狭い部屋で少年はうずくまって泣いていた
その少年は学校でも、家でも、居場所がなかった
いつも夜になるとうずくまって泣いていた
ある日少年は車に轢かれそうになったのを男の人に助けられた少年からしたら不必要な助けだった…
その男の人は少年に向かって一言だけ言って居なくなった
少年はその日から居場所が無くても泣くことは無かった
それから数年が経って大人になった
男の人に言われた言葉を忘れた頃に
事故に合いそうな男の子が見えた
助けて一言だけ言った
「希望に満ちた君を助けれて良かった」
その少年の目は大人になった彼に似ていたのだ…
6/4/2023, 10:26:51 PM