ある古い書物の一節にて。僕は狭い部屋にずーと佇む。全身灰色の服を着て、この何も無い部屋に1人。暗い場所だ、唯一あるのはベッドと窓、そこから少しだけ陽の光が射し込む。そう、ここはかの有名な監獄島、「カルチェレ」だ。僕は罪有りき囚人。この狭い部屋という監獄に住む者。ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
6/4/2023, 11:42:54 PM