『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
とてもとても狭い部屋にいた。
真っ暗で、暑くて仕方がない。
もう1人僕と同じ子がいるけど、さっきまで暑い暑いと叫んでいたのに静かにぐったりとしている。
暑い、喉が渇いた。ここはどこなんだろう
視界がふわっとしてきた。
「大丈夫?」
お日様の強い光が入ってきて思わず顔をしかめた。もう少しで眠れそうだったのに、邪魔しないで頂きたい
「わわ、2匹…だけど、こっちの子はもうダメなのかな」
ぽとっと冷たいものが私に当たった。雨?と思ったけど違う、この人から流れてくるの
「君だけでも助けるからね」
出会った時から泣き虫なのに変わりは無かった。
僕を連れて帰った時、お母さんにこっぴどく叱られてボロボロ泣いて、おぼれてしまうかとおもった。猫は水が嫌いなんだ、一般常識でしょこれ。
それから大学にかようために一人暮らしを始めたから、てっきり僕はおさらばかと思ったけどわざわざペット可のお部屋を選んだ。お母さんも家賃高くなるからやめてというかと思ったけど何も言わなかった。
知ってるんだ、お母さんは大の猫嫌いなんだ。
大学という所は行ったことがないけれど、でも楽しそうなのが伝わってくる。
たまに顔をほんのり明るくして帰ってくるとお酒の匂いがするの、あまり強くないんだから外では飲まないで欲しい。それにおうちで飲むと美味しいイカを食べれるから、おうちで飲んで欲しいんだけどな。
前世というものがあるのは知っている。
信じる信じないにせよ、紛れもなく僕には前世がある。
前世の僕は来世は人間以外の生き物に生まれ変わるよう願った。その結果がこれ。
なんでか分からないけれど毎回この男に出くわすんだ
嫌になっちゃうね!!!
嫌いなわけじゃない、美味しいご飯くれるし前世みたいに捨てたりしない。最初のうちは怖かった。また捨てられるんじゃないのかって
だけどお母さんを説得してまで飼ってくれたんだ、あれから長い時間が経つけど幸せに過ごせてるのは彼奴のおかげだから感謝してやらなくもないんだ。
きっと女の子とか家に連れ込むんだろう。その時は全力で引っ掻いてやる!と練習してたのに
「会えないんだ、どうしても、今までは必ず高校生の時に出逢えていたはずなのに今回は会えなかった。会いたいけどもう会っちゃだめってことなのかな」
誰に、会いたいの
「ずっと好きな人がいたんだ。もう3回も手放しちゃってるんだ、毎回今度こそはって思うのに上手くいかない。この人かな、この人かなって手当り次第になってしまっていたのが悪いんだ。彼女は彼女のままでいるから、見た目が変わろうと中身は変わらないから分かるんだ。
もしかして、君が彼女だったりするのかな、ないか笑」
そう言ってまた雨を降らせた
僕も一緒に雨を降らせた
馬鹿、この男はどうしようもないくらいの大馬鹿者だ
とっとと忘れてしまえばいいのに
馬鹿
色んな感情があったのに馬鹿しか出てこなくなった。
踏切の前にきた。ここに来るのは何度目だろう。
頭の中に踏切の音が鳴り響く。
音には合わないけれど右左と規則正しく移ろう赤色が目に入る。
空を見上げると、綺麗な藍色をしていた。
人間同士で出会えなくてごめんね
弱くて自分のことばかりになってしまってごめんね
まだもう一度チャンスが貰えるのなら、人間として逢えますように
けたたましく鳴り響く警笛の音と共に私の記憶はここで終わった。
誰よりも彼のことが好きだった自信があった。
その感情に蓋をしたのにまたこうして出逢った。
人間じゃなくねこに生まれ変われて、今度こそ幸せになれると思ったのに出会ってまたもう一度恋をしてしまった。
猫の生活はとても幸せなものだった。けれど人間にしかできないこともあることを知った。
来世は、人間としてもう一度彼と再開出来ますように。
旅猫リポートの子をイメージしながら書いたから似ているところがあるかもしれない🙇♀️
皆さんは犬派ですか?猫派ですか?
私は将来家族がもし出来たら大型犬を買いたいです
ゴールデンレトリバーかハスキーがいいの
でも犬も猫もどっちも好きでは無いから聞かれたらうさぎ派って答えるようにしています
枠に収まるのが嫌いだからって言うのもある、うさぎって寂しがり屋でストレスに弱いんです大切に丁重に扱わないとなんです
猫かうさぎか迷ったけど頭にポンッと浮かんだのが猫だったので猫にしました、ハチワレ可愛いからハチワレにしようかな、毛色は黒の子です
狭い部屋
私は、1980年東京で暮らす最も不幸な青年の1人であった。私はコンピュータの仕事をしていたが、コンピュータの知識はなかった。また知ろうともしなかった。私は自分の仕事を軽蔑していた。いまだに思い出すのは、壁に吊るしていた何本かのネクタイである。朝、私がネクタイを取ろうとして手を伸ばすと空腹のために倒れた。私は毎晩、失望・悩み・苦悩を抱えて孤独な部屋に戻ってきた。今思うと、狭い部屋は私にとって貴重な経験だった。自分の弱いところを知って、それを克服するためにもがき苦しんだ。自分の居場所が見つからない若者たちに、私の経験が少しでも参考になればと思う。
狭い部屋の方が落ち着く
自分の好きなものをぎゅうぎゅうにつめて
幸せもぱんぱん
完
狭い部屋
ここは安心するな、一人で、縮こまっているだけで他の人なんてここには居ないんだから、
俺にはこれくらいの場所がぴったりだ。
世間は広すぎる
数枚のブランケット 1番楽な服で
時間は夜がいいだろう
もしかしたら、その日は満月かもしれない。
スマホはつけないで
しーっと人差し指は不思議を守る
私だけの秘密基地
子どもの時をおもいだす。
ちょっとの恐怖と大人に作った秘密
さぁ、なにをしようか?
#狭い部屋
オフィスから眺める夕景
まるで自由を模した絵画
機械的に行き来する有象
ただの辻褄合わせの背景
自室の窓から見える宇宙
鍵のかかっていない牢獄
稼動範囲が決まった生涯
蓋の無い窮屈な巨大棺桶
~狭い部屋~
1K、ユニットバス付きのこのマンションの一室が私の根城。
人を呼ぶには少し狭いけど、この空間の中だけは何をやっても自由なんだ。
夜にポテチ食べてもいいし、友達と長電話と夜更かししても良い。
どこへ出かけるにも自由だし、門限も伝えなくていい。ああなんて素晴らしいんだ!
……というのを、今の私が書いてるって思うとなんだかおかしくなっちゃうな。
今の私は結婚して、自由な一人暮らしとはサヨナラしてる。
たまーにこの時もよかったな、って思う時もあるけど、今の生活を離れる気も、ないかな。
#狭い部屋
「じゃね、美香。アンタもしっかりやんな」
「うん、じゃねお姉ちゃん」
結婚式を終え、お姉ちゃんはこの家を離れていった。
お姉ちゃんと2人で使っていた部屋。
昔は狭い部屋だと思っていたはずなのに何だか、
今はずいぶん広く感じる。
走り回る先生。いつも忙しそうにしている。
慌ただしくベットを運ぶ看護婦さん。大変そう。
昨日まで騒がしかった隣の部屋。今日は静か。
新しいベットが廊下を通る。新入りさんかな。
今通りかかった女の人。綺麗だった。
生まれた時からそこにいる彼女にとって、
それは世界の全てだった。
真っ白い部屋の壁に、真っ白いベット。
消毒液のにおいのしない世界を彼女は知らない。
窓から見える木の葉だけが、彼女に四季の移り変わりを感じさせてくれる。
この春。彼女は初めて病院から外の世界に出る。
両親は彼女が外に出られると聞き泣き崩れた。
外の世界の事を楽しみに語る娘の目を、両親はまっすぐ見ることが出来なかった。
半年後。その病室に彼女の名前は無くなっていた。
『狭い部屋』より
ー狭い部屋ー
ここで私は満足している?
ここを飛び出したい
ここを飛び出すことを考えると
不安が押し寄せてくる
でも私はここを飛び出したい
飛び出した扉の向こうには
まだ見たことのない世界が広がっているから
不安になるのはその後でいいかな
扉を開けた自分には後悔はないよ
扉を開けた自分を褒めてあげたい
新しいステージの一歩です
『狹い部屋』
この狹い部屋には沢山の思い出があった。
楽しい事も、辛い事も。
親元を離れて、上京した私は、小説家の夢を追いかける
日々を過ごしていた。
何度落選しても、諦めない。
書いては消して、書いては消す。
たった四畳半で紡がれていったストーリーは
私の人生において素晴らしい宝物になったに違いない。
人生の1ページが、文章だとしたら、
今書いている小説の半分にも満たないよ。
人生は長いのだから、時には筆を休める事も大切だ。
部屋のドアの前に立った私は、一歩を踏み出す。
「人生という名の小説は、まだ始まったばかりだ」
そう自分にいい聞かせた。
今、その扉を開けて。
【狭い部屋】
パチリと目を開けた
暗い、狭い、扉も窓も無い部屋だ
けど、僕はこの部屋から出る方法を知っている
ただその方法を試さないだけだ
もう少し、もう少しだけこのままがいい…
『狭い部屋』
この部屋に、僕はずっと閉じ籠っている
狭くて窮屈だけど、僕はここが好きだ
誰にも干渉されることのない
この部屋が
狭い部屋。俺が今住んでる部屋も狭いけどそういうことじゃないよな。家賃三万の犬小屋みたいな部屋だけどそういうことじゃないよな。
このお題の狭い部屋っていうのはもっとこう、うまく言えないけどこう心情的に狭い部屋のことを言っている気がするのだ。よく考えたらただの深読みか。
じゃあ今住んでる狭くて物の置き場もろくになくてごみ屋敷になってる部屋のことでもいいわけだ。まじ狭いから色々物を処分せんとな。
なんだっけ、断捨離だとかそういった物を持たない人、ミニマリストだっけか。そういう生活にしないとごみ屋敷のままなんだよな。
なんでも一年使ってない物は捨てていいとか。でも捨てられないじゃん?物が溜まるじゃん?そうするとごみ屋敷の出来上がりってわけ。
てか単純に物を捨てるのがめんどいってのもある。別にあって困るものでもないから捨てなくていいや、そう考えてたらごみの山なわけだ。
でもほんと捨てないとやばいな。部屋の汚れは心の汚れだし、今日を境に部屋を片すか。
そういえば今日はジャンプの発売日だったのでその感想も簡潔に書いとくか。
ワンピース面白かった。世界情勢が動くの面白すぎるだろ。イム様女っぽいな。
アンデラが面白くなる気配を見せた。前回の話は微妙だったけど今回は期待できる。
鵺が真っ当に面白い漫画で俺は嬉しい。エロとキャラの可愛さだけでないことを期待する。
狭い部屋
落ち着くと思う人
窮屈と思う人
私はどっちかな
一人なら窮屈
大好きな人と一緒にいられるなら落ち着く
どんな部屋でもいい
私はあなたとただ一緒にいたい
ー狭い部屋ー
狭い部屋に男が五人、寝転んでいる。
事の発端は俺が恋人に振られたから。
「他に好きな人ができたの、ごめんね」
突然の別れ話ですぐには受け止めきれなかったが、
時間が立つにつれ、悲しくなった。
そんな俺の異変に気づいた友達が慰め会をしてくれた。
そんなに広くない部屋。酒を交えながら一日中騒いだ。
時間が経ち、気づいたらみんなでぎゅうぎゅうになりながら
寝ていることに気づいた。
部屋だけでなく俺の寂しい心もぎゅうぎゅうに
埋めてくれる最高の友だ。
なぜこの部屋を出ないといけないの?
広大な外に何の意味があるの?
ここにいれば私の形が変わることもないのに。
ここにいれば誰かの形を変えずに済むのに。
何もない空間に放り出されて境界があやふやになることもない。
隙間のない狭さが私を一番象ってくれる。
なのに、なぜ?
狭い部屋の中。カーテンを締め切った窓からは光がさすことはなく、薄暗い。
風雨の音。
カップ麺のゴミと割り箸、散らかったメイク道具。
今日も上手くいかなかった。
せめて今日はちゃんと泣こうと思う。
「狭い部屋」
自分の部屋もなくて
とても小さい家だった
家族みんなで押しくら饅頭
小さくまとまって眠ってたけど
想像の世界は果てしなく広かった
#39 狭い部屋
そこが狭いと感じるか、広いと感じるかは、
人それぞれだと思うけども。
たまに見かける、ガレージ内の壁にたくさん道具やら材料やらがある、工房みたいなの。
あれに憧れがある。
まあ、私なんかじゃ片付け掃除がめんどくなって大惨事を起こすのが目に見えているし、
そもそも家にガレージないし、なんなら免許取ったことないし。
でも職人の部屋みたいのに憧れる。
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この部屋には、いったい何人が入れるだろう。
ひとり、ふたり、それから、それから。
いや、ひとりは合鍵を持ったまま出て行ってしまったんだった。
今は、ひとりと、ちいさいのがふたり。
その人たちは我が物顔で居座っているけど、全く嫌ではない。部屋の中は居心地がいい。
部屋を出ると、庭がある。
でも、外側との境に柵がないから、どこまでが庭で外側かは、よく分からない。
庭やその外側には、結構人がいる。そこはそこで結構楽しく過ごせる。
でもやっぱり、庭に立ってるのか外側にいるのかは、よく分からない。
わかるのは、部屋の中にいるのかいないのかだけ。
他の人に鍵を渡そうとしても、うまくいかない。
とても、とても小さな部屋。
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心の距離。
友達って、どうなったら友達なんでしょう?
いくら同じ時間を過ごしても心通ったように感じられないのです。
相手の心の内が分からないのは友達も知人も同じだし、境も分からない。分からないから、みんな同じように大事にすることにしています。
親との適切な心の距離はどれほどでしょう?
人それぞれなんでしょうが。でも私はそれだと知人友人と同じレベルなんですが、いいんですかね。
それ以上の関係、心を預け合うことができる相手というと途端に少なくて。けど、それで充分だと感じている節もあって、なんかもう表面を取り繕ってるだけみたいで余計に救えないなと思っています。