『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1.狭い部屋 黒大
俺が大学入学と同時に東京出てきてもう4ヶ月が経った。田舎から上京した人が勝手の違いから中々東京の空気に馴染めないなんて話をよく聞くが、俺は世話好きな知り合いの協力もあってかそれなりにすんなりと馴染めたと思う。そんな世話好きなあいつも肩書きは俺と同じ大学生であり、課題に追われていることも人の家に突然突撃してきたりもするのである。今ただでさえ狭い1人用アパートの一室がさらに狭くなっているのだって昨日の夜こいつが押しかけてきたせいなのだ。あんまりにも酷い顔をしていたので泊めてやったが、大男が2人いるだけでだいぶ窮屈に感じてしまう。ベットを占領されていた俺は気持ちよく眠ることも出来ず、床、というかカーペットの上で寝ていたので体がバキバキになるわで結構散々なわけだ。そんなこんなです少し早めに目が覚めた俺は、体を伸ばすついでにコーヒーをいれに行く。コーヒーをブラックで楽しめるようになったのはいつ頃からだろうかとノスタルジックな思考になっていると、寝ていたはずの黒尾が目を擦りながらダイニングキッチンに入ってきた。
「悪い、起こしたか?もう少し寝ててもいいんだぞ」
「いや、もう十分休まりましたので」
ついでに黒尾の分のコーヒーもついでやる。空はもう明るくなっているが人々が活動を始める気配はない。外に目をやれば高校生と思しき青年がジャージを羽織って自転車を漕いでいった。視線を戻せば、ああは言っていたもののやはり眠いのか机に体を突っ伏しぼーっとシンクを見つめている黒尾が目に入る。今日は講義もないようなので一緒に1日ゆっくり過ごそうか、なんて考えているうちに、自然と笑みがこぼれてしまっていた。
狭い部屋って…怖い?
それとも…落ち着く?
「え、誰の声?」
私はあなた。
あなたのこころ。
「わたし…ちがうよ。あなたは私じゃない。」
そう…それなら。それでもいいわ。
でも、私はあなたなの。
「言ってる意味わかんないよ。」
いずれ分かるわ。
狭い部屋はあなたの唯一の居場所だもの。
「え、なんでそれ…。」
言ったでしょう、私はあなたなの。
『狭い部屋』
段々と押し寄せてくる部屋で集中しろって言われても
できないらしい。
結局はみんなリスクを考えるんだね。
なんでテストしてる時に
合格点いかなければどうしようって思うんだろう
まだやってる最中なのに。
そんなこと考えてる暇に3点は上がるはずなのに。
人が合理的に動くことなんて無理なのかな、
感情論だけでここまで生きてきた
そして私もいま、自分のやりたいという感情で
この文を書いている。
私の部屋は、みんなに汚いって言われるけど
私はここが心地いい。
汚い部屋が好きなんじゃなくて
物で溢れてると安心する。
どうしてだろう。
部屋自体は広いのに、物で溢れかえっているから狭く
感じる。
これもまた、一種の感情。
狭い部屋がおちつきます。
(題・狭い部屋)
狭い部屋
いつになったらここから出られるのだろう。
そんな気持ちでいっぱいになった事がある。
それは、学校や家での居場所が無くなってしまった時。
ここから一歩も出られなかった。
怖くて震えていた時もあった。
でも、外に出てみれば自分の悩みは大したことなくて、
ずっと閉じこもっていた自分が惨めに思えてきた。
今は、毎日外に出て、前よりもご飯を食べるようになり、
健康的な生活を送れていると実感している。
自分の判断は正しかったと今でも思う。
『狭い部屋』から『広い世界』へと焦点を変えてみるのも
いいかもしれない。
さぁ、今これを読んでいる貴方も私と共に
明るく広い世界へと歩みませんか?
「狭い部屋」
狭い部屋はどうしても苦手だ、
窮屈で閉じ込められた記憶が蘇ってくるから
わたしが まだ 中学生のときのはなしだ。
お母さんは男遊びが酷い人で毎晩、毎晩彼氏らしき人を連れてきて、夜遅くまで営みを繰り返している。
お母さんは彼氏に私の存在を隠したかったらしく、毎日 毎日階段下に閉じ込められる。
電気も何もない暗い部屋で何十時間と過ごす。
トイレに行きたくても行けない、
喉が渇いても、お腹が空いても口にできない。
夏の日でも御構い無しに蒸し暑い部屋に閉じ込められる。
夜も眠れない日が続き、ついに限界がきた。
ある日の夏虫が泣き叫ぶ夜に家を抜け出した。
誰にも見つからないように 誰にも捕まらないように。
もう何時間でも走れる気がした。
心地よい風が首を通り抜けていく。
気づけば朝になって何処かも分からない路地裏で寝ていた。
そのあと警察のお世話になって 施設に預けられた。
だから私は狭い部屋も何もかも苦手だ。
#狭い部屋
狭い部屋にある物たちは
限られたスペースに取捨選択されて置かれた
その人の思い出がたくさんつまっており、
その人が何が好きか、どんな性格なのか、
今までにどんな生活を歩んだのかひと目でわかる
狭い部屋は人それぞれの
心の中のちいさな宝箱のようだ
俺は俺の長身がうらめしい…。
これ言った時俺の先輩と友達がすんごい顔してたけど。
もし身の回りのものがデカくなるか、俺自身が小さくなれるなら、どっちでもいいから是非そうしてほしい。てかそうしてくれよ!
最近は〜〜、トイレやら体育倉庫やら、ちょうどぎりぎり頭が当たってガッと行くんだよな。痛い。ふつーに痛い。
そのおかげで先輩たちには、
「ぎりぎりさん」ってあだ名付けられてさ!
一年の教室でぎりぎりさんって呼ばれるとさ、ちょー恥ずいわけ!
だろー?
でもやっぱ先輩が付けてくれたあだ名って愛着わくよな!俺ぎりぎりさんは結構好きだ!
でもフローラさんは抗議!!!
#2024.6.4.「狭い部屋」
狭い部屋と書いてせまいせかいと読む。
HQ獅子。ぎりぎりさんは勝手に付けたあだ名です。一緒に帰ってる風の獅子くんです。
広すぎる部屋は
落ち着かない
狭すぎる部屋は
息が苦しくなる
ひとりだと
ちょうどいいが
ふたりだと
狭い部屋
「狭い住まいは不快だとは思わないかい?」
「突然どうしたんだ。こんな狭っ苦しい空間で、まさかラップバトルでも始めようって言うんじゃないだろうな。だとしたら、おれは四の五の言わずに勝負をおりるから、不戦勝でお前の勝ちだよ」
「初対面の人間に『お前』と言うのは、些か不躾じゃないかな? それはともかく、開幕早々に掛け言葉を決めてやりたかっただけなんだ。冒頭の台詞に関しては気にしないでくれ」
「気にするなと言われても、気になるのがおれの性だが・・・、まあ、今は右から左へ華麗に受け流すとしよう」
「ああ、そうしてくれ。しかし、君はなんというか、適応力が高いのだな。華麗に受け流せれるのは、若者の特権だと思うよ。僕の方はと言うと、華麗ではなく加齢なのか、細かいことが気になって仕方なくてね」
「それは加齢ではなく性格の問題なんじゃないか? ああ、そうそう。さっきは言いそこねたんだが、こんなにもブツブツと長ったらしく話していたって、読者は飽きるだけだと思うんだ。つまり、何が言いたかと言えば、無駄な雑談は置いておいて、さっさと本題に入るべきだと言うことだ」
「秋が来るよりも先に飽きが来ると言うのならば、そうだね。確かに、早々に本題に入るべきだ。前置きはなるべく短く行こうじゃないか」
「後は、下手な駄洒落が霧散してくれれば、最高だな」
「君は、一見けものへんとは全く無関係に思える『狭』という字に、何故けものへんが付いているのか考えたことはあるかい?」
「・・・質問に質問で返すようで悪いが、もしかして本題っていうのはそれか? だとしたら、今すぐこの話を中断して、外に助けを求めることに労力を費やす方が有益だぜ。アンケートしなくったって、そんな話題、誰も興味がないことは明白だからな」
「なに。一体何故けものへんなのか? の問いを喉から手が出るほど気になる読者はいないと言いたいのかい? そんな馬鹿な。馬と鹿が狂乱するよ」
「あのな、気になる奴はいるかもしれないが、今はなんたって文明の利器というものが存在するんだ。気になる奴は個々で調べるに決まっている。そういう時代だ」
「ほう、そういう時代なのか。なるほど。すまほというのは、そんなにも便利な電子機器だったんだね。一体この薄っぺらい機体で何が出来るのかと不思議だったんだ」
「時代について行けてなさ過ぎるぞ、お前・・・」
と、男二人が生産性のない会話を繰り広げていると、エレベーターに取り付けられている小型の音声装置から、若い女性の声がした。
その声は、大変申し訳なさそうに言った。
先刻から落雷の影響で停止していたエレベーターだが、復旧の目処がたったので、後数分もすれば無事稼働する・・・と、そのような有無のことを。
「なんだか、エレベーターが停止したことより、お前と二人で閉じ込められたことにほとほと疲労を感じたぜ。だがまあ、やっと動くらしいから、その疲労感ともおさらばだな」
「なに。密室に閉じ込められておきながら、いつ動くとも知れないエレベーターに閉じ込められては、神経を使うのも必然だ。君の疲労はあって当然のものだ、若者よ」
「これ以上おれを疲労させたくなければ、稼働するまで話しかけるのは遠慮してくれないか。それと、さっきも気にかかったんだが・・・、どう考えてもおれより年下のお前が、おれを若者って呼ぶのは、ちょっと違和感があるんじゃないか?」
「何を言う。僕は君よりずっと年上だ。なにせもう十余年は、このエレベーターに籠もり切りだからね」
それだけ告げると、男は姿を消した。
ふっ、と煙のように、たちまち。
〜♪(世にも奇妙なBGM)
机にベッドにソファ。
それだけでいっぱいな狭い部屋。
でも、見回すといろんなとこに小さい思い出が溢れてる。
この狭い部屋は私のこれまでの証だ。
#狭い部屋
狭い部屋
ある日の夜、大学の友人Aから電話が来た
『どうした?』と聞くと
「部屋から出られない」と言う
『お前ふざけてるのか?』とさらに聞くと
「いや、本当なんだよ助けてくれ」と言う
冗談を言ってるようには聞こえない
友人Aの家は歩いて10分ほどなので
行ってみることにした
玄関の鍵は開けっ放しにしているような
友人なのでノックをして中に入る
友人は部屋の中で座り込んでいた
『で、出られないってどういうこと?』
「いや、本当に出られないんだよ」
なんせ狭い部屋だ
友人が座り込んでる正面に玄関のドアは見えており
数歩でたどり着く
友人Aが歩き出した
「見ててくれよ、本当なんだ」
そう言って、部屋の中をぐるぐる回っている
その様子が怖くなって
あわてて友人Aの手を引いて外へ出た
とりあえず救急車を呼んで
病院に運ばれた
友人Aは脳梗塞になりかけていた
幸い、大事には至らなかったが
あのときの光景はしばらく
頭から消えることはなかった
3裕翔の部屋に行こう
5時間目
鈴「裕翔〜学校終わりどっか行かない?」
裕翔「行くって言ったってどこ行くん?」
鈴「、、、夜の寝室inbet」
裕翔「何ゆうとん、、普通にキモイわ」
鈴「じゃあどこ行く」
裕翔「、、あっ俺ん家今、両親おらんわ」
鈴「はぁっ?!」
鈴は顔を赤くし、それってそういうこと!!?と言わんばかりの顔をしていた。
裕翔「なに妄想しとん、、いく?行かない?」
鈴「いぐっ行くに決まっとる!!」
鈴は食い気味に行った。
今日は疲れてしまって、半分しか書けませんすみません🙇♀️
狭い部屋の中で洗濯物を干す。肌に張り付くような梅雨の湿気のせいで洗濯物が乾かない。動けば当たる服のカーテンの下で天井を見上げてため息をつく虚しいことこの上ない。捨てるほどではないが必要でもない物の多い部屋の中カビにでもなるかのように息を潜めてじっと眠る日々があと何日続くだろうか。
「狭い部屋」
暗い、狭い、寂しい。
ずっと、ずっとずっと。
もうどれだけここに私は居るの?
10分?1時間?1日?1週間?1々月?1年?10年?
体内時計も狂っちゃってるか、笑
......客観視したら私の居る場所、本当に
"狭い部屋"だなぁ.....
いつになったらこの部屋(世界)から
解放されるの.....?
_________________________
はい、解説。
狭い部屋=この世界、地球。
つまりはこの主人公はこの今生きてる世界に
希望を抱けず、井の中の蛙的な子になっている。
希望、光を見れないからこの私は暗いと言ってる。
そんな感じじゃないですか?
自分でもあんま行き当たりばったりで書いてるんで。
2024.6.4
“狭い部屋”
2024.6.7
“世界の終わりに君と”
僕の中には暗く狭い部屋がある
暗くて狭い電気のないただ窓が一つに
窓の下にポツンと置かれたベットが一つ、
壁際には木でできた小さな机が上には
ポツンと英語で書かれた読めない小説
昼間は太陽の光が暖かく照らし
夜は月の光が優しく照らす
そんな部屋で僕はただ一人ベットの上で
一冊だけの小説を読むしかできない
部屋にはこの小説以外なにもないのだから
ただそんな中で僕の楽しみは寝ることだ
嫌な現実を忘れられるのは夢を見れるその時間だけ
限られた時間だけは自由にできる
誰にも怒られない差別もされない
いじめもない
夢を見てるときいつも思うんだ
「このまま夢の中で過ごしたい」
「夢が覚めなきゃいいのに」って
気づいたら夜が終わって嫌いな朝が来て
また僕の部屋は狭くなる暗くなる
何もないただの空間になるんだ
自分の部屋には自分を感じる
私物に囲まれ、自分の感覚に合わせて並べられた家具
それらには唯一無二な何かがあることだろう
たとえ、長旅をして、沢山の価値観に出会い
自分という存在がちっぽけだと感じても
戻った時には
たった5畳のその部屋がとても愛おしく、
自分が戻ってきたような感覚には
なんと名付ければ良いのだろうか
#狭い部屋
狭い部屋
現実とは無縁になる瞬間がある
目覚めると絶望している
とうに外は澄んでいて
誰かさんの排除は済んでいる
ここでは自分が王である
なのに物を片付けるたび
少しずつ消えることができた気になる
《狭い部屋》
それは私にとって良くも悪くもない。
どれくらいの広さかにもよるが、
狭すぎても生活に必要な最低限のものが置けないし、
広すぎてもスペースの無駄となってしまう。
それはとてももったいないことだ。
広い部屋は解放感があるが、一人だとすごく寂しい。狭い部屋は圧迫感があり、居心地が悪いと思う。
でも、私は狭い部屋で暮らすとなったとしても何も気にしない。本を静かに読める環境さえあればいい。
強いて言うのなら、『広い』より『狭い』方がいい。
狭い部屋
子供の頃、本当に狭い部屋だった
学習机じゃない机と
小さな本棚と、
制服を引っ掛けるところだけ
何にでもすぐ手が届く部屋だったから
今もすぐ手が届くところに色々置いてしまう
片付け上手になるのは、まだまだ先かな