『現実逃避』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もう何もかも嫌になって、山に入った。
…何日歩き続けたか、なんてどうでもいい、
…自分すらどうでもいいから。
「いぁ~えがった!ぶせぇくだば!」
「は?」…大木から、変な少女が目の前に
飛び降りて来た、いや子供じゃない。
小柄だけどグラマーで、獣耳付けて、やたら
長い尻尾?が後ろでウネウネ動いてる。
…コスプレ?近くでイベントやってんのかな。
「ぶせぇく大歓迎じゃび♪︎今日から村人
じゃび、難すいはなすばババぁに聞いてけろ」
手を引っ張られるまま、連れていかれた、
そこには古風な山村があった。
もしかして「あの世」に来たのかな…?
「あぃ~♪︎ぶせぇくのわけもんは、わけもん
でがら、高齢化もんでぃのくぅせぃすだびぃ~」 この人(?)何言ってるか解んないけど、
なんか、腹立つ。何言ってるか解んないけど、
なんか、歓迎されてる気がする。
「ババぁ!新入り来たじょ!ババぁ!」
「うるせぇ!ボイン!」普通のお婆さんが、
平屋から勢い良く出て来て、この村のルール等、
丁寧に説明してくれた。
私、ここに居よう、流されるまま、
生きて(?)みよう………。
───「テイちゃぁんっオラ、新人勧誘すて
来たんびょ!ありは、えいずぅ決定じゃび♪︎」
何かの匂いを感知して、すっ飛び出て行った
姉さんが、帰って来て兄(弟)に甘えている。
一人で見に行ったということは…。
「女の人だったの?」
「そぅじゃび~、でもぶせぇくだから、
もんでぃなす!優良新人じゃば!!」
……今すぐ失礼をお詫びに行こう。
楽しいこと好きなこと
繰返し続けてソッポ向く
居心地のいい方にいる私は
実は自分を苦しめていたりして
矛盾だらけで生きていく人間は
矛盾と戦うために少しの休息を得て
すぐに現実を見させられる
逃げてもいいとはいうけれど
ここぞというときは踏ん張らないとな
現実逃避
3月12日
きのう書いたからか落ち着いて寝れた
そして合格だった
よかったー安心した。
今は全然落ち着けてないけど
これで入学までは
とりあえず落ち着ける
英語の授業時間だった。
教室は静まり返っている。
整然と並んで座るクラスメイト。
「ねぇねぇ。…真木君、ねぇってば。」
「…え? 俺? ってかしゃべんなよ。」
「ちょっとだけ。」
「何?」
「現実逃避ってさ、リアルエスケープ?」
「…和製英語感あるな。」
「じゃあ、何?」
「現実から逃げるだから…escape from reality?」
ガラリと音を立て、教室のドアが開く。
「That's right,Sho! 沢木さん、真木さん、おしゃべりして余裕ね。次、当てちゃうわよ。」
「!…先生…。」
「現実逃避はescapeだけでもいいのよ。人間が逃げたくなるのは現実だけなんだから。」
「…はい。」
「ただ、逃げるのは力のない弱者がすることよ。人間は戦うことができるの。自らの理想のために。」
さぁ、静かにしていましょうね。
授業中の私語を諫めるときのように先生は微笑む。
静かだった教室に微かな嗚咽が聞こえ出す。
教室の窓側の床に並んで座る学生。
閉められたカーテン。
集められたスマートフォン。
先生の手には玩具みたいな、でもついさっき教頭先生を撃った小さな銃。
何が入っているかわからない大きなバッグ。
「1人、私に付いて来てもらうわね。」
おしゃべりしてたSho Mano、と俺は名指しで呼ばれる。話しかけた沢木はうつ向いて震えていた。
「大丈夫よ。ちょっとみんなの前で、私たちの代わりにお話してもらうだけだから。じゃあ、みんな静かに待ってるのよ。」
先生に伴われ教室を出る。出てすぐに足先が目の端に入ったが、赤い水たまりに無造作に投げ出されたその先を見る気にはなれなかった。
先生に背中を押されて歩きながら、俺は廊下の床がだんだん柔らかくなっていくように感じていた。
ふわふわ ふわふわ
足が重くて、何にも見えていないような、見えないはずの先生の顔も見えているような。
あぁ、そうか。これはきっと夢だ。
たぶん先生に撃たれたときがこの夢の終わりだ。
悲しい 苦しい 辛い イライラ
ネガティブな俺
男の純度100%
今すぐ可愛い君を
奪いに行く
早く君の全部
見たいよ…
人生は果てない逃避行だ。
いつだって目の前の現実を認めたくない時、人は遠くへ行きたいと夢を見る。
けれど、もし。
遠かった夢が、目の前の現実と同じくらいの距離にまで近付いたら。
それは認めたくなかった現実から、逃げ切ったってことにならないだろうか。
【現実逃避】
#44 『現実逃避』
あの方のように
醜い顔で
太っていて
ダサい服を着て
誰からも愛されない
そんな風になってみたい
…という現実逃避をする
美しい顔で
スタイルがよく
何を着ても似合い
みんなから愛されて困っている
人
になってみたい
《現実逃避》
現実から逃げたとしても。
逃げ切れるか?
いつも
孫悟空のように
どんなに遠くに行けたとしても
所詮、お釈迦さまの手の届く範囲で・・・。
この逸話を思い出す。
でもね
現実からは逃げることができないとしても
逃げている間、
「突破してやる」
「逃げ切ってやる」
溢れる気持ちと高揚感。
この高揚感こそが、現実逃避。
やめられないのよ。
だから、繰り返すのよ。
現実に
戻ってこれるうちが華なのよ。
戻ってくることができなくなったら?
そうね、夢で会いましょう。
現実逃避
火曜日の朝は目玉焼きとウィンナーで決まっている。
曜日感覚のためや、決まったご飯にすることで節約になったりならなかったり。
いつもどおり目玉焼きを焼いてウィンナーを焼いて皿に盛る。フライパンはいつも通りシンクに、お湯を浸しておく。
上手く焼けた今日は、仕事が忙しくなるとわかっていても、ちょっと気分が上がる。るんるんにお弁当のおかずを詰めて蓋をして終わり♪なんて思いながら手を伸ばしたその先の蓋が滑り落ちた。お湯を浸したフライパンの中に…。
上がった気分が一気にズーンと落ちていく。見たくない…認めたくない…さっきまでのるんるんを返せ!!!心の中で悪態を着くも現実に起こった事に現実逃避なんて叶うはずもなくはぁ〜と大きいため息だけを口から零してスポンジを持った。
私の何もかもを否定されて、
何もかもが嫌になって…死んでしまえたら良いのに。
現実ではそう上手くいかない。
結局明日も生きないとダメか…。
現実逃避して良いのなら疾うの昔にもう死んでいる
【現実逃避】
現実逃避しても苦しみは追いかけてくる。
苦しみから現実逃避してはいけない。
今を見て、何が出来るかを考えてやらねばならぬ。
現実逃避
スマホを見ながら、ベットに横たわった。
女は、ゴミだらけの屋敷で生きているのではない。幸いにも、ある程度のことはできるようだ。
だが、ある現実から目を背けてる時点で普通ではない。
涙を流して濡れた枕。
しわしわになった布団。
散乱した服と感情だけがある。
眉間にしわを寄せて覗き見る家族たちを、どう思う。
女は、「どうでもいい」とだけ呟いた。
あの子は、あれ以来冷たい子になってしまったんです。
え?そんなことないって?おかしいですね。
ええ、はい。そうですね。
箱の準備をしなければなりません。
そうだ。あの子にお花を見せましょう。そうしたら暖かくなるはずです。
母親はそう言うと、花屋に駆け込んだ。
嫌なことが続いたり、辛い思いをうけ続けたり、
でもそれが人生なんだ、人生の醍醐味だ
なんて言う人もいるが、
そうは思わない。
不幸なことや嫌なことはない方がいいし、
全部自分の思うようになればいいのにって
僕は思う。
時にはその場から逃げてもいい、投げ出してもいい。
自分を大事にしよう。
自分を守るのは自分だから。
あいしている。
だいすき。
いっしょうそばにいたい。
わたしからはなれないで。
わたしだけをみてほしい。
……なんて、たくさんワガママ言って甘えたい。
でも、そんなこと、現実では上手くいかないから、
妄想働かせて何とかしてるんだ。
いっつも暗い顔して、振り向いてもらうんだ。
〜現実逃避〜
殺人事件が起きた。
しかもその死んでしまった人は、僕にとって大切なひとだった。
なんでも、犯人は「あの女が、俺の女にならなかったから。」とか言っている。
信じられない。
僕は激しい怒りと、戻って来てほしい、生き返ってほしいという強い思いを抱えていた。
どんなに大切なものでも、死んでしまったら
もう、生き返ることなんてできない。
彼女がいない世界に、未練なんてない。
僕はただ一緒の場所に居たかった。
"いく"方法なんて、あれしかない
「待ってて。今一緒の所に行くからね。」
それが僕の人生で最後に言った、言葉だった
現実逃避
可愛くて綺麗でみんなに愛されて勉強できる理想の私と
カッコよくてイケメンでみんなの人気者で頭のいい
理想的な相手とのラブストーリーを考えてしまうほどに
私は現実逃避をしていた。
─────将来何になりたいの?
─────何か目指してることとかないの?
─────なんでこんなことも出来ないの?
親,先生からの言葉が辛い
私だって知りたいのに。
私が何になりたくて何をやりたいのか。
こんなに悩んでいるのも知らずに
追い打ちをかけて欲しくない。
私だってしっかり考えてる。
だから今だけは
現実から目を背けさせて
─────『現実逃避』
ずっと夢をみていたい
楽しくて幸せで
このまま時がとまってしまえばいい
そう思えるくらいの夢をずっとみていたい
現実は残酷だ
だから夢をみていたいんだ
それが現実逃避であったとしても
影傷
切り裂いた
色情狂
私の中に
犯された
私の色
全ては影に
廻り堕ちて
深く堕ちて
ずっと 深く…
目覚めない夢ならば
強く抱きしめていたい
遮る記憶の狭間から
射す閃光に刻まれてく
「罪ト影ト 傷ミト黒…」
切り裂いた
色情狂
私の中に
犯された
私の色
全ては影に
廻り堕ちて
深く堕ちて
ずっと 深く…
勉強がすごくできて、運動神経抜群で。
誰にでも平等に優しくて、カリスマ性もある。
実は魔法が1人だけ使えて、世界を救ってる。
それをひた隠しながら教室の隅で笑ってる。
「「………………っていう夢」」
『現実逃避』