〜
嫌、だってさ…アニメ見てーの、ゲームやりーの、とか色々あるからさ…
現実逃避していかなきゃあれよな…ストレス発散出来ないよね
日々日々くる人間関係だとか仕事だとかーのバイトだろーもそうだけど、実質無理する理由になる1部だったりするから…1部じゃない確率の方が高いけど…
だからか、快楽を求めるのも現実逃避の1部になったりしそう…怖いな…現実逃避の振り幅…人によりけりだけど…
まあ、趣味とか波長とか合わないと流石に人間関係ストレスなるよな〜…現実逃避したくなる
まじであれよな〜…厳しく見る目をもってるにせよ…
何かしら口出ししすぎだろうがわざと言わずに黙らす方法そろそろ欲しくなるぐらいのストレスはあるから現実逃避するよな〜…ストレス発散は現実逃避したがるもん

あ、ここであれー、言いまくると良くないと見たんでとりま俺の余談が入りまーす
えー、趣味が多々あるのにまた増えたor再びのブームがきましたー!これは喜んで良いのかすらわからないけどとあるアーティストさんのグッズが欲しくなりましたー!そこのファンクラブ…あったらもう入ろうかな…ってぐらいまで視野に入れるぐらいなんでマイブームだけで終わったときあるのであろう?と疑問に思うこの頃
しかも、ライブ…行きたくなるぐらい生見てみたいけどバイト探ししなければなりませーん!はい危機感しかないやーつ!でも、言うなればバイトやる理由見っけましたー!パソコン欲しいのも理由にはなってたけど貯める事が苦手だからむずむずしてたけど、これなら使っても頑張れるね!って…なるんすよね…お金貯める理由がめちゃくちゃ大事になってくるのとなりたいの正直曲がってないけど…やはり理想…叶えたいけども…むずむずってなっている内にあってればこれからは推しとなるでしょうぐらいのね…ハマり方しておるんすよ…やばくない?
ここ最近ほぼほぼ毎日のようにそのアーティストさん聴いてるんすよ…これでききあきなさすぎなのであればもう推しのアーティスト枠入るなってなりまーす!
これからにかかりまーす!俺の現実逃避実質長すぎなのわかってはおるけど、人間関係が正直…リアルの人がめんどくてね…特に1部の人がだけど…とうとう!推しアーティストになるお人をほぼ確になったらアーティストなら多分最推し枠になる説でるよ…すごいよね…
バイト探ししたくてもなんか1部の人間がある意味招いた種と言ってもおかしくないのでストレス溜まり過ぎて現実逃避が繰り返されてる今になってこうなっておりまするので…
ってことで!語りすぎた!

現実逃避は言葉にするとキリがないと最終的に言いたいのです!俺は正直しすぎまでいっておるのでその理由で頑張ろうとしているお人なのでね!まあ、現実逃避しすぎないようにしましょ!無理するなってむずいけど、抑えられないのであれば現実逃避がね?逆にそれを理由に頑張ってこーぜ!って話ね!
そうじゃないと頑張れないから!何か目的だとかが無いと!これを買うって目標でも大事だし!
現実逃避…しまくる俺は逆にそれの理由で頑張ってやっていきたいなー!

なんか書きすぎて申し訳ないやん…めちゃくちゃ日記感覚で書いてた…(久しぶりの2回目のテーマが現実逃避ってかなり身近すぎてリアルに感じるから)

ってことで次はいつくるのでしょー!楽しみに勝手になっておきまーす!

2/28/2023, 8:16:53 AM

現実逃避

現実逃避は…逃げではない。

心の不調のサイン。

2/28/2023, 8:09:32 AM

なぜ逃げるのか、自分の人生ぢゃやいか…。
いゃ…自分だけの人生なのか…。
家族との人生なのか…。

逃げたくなる時もある…。
仕事…
生活…
通勤ラッシュ…
人間関係…
近所付き合い…
できれば全てなくなれば……。
いゃ…なくした所で別な事が嫌になる…
それが現実だぁ…。
だから人間は現実と向き合うんだ!!
ありのままの現実をうけとめて生きやすい、向かいやすい様に創り上げていけばいんだ!!
イライラする事もある…
納得いかない事もある…
腑に落ちない事もある…
全て全て現実だ…
受け止めて…
しっかり前を見て…
生きて、素晴らしく老いて行こう!!!

2/28/2023, 7:38:49 AM

現実から逃げたい
もういっそう何も考えたくない
でもやらなきゃ何も始まらない
何も起こらない
自分で自分の首を締めてどうする
でも1度だけ逃げたい逃げだしたい
早くこの苦痛が終わってほしい
現実逃避

2/28/2023, 7:28:37 AM

逃げろ!
真っ当なら逃げろ!
なんも悪くない!

道はほんっとに幅広く広がってんの!
分かんないのか?

罪からは逃げるな!
当たり前。
言い訳あっても罪は罪。

2/28/2023, 7:03:42 AM

ここは暖かく、輝いている。
慎重に足をかけ、実った果実を手に取り齧る。
甘くて優しい味がする。何度食べても飽きないものだ。

突然、何かが足を引っかけた。脚がもつれ、倒れる様に落下する。
幸い、柔らかい草木がクッションになり、怪我も痛みもなかったが、果実は潰れてしまった。

犯人を探そうと眼を凝らすと、見下すような瞳があった。怒った猫の威嚇みたいにシャアシャアと声を鳴らした後、
影は姿を現した。
蛇だ。

「人が食べてる時に酷いじゃないか、何様のつもりだ」

「お前こそ、勝手に庭に入った挙句、
毎日毎日そればかり食べて、少しは謙遜の心を持てないのか!」

蛇は大きなとぐろを巻いて言った。

「何だってんだい、そう言ったって、ここには腐るほど果実があるじゃないか、

お前は蟻にも敬意を示すのか?
数え切れない、一つ一つに感謝して生きるのか?」

「そうじゃない!蟻自体は、我々が生きるために必要か?

必要なものにはどんなに数あれど、敬意を示すべきだ!」

議論は陽が出て落ちるまで続いたが、結論はでなかった。疲れ切った両者は、木陰に座り込み、話し合った。

「そもそも、なんでここにはお前しかいないのさ」

蛇は応えた。

「神様が見捨てたからだ、いや、もう神様はいないからかもしれない。

ただ、お前はここにいるべきでないということだけはわかる」

思案し、考えがまとまったので答えた。

「神様はいないんじゃなくて、楽園がいっぱいあるんだよ、ここもきっとその一つ。
お前は多分、葛藤か何かなんだ。」

話してるうちに蛇は消えていた。

それと一緒に輝きも温度も消えていた。
目から溢れそうなものを抑えながら、
そっと瞳を開いた。

【現実逃避】

2/28/2023, 7:02:14 AM

「現実逃避」

リアルから脱したくて
筆をとる

手にした筆で
詩や歌を紡ぐのは
楽しくて
忘れさせてくれる
リアルを

逃避した先で
溺れてしまう

何も見えなくなる

リアルから脱したくて
逃避した
はずなのに

2/28/2023, 6:58:06 AM

逃げたくなる
目の前の現実

寝逃げして
起きて絶望

あぁ
戻ってきちゃった(泣
って

変わってない現実に
また絶望



常に常に
今を否定し
未来に期待し
そのうち諦めて


頑張らなきゃ
駄目なんてこと無い
頑張らなくたっていい


そう言いながら

頑張る人を見るのは楽しくて
何だかすごい人に思えて
自分も頑張りたくなる


何この洗脳的思考

人は人なのに




逃げたって
神様はバチなんか当てない


罰するのはいつも
自分の中の

訳の分からない罪悪感



「現実逃避」

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