『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
恐ろしくも愛すべき闇の色が、忘れるほかにはどこまでも足跡を追ってくる、ただ、敬意を払うことを忘れないように、失うことを恐れないように
『狭い部屋』
『カプセル』
東京がカプセルに包まれる 無論、私もその中で呼吸をしながら過ごしている 守られているのか管理されているのか カプセルのカプセルの中のカプセルで薬効を待っている 焦る時間に何が効く?忘却線は発色してアーチになった 幾多の見物人のスマートフォンに新たなカプセルが保存され消費されていく
狭い部屋の小さな窓を少し開け
こっそりと、外を眺める。
外は怖いから。
僕は、外には出られないから。
ここには、誰も居ない。
誰も来ない。
何も、聞こえないし。
いつから居るのか覚えてもいない。
けど、時折
誰かが部屋のドアを叩いた気がして
ノブの無い部屋の扉に触れると
涙が頬を伝うんだ。
懐かしい温もり
帰りたいような場所…
『ぉ、母さん?』
自然と口から出た言葉に
扉に目をやると、無かったはずの
ドアノブがキラキラと輝いてあらわれた。
ぁあ…僕は…そうか僕は…
ドアノブに手をかけ
狭い部屋に、別れを告げる。
さようなら。
きっとこの先には
大事な人が、待っているから。
【お題:狭い部屋】
ある古い書物の一節にて。
僕は狭い部屋にずーと佇む。
全身灰色の服を着て、この何も無い部屋に1人。暗い場所だ、唯一あるのはベッドと窓、そこから少しだけ陽の光が射し込む。
そう、ここはかの有名な監獄島、「カルチェレ」だ。
僕は罪有りき囚人。この狭い部屋という監獄に住む者。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
狭い部屋
ここはどこだ…?
なぜか体が動かないだと…
どうなっているのだ?
それにしても今日は暑いんだよな…
誰か早く出してくれ
私が住んでるところだ。私の部屋は狭い。実家と寮に交互に住んでいるが、どちらも部屋が狭い。鬱っぽくなるのはだいたい部屋にいる時だ。もしかしたらその狭さが鬱の原因なのかもしれない。特に寮の部屋なんかは日当たりが悪くて暗い。狭い上に暗い。心もそれに対応して自閉していく。なにもしたくない気分になることが最近は多い。ただ、どこかこの狭さに救われているような気がする。元々内向的な性格だから一人になれる空間があるのは嬉しい。狭い方がより自閉できるから楽。一人で生きていきたい。。。
目が悪くならないようにつけたテーブルランプが手元を照らしている。
おかえりなさい主様と端末から聞き慣れたあなたの声がした。
ただいまと声をかけて目をつぶる。ここはデビルズパレスだと想像する。
広くて、少し埃の匂いのする空間。あまり詳しくわからないけれど、オシャレで精巧な調度品が多く並べられている。家具に統一感がありこだわりを感じる。陽の光が大きな窓から差し込んで、鳥の声が聞こえる。
そこにあなたがいた。あなたはすぐ近くに立っている。こんなに屋敷が広いのに、こんなに小スペースで済んでしまって、なんだか勿体無いなと思った。でも嬉しかった。
目を開けたらテーブルランプの光で目がチカチカした。デビルズパレスにある1室の、半分以下しかないだろうこの部屋なのに、あなたがいない人1人分、物足りなく感じた。
狭い部屋について
元彼と別れる前酷いこと言われた後優しくされたのが一番辛かった。酷いこと言われて精神的に辛かったのに優しくされて余計に精神的に追い込まれた。
狭い部屋に全てが詰まっている。
外に何かを求めても、なにもない。だってそれは私の人生ではないのだから。
私が今最もやりたいことは、創作である。
全てがオリジナルで良いのだから。
愛があればなんでもできるって言ってた人がいた。
確かにセンスが良い。私が好きなセンスを持ってると思った。
本気で愛があるかないかで、物事を語ってる。
本当に音楽に対して人に対して愛がある人だと思った。
純粋のまま前に行けるってそれって良いことだよね。
HSS型HSPを活かすにはら外交的に外に出てそれ以外の時は創作に費やすべきだ。クリエイティブな時間を増やす。
全て連結させることが大事なのである。
表現することを躊躇している自分がいる。
表現しないと詰まっちゃってモヤモヤがすごいことに気づいたのだった。
お題《狭い部屋》
紅茶色のいい匂いがする本棚。
夕陽を灯すランプ。
若草色のさらさらしたカーテン。
ヒノキの文机。
小さな書斎には、物語が詰まっている。
膝を抱えて踞る。
狭い部屋の真ん中で。
たった一人きり。
そこで僕は想像する。
この世のあらゆる事柄について。
そこではどんなことも自由で。
そこではどんなことも許される。
そんな世界に浸りきり。
そうして僕は傷だらけになったこの心を。
幾許かの間だけ癒している。
そうしないと。
現実に折り合いがつけられない。
この広い世界のどこかにある。
この狭い部屋の真ん中で。
今日も僕は何かを変えたくて藻掻いている。
【狭い部屋】
狭い部屋で少年はうずくまって泣いていた
その少年は学校でも、家でも、居場所がなかった
いつも夜になるとうずくまって泣いていた
ある日少年は車に轢かれそうになったのを男の人に助けられた少年からしたら不必要な助けだった…
その男の人は少年に向かって一言だけ言って居なくなった
少年はその日から居場所が無くても泣くことは無かった
それから数年が経って大人になった
男の人に言われた言葉を忘れた頃に
事故に合いそうな男の子が見えた
助けて一言だけ言った
「希望に満ちた君を助けれて良かった」
その少年の目は大人になった彼に似ていたのだ…
狭い部屋でただ1人、私は、泣いていた…今日、ずっと好きで付き合った大好きな人との恋が終わりました…私は、辛くて、何処に行っても泣いてばかりだった…それなのに、君は、いつもと変わらない様子で、私以外の女子と楽しそうに話してる…私の気も知らないで…そんな毎日が続いてたある日の事。私は、校内で最も良い場所を見つけた。それが、何とも言えないこの狭い部屋だ。私は、その日からこの場所を好むようになり、暇さえあればここへ来て泣いていた…そんなある日、私の元へ一人の男子が来た。すると、泣いていた私に、「ありさちゃん、泣いてるの?もしかして、アイツに振られたの?」と聞かれ、「うん」と言うと、「やっぱりかぁ。ねね。ありさちゃん、あんな最低なヤツの事、忘れて俺と付き合わない?俺、ずっと、ありさちゃんの事、好きだったのに、アイツに取られちゃって…」と。「でも、私、君の事あまり知らないし、好きでもないよ?」と言うと、「良いよ。付き合って徐々に知って恋していけばいいさ。絶対に惚れさせてみせる!」と言われ、私は、まるでさっきまで泣いてたのが、嘘のように思わず笑ってしまった。「分かった。宜しく」そして、私達の恋は、始まった。
狭い部屋に1人。
何もなくて、ただの真っ暗な部屋。
怖い。ここは何処?どうして私はここにいるの?
どこからか、声が聞こえてきたんだ。
────「そこは君の心を表した部屋だよ。」
あぁ、やはり、私の心は空っぽなのだ。
狭い部屋というか狭い空間が好きかもしれん。壁際の棚と机の間にちょうどいい隙間があるのでそこにクッションと座布団ひいて延々とスマホ眺めたりしてる。
狭い部屋
失恋…何もかも失い
空虚なきもち…
何もない…
ただ…ひたすら
眠る日々
もう、誰もいらない
失うぐらいなら
1人でいた方がいい
人なんてみんな離れて
いくのだから
虚しい…
狭い部屋で心を閉ざし
貝になり、誰とも話したく
なくなった…
虚しい
「ママだいすき!」
「ありがとう!ママも○○のこと大好き!」
「ほんと!?」
「本当。さあ、そろそろねんねの時間だよ」
「ママもいっしょ?」
「うん、一緒にねんね。じゃあ電気消すよ」
「はーい!ママおやすみ~」
「おやすみ」
安アパートの狭い部屋。
ここが親子の生きる場所。
(狭い部屋)
君と僕で二人っきり。
今日はどんな遊びをしようか?
おっと、どうしたの?
逃げ出そうとして。
酷いなぁ。
今日は色々なおもちゃ用意してるのに。
大丈夫だよ。
怖いことなんてひとつもない。
ほら、だから一緒に遊ぼ?♡
〜狭い部屋〜
狭い部屋は、壁に密着するように配置された
家具によって、ますます狭く感じられた。
壁には、びっしりと本棚が並び、
その上には、古びた本や、
ほこりを被った小物が積み重なっていた。
窓から差し込む光は、
部屋全体を薄暗く照らし、
壁の色も褪せていたため、
どこか寂しさを感じさせた。
しかし、この部屋に住む人の心情は、
部屋の様子とは裏腹に、明るく躍動していた。
─────『狭い部屋』
男って、狭い部屋の方が会議が盛り上がるのよ。
女は広い部屋の方が盛り上がるんだって。
来週のコンパ?
一応、女の子が盛り上がるように広い座敷にしたんだけど。
そしたら、男がもりあがらない?
その座敷、元々は2つの部屋を間の襖をとっぱらって1つにしてるの。
だから、イマイチだったら、襖をはめて狭めればいいんじゃない。
うん? 最初から狭い部屋にしておいて、いい娘がいたら、もう一部屋を使えばいいんじゃない?
隣でいちゃつくなよ、どっか消えろ消えろ。
そういう時はよ。まったく。
それにしても、先輩と女の子達、トイレって行って帰ってこないな。
え、荷物も無い?
と、と、とりあえずそこの襖、開けてみるか?